stage1_Lesson6-3 命令文 canの文(疑問文/be動詞の命令文)【ニュートレジャーの道案内】

それでは Lesson6 セクション3 を見ていきましょう。
セクション2では “can” を使った文を学習しましたが、今回はその “can” を使った 疑問文と答え方 について進めていきます。

まず、助動詞 “can” は、文の先頭に出すだけで疑問文を作ることができます。

この場合ですと、こちらです。
”can”を前に出す事によって、”Can you ski?”「あなたはスキーをする事が出来ますか?」というような言い方になっています。
答え方も難しくなくて、”can”で聞かれたら”can”で答えるという事を意識しておけば大丈夫です。
例えば、”Yes, I can.”、 ”can”で聞かれたので”can”で答えます。
”No”の場合は”No, I can’t.”です。
こちらも「いいえ、出来ません。」という事で”can”で聞かれたから”can”で答えるというような形になっています。
基本線はこれだけ押さえておけば、疑問詞が絡んだとしても今までと全く文の作り方というのは変わりません。
”What can you see from there?”
”What”は「何」です。
このように疑問詞が文の先頭に出ていて、そのあとで”can you”「出来ますか」と書いてあります。
そうすると、”What can you see”ここまで「何を見る事が出来ますか」、つまり「何が見えますか」と言っていて、そのあとに”from there?”「そこから」です。
”from”は「何々から」”there”は「そこ」です。
なので、「そこから何が見えますか?」というような疑問になっています。
その答えの文が”I can see a post office on the right.”という形で,「何が見えますか?」と聞かれたので、「何とかが見えますよ。」という形で書いてあります。
こちらも答える際は”It is”とかで答えるのではなくて、あくまで最初に主語を置きます。
そのあとで”can”助動詞、そして”see”動詞の原形です。
先ほどのセクション2で見たような”I can play tennis.”のような主語+助動詞+動詞の原形となり、もうそのままです。
肯定文と同じような形で書いておけばOKです。
また、この場合は”I can see post office”「私は郵便局を見る事が出来ます」という文になっていますが、右側にとか右手にという場合は、この”on”というものを使います。
ここは”at”とか”in”ではなくて、右とか左、左右を表す際にこの”on the right”
このフレーズで”on”という単語を使えるようにしておきましょう。

こちらはまた命令文が登場していますが、先ほど見たような命令文との違いとしては
今度はbe動詞を使った命令文になっています。
例えばこちらですと”Be a good boy, Rob.”「ロブ君」に対して、”Be a good boy”と言っています。
ここの”Be”というのもの、これがbe動詞の原形になっています。
つまり、今まで”is” ”am” ”are”の事をbe動詞と言っていたんですが、その”be”が何なのかと言ったら、そのbe動詞、”is”とか”am”とか”are”とかっていうのは元々”be”という単語だった訳です。
それが”I”だったら”am”とか、”you”だったら”are”という形で、主語によってその”be”という形を変化させていたというようなイメージです。
この場合は、”good”「良い」”boy”「少年」で、直訳すると「いい少年になりなさい」とか、
「いい少年でいなさい」という事になりますが、こなれた言い方にすれば「いい子でいてね」というような形で使っています。
このようにbe動詞を命令文で使う場合は、「何々でいなさい」とか、「何々になりなさい」という形で、その人に対してこういう状態でいてくださいね、というのを言う際にこの「Be a 何とか」とか”Be careful”「注意して下さい」というような言い方をします。
そして否定の命令文の場合です。
このように「何々しなさい」とか「何々でいなさい」の逆です。
「何々してはいけません」とか、「こういう状態でいちゃダメですよ」という時です。
その場合はまず”Don’t”を出していきます。
注意点としては、”not”ではなくて”Don’t”を使います。
ちょっと”Don’t”とbe動詞を同時に使うというのは今までなかった事ですから、ここはちょっと慣れが必要かと思います。
多い間違いはやっぱり”Not be”とか”Be not”と書いてしまう事が多いんですが、
be動詞の命令文の否定の時は必ず”Don’t be”という形で使って下さい。
また、この文の中には”be late for”という言葉があり、これは熟語になっています。
これは「be動詞+late for」、”late”は「遅い」とか「遅れている」
”for”は「何々に向けて」という意味です。
これは「クラブのミーティングに向けて遅れてはいけない」、つまり”be late for”で
「何々に遅れる」、「遅刻する」というような意味合いです。
そうすると「クラブのミーティングに遅れてはいけません。」「遅刻してはいけません。」というような形になっています。
Lesson6では”can”の使い方、それからbe動詞を含む命令文の色々な使い方について学習しました。
ルール自体はそこまで難しくないですが、今の”Don’t be”のようにミスがよく出るような箇所もありますからここはしっかりと音読と書いて体に馴染ませておきましょう。
セクション3に関しては以上となります。

【まとめ】Lesson6 セクション3:can の疑問文と答え方/be動詞の命令文

ポイント 説明
can の疑問文の作り方(基本)
  • 助動詞 can を文の先頭に出すだけで疑問文になる。
  • 例:You can ski. → Can you ski?
  • 語順:Can+主語+動詞の原形… ?
can の疑問文への答え方
  • can で聞かれたら can で答えるのが原則。
  • 肯定:Yes, I can./否定:No, I can’t.
  • 他人の場合も同様:Yes, he can. / No, she can’t. など。
疑問詞+can の文
  • 形:疑問詞+can+主語+動詞の原形… ?
  • 例:What can you see from there?
    「そこから何が見えますか。」
  • 答えも 主語+can+動詞の原形 で文として答える。
    例:I can see a post office.
  • Yes / No では答えられない点に注意。
on the right / on the left
  • 右側・左側を言うときは前置詞 on を使う。
  • 例:on the right「右に/右側に」、on the left「左に/左側に」
  • 例文:I can see a post office on the right.
be動詞の原形 be と is / am / are の関係
  • is / am / are はもともと be という 1 つの動詞が主語によって変化した形。
  • 命令文や辞書形では be の形が使われる。
  • 例:Be a good boy. / Be careful.
be動詞を使った命令文(肯定)
  • Be+名詞/形容詞… の形で「〜でいなさい/〜になりなさい」。
  • 例:Be a good boy, Rob.「ロブ、いい子でいなさい。」
  • 例:Be careful.「注意しなさい/気をつけなさい。」
  • 状態や性質を「そういう状態でいてね」と指示するときに使う。
be動詞の否定命令文
  • 「〜であってはいけません」「〜になってはいけません」と言うとき。
  • 形は必ず Don’t be + 形容詞/名詞…
  • × Not be … / × Be not … は誤り。
  • 例:Don’t be noisy.「うるさくしてはいけません。」
Don’t be late for … の熟語
  • be late for + 名詞 =「〜に遅れる/遅刻する」。
  • 例:Don’t be late for the club meeting.
    「クラブのミーティングに遅れてはいけません。」
  • テストで頻出の熟語なので、セットで覚えておく。
can の文と疑問文の共通点
  • 平叙文:主語+can+動詞の原形…
  • 疑問文:can を前に出すだけで語順が変わる。
    Can+主語+動詞の原形… ?
  • 疑問詞がついても、疑問詞+can+主語+動詞の原形という枠組みは同じ。
まとめ:よく出るミスと対策
  • can の疑問文で do / does を使わない。
    Can you … ? の形を徹底する。
  • be動詞の否定命令文は必ず Don’t be … にする。
  • 熟語 be late foron the right などは、意味とセットで音読して覚える。

【クイズ】can の疑問文・答え方/be動詞の命令文(10問)

問題 選択肢(A~D) 答え
1. 「あなたはスキーができますか。」の英語として最も適切なのはどれ? A. Do you can ski?
B. Can you to ski?
C. Can you ski?
D. You can ski?

2. can を使った疑問文の作り方として正しいものはどれ? A. 文末に can をつける。
B. 主語のあとに can を2回書く。
C. can を文の先頭に出すだけでよい。
D. do / does を文頭に出し、can は消す。

3. 「Can you ski?」と聞かれて「いいえ、できません。」と答えるとき、最も自然なのはどれ? A. No, I don’t.
B. No, I can’t.
C. No, I am not.
D. No, I can.

4. 「そこから何が見えますか。」の英語として正しいものはどれ? A. What do you see from there?
B. What you can see from there?
C. What can you see from there?
D. What can see you from there?

5. 「on the right」の意味として最も適切なのはどれ? A. 右から
B. 右に/右側に
C. 右の中に
D. 右の上に(物の上に乗っているイメージのみ)

6. 「Be a good boy, Rob.」の意味として最も近いものはどれ? A. ロブ、いい少年だった。
B. ロブ、いい少年になるつもりだ。
C. ロブ、いい子でいなさい。
D. ロブ、いい子ではない。

7. 「クラブのミーティングに遅れてはいけません。」の英語として最も適切なのはどれ? A. Don’t late for the club meeting.
B. Not be late for the club meeting.
C. Don’t be late for the club meeting.
D. Be not late for the club meeting.

8. be動詞の否定命令文について正しい説明はどれ? A. Not be + 形容詞/名詞… とする。
B. Be not + 形容詞/名詞… とする。
C. Don’t be + 形容詞/名詞… とする。
D. Don’t + be動詞の過去形を使う。

9. 「be late for the club meeting」の意味として最も適切なのはどれ? A. クラブのミーティングを開く。
B. クラブのミーティングに早く着く。
C. クラブのミーティングに遅れる/遅刻する。
D. クラブのミーティングを忘れる。

10. 次のうち、be動詞の「原形」を表しているものはどれ? A. is
B. are
C. am
D. be

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