stage1_Lesson10-2 助動詞(How~?/Why~?の疑問文)【ニュートレジャーの道案内】

それではLesson10セクション2を進めていきましょう。
このセクションでは”How”を使った疑問文、それから”Why”を使った疑問文
二つの疑問文の作り方とその答え方を学習していく事になります。
それでは早速見ていきましょう。

最初、”How”こちら「ハウ」と読みます。
これで「どのように」とか「どれぐらい」といった意味になっていまして、
上を見て頂くと、”How do you go to school? “「あなたはどうやって学校へ行きますか?」
「どうやって学校へ通っていますか?」といった文になっています。
その答えとして、”Yes””No”で答えられないので、あなたはと聞かれたから私はとなります。
主語があって、”walk to school”、”walk”動詞です。
「私は歩いて学校へ行きますよ。」といった形で答えています。
その主語と動詞の間に、”always”「いつも」といった意味の単語が入っていますが、
これは以前学習しました頻度を表す副詞です。
「いつも」とか「よく」とか「普段」「大抵」みたいな頻度を表す副詞というのは、基本的に一般動詞の直前に置きます。
なので、これを”I walk to school always.”と書いたり”I walk always to school.”と書かないで、
必ず一般動詞の直前に入れるようにしましょう。

次です。今度は少し長くなっています。
“How”だけではなくて、”How long”と”long”を付けています。
“How”のあとに形容詞や副詞を付けると、「どれぐらい何々」といった意味になりますから、
“How long”と書くと「どれぐらい長く」あるいは「どれぐらい長い」となります。
次を見ると”is Mr. Smith”のあとに、また”going to”ときています。
ですから、これは前回のセクションで学習した“be going to”です。
疑問文なので、”is”だけ前に出てきています。
そうすると、「スミスさんはどれぐらい長い間日本に」”stay”「滞在する予定ですか?」と聞かれています。
これに対して答える際ですが、単純に期間の長さとして”for a week”とだけ答えても丸になりますが、教科書の例文ですときちんとした文になっています。
これを分解して見てみますと、まずは主語と動詞から始めます。
未来の事なので、確かに”He is”ではなくて”He is going to”と書く必要があり、”He is going to”だけで終わる事は出来ないです。
“be going to”のあとは動詞の原形が必要ですから、
もし“He is going to”で始める場合は必ず動詞の原形を付けておきます。
そのあとで”for a week”「一週間の間」となっています。
ここの”for”というのは、「ために」とか「向けて」ではなくて、
これは「何々の間」というふうに期間の長さを表す時にこの”for”を使います。
なので、2日間であれば”for two days”ですし、1年間であれば”for one year”とか”for a year”という形で表現していきます。

さらに次を見ると、”How often”とあります。
直訳すると、”How”「どれぐらい」”often”「よく」なので
「どれぐらい頻繁にスミスさんは」”come to Japan”「日本に来るんですか?」と書いてあります。
ただ、日本語で「どれぐらい頻繁に来ますか?」とか「どれぐらいよく」とはあまり言わないので、訳す時は”How often”「どれぐらい」とか「何回」ぐらいでいいかと思います。
なので、「スミスさんはどれくらい日本に来るんですか?」となります。
そう聞かれて、こちらでもやはり”He comes”、主語+動詞で始め、”to Japan”はなくてもいいかなという所はありますが、ここでは書いてあります。
そのあとに”twice a year”とあります。
こちらの“twice”というのはこれは「2回」を表します。
またちょっと覚えるものが多くなりそうな感じがしますが、「2回」なので”twice”と言っています。
「1回」であれば“once”と言います。
これが3回以上になりますと、「なんとかtimes」と付けるだけで良くなります。
「3回」だったら”three times”「4回」だったら”four times”、「5回」だったら”five times”という形になってきます。
なので、「1回」の”once”それから「2回」の”twice”だけは覚えておいて、あとは全部「なんとかtimes」だなと考えておきましょう。
そしてここが忘れがちです。
ただ”a”としか書いてないですが、この“a”というのが「何々につき」といった意味になっています。
ですので、”twice a year”と言ったら”year”は「年」1年なので、「1年につき2回」といった形になります。
これが「1ヶ月につき3回」であれば”three times a month”という形になります。
「1週間に4回」であれば”four times a week”といった形で表現していきます。
この“a”を忘れないというのが非常に大事です。

それでは後半です。
前半は”How”を使った疑問文でした。
後半は”Why”「なぜ」といった語句を使った疑問文を見ていきましょう。

まずは”Why”「なぜ」、これは疑問詞ですので必ず文の先頭に出します。
この場合は元々”Mr. Smith is angry”「スミスさんは怒っている」という文でした。
たまたまbe動詞を使っていますので、be動詞を前に出して疑問文にしています。
そして、答え方です。
なぜと聞かれた時に、それはなんとかだからですよ、と理由を表現する必要があります。
なので、“Because”「何々だから」という接続詞を使います。
“Because”を接続詞と言いましたが、接続詞というのは基本的に直後は主語+動詞という形で表現します。
そうすると、「ジョンが来たからだ」と言っているんですが、
そのあと”late”「遅い」”to class”「クラスに」「授業に」となっています。
したがって、「授業に遅く来たからだ」とい書かれています。
「なんでスミスさんは怒っているんですか?」「それはジョン君が授業に遅れてきたからだ。」というやりとりが成立しています。
また違ったタイプを見ていくと、同じように”Why”が先頭にきていますが、
次は”did John come late?”という形で、この文を受けて、「何で怒っているんですか?」
「遅れてきたからだ。」じゃあ何で遅れたの?という形で、今度は元々一般動詞の過去形なので”did”を前に出してきています。
なので、”Why”というものが先頭にきました。
そこは共通していて、あとは元の文を疑問文の形にするという形で使います。
「なんでジョンは遅れたんですか?」と言われた時に、理由を表しますので”Because”になります。
ちょっと気を付けて頂きたいのは、
「何でジョンは遅れたんですか?」”for a long time”、さっきの“for”です。
「間」”long time”「長い時間」「長い間」「長い時間友達と喋っていたからだ」と書いてあります。
日本語であれば「何でジョンは遅くなっちゃったんですか?」「友達と喋っていたからだ。」というふうに日本語ですと「彼が」とかいちいち主語を入れる必要はありません。
ですが、先ほど言ったようにこの”Because”というのは接続詞というものなので、
日本語には訳さなかったとしても、必ず主語と動詞をセットで書く必要があります。
問題文の日本語には、この「彼が」とか「彼は」というのが書かれていない場合がありますが、
その場合であっても必ず英語のルールとして接続詞のあとは主語動詞というのが決まっています。
ですから、自分で誰がというのを補って書く必要があります。
このように”How”に対する答え方というのはある程度知識があれば答えられます。
ですが、”Because”で答える際に必ず主語がいる、そしてそのあとに動詞が入る
この点が最大の注意点となりますのでしっかりと文を書く練習をして下さい。
それではセクション2に関しては以上となります。