stage1_Lesson5-1 所有代名詞/疑問詞(Whose~?)【ニュートレジャーの道案内】

 

それではLesson5のセクション1を進めていきます。
このセクションでは”Whose”という単語の使い方、それから”Whose”を使った疑問文の答え方を中心に学習していきます。

早速この”Whose”です。
こちらの単語ですが、使い方が二つあります。
一つは「誰の」という意味で、名詞の前に付ける使い方です。
それからもう一つが、「誰のもの」という形で所有代名詞として使う使い方があります。
まずはこちらです。
”Whose umbrella ”、「誰の傘」という形です。
この場合ですと、これは所有格「誰の」という意味で使っているので、直後は名詞です。
これを一つのセットとして使います。
なので、この一文を訳すと「これは誰の傘ですか?」という形になります。
大事な点としましては、こちらの”Whose”のあとに名詞が付くという点です。
あとでまたお伝えしますが、二つ目の”Whose are”とか”Whose is”とは異なるという点にあります。
答え方はここの”this”です。
これは今までと同じで、”It”に変わり、答える時はこちらです。
本来であれば、これは「誰の傘ですか?」と聞かれているので、
「私の傘ですよ。」、”my umbrella”という形で書きたいですが、英語というのは同じ言葉が繰り返されるのを非常に嫌う言語になっています。
なので、「私の傘」という所を「私のもの」という事で一つの単語で凝縮して伝えています。
ここが注意点になります。
設問では「私のものです。」ではなくて、「私のです。」と訳が書かれている事があります。
「私のです。」と書かれていたとしても、”It’s mine.”という形で、”my”だけを答えるというのはダメなんです。
この”my”というのは所有格で、「私の」という意味であって、所有格のあとは必ず名詞を付けなければいけません。
答え方の際に、「私のものです。」と書かれていればもちろん”mine”で間違える事はないですが、「私のです。」と書かれた時も、その日本語の「私のです。」というのは「私のものです。」という意味合いになりますから、ここは”my”で終わらせるのではなくて、
必ず”mine”という一語で書くようにしましょう。

次に”Whose”を単体で使う場合について説明します。
こちら上の”Whose”とスペルは全く同じで発音も同じですが、使い方が異なります。
上の”Whose”というのは所有格なので次に名詞がきていたのに対して、下の”Whose”というのは直後に名詞がきていません。
こちらは所有代名詞という言い方をしていまして、具体的に言うとこちらが”mine”「私のもの」とか、あるいは”yours”「あなたのもの」と同じような使い方になっています。
ですので、下の”Whose”は単体で「誰のもの」という言い方になっていますから、
この直後には名詞を付けないという事が注意点になっています。
そして先ほどは「これ」という”this”が主語になっていたのでbe動詞のあとにくる主語が”this”
一語になっていたのに対して、今度は”those umbrellas”「あれらの傘」「あの傘」という形で、
代名詞+名詞という形になっています。
これは、英作文の際に日本語をよく読む必要があります。
「これは誰の何々ですか?」とか、「あれは誰の何々ですか?」という時は「Whose 何々」という形で「Whose+名詞」で書きます。
それに対して、「あれらの傘は誰のものですか?」あるいは「この鉛筆は誰のものですか?」という形で、「誰のもの」と言われた時はこの”Whose”を一語で使うという事が先ほどとの違いになります。
答える際はもちろん「誰々のものです。」という形なので、もし「この傘」というのが「私のもの」であれば、”They are main.”です。
”those umbrellas”、これは三人称で且つ複数ですから、答える時は単数の”It”ではなくて、
複数の”They”に変えます。
今回本文に載っているのは”They are Ken’s.”「それらはケンのものです。」という形になっていて、人の名前があって、その固有名詞に対して「その人のものです。」と言う時はこの「固有名詞+’s」です。
「’s」を付ける事によって「誰々の」とか「誰々のもの」という事を意味します。
スペルは同じですが、これは「ケンの」という場合もあるし、「ケンのもの」という場合もあります。
この場合は、直後に名詞がない訳ですからこれは「ケンのもの」という事で、「誰のものですか?」に対して「ケンのものですよ。」と答えている事になります。
これは固有名詞だけではなくて、「私のお母さんのものです。」と言う時も”my mother’s”という形で代名詞以外の固有名詞であったり、あるいは普通名詞”mother”と「誰々の」とか「誰々のもの」という言い方を表します。
注意点が一つありまして、下の文です。
「それらは私の」、ここに注目して下さい。
そうすると、これは先ほどとは違って、この「’s」ではなくて s プラス という形になっています。
これは何を表わしているかというと、これは元々”brothers”「複数形のs」なんです。
「複数形のs」に対して、「お兄さんたち」とか、あるいは「弟たち」、その「兄弟たちのものだ」と言いたい時に、本来はこの「複数形のs」のあとにこの「’s」を付けて「兄弟たちのもの」としたかったんですが、そうするとこの”s”が二つ連続してしまって、発音する時の「ブラザーズズ」という形で非常に発音しづらくなってしまうんです。
なので、ここの「’s」の後ろの方の”s”を取って、複数形はもちろん”children”のような不規則変化ではなくて、”s”を付けて複数形を作る名詞に関しては、複数形の所有格というのはこの「複数形のs」の直後に「’」を付けるだけで複数形を表す事が出来ます。
まとめますと、今回のセクションでは
まずこの「Whose+名詞」、「所有格+名詞」「誰の何々ですか?」という聞き方と、
それから「何々は誰のものですか?」という聞き方で、
”Whose”のあとに名詞がくるのか単体で使うのかという事を区別する必要があります。
それから、「誰々のもの」と言った時に、複数形の所有格あるいは所有代名詞を表す際は、「sのあとに’」を付ける、この点に注意して学習を進めて下さい。
セクション1に関しては以上になります。