stage1_Lesson6-1 命令文 Canの文(命令文/依頼・勧誘)【ニュートレジャーの道案内】
それではLesson6の学習に入っていきましょう。
セクション1では命令文を中心にして細かい使い方が複数提示されています。
なので、その命令文の作り方、それからどういった所に注意していく必要があるのか、という事を見ていきましょう。
早速ですが、命令文というのは動詞の原形で始めて、「何々して下さい」とか「何々しなさい」と
相手に何かお願いする、あるいは命令する時に使う形になります。
一つ目の例文です。
“Open the window.”「窓を開けて下さい」」と、”Open”が動詞の原形になっています。
こういった形で”s”を付けたり”ing”を付けたりしないでそのまま”Open”「開けて下さい」というふうに動詞の原形で始めると「何々して下さい」「何々しなさい」という意味になります。
これだけだったら特に問題ない単元ですが、ちょっと細かいルールが色々あります。
以下1個ずつ見ていきます。
二つ目は”Wash your hands, Ken.”「手を洗って下さい」「手を洗いなさい」という形になっています。
もちろん「手を洗いなさい」と言ったら片手だけではなくて両手を洗う訳ですから
”Wash your hands”と”s”が付いています。
なので、英作文の際に「手を洗いなさい」と言われた時に”Wash your hand”ではなくて”hands”と複数形にするというのがまず大事です。
それから、次に呼び掛けです。
この場合は「ケンさん」という人に対して、「ケン、手を洗いなさい。」と言った時にここに”,”が入ります。
もちろん英語は名詞を二つ重ねてはいけない言語ですから、”Ken”という人の名前、名詞を挟む際に一旦ここで”,”を入れて文を切ってこれは呼び掛けですよという事を表しています。
また、この人に対して呼び掛ける際は、文の先頭にくる場合もあります。
この際も、”,”を付けないと普通の文になってしまって、「ケンはこのタオルを使います」という意味なってしまいます。
そうではなく、”Ken,”と一旦”,”で切ってから”use this towel.”「このタオルを使いなさい」「使って下さい」というような形になります。
なので、人に対して何かを呼び掛ける際に、ここで文の終わりであろうが文の先頭であろうが”,”を付けるという事を忘れずに英文を作っていきましょう。
ここまでは普通に「何々して下さい」とか「何々しなさい」という形でした。
次は「何々してはいけません」「何にするな」という言い方になります。
この場合は”Don’t”から始めます。
”you”とかを入れずに”Don’ touch the picture.”「その絵に触れてはいけません。」という形で、”Don’t”のあとにそのまま動詞の原形を付けます。
これで「何々してはいけません」とか「何々しないで下さい」という言い方になります。
命令文の基本に関しては以上になります。
次に、今度は”Please”を付けて「お願いします」と言った場合、
それから”Let’s”を使って「何々しましょう」という場合について見ていきます。
まず、「何々して下さい」とちょっと丁寧に相手に対してお願いする時は、文頭に”Please”を付けます。
この場合ですと、”Please put the plates on the table.”「そのお皿をテーブルの上に置いて下さい。」という言い方になっています。
人に対して呼び掛ける際は、この文の先頭に人の名前がきてそのあとに”,”を入れる必要がありましたが、”Please”に関しては文頭に置く場合は”,”を入れる必要がありません。
しかし、注意しなければいけないのは”Please”は文末に置く場合もあります。
文末に置く場合は”please.”の前に”,”が付けられています。
このように、人の名前であれば文頭文末どちらも”,”付ける。
”Please”の場合は文末に置く場合にのみ”,”付ける。
この点が先ほどと違う点になりますので、気を付けましょう。
この文の場合ですと”Have a seat, please.” ”Have a seat”「座って下さい」という言い方になっています。
下の文です。
今度もまた”Please”が文頭にきています。
この場合に注意して頂きたいのは「何々しないで下さい」という場合です。
この場合ですと、”Please don’t run in the museum.”「博物館」あるいは「美術館で走らないで下さい。」と言っていますが、たまにですがどうしても否定なので”Don’t”から書きたいという人がいます。
そうすると、ここに”Don’t please”と言ってしまう場合がありますが、これはいけません。
お願いです、と丁寧に言っているという事を最初に”Please”を付ける事によって表して、
”Please”のあとに”don’t run”という形で否定の命令文を置きましょう。
最後は”Let’s”です。
ここも”Let’s”のあとに動詞の原形を置く事によって「何々しましょう」という事を表しています。
”Please”は付けずにそのまま「Let’s+動詞の原形」で始めます。
これはどのような場合でも変わりありませんからそのまま学習していきましょう。
答え方は非常に簡単です。
”Let’s”で聞かれた時に「じゃあ行きましょう行きましょう」という時は”Yes”と書いて
”Yes, let’s”「はい、行きましょう」という形です。
「ちょっとやめとこうか」という場合は、このような形で”No, let’s not”「やめときましょうよ」というような答え方をします。
こちらの答え方はそんなに難しくないと思いますので、スペルだったりあるいはここのアポストロフィを付けるという事を忘れずに注意しておきましょう。
命令文は結構なバリエーションがありましたが、要は”,”の位置に気を付けましょう、という所が重要な点になりますので、そこだけ気を付けて書き取りと音読の練習をして下さい。
セクション1に関しては以上となります。