stage1_Lesson7-3 現在進行形(現在形と進行形)【ニュートレジャーの道案内】

それではLesson7セクション3学習を進めていきましょう。
このセクションでは、現在形と現在進行形の違いについて述べられています。
訳で判断出来る部分もあるんですが、訳だけでは判断出来ない部分もありますので
どういった所に着目していくかという所をお伝えしていこうと思います。

早速ですが、一番上の例文とそれから真ん中の例文を見て下さい。
一番上の例文は”My father takes a bath before dinner.”という事で、
「私のお父さんは夕飯の前にお風呂に入ります。」
下の文は”My father is taking a shower now.”
「お父さんは今シャワーを浴びている所です。」という事で、なんとなく「お風呂に入る」と
「シャワーを浴びる」で似たような言い回しになっていますが、”takes”は現在形になっていまして、” is taking”は現在進行形となっています。
それぞれ訳し分けていくと、上の文は「夕飯の前にお風呂に入ります。」なので、「何々する」という訳になっています。
ただ、日本語では例えば「お父さんは普段」と言ったら「お父さんは普段夕飯の前にお風呂に入っている。」という言い方も出来てしまいます。
現在形というのは何を表しているのかと言うと、
普段の話ですから、これはその人の習慣であったり普段の状態を表します。
なので、「普段はこうしているんですよね」、「普段は夕飯前にお風呂に入っているんですよね」
というような形でこちらを見ると直接書いてある訳ではないですが、もし今の時点だったらわざわざ夕飯前なんて言う必要ない訳です。
「夕飯前に」と言っていると言う事は、それは「普段夕飯前にお風呂に入っていますよ」という
内容を表しています。

それに対して、現在進行形の方です。
これは今の話です。
「今何々している」「今何々している所だ」というような形で、
たった今、今まさにやっている内容について触れるのが現在進行形です。
したがって、”now”付ける事によって「今やっているんだよ」というのを強調する事があります。
このように、「している」という訳がどうしても被ってしまう事があるので、あれ、どっちだっけ?と悩んでしまう事があると思います。
その際は、普段の話をしているのか?今の話をしているのか?という所で
現在形を使うのか?現在進行形を使うのか?という事を区別していきましょう。

そして、その下です。
今度は”He has many tennis rackets.”
これを訳すと「彼は多くのテニスラケットを持っている。」と訳すと思います。
この「持っている」というのは、「何々している」で終わっていますが、
もちろん「今持っている途中だ」とか「持っている所だ」とかって意味ではなくて
「普段テニスのラケットをたくさん持っていますよ」という意味ですから、これはもちろん現在形で書く訳です。
このように、「何々を持っている」とか「何々を知っている」とか「好きだ」とか「愛している」
みたいな、そういった動作ではなくて状態、状態を表す動詞というのは基本的に現在進行形にする事は出来ないんです。
現在進行形というのは「今している途中だ」とか「している所だ」に対して、
この状態の「テニスラケットを持っている」というのは一定期間ずっと続いている状態とか習慣な訳ですから、そういった一定期間続く状態とか習慣を表す動詞の際は基本的には現在進行形を使わないです。
なので、これを”He is haveing”と使ってしまうとこれは誤りとなります。
このように、現在形というのは普段の習慣、そして現在進行形今まさに行っている動作
こういった区別を念頭において使い分けをしていきましょう。
そして、状態表す動詞というのは教科書に載っているような一定の特定の動詞が中心になります。
ですから、普段からこれは状態かどうかと考えるよりは、基本的には動作を表す動詞が多くて、”have”とか”know”とか”love”という動詞、こういった動詞はちょっと特殊で進行形に出来ないんだな、ぐらいで捉えておいて下さい。
学習を続けていくと自分の頭の中で状態なのか動作なのか区別ついていきますから、そこに至るまで問題集を活用しながら練習していきましょう。
それではセクション3に関しては以上となります。