【英語の長文】読解力を強化するための勉強法

高校受験の英語長文で「時間内に終わらない」「単語でつまずく」「一文ずつ日本語に訳してしまう」「設問の根拠が見つからない」と感じる場合、読む速さだけを上げようとしてもなかなか安定しません。

英語長文が読みにくい原因は、単語不足だけとは限りません。文法の理解、英語の語順のまま読む力、段落の流れを見る力、設問の根拠を探す力が関係していることもあります。

このページでは、英語長文が読めない原因を悩み別に整理しながら、今日から確認したい練習方法をまとめます。都立自校作成校のように文章量が多い入試で、何を優先して対策すればよいかも確認していきます。

このページで判断できること

  • 英語長文が読みにくい原因が、単語・文法・読み方・設問処理のどこにあるか
  • 単語でつまずく人、返り読みが多い人、根拠が見つからない人が先に確認すべき練習
  • 都立自校作成校レベルの文章量に向けて、普段の読解練習で意識したいこと
  • 必要に応じて、語彙・文法・音読・長文読解のどのページを確認すればよいか

英語長文が読めない原因を、まず悩み別に確認する

長文読解を伸ばすには、まず「どこで読みにくくなっているのか」を分けて見ることが大切です。単語を覚えれば解決する場合もあれば、文法、語順処理、設問の読み方、復習不足が原因になっている場合もあります。

最初に、今の状態に近いものを確認してみてください。

単語でつまずく

長文でよく出る単語・熟語を、読解に使える形で確認する必要があります。

語彙強化講座

一文の構造が取りにくい

文法と語順を確認し、本文の形を見抜けるようにする必要があります。

高校英文法パターンドリル

返り読みが多い

音読やスラッシュリーディングで、英語の語順のまま処理する練習が必要です。

音読リスニング講座

設問の根拠が見つからない

本文全体の流れと、答えの根拠になる箇所を分けて確認する必要があります。

高校受験英語長文読解強化講座

都立自校作成校の文章量が不安

長文読解と英作文を合わせて、都立入試の形式に慣れる必要があります。

都立高校入試対策講座

都立自校作成校の英語長文が時間内に終わらないときに見ること

都立自校作成校の英語では、長文を読み切れないまま時間が足りなくなるケースが少なくありません。原因は、読む速さだけではなく、途中で考え込む回数が多いことにもあります。

  • 分からない単語が出るたびに考え込む
  • 一文ずつ日本語に直そうとして時間を使う
  • 設問に関係ない所まで細かく読み込みすぎる
  • 本文全体の流れをつかむ前に、細部の判断に時間がかかる

こうした状態を減らすためには、全部を完璧に読もうとせず、必要な所を押さえながら前に進む意識が大切です。本文全体を理解する力と、設問に必要な情報を拾う力は、同じようで少し違います。

高校受験英語の長文読解を、都立自校作成校の文章量や設問形式に合わせて確認したい場合は、高校受験英語長文読解強化講座|都立自校作成校を二十分で読む力で、読解練習の内容を確認できます。

全文を完璧に訳せなくても、読み進める判断が必要

英文全文が理解できなくても焦る必要はありません。分からない単語や文章が出てきたら、前後から文脈を推測しておきましょう。だいたいの内容が理解できていれば解ける問題もあります。

ただし、読みっぱなしにしてはいけません。問題を解き終わったあとに解説を読み、分からなかった単元や単語の学習をしましょう。特に、同じ文法や同じ単語で何度も読みにくくなる場合は、長文以前の基礎確認に戻る必要があります。

悩み別に、英語長文の読解力を伸ばす基本練習を確認する

英語長文の読解力は、長い文章をいきなりたくさん読むだけでは安定しにくいです。短い英文で読み方を整え、語彙・文法・音読を組み合わせながら、少しずつ長い文章に慣れていきましょう。

単語でつまずく人は、語彙を読解で使える形にする

英語長文読解の練習をする生徒のイメージ

まずは英文に触れる機会を増やしましょう。いきなり長い文章ばかり読むのではなく、短文から読む習慣をつけ、慣れてきたら長文を読むというように段階を踏んでいくことで、抵抗を減らしながら勉強を進めることができます。

ただし、分からない単語が多すぎる状態で長文だけを読んでも、内容を追う前に判断しにくくなります。長文でよく出る単語や熟語は、意味を暗記するだけでなく、本文の中でどう使われるかまで確認することが大切です。

たとえば、look forbe interested inbecause of のような熟語は、単語を一つずつ見ても意味が取りにくいことがあります。長文練習のあとに、知らなかった単語だけでなく、意味のかたまりとして読めなかった表現もノートに残しておくと復習しやすくなります。

単語や熟語で何度も読みづらくなる場合は、語彙強化講座で、長文で使う語彙の確認内容を確認できます。

文法で読みづらくなる人は、一文の形を見抜く練習をする

英語長文に必要な語彙力と文法力を確認するイメージ

そもそも英単語が分かっていないと、分からない単語だらけになってしまいます。また、文法を知らないと、本文の構造を理解することができません。

語彙・文法の基礎の部分がしっかりしていないと、設問以前に文章の内容を理解するだけで精一杯になってしまいます。長文を読む練習と並行して、基礎固めをしっかりとしておきましょう。

特に、主語と動詞の関係、接続詞の後ろに続く内容、不定詞、動名詞、比較、受動態、関係代名詞などで文が長くなっている部分を見落とすと、一文の意味が取りにくくなります。長文が苦手に見えても、実際には短い文の構造確認が必要な場合もあります。

英文法の確認が必要な場合は、高校英文法パターンドリル|並べ替えと英作文を個別確認する講座で、文法と英作文につながる練習内容を確認できます。

返り読みが多い人は、英語の語順のまま理解する練習をする

英文を日本語訳に変換してから理解するという方法では、時間がかかりすぎてしまいます。また、英語の理解を深めることも難しくなります。英文をそのまま英文として理解できるようにしましょう。

一文まるまる読めなくても、スラッシュリーディングをしていくと読みやすくなります。意味のかたまりごとに区切り、前から順に内容を追うことで、返り読みを減らしやすくなります。

スラッシュリーディングの例

I went to the library / to study English / with my friend.

「私は図書館へ行った / 英語を勉強するために / 友だちと」のように、後ろからきれいな日本語に直すのではなく、前から順に内容を足していく意識で読みます。

一文ずつ日本語に訳して時間が足りなくなる場合は、音読やシャドーイングで語順のまま処理する練習が役立ちます。音読を使った練習内容は、音読リスニング講座で確認できます。

指示語や接続詞で内容がずれる人は、文と文のつながりを見る

英語は指示語が多く使われます。ittheythisthatthesethose などが何を示しているのかを意識しながら読んでいくことで、内容理解が深まります。

指示語を読み飛ばすと、文と文のつながりが見えにくくなります。いろいろな英文を読んで、指示語の内容を理解する能力を身につけていきましょう。

また、buthoweverbecauseso などの接続詞は、話の流れをつかむ手がかりになります。話題が逆に進むのか、理由を説明するのか、結果を示すのかを考えながら読むと、段落全体の内容を追いやすくなります。

英語長文を読むときは、段落・根拠・復習の流れで確認する

読解力を上げるには、読む量だけでなく、読み方そのものも見直す必要があります。本文全体を何となく読むのではなく、段落、接続詞、指示語、設問の根拠を意識して読み進めましょう。

段落ごとに「何の話か」を短く押さえる

  • 段落ごとに大まかな話題をつかむ
  • 接続詞(but, however, because, so など)に注意して流れを追う
  • 指示語が何を指すかをその場で確認する
  • 分からない単語があっても、前後の内容から意味をしぼる

段落ごとの話題をつかめるようになると、本文全体の流れを見失いにくくなります。接続詞は、話が逆に進むのか、理由を説明するのか、結果を示すのかを判断する手がかりになります。

また、指示語をそのまま読み飛ばすと、前の文とのつながりが分からなくなることがあります。英語長文では、一文だけを見るのではなく、前後の文と合わせて内容を確認することが大切です。

特に都立入試レベルでは、単語を一語ずつ訳すより、文と文のつながりを追えるかどうかが得点に直結しやすくなります。

設問の根拠が見つからない人は、本文と選択肢を分けて見る

設問の根拠が見つからない場合、本文を読めていないだけでなく、設問の見方でつまずいていることもあります。最初から選択肢だけで判断しようとすると、本文のどこを確認すればよいか分からなくなります。

まずは、設問で聞かれていることを確認し、次に本文中の該当しそうな段落を探します。そのうえで、選択肢と本文の表現が完全に同じでなくても、内容が一致しているかを見比べます。

設問根拠を探すときの確認の流れ

  1. 設問が「理由」「内容一致」「指示語」「並べ替え」のどれを聞いているかを見る
  2. 本文全体ではなく、関係しそうな段落に戻る
  3. 接続詞や指示語の前後を確認する
  4. 選択肢の表現と本文の内容が合っているかを比べる

本文全体を読む力と、答えの根拠になる文を探す力は、分けて練習すると確認しやすくなります。

家でできる英語読解力の練習法

長文読解の練習は、長い文章ばかり読む必要はありません。短めの文章でも、読み方を意識すれば十分に効果があります。

  • 短文をスラッシュで区切って読む
  • 一段落ごとに「何の話か」を日本語で短く言う
  • 設問を解いた後に、指示語・接続詞・分からなかった単語を確認する
  • 同じ文章を音読して、語順のまま理解する感覚を育てる

毎回長文を一題やるより、短めの英文でもよいので、毎日触れる回数を増やすほうが読み慣れにつながります。

英語長文の復習で確認したいポイント

長文は解きっぱなしでは伸びにくいため、復習のやり方が重要です。特に次の点を確認してください。

  • どの文で意味が取りにくくなったか
  • 分からなかった原因が単語なのか、文法なのか、読み方なのか
  • 指示語や接続詞を読み落としていなかったか
  • 設問の根拠になる部分を本文中で見つけられるか
  • 同じ間違いを次の長文でも繰り返していないか

この確認を続けると、「長文が苦手」という感覚が、どこで読みにくくなっているのか分かる状態に変わっていきます。

都立自校作成校レベルの英語長文では、速く読む力と根拠確認を分けて練習する

都立自校作成校の英語では、文章量が多く、本文の流れをつかみながら設問に答える力が求められます。語彙・文法・読解のどれか一つだけでは対応しにくいため、複数の練習を並行して進めることが大切です。

文章量が多い入試では、語順処理と根拠確認を並行する

  • 語彙と文法の基礎を固める
  • 英語を英語の語順で追う
  • 長文の流れを大まかにつかむ
  • 設問に必要な情報を本文中から探す
  • 復習で読みにくかった所を確認する

長文を読む量だけでなく、読んだ後に何を確認するかまで含めて学習すると、安定して得点しやすくなります。

特に文章量が多い入試では、本文を読む力と、設問に必要な情報を探す力を分けて練習することが大切です。本文全体の流れをつかみながら、答えの根拠になる文を確認できるようにしていきましょう。

都立自校作成校の文章量に不安がある場合は、長文読解だけでなく、自由英作文も合わせて確認しておくと入試形式に慣れやすくなります。長文読解と自由英作文を合わせた対策内容は、都立高校入試対策講座で確認できます。

長文読解と英作文は分けて考えすぎない

都立自校作成校では、長文を読む力と英作文を書く力を別々に考えすぎないことも大切です。本文を読むときに、接続詞、理由の述べ方、具体例の出し方を意識しておくと、自由英作文でも使える表現が増えていきます。

長文読解で見た英文を、音読したり、短い英文で言い換えたりすることで、読む力と書く力がつながりやすくなります。都立自校作成校に向けて英作文も合わせて確認したい場合は、都立自校作成校の自由英作文対策8回講座と個別指導案内をご確認ください。

読解力を伸ばすために、次に確認したいページ

英語長文で点数を安定させるには、本文を読む練習だけでなく、語彙・文法・音読・復習の確認を組み合わせる必要があります。自分がどこで読みにくくなっているかに合わせて、次のページも確認してみてください。

悩み別の確認先

英語長文のよくある質問

英語長文は長い文章ばかり読めば伸びますか?

長い文章を読む練習も必要ですが、長文だけをたくさん読むより、短い英文で語順、指示語、接続詞、段落の流れを確認することも大切です。短めの英文でも、読み方を意識して復習すれば読解力の土台になります。

分からない単語が出てきたら毎回調べるべきですか?

すべての単語をその場で調べていると、文章量の多い入試では時間が足りなくなります。まずは前後の内容から意味をしぼり、問題を解いた後で分からなかった単語を確認しましょう。同じ単語や熟語で何度も読みづらくなる場合は、語彙の基礎固めに戻ることが大切です。

英文を読むときに、日本語訳を作ってはいけませんか?

日本語訳で確認すること自体は悪くありません。ただし、入試本番で一文ずつきれいな日本語に直していると、時間が足りなくなりやすいです。普段の練習では、意味のかたまりごとに前から内容を追う読み方も取り入れていきましょう。

都立自校作成校の英語長文対策では何を意識すればよいですか?

文章量が多いため、一文ずつ日本語に訳す読み方だけでは時間が足りなくなりやすいです。英語の語順のまま内容を追うこと、段落の流れをつかむこと、設問の根拠を本文中から見つけることを意識して練習しましょう。

まとめ

英語長文の読解力を強化するためには、英文に触れること、英文をそのまま英文として理解していくことが大切です。長文が苦手な場合は、まずは短文で語順を変えずに読むことを意識することからはじめてみましょう。

そのうえで、語彙・文法・音読・復習の確認を組み合わせると、長文の読み方が少しずつ安定していきます。都立自校作成校のように文章量の多い入試では、読む量だけでなく、どこを根拠に答えるかまで確認することが重要です。

Re-Writeのロゴ

設問の根拠が見つからない、文章量が多い長文で時間が足りない場合は、読み方と復習の仕方を一度整理しておくことが大切です。

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