stage1 3-1 一般動詞の文①(一般動詞の基本)【ニュートレジャーの道案内】

Lesson3-1、一般動詞の文を説明していきます。
前回まではずっと be動詞を使った文を学習してきましたが、実は be動詞は 特殊な動詞 で、普通の動詞とは使い方が異なります。これから扱う 一般動詞 は、その名前の通り英語では種類が多く、よく使われる動詞です。使い方が前回までの be動詞とは少し違いますので、その点に注意しながら確認していきましょう。

まず一般動詞で「何々する」ある動作をするとか、状態を表す動詞になっていく訳ですが、
前回までと異なるのはその語順と訳し方になります。
一般動詞でも最初に主語がくるという点は変わりありません。
次に、今までbe動詞があった所に今度は一般動詞がやってきます。
ここが「何々する」にあたる所になります。
そして、次に”basketball”のようにここの部分に目的語と呼ばれる「何々を」表す名詞がきます。
日本語ですと、普通「私はバスケットボールをする」という語順になりますが、
英語では「私はするバスケットボールを」というふうに、「誰が」「する」「何を」という語順になります。
普段日本語を使っていると、どうしても単語を思い浮かべて”I basketball play”と並べたくなってしまいますが、ここはグッとこらえて英語では順番が違うんだ、という事を認識して「誰が」「する」「何を」という語順で表していきましょう。
さらに、こちらの”every Monday”です。
”every”は「毎なんとか」、「いつもの何とか」という意味で、”Monday”は「月曜日」ですから、「これは毎週月曜日に」と言っています。
これも日本語ですと、「私は毎週月曜日にバスケットボールをする。」という語順で書く訳ですが、英語で時間を表す語句というのは基本的に「誰が」「する」「何を」のあとの文の最後にきます。
ここの語順というのが日本語と違いますからよく間違えてしまう点です。
なので、最初に「誰が」、次に「する」、それから「何を」がきて、またあとで出てきますが
「一生懸命勉強する」「早く起きる」のような「どのように」というのが「何を」のあとにきます。
さらに、そのあとに「場所」がきて、最後に「時間」となり、このような語順で書く事が一般的です。
ですので、中学1年生のうちに「誰が」「する」「何を」「場所」「時間」
この順番に当てはめて英文を作っていくという感覚が出来てくると中学校2年生以降の学習もスムーズになります。今回はこの文になっていますが、「私は する バスケットボールを 毎週月曜日」という語順を是非意識して覚えて下さい。

Re-Writeのロゴ

【読解強化講座】:速読・精読の力を育て、自校作成校の難解長文に対応する読解力を養成します。

詳細を見る

二つ目の文にいきます。
be動詞の文ではbe動詞の直後に”not”を付ければ否定文になっていましたが、
一般動詞ではこの一般動詞のあとに”not”を付けるというルールはないです。
”I”が主語になっていて、”play”が一般動詞で”basketball”が「何々を」にあたります。
この語順自体は同じですが、否定文にする時はここに”don’t”という単語を入れています。
もちろん”don’t”は”do”という本来助動詞ですが、”do”のあとに”not”付けて”do not”と書いてもいいんですが、一般的には短縮形にして”don’t”と発音します。
中1の最初にやってしまうのが、”I am not play”と書いてしまったりここが”you”だったら”you aren’t play”と書いてしまう間違いが多発します。
なんでここが”I am not”はダメで”you are not play”はダメなのかという話ですが、
基本的に英語は一文に動詞は一つまでしかあってはいけません。
なので、ここに”I am not play”と書いてしまうと、be動詞と一般動詞で動詞が二つになってしまいます。根本の英語のルールに違反してしまうので、ここはbe動詞の”am not”ではなく”don’t”という言葉を使っていきます。
ですので、同様に疑問文の場合もbe動詞でしたら”Are you”とか”Am I”とか”Is he”でよかったんですが、ここの”like”これが一般動詞です。
「好きだ」というのは日本語では動詞のように聞こえないですが、最初のうちはこれが動詞であると分かるように「好む」という日本語で考えておきましょう。
こちらの”like”というのが一般動詞になっていますから、
ここも”Are you”にしてしまうとbe動詞と一般動詞で動詞が二つになってしまいます。
ですから、ここは”Are you”ではなくて”Do you”という形を使います。
最初の定期テストですと、ここの”don’t”が空欄になっている。
ここの”Do”が空欄になっているという事が多くあります。
その際に、この”you”だけ見てしまうと”Are you”と書いてしまうので、そうではなくて、空欄補充の際は必ず最後まで読んで、この一文の中に一般動詞があるのかないのか、という事を見ていきます。
ここに一般動詞があるのであれば、もちろん”Do you”という形で疑問文にする必要がありますし、もしここに一般動詞がない、例えば”you student”という形であれば、”Are you are student?”というふうにbe動詞を使います。
中学校1年生のうちに必ず文末まで読んでから空欄を埋める、文末まで読んでから全体の意味を捉えるという事を練習しておきましょう。

答え方になります。
be動詞で聞かれた際はbe動詞で答えました。
今後も英語の学習で同じルールがずっと登場しますが、基本的には聞かれた言葉で答えるというのが原則になります。
ですので、今回は”Do”で聞かれたので”Yes, I do.”と”Do”で答えます。
”No”の時も”Do”で聞かれたので”No, I don’t.”という形で答えます。
このように、一般動詞というものが使われている文ですと、今までのようにbe動詞を使う事がなく、否定分の”don’t”だったり疑問文では”Do you”という形で聞いていきます。
前回までのbe動詞の文との違いをよく意識して練習問題集で頑張っていって下さい。
それでは以上になります。

項目 内容
このセクションで学ぶこと
  • 一般動詞と be動詞の違い(be動詞は「特殊な動詞」)
  • 一般動詞の肯定文・否定文・疑問文の基本パターン
  • 語順「誰が・する・何を・場所・時間」の感覚
  • Do / don’t を使った否定文・疑問文と答え方
一般動詞の語順
  • 英語の語順は 「誰が(主語)」「する(一般動詞)」「何を(目的語)」
  • 例:I play basketball every Monday.
    「私は バスケットボールを する 毎週月曜日に」
  • 日本語は「私はバスケットボールをする」だが、英語は「誰が・する・何を」と順番が逆になりやすい部分に注意
場所・時間の位置
  • 基本の並び:誰が → する → 何を → 場所 → 時間
  • 例:I study English at home every morning.
  • Lesson3-1 では especially 「時間(every Monday など)」が文末にくることを意識する
一般動詞の否定文
  • be動詞:I am not a student. のように be動詞のあとに not
  • 一般動詞:一般動詞の前に don’t / doesn’t を置く
  • 例:I don’t play basketball.
  • I am not play. / You aren’t play. のように be動詞+一般動詞 は✕
「動詞は一文に基本1つ」のルール
  • 英語は 一文に動詞は原則1つ(be動詞か一般動詞のどちらか)
  • 例:I am not play. → be動詞(am) と 一般動詞(play) の2つでルール違反
  • 一般動詞のときは「am / are / is」ではなく do / don’t / does / doesn’t を使う
一般動詞の疑問文
  • be動詞:Are you a student? など、be動詞を前に出す
  • 一般動詞:Do + 主語 + 一般動詞… ?
  • 例:Do you like soccer?
  • 「like」は動詞なので、Are you like soccer? ではなく Do you like soccer? にする
疑問文への答え方
  • 聞かれた言葉で答える のが原則
  • Do で聞かれたら Do で返す:
    Do you play basketball? → Yes, I do. / No, I don’t.
  • be動詞で聞かれたら be動詞で返す:
    Are you a student? → Yes, I am. / No, I’m not.
空欄補充のコツ
  • 主語だけ見て「Are you ~?」と決め付けない
  • 必ず文末まで読んで、一般動詞があるかどうか確認する
  • 一般動詞があれば Do / don’t 系、なければ be動詞を使う

No. 問題
1 一般動詞についての説明として、本文の内容に最も近いものはどれ?
A. be動詞とまったく同じ使い方をする動詞
B. 英語でよく使われる、動作や状態を表すふつうの動詞
C. 疑問文にしか使えない特殊な動詞
D. 名詞の一種で、主語の前に置く語
2 「私は毎週月曜日にバスケットボールをする。」に対応する英語の語順として正しいのはどれ?
A. I basketball play every Monday.
B. I play every Monday basketball.
C. I play basketball every Monday.
D. Every Monday basketball I play.
3 一般動詞の文の基本的な並びとして、本文の説明に合うものはどれ?
A. 何を → する → 誰が
B. 誰が → する → 何を
C. する → 誰が → 何を
D. 誰が → 何を → する
4 次のうち、一般動詞の否定文として正しいものはどれ?
A. I am not play basketball.
B. I don’t play basketball.
C. I am play not basketball.
D. I not play basketball am.
5 本文で強調されていた、「英語は一文に基本いくつまで動詞を置いてよいか」というルールとして正しいものはどれ?
A. いくつでもよい
B. 2つまでならよい
C. 1つまで
D. 3つまでならよい
6 次のうち、「あなたはサッカーが好きですか。」として本文のルールに合っている疑問文はどれ?
A. Are you like soccer?
B. Do you like soccer?
C. Do you are like soccer?
D. Like you soccer?
7 「Do you play tennis?」と聞かれたときの答えとして本文のルールに合っているものはどれ?
A. Yes, I am. / No, I’m not.
B. Yes, I do. / No, I don’t.
C. Yes, I play. / No, I don’t play.
D. Yes, I can. / No, I can’t.
8 空欄補充問題で「(   )you like music?」とあり、文末に like という一般動詞があるとき、本文の考え方に合うのはどれ?
A. 一般動詞があるので Do を入れる
B. 一般動詞があるので Are を入れる
C. be動詞がないので何も入れない
D. 主語が you なのでどちらでもよい
9 本文で「主語だけ見て判断してはいけない」と言っていた理由として最も近いものはどれ?
A. 主語のスペルミスが多いから
B. 文末に一般動詞があるかどうかで、Do 系か be動詞系かが決まるから
C. 主語はいつも省略されるから
D. 主語は意味に関係ないから
10 一般動詞の文と be動詞の文の違いとして、本文の説明に最も合っているものはどれ?
A. be動詞は「特殊な動詞」で、一般動詞とは疑問文・否定文の作り方が違う
B. be動詞と一般動詞は完全に同じルールで使う
C. 一般動詞では don’t を絶対に使ってはいけない
D. be動詞は三人称単数のときしか使えない

Re-Writeのロゴ

【大学受験英作文講座】:和文英訳・自由英作文を段階的に練習し、伝わる英作文の構築力を育成します。

詳細を見る