stage1_Lesson6-2 命令文 canの文(canの使い方)【ニュートレジャーの道案内】

 

それではLesson6セクション2を進めていきましょう。
セクション2に関しては実はそこまで難しい単元じゃないです。
中学校1年生の単元の中でも”can”という単語に関しては使い方が非常に簡単な単語になっています。
ポイントとしては”can”というものが中学校1年生で初めて出てくる助動詞というものになっています。
この助動詞であるという事を認識してしっかり使い方をマスターしておくと今後のLessonで出てくる他の”will”とか”must”みたいな他の情動詞でも使い方が共通していますので今後の学習が非常に楽になってきます。この”can”の使い方に関してしっかりと学習していきましょう。

それでは一つ目の例文です。
最初は”Bob can write songs.”「ボブは曲を書く事が出来ます。」という意味になっています。
この”can”というのは「何々する事が出来る」「何々出来る」という意味合いですが、ここは非常に
重要な性質が隠れています。
後々どうせ出てきますから是非言葉を覚えて頂きたいんですが、助動詞という言い方をします。
助動詞というのは性質がありまして、助動詞の後は必ず動詞の原形になります。
(V=動詞という意味です。)
動詞の原形になるというのは実は大事です。
今までは主語が「私」ではなく「あなた」ではなく「一人」「一つのもの」三人称単数の場合は動詞に”s”を付けるというルールがありました。
ですが”Bob”というのが「私」でも「あなた」ではなく、単数なのに”s”が付いていないんです。
つまり助動詞は助動詞で形が変化しない、”s”を付けたりしません。
助動詞のあとの一般動詞も”s”を付けて形を変化させません。
そのまま原形の形で書く、という所が大事になっています。
この助動詞という品詞の性質は今後もずっと共通していくものになります。
ですから、是非この”can”の段階でなんか”can”のあとは原形だ、それはそれで大事ですが、
もちろん”can”は助動詞だから助動詞のあとは動詞の原形だ、という認識を作っておきましょう。
また、この文の場合は「ボブは曲を書く事が出来る。」という意味になっていますが、という事は一つの曲ではなく複数作る事が出来るので、ここに複数形の”s”が付いているという所にも注意しておきましょう。

次、否定文です。
助動詞というのは基本的に、この助動詞のあとに”not”付ける事によって否定文を作る事が出来ます。
”can”の場合はちょっと特殊で、”cannot”という形で”can”と”not”を離すのではなく”cannot”という一語にまとめてしまいます。
本来は”can not”と離しますが”n”の音が重なっていますから発音上”cannot”というふうに一つの単語として使ってしまいます。
これは”can”特有の現象になります。
この”cannot”というのを更に短縮するとこのように”can’t”となります。
be動詞の”isn’t”とか”do”の否定の”don’t”と同じような形で「nあって’があってt」という形になります。
この否定文の場合もここの動詞が原形で何も形を変えないとい点は共通しています。
ですから、この文も”We cannot go to the pool today.”「私たちは今日プールへ行く事が出来ません。」とか”Jun can’t swim very well.”「ジュンはそんなに上手には泳げません。」というような感じで「何々する事が出来ません」「何々出来ません」というような意味になってきます。
この文に関しては注意点がもう一つありまして、”very”の訳です。
今まで”very”は「とても」という意味で、程度が高い様子を示していましたが、ここに”not”と否定語があります。
この否定を表す”not”と”very”が同時に使われると、「とても」という意味ではなくて
「あまり何々ない」というような意味になります。

ですので、この場合「ジュンはとても上手に泳ぐ事が出来ません。」と訳すのではなく、
「ジュンはあまり上手に泳ぐ事が出来ません。」と訳していきます。
このように”can”の使い方自体は肯定文、普通の文を書く際も、否定文の際もそんなに難しくはないですが、それ以外の単語とか、その連語の使い方で少し戸惑ってしまう所があるかと思います。
なので、”can”練習はそこまで大量に問題を解く必要はないですが、こういった語彙の部分に関してこのセクションに関しては重視して進めて下さい。
セクション2に関しては以上となります。