stage2_Lesson1-1 接続詞1/感嘆文(等位接続詞/命令文,~)【ニュートレジャーの道案内】

それでは New Treasure STAGE2 Lesson1 セクション1 に進めていきましょう。

STAGE2では、STAGE1と比べて 学習量が大きく増えます
さらに、扱う文法事項もより 抽象的で、理解が必要な内容が続いていきます。その分、単語や文をただ覚えるだけでなく、

  • なぜその形になるのか

  • どう文法的に操作するのか

という点を意識しながら進めていくことが大切です。

STAGE1と同じくらい、いえ、それ以上に丁寧な理解と練習が必要になります。焦らず、一つずつ確認していきましょう。

Re-Writeのロゴ

【語彙強化講座】:長文読解で必要な語彙・熟語を徹底的に習得し、都立・私立の入試対策に直結する語彙力を養います。

詳細を見る


まず、このセクション1の前半では 等位接続詞 が登場します。
ここでは、その 使い方注意点 に注目して学習していきましょう。

まず等位接続詞という名前が実は結構大事でして、
位が等しい、等しいという事は同じという意味になっています。
これは何かと何かが同じという意味合いです。
まず代表的な等位接続詞として、“and”それから“or”そして“but”、この三つを挙げましょう。
これらを等位接続詞と呼んでいまして、これらは全て同じ役割をしています。
基本的になんとか詞という名前で一括りにされている単語というのは、全て使い方が同じになっています。
等位接続詞は等しい、何が等しい、同じなのかというと、
基本的に同じ品詞動詞、同じ形同士を繋ぐというのが一つルールになっています。

例えばこれで言うと、”uncle”「叔父さん」と”aunt”「おばさん」という名詞と名詞、
あるいは人と人というような形で、同じような使い方の単語を繋ぐ、これを等位接続詞と言います。
もちろん「A and B」と言ったら「AとB」という形になる訳ですが、ここで注意点としましては、
“uncle”と”aunt”同じような品詞、同じような名詞を繋いでいる訳ですが、”my”というのがこのように数学でいう分配法則のように両方に意味が掛かっています。
つまり、「私の叔父さんと私の叔母さん」で、いちいち”my uncle and my aunt”というのが面倒くさいので、そうすると“my”を置く事によって「私の叔父さん」そして「私の叔母さん」と書きます。
さらに、今「叔父さんと叔母さん」と訳しましたが、等位接続詞にはもう一つルールがありまして、同じ品詞、形同士を繋ぐというルールと、それから左から右に訳すというルールがあります。
細かい所ではありますが、「叔母さんと叔父さん」ではなくて、この場合は「叔父さんと叔母さん」と訳していきます。
ちょっと厳しい先生だと、これを「叔母さんと叔父さん」と訳すと、等位接続詞のルールに反しているという事で減点されてしまうなんて事もありますから、必ず左から右に訳すという事を意識して下さい。
そしてもう中学校1年生の時にやっていますが、ここの動詞の形も”aunt”だから”lives”ではなくて、叔父さんと叔母さんで二人だから複数なので三単現の”sは付けないという所にも注意しておきましょう。

今度は”or”です。
「A or B」というと、「AかBのどちらか」です。
これも中学校1年生の時に既に学習済みではあるんですが、ここも”Spanish”「スペイン語」と”English”というような形で言語と言語、名詞と名詞という形で同じ品詞同士を繋いでいるという所に注目しておいて下さい。
こちらも”and”と同じ等位接続詞になっていますから、訳す際は左から右です。
「スペイン語ですか?それとも英語ですか?」というような形で訳していきましょう。

最後に”but”です。
もちろん”but”は「しかし」という意味になっていますが、これも等位接続詞になっています。
これは何と何を繋いでいるのかというと、
こちらの文「ジェーンはとても上手に歌う事が出来ます。」と、
“she’s very shy.”「しかしとても内気なんです。」というふうな形で、文と文を繋ぐという事もこの等位接続詞の役割としてあります。
このように、非常に単語としてもルールとしても簡単なものではあるんですが、実際の例えば高校入試あるいは大学入試の問題を見てみますと、この同じ品詞、形を繋ぐというルールで空欄補充であったりとか英文解釈に役立つ事が出来ます。
なので、この使い方、同じ品詞を繋ぐ、同じ形を繋ぐという点については必ず覚えておいて下さい。
そして等位接続詞を使った表現に関して見ていきます。

“Get up now,”
「今ちゃんと起きなさい」という文がありました。
ここは命令文になっている訳です。
命令文があって、”and”これは文と文を繋ぐ事も出来ますから、命令文と普通の文を繋ぐ、
文と文を繋ぐという事で文法として成り立っています。
そして、命令文のあとに”and”あると、これは「何々しなさい」、「そして」ではなく
「そうすれば」となり、このような形で「何々しなさい、そうすればいい事がありますよ。」というような意味の構文になります。
そうするとこの場合は、”Get up now,”「今起きなさい」
そうすれば”you’ll be in time for school.”「学校に間に合う事が出来ますよ。」というような意味の文になっています。
こちらの”be in time for”ですが、これは「なんとかに間に合う」という意味の熟語になっていて、
この四語が揃う事によって「何々に間に合う」というような意味になります。
なので、必ずbe動詞を使う、そして“in time for”「なんとかに間に合って」、こういったフレーズを覚えておきましょう。
このように「命令文,」そして”and”というような形になりますと、当然「そうすればなんとかだよ」「そうすれば間に合うよ」というふうに訳している訳ですから、ここはプラスの内容がこないといけない訳です。

逆にこのように”Be quick,”「急いで下さい」「急ぎなさい」という
ここも命令文になっていますが、今度は“or”というのが使われています。
直訳すると、”Be quick”「急ぎなさい」それかまたは”You’ll miss the bus.”
「あなたはバスを逃すでしょう。」ちょっとそのまま訳すとおかしいですから、これはまず最初に「何々しなさい」、こっちは「さもないと」あるいは「そうでないと」というような訳し方でも大丈夫です。
つまり「急ぐがバスに乗り遅れるかどっちか選びなさい」というふうに言っていまして、それを少し硬い言葉で言うと、「早くしなさい」「急ぎなさい、さもないとあなたはバスを逃しちゃいますよ。」というふうな形で言っていますから、当然この「命令文+or」の場合はここはマイナスの内容になる訳です。
ですので、”and”か”or”かどちらか埋めなさいというものが出てきたら、
もちろんこの後ろの方を読んで、ここがプラスの内容になっているのかマイナスの内容になっているのかという事を確認して、プラスであれば”and”マイナスであれば”or”という形で判断をしていきましょう。
セクション1は単語としては非常に簡単なので、これらの使い方という所を確認して学習を進めて下さい。

項目 内容
STAGE2の特徴
  • STAGE2では、STAGE1と比べて学習量が大きく増える
  • 扱う文法事項がより抽象的になり、丸暗記ではなく「理解」が重要。
  • なぜその形になるのか / どう文法的に操作するのかを意識して学習する必要がある。
  • STAGE1と同じか、それ以上に丁寧な理解と練習が求められる。
等位接続詞とは
  • このセクション前半では等位接続詞(and / or / but)を扱う。
  • 「等位」=位が等しい、つまり同じレベル・同じ種類のものをつなぐ接続詞
  • 品詞で言うと、名詞+名詞 / 文+文 など「同じ品詞・同じ形」同士をつなぐのが基本ルール。
  • 何とか詞という同じグループに入る単語は、基本の使い方が共通している。
and の役割
  • A and B = 「AとB」の意味で、同じ品詞同士をつなぐ。
  • 例:my uncle and aunt
    ・uncle と aunt は名詞+名詞
    my が両方に掛かるので「私の叔父さんと(私の)叔母さん」と訳される。
  • 等位接続詞は左から右へ訳すのが原則:
    「叔母さんと叔父さん」ではなく「叔父さんと叔母さん」と順番をそろえる。
  • 主語が uncle and aunt のように二人(複数)のとき、
    三単現の s は付けないlive であって lives ではない)。
or の役割
  • A or B = 「AかBか」の意味を表す等位接続詞。
  • 例:Spanish or English ・言語と言語、名詞と名詞というように同じ品詞同士をつないでいる
  • 訳すときも左から右へ
    「スペイン語ですか?それとも英語ですか?」の順に訳す。
but の役割
  • but = 「しかし / だが」を表す等位接続詞。
  • 文と文をつなぐことができる:
    例:Jane can sing very well, but she’s very shy.
    「ジェーンはとても上手に歌えるが、とても内気だ。」
  • 意味としては対比・逆接だが、役割はあくまで「同じレベルの文」同士をつなぐ等位接続詞
同じ品詞・同じ形をつなぐという視点
  • 等位接続詞の重要ポイント:「同じ品詞 / 同じ形」同士をつなぐ
  • 名詞+名詞、形容詞+形容詞、文+文…など、
    並び方をチェックすることで、空欄補充や構造理解に役立つ。
  • 入試レベルの英文でも、このルールを知っていると解釈の手がかりになる。
命令文 + and の構文
  • 命令文, and 〜 の形で「〜しなさい。そうすれば…」という意味になる。
  • 例:Get up now, and you’ll be in time for school.
    「今すぐ起きなさい、そうすれば学校に間に合いますよ。」
  • be in time for 〜 = 「〜に間に合う」という熟語。
    be動詞+in time for + 名詞で一まとまりの表現として覚える。
  • この構文では、and のあとに「プラスの結果」が来るのが基本。
命令文 + or の構文
  • 命令文, or 〜 の形で「〜しなさい。さもないと…」という意味になる。
  • 例:Be quick, or you’ll miss the bus.
    「急ぎなさい。さもないとバスに乗り遅れますよ。」
  • 直訳すると「急ぎなさい。それともバスに乗り遅れます」だが、
    実際には「急がないと〜になる」というマイナスの結果を表す。
  • 問題で and / or のどちらを入れるか迷ったら、
    後ろの内容がプラスかマイナスかで判断するのがポイント。
このセクションで身につけたいこと
  • and / or / but の役割と意味を明確に区別する。
  • 等位接続詞が同じ品詞・同じ形をつないでいるかをチェック出来るようにする。
  • 命令文 + and / or の特別な意味(そうすれば / さもないと)を暗記する。
  • 左から右へ訳すルールや、my などの修飾語が両方に掛かるイメージも意識して読む。

No. 問題
1 「等位接続詞」として、このセクションで説明されている組み合わせはどれ?
A. because / though / if
B. when / after / before
C. and / or / but
D. who / which / that
2 「等位接続詞」の「等位」が表している内容として最も近いものはどれ?
A. 意味が全く違うもの同士をつなぐ
B. 文のレベルを下げる
C. 上の文だけを強調する
D. 同じ品詞・同じ形同士をつなぐ
3 My uncle and aunt live in Osaka. の and がつないでいるものとして正しい説明はどれ?
A. 動詞と動詞
B. 名詞と名詞
C. 文と文
D. 形容詞と副詞
4 My uncle and aunt live in Osaka. の主語について、本文の説明と合うものはどれ?
A. 主語は uncle だけなので live に s を付ける。
B. 主語は aunt だけなので live に s を付ける。
C. 主語は uncle and aunt で二人なので live に s は付けない。
D. 主語は三人称単数なので、必ず lives にする。
5 “Spanish or English?” の or の役割として最も適切なものはどれ?
A. 「AとB」両方を含める
B. 「AかBか」どちらかを選ぶ
C. 「Aだけ」しか認めない
D. 「Bだけ」しか認めない
6 Jane can sing very well, but she’s very shy. の but の説明として正しいものはどれ?
A. 二つの名詞をつなぐ等位接続詞
B. 文と文をつなぐ等位接続詞(しかし)
C. 副詞を修飾する副詞
D. 文頭だけに置ける接続詞
7 「命令文, and 〜」の意味として本文の説明に最も近いものはどれ?
A. 〜しなさい、しかし…
B. 〜しなさい、さもないと…
C. 〜しなさい、そうすれば…
D. 〜しなさい、そして必ず…ではない
8 Get up now, and you’ll be in time for school. に関する説明として正しいものはどれ?
A. and のあとにはマイナスの内容が来ている。
B. be in time for は「〜に間に合う」という熟語である。
C. and を or に変えても意味は全く同じである。
D. 命令文なので、接続詞は使えない。
9 「命令文, or 〜」の役割として、本文の説明と最も合うものはどれ?
A. 〜しなさい、そうすれば良いことが起こる
B. 〜しなさい、そしてさらに続けなさい
C. 〜しなさい、さもないと悪い結果になる
D. 〜しなさい、しかし実はやらなくてよい
10 「and か or かどちらを入れるか迷ったときの判断基準」として本文で説明されているものはどれ?
A. 前に出てくる単語の品詞だけを見る。
B. and の方が文字数が少ないので and を選ぶ。
C. 後ろの内容がプラスなら and、マイナスなら or を選ぶ。
D. どちらを入れても意味は変わらないので気にしない。

Re-Writeのロゴ

【音読リスニング講座】:音読・ディクテーション・シャドーイングを通じて、都立入試リスニング対策を強化します。

詳細を見る