STAGE2 Lesson2-3 接続詞2 助動詞(have to等)【ニュートレジャーの道案内】
それではLesson2セクション3を進めていきましょう。
前回のセクションまでは接続詞を扱っていましたが、今回は以前に登場した助動詞の応用的な表現について見ていく事になります。
“Shall”という単語、それから”Will”という単語の二つ登場しますので、まずは”Shall”について見ていきましょう。
早速1文目です。
基本的に”Shall”というのは、今の英語ですと肯定文とか否定文で使うという事は非常に少なくなっていまして、一般的な疑問文で使う事が多くなっています。
それも、基本的にはこのように”Shall we”という疑問文と、それからこのような”Shall I”という疑問文の二つで使う事が多いです。
まずは”Shall we”に関してですが、これは相手を誘う言い方です。
つまり、「何々しませんか」です。
「何々しましょう」という言い方で”Let’s”という言い回しがありましたが、それと大体同じような意味になっています。
そうすると、”Shall we go to the movies”「映画見に行きませんか」と、”together”「一緒に」”tomorrow”「明日」なので、「明日一緒に映画見に行きませんか?」というふうに相手を誘っています。
相手を誘うという事は、「私」とそれから相手、「あなた」の二人以上必ずいるはずなので、ここは主語が”we”になっている訳です。
答える際は、「行きませんか?」と言われて、「はい」という事は「じゃあ行きましょう」という意味なので、”Yes, let’s.”と”let’s”を使って答えます。
そして”No”の場合も、「ちょっと止めておきましょう。」という時は”No, let’s not.”という形で、”No”の後が”let’s not”というふうな文になります。
“Shall we”「しませんか」という意味を覚えるという事と、受け答えの時に”let’s”を使うという事だけ覚えておけば、この表現に関しては大きな問題はないかと思います。
二つ目です。
今度は”Shall we”ではなくて”Shall I”となっています。
主語が違っている事に注意をして下さい。
こちらは、訳としては似てきてしまいますが、その意味は主語が”I”「私」になっているので、
「私が何々しましょうか」という意味になっています。
つまり、先ほどの”Shall we”の場合は、「私たちが一緒にしませんか」と言っているのに対して、こちらの文は「私がしてあげましょうか」というようなニュアンスに近いです。
そうすると、私が例えばこの文ですと、”Shall I get the movie tickets?”「私が映画のチケットを用意しましょうか?」と言われて、それを言われた相手としては「はい」と言うという事は、「私がしましょうか」に対して「はい」ですから、「お願いします」となる訳です。
なので、ここが”Yes, please.”となっていて、”No”場合、「大丈夫ですよ」という場合は、もちろん否定ですから”No”を使いますが、提案してくれてありがとうという意味で、ここに”No, thank you.”という返しをします。
フレーズとしては、”Shall we”と”Shall I”はそこまで難しくないですが、受け答えに注意しましょう。
“Shall we”の場合は「私たちが一緒に」ですから、「一緒にしましょう」という意味で”Yes, let’s.”と”let’s”を使っていたのに対して、”Shall I”の方は「私がしてあげましょうか」という問いに対する返答なので、「はい、あなたに対してお願いします。」という受け答えが異なっているという点に是非注意して学習を進めて下さい。
それでは”Will”を使った表現について見ていきます。
今度は主語が変わっている事に注目しましょう。
“どちらも”Will you”となっているので、先ほどまでは「私がしましょうか」とか「私とあなたが一緒にしませんか」という意味だったものが、今度は相手に対して何かを言っている訳ですから、これは相手に対して何かをお願いしたりだとか、相手に対してこういう事したらどうですかと提案する文になっています。
最初ですが”Will you cook dinner today?”、これだけだと
「あなたは今日夕飯を作る予定ですか?」なのかも知れないし
「あなたは今日夕飯を作ってくれませんか?」というお願いかも知れません。
これは文脈を見る必要がありますが、今回の場合ですと受け答えを見ると分かります。
こちらに”Sure.”「もちろん」とあります。
この「もちろん」というのは、「もちろんいいですよ」というふうにそのお願いを受諾する、お願いを受けるという時に使います。
逆にこちらの”I’m afraid I can’t.”は「ちょっと申し訳ないんだけど出来そうにないんだよね。」というふうにこういった表現を使っています。
そうすると、これは相手に対して何かをお願いしているという事が分かります。
そうするとこの文というのは、「今日夕飯作ってくれませんか?」と聞かれて、”Sure.”「もちろんいいよ。」、あるいは”I’m afraid I can’t.”「ちょっと出来そうにないんだよね。」という受け答えの文になっています。
このように、”Will you”だけだとちょっと意図が伝わらないかも知れないという場合、依頼をする場合はここに“please”を付ける事が多いです。
そうすると”Will you please”と言ったら相手にお願いしてるんだなというのが分かりますから、そうすると今の文より、より鮮明に意図が相手に伝わってくるという事があります。
また、こちらの場合”Will you come and have dinner with us?”とちょっと長いですが、「あなたは」”come”「来て」そして”have dinner with us? “「私たちと一緒に」”dinner”「夕飯を食べませんか?」となっていて、これは明らかに誘っている、勧誘しているという文になります。
これは、”come and have dinner with us? “とあるので、ここの部分からどうやら誘ってくれているんだなという事が分かり、そうすると”Yes”「是非是非」という時は”I’d love to.”ほんとこの”d”というのは”I would”ですが、これは不定詞という単元で詳しく見ていく事になります。
意味としては、「是非したいです。」というような意味だと思って下さい。
お断りする時も、「誘ってくれてありがとうございます。」といった意味合いで、”No”のあとに”No, thank you.”と付け加えるという形になります。
先ほど見てきた””Shall I”と”Shall we”それから今見てきた”Will you”、これらは主語を気を付けるという事と、受け答えのやり方を覚えるという二つを是非意識して学習を進めて下さい。
それでは次に”have to”とか”should”の表現について見ていこうと思います。
ここに”have”という単語とそれから”to”を同時に使っていて、そのまま読めば「ハブトゥー」と読みそうな所ですが、これで「ハフトゥー」と読みますので気を付けて下さい。
こちらは「何々しなければならない」という義務を表す表現になっていまして、以前学習した”must”という助動詞と大体同じ意味になっています。
ですので、この”have to”全体で一つの助動詞扱いをします。
なので、そうすると助動詞のあとは動詞の原形がきますから、こちらがbe動詞の原形の”be”となっています。
“be”だけだと分かりませんが、次に”home”がありまして、”home”は「家」ではなくて「家に」とか「家で」という意味になりますから、そうするとこの”be”は「いる」という意味になるという事が分かります。
そうすると、「私は家にいなければならない。」という意味になっていて、最後の”by six””six”はもちろん「6時」です。
“by”は「いついつまでに」ですから、そうすると「私は6時までに家にいなければならない。」となります。
要するに、「6時までに家に帰って来なきゃいけない。」という事をこの文が表しています。
このように、”have to”で「「何々しなければならない」という意味になります。
今回はたまたま主語が”you”ですから”have”を使って”have to”となっていますが、もしこれが「彼」とか「彼女」”he”とか”she”の場合は、ここは”have”ではなくて”has”になりまして、その場合も「ハズトゥー」ではなくて「ハストゥー」という形で読んでいきます。
また、この”have to”という表現ですが、過去の事を表す時にも使えます。
「しなければならなかった」です。
そうすると、こちらは”have”を過去形にして”had”となりまして、”I had to come home early. “そうすると、「私は早く家に帰って来なければならなかった。」というふうに過去ですから最後に「た」を付けて「何々しなければならなかった」と訳していきます。
以上の二つというのが肯定文になっている訳ですが、否定文も存在します。
こちら”David”が主語になっていますので三人称単数ですから”don’t”ではなくて”doesn’t”を使っています。
このように、”don’t have to”あるいは”doesn’t have to”という形になってくると、「しなければいけない」の指定ですから、これは「しなくてよい」あるいは「する必要がない」という意味になります。
そうすると、”David doesn’t have to take the exam today. “”take the exam””exam”は「試験」です。
ですので、”take the exam”で「試験を受ける」という事です。
そうするとこの文というのは、「デイビットは今日試験を受ける必要がない。」「試験を受けなくてもよい」という意味になります。
「してはいけない」ではなくて、「しなくてよい」という意味になりますから、ここはひらがなの部分までしっかりと覚えていきましょう。
最後に”should”です。
これで「シュドゥ」と読みます。
“should”は「何々すべきだ」、「何々すべき」という意味になります。
毎年間違いが多いですが、この部分というのは”must”とは意味が違います。
“must”というのは「しなければならない」、「絶対にする」という意味になっている訳ですが、”should”というのは「何々すべき」です。
「すべき」というのはしなきゃいけない分けじゃないんだけどした方がいいという意味ですから、“must”という単語と”should”という単語で訳が違うという事に注意して下さい。
日本語ですと、「何々すべき」と言うとちょっと強制に近いニュアンスが出てしまう事がありますが、英語では別物です。
“must”の方は義務、「しなければならない」です。
“should”の方はどちらかと言うとした方がいいよね、という意味で「すべき」と言っています。
また、こちらの文で”see a doctor”、こちらに関しては”see”は「見る」とか「会う」という意味がありますが、もちろん「お医者さんに会うべきだ」というのはちょっと意味が分かりませんから、”see a doctor”で「お医者さんに診てもらう」「医者に行く」という意味になっています。
そうするとこの文は「あなたは医者に診てもらった方がいいよ。」というような意味になっています。
また、今回は登場してないですが、この”should”に”not”を付けると否定になりますから「すべきでない」といった意味になってきます。
この助動詞というのはとにかく種類が多いですから、一つずつの助動詞とその否定形に関してその意味をしっかり覚える、これを是非意識して学習を進めて下さい。
セクション3に関しては以上となります。