stage1_Lesson4-1 一般動詞の文②(3単現)【ニュートレジャーの道案内】

それでは Lesson4 Section1 を進めていきましょう。
中学1年生の最初の山場となる 三人称単数現在形 という概念を学びます。主に一般動詞の形が変わるポイントですので、まずはそのルールを覚えることが大切です。

では最初に、「三単元とは何か?」というところから確認します。
英語には一人称・二人称・三人称がありますが、ざっくりまとめると、

  • 一人称:私

  • 二人称:あなた

  • 三人称:それ以外すべて

問題になるのは 主語が誰なのか という点です。

この文を見て頂くと、”Ken likes books.”というふうに、今まで”like”「好きだ」とか「好む」という動詞があったものになぜか”s”が付いています。
これは何かというと、この文の主語を見ます。
この主語を見た時に、三人称で且つ単数の場合に、一般動詞に”s”を付けるというルールがあります。
じゃあ三人称とか単数というのを言葉にするとちょっと難しいので、これを少し置き換えてみます。
一人称が私、二人称があなたでした。
そうすると、三人称というのはまず私、あなた以外となり、且つ三人称で単数だったら動詞に”s”を付けます。
単数というのは一人とか一つという事ですから、言い換えると主語が私とあなた以外で、一人とか一つのものの場合は、一般動詞に”s”を付けましょう、というのがこの三人称単数現在形という形になります。
毎年混同が見られますが、”books.”の”s”は名詞の複数形、「本」が複数ありますよ、という意味で”s”を付けています。
”likes”の”s”というのは主語が三人称単数、私あなた以外で一人だから一般動詞に”s”を付けるというルールです。
どうしても同じ”s”なので、ごっちゃになってしまうのでルールを覚える際に、”s”を付けるではなくて、名詞が複数あったら名詞に”s”を付ける、主語が私あなた以外で一人だったら一般動詞に”s”を付けると覚えましょう。
ちょっと面倒くさいですが、こういうルールとか定義というのは、何々が何とかの時にこれにこれを付ける、というふうに正確に覚えるという事が大事です。
今回出てきている文というのは全て、主語が私あなた以外で、一人一つのものになっています。
こういった場合に一般動詞に”s”を付けると覚えておきましょう。
”s”を付けるだけだったらまだそれだけでいいんですが、ここに複数形の”s”と同様に、”s”の付け方というのが大事になってきます。
ほとんどの動詞というのはこのように単純に”s”を付けて”Ken likes books.”と”likes”というふうに”s”を付けるだけですが、
He goes to the library after day
”es”が付いています。
”es”を付ける時というのは何によって決まっているかというと、付ける一般動詞の最後の文字によって決まっています。
単語の最後が、”s” ”sh” ”ch” ”x” ”o”で終わっている場合は、単語の最後は”es”を付けていきます。
発音は全て「ズ」となりますが、この場合は”go”だから”goes”です。
”x”で終わる単語は少ないですが、例えば”ch”は”tech”とかがあります。
”teach”の場合は”es”を付けて”teaches”とか、”sh””wash”「洗う」とかがあります。
その場合は”wash”に”es”を付けて”washes”というふうに”sh”とか”ch”、”x”だと”fix”修理するとか”fax”ファックス送るとかがあります。
そいう時は”fixes”となり、”Washes””teaches””fixes”になります。
同じく”s”で終わるものです。
例えば「渡す」の”pass”であったら”passes”というふうに”go”のように”o”で終わっていたらそのまま「ゴーズ」と発音して、”s””sh””ch””x”+”es”の場合は「イズ」というふうに「ウォッシーズ」とか「ウォッチーズ」のように「イズ」という発音になってきます。
それから次です。
”studies”となっていますが、これはじゃあ何かというと、今度も”es”が付いているんですが、我々が知っている”study”は最後のはずです。
その”y”が”i”に変わってしまっています。
これはどういう事かというと、”study”は元々こういうスペルです。
この”y”の前が”d”になっています。
“y”の直前が、これはあいうえお、ではなくて母音じゃないのでこれ子音になっています。
この単語の最後が子音+”y”で終わっている時はこの”y”を”i”に変えて”es”というルールになっています。
さっきの”es”というのは単語の最後の部分だけを見れば分かっていた訳ですが、今度は最後が”y”だからではなくて、最後が子音+”y”だから”y”を”i”に変えて”es”という形になっています。
なので、”y”で終わっているから”i”に変えるという考え方はよくないです。
例えば分からなくなったらこれをイメージすればいいです。
”play”と言った時に”play”はそのまま”s”を付ける、これは教科書に載っています。
この場合は何で”y”を”i”に変えていないかというと、”y”の直前が”a”になっているからです。
”a”というのは母音になっていますから、母音+”y”であれば何も変えずにそのまま”s”です。
こっちのように子音+”y”で終わっていたら”y”を”i”に変えて”es”という形に直していきます。
それからこちらも教科書に出ている部分をそのまま取ってきました。
これは先ほど言った”watches”です。
”watch”が”ch”で終わっていますから”es”を付けましょう。
こういう”s”を付けるという事、動詞に意識を向けているとどうしてもこういった長い名詞になった際に、”English TV program”とそのまま書いてしまうんですが、こっちに”s”が付いているという所で、”a”とか”an”というのが逆に意識が抜けちゃうという事がたまにあります。
ここのルールはあくまで主語が三人称単数だから動詞に”s””es”を付けましょうというルールであって、それは次にくる名詞とは何にも関係がありません。
ですから、次にくる名詞が単数の場合は、もちろんここに”an”とか”a”を付ける必要があります。
動詞だけに意識がいってしまうとどうしてもここら辺がおろそかになってしまうという事がありますから気を付けましょう。
最後にこちら、”Mr. Smith”もちろん「スミスさん」一人です。
私じゃなくてあなたじゃなくて一人の人が主語になっているので”s”にする訳ですが、”have”だけは”haves”という形にならなくて、この「持っている」とか「食べる」という意味の”have”の場合は三人称単数現在形が”has”となります。
これを覚えておかないと、普通のルールに従って”haves”とかって書いてしまうので、
基本的に”s””sh””ch””x””o”で終わっていたら”es”を付けるらしい、子音+”y”で終わっていた”y”を”i”に変えて”es”を付けるらしい、”have”だけは例外で”has”という特殊な形になりますというふうに覚えておきましょう。
Section1を学習している際に、この”s”の付け方と主語が私あなた以外で一人の時は一般動詞に”s”を付ける、このルールを覚えておかないとSection2以降で疑問文とか否定文を作る時にごちゃごちゃになってしまいますからここは十分注意して覚えるようにして下さい。
それではSection1に関しては以上になります。
✅【まとめ】Lesson4 Section1:三人称単数現在形(肯定文)

項目 内容
三人称単数とは?
  • 一人称:私(I)
  • 二人称:あなた(you)
  • 三人称:それ以外すべて(Ken, my mother, this book など)
  • 三人称単数=「私でもあなたでもない」「一人/一つ」の主語
三人称単数現在形の基本ルール
  • 主語が「私・あなた以外」で「一人/一つ」なら、一般動詞に s / es を付ける
  • 例:Ken likes books. / He goes to the library.
  • 主語が I / you / 複数(they, my parents)なら動詞は原形のまま
名詞の複数形の s との違い
  • books の s:名詞の複数形(本が複数ある)
  • likes の s:主語が三人称単数なので動詞に付く s
  • 同じ s でも「どこに付いているか」で役割がまったく違う
  • 覚え方:名詞が複数なら名詞に s、主語が三単なら動詞に s
s / es の付け方ルール
  • 多くの動詞:そのまま s を付ける(like → likes / play → plays)
  • 語尾が s, sh, ch, x, o のとき:es を付ける
  • 例:go → goes, wash → washes, watch → watches, fix → fixes, pass → passes
子音+y のときの綴り変化
  • 語尾が 子音+y のとき:y を i に変えて es
  • 例:study → studies
  • 語尾が 母音+y のとき:そのまま s を付ける(play → plays)
  • 「y で終わるから全部 i に変える」ではなく、直前が子音か母音かを見る
have の特別な形
  • have は三人称単数では has になる(Mr. Smith has a bike.)
  • × haves とは書かない
  • 例外として丸暗記しておく
a / an と三単現
  • 三単現のルールはあくまで 動詞に s / es を付ける話
  • 名詞が 1 つなら、動詞に s を付けても a / an は必要(an English TV program など)
  • 動詞の s に気を取られて、冠詞 a / an を落とさないように注意

✅【クイズ10問】Lesson4 Section1:三人称単数現在形

No. 問題
1 次のうち、三人称単数になる主語はどれ?
A. I B. you C. Ken D. my friends
2 「Kenは本が好きです。」の動詞の形として正しいものは?
Ken ( ) books.
A. like B. likes C. liked D. is like
3 次の説明のうち、books の s について正しいのはどれ?
A. 三人称単数現在を表す s B. 名詞が複数であることを表す s C. 過去形を表す s D. 進行形を表す s
4 次のうち、三人称単数のときに es を付けるグループとして正しいものは?
A. 語尾が t, d, n の動詞 B. 語尾が s, sh, ch, x, o の動詞 C. 語尾が a, e, i, o, u の動詞 D. どの動詞でも必ず es を付ける
5 「He ( ) to the library after school.」のカッコに入る正しい形は?
A. go B. goes C. goed D. going
6 「study」の三人称単数現在形として正しいのはどれ?
A. studys B. studyes C. studies D. study
7 「子音+y で終わる動詞」を三人称単数現在形にするときのルールとして正しいのは?
A. そのまま s を付ける B. y を i に変えて es を付ける C. y を消して ed を付ける D. ing を付けるだけでよい
8 「Mr. Smith ( ) two cats.」のカッコに入る正しい形は?
A. have B. haves C. has D. hads
9 次のうち、三人称単数現在の文として最も正しいものはどれ?
A. He watch English TV program. B. He watches English TV program. C. He watches an English TV program. D. He watchs an English TV program.
10 三人称単数現在形のルールを使うときに、まず一番に確認すべきなのはどれ?
A. 目的語の数がいくつか B. 文の長さ C. 主語が誰か(I / you 以外で一人かどうか) D. 動詞が2語以上かどうか

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