stage1_Lesson4-2 一般動詞の文②(疑問文と否定文)【ニュートレジャーの道案内】

それではLesson4 Section2をやっていきましょう。
三人称単数現在形が中学校1年生で最初の山場と申し上げたのですが、
それはこの疑問文と否定文の作り方で混乱が生じてしまう事に由来します。
前回のLesson3では”Do you like”というふうに”Do”を前に出しましょうという事をやっていたんですが、今度は三単現の”s”が入ってきますと”Do”ではなくなってしまいます。

先ほど最初にSectionの1番で肯定文、誰々が何々します、という文の形をやっていたんですが、
その際にここ”she often sends”というふうにここに”s”がありました。
その”sends”だったこの”s”というのが取れまして、それが今までだったら”Do you”とか”Do I”だったこの”Do”の所に”s”が移っています。
この”Do”に”es”を付けますと、これで「ダズ」と読みます。
理解の仕方ですが、
カードが並んでいるというふうに見て頂きたいです。
”she”カードがあって、”send”カードがあって、ここに”videos”カードがあって、ここに実は先ほど言ったような三単現の”s”というのは”send”という単語と、それから”Does”という単語が並んでいるような状態なんです。

たまたまこのカードが少しズレて、ここの”s”というのが”send”に重なっているので”sends”という形になっています。
”Do you like”の時は突然”Do”が出てきたような感じだったと思うんですが、あれも実はこういう形でカードが並んでいた訳です。
この重なっていた”Do”というカードが前に出る事によって疑問文になったりとか否定文になっていた訳です。
今度はこの”Do”の所が”Does”カードという形になっていて、この”Does”というのがそのまま、このカード自体が前に出てくるというようなイメージです。
なので、”sends”にあった”s”というのが”Do”にくっついているという考え方も出来ますし、”send”と”Does”が重なっていたものが”Does”が前に出てきたというふうにも考えられます。
そうすると何が起こるかというと、今まで”she”が主語だったら動詞に”s”を付けていたというルールだったんですが、疑問文とか否定文になると、この”s”が取れてしまいます。
この取れるという感覚がどうしても今までの文法ルールにないものでしたので、どうしてもミスが出てしまいがちです。
例えば”Do she often sends”書いてしまったり”Does she often sends”というふうにここに”s”を入れてしまったりします。
なので、どちらの捉え方でも自分が納得出来る方で理解して頂ければいいです。
ここの”s”、動詞に付いていた”s”が”Do”にくっつくんだ、という考え方、
あるいは重なっていた”Does”が前に出る事によって元々あった”send”だけが残るという考え方のどちらかで理解して頂いて、とにかく”Does”が出てくると三単現の”s”は付けないという所が大事になってきます。また、この文というのは三単現の疑問文の作り方だけでなく他のルールについてもいくつか使われていますからそこを見ていきます。

まず一つ目、”Does”で聞いている疑問文でした。
こちらは”Do”の時と同じです。
聞かれた言葉で返しますから”Does”で聞かれたので”Does”で答えます。
ここはいいと思います。

問題は二つ目です。
こちらに”often”という単語があります。
「よく」とか「しばしば」という意味合いになっていますが、この単語は位置が大事です。
これはどこに置くかというと、もし文の中にbe動詞が使われていたらbe動詞のあと、一般動詞が使われていたら一般動詞の前に起きます。
どっちがどっちだっけ?と迷ってしまう場合、前とかあとというのが分からなくなってしまったら、”not”を置く位置と考えると分かりやすいです。
例えばbe動詞を使った分であれば”I am a students.”、”not”を入れなさいと言われたら、”I am not a students.”となりますから、”not”の位置にこの”often”を入れます。
例えば”I am often busy.”「私は時々忙しい。」「よく忙しくなっちゃうんです。」というような言い方をします。
ここも元々”She”が主語で”sends”が動詞ですから、そうすると”She sends”を否定文にすると、このように”She doesn’t sends”となります。
そうすると、この”not”を置く位置いうのが”don’t like”とか”doesn’t send”のように動詞の前、一般動詞の前になりますから、そのように理解しても大丈夫です。

また、こちらです。
ここに”to”が使われています。
I go to school.
私は学校へ行きます。
という時の”to”と同じ前置詞というものですが、ここの”to”というのは「誰々」にです。
ですから、「彼女はよくあなたにビデオを送るんですか?」という意味になっています。
ここは”you”であれば間違いというのはほとんどないですが、実はこの前置詞”to”とか”with”とか”for”という単語のあとに、「私」とか「あなた」みたいな代名詞をもってくる時はここが目的格になります。
そうすると、「彼に送る」だったら”to he”ではなくて、”to him”となったり、「彼女に送る」だったら”to she”ではなくて”to her”という形でこの前置詞のあとには目的格がくるという事も実はこの文には盛り込まれています。
なので、この一文を学習するだけで疑問文の時は”Does”を使う、「よく」とか「いつも」とか「普段」のような頻度の副詞というのが教科書に一覧になっていますが、そういったものの場合はbe動詞のあと、一般動詞の前に置きます。
さらに、前置詞のあとに代名詞がくる場合は目的格”I” ”my” ”me” ”mine”の3列目がきます。
このように色々な知識が盛り込まれていますから一つ一つの要素を確認しながら文を書いて練習していきましょう。
そして先ほど少しもうお話ししてしまったんですが、この三人称単数現在形の否定文の時は、”don’t”の代わりに今度は”does”に”not”を付けて”doesn’t”という形になってきます。
否定文の際はもうここで”doesn’t”に変えて”s”を取るという作業だけなのでそこまで難しくはないんですが、こちらの疑問文の方、”does”を前に出して”s”を取るだけでなく、この文のように頻度を表わす副詞があったら一般動詞の直前に置くという事です。
こちら、どちらかというとこっちの疑問文の方が苦戦するお子さん多いですから、
是非ここの文の要素を分解しながら復習していって下さい。
Section2に関しては以上になります。