stage1_Lesson8-2 一般動詞の過去形(否定文と疑問文/疑問詞の疑問文)【ニュートレジャーの道案内】

それではLesson8セクション2の学習を進めていきましょう。
前回学んだ”ed”の付け方を元にして、そこから否定文の作り方、そして疑問文の作り方
さらには疑問詞を使った疑問文とその答え方について進めていきます。
早速ですが、まず否定文から進めていきましょう。

こちらのように、現在系では”don’t”とか”doesn’t”という形を取っていたんですが、
過去形を使う時には”do”とか”does”そのものを過去形にして、この”did”といったものを使います。
もちろん”don’t”とか”doesn’t”と同じように、元々は”did not”という形でした。
会話では一般に”didn’t”という短縮系を使う事が多いですから、こちらの形に慣れていきましょう。
こちらで”I didn’t use my smartphone”「私はスマホを使いませんでした」
”last night”という文があります。
こちらも前回と同様に過去を表わす語句と一緒に使っています。

そして次です。こちらはちょっと気を付けて頂きたい例文なので取り出してみました。

”did not”「何々しませんでした」と言っている事は一つ目の例文と全く同じなんですが
”work”という単語があります。
一般的には「働く」とか「仕事をする」「作業をする」といった意味になっていますが、
こちらは主語が「人間」ではなくて「もの」になっています。
「もの」が主語の時に”work”という単語を使うと、
これは
「働く」ではなくて「動く」とか「機能する」「作用する」といった意味になります。

したがいまして、こちらの文は「私のスマホは昨日働きませんでした。」ではなくて、
「私のスマホは昨日動きませんでした。」というような意味になっています。
こちらの”yesterday”という単語、こちらももちろん過去を表わす単語になっています。
ちょっと長めでスペルも少しややこしくなっていますから、こちらはしっかりと書いて練習をしていきましょう。

次に疑問文について見ていきます。
現在形で”do”とか”does”を前に出したのと同じように、過去ですと”did”を前に出していきます。
そうすると”did Jane call you back” となります。
”call back”は「電話を掛け直す」です。
「ジェーンはあなたに電話かけ直しましたか?」という文になっていて、”do”や”does”と同様に、
答える際も”did”で聞かれたら”did”で答えます。
なので、「ジェーン」さんは女性ですから、”Yes, she did.”、 ”No”であればこちらも”did”で答えるので、”No, she didn’t”という形になってきます。

ここまで見てきたように、現在形の”do”とか ”does”がきちんと使えていれば、
過去形になったらそこが”did”になっただけという事が分かると思います。
ポイントとしましては、”did”が前に出てきた時に動詞が”ed”ではなくて原形に戻っている所です。
ここだけ気を付ければ大丈夫かと思います。
こちらも三単元、”does”を使った際に”does”が前に出てきたら動詞が原形になるといったルールと全く同じになっています。
”did”が出てきたら動詞が原形になるという所だけ注意しておきましょう。

それでは後半、疑問詞を使った疑問文について見ていきます。
基本的には”do”や”does”、現在形の時と全く同じ作業になります。
ですが、一部に気を付けなければならない点もあります。
なので、そちらを見ていきましょう。

基本的には疑問詞を一番前に出してそのあとで疑問文です。
こちらであれば”When”「いつ」という疑問詞を前に出してきて、あとは”did Mike visit Jane?”
「マイクはジェーンを訪れましたか?」「訪ねましたか?」といった文になっています。
先ほどと同様に過去の話ですから”did”を前に出してきて動詞は原形に戻しておきましょう。
このように”Yes” ”No”で答えられない疑問文に関しては今までと同様に最初に主語を置いて次に動詞という形で答えます。
なので、疑問詞で聞かれたので”Yes” ”No”は使わずに「誰々が何々しました」という語順で書いておきましょう。
そしてこちらは引き続き過去を表わす語句として”last week、「この前の週」なので「先週」という形になっています。
疑問詞の疑問文に関しては基本的にこちらと同じような形です。
「どこで」という意味であれば”Where did Mike visit”という形になりますし、
「どのように」であれば”How”を文頭に出してくるといった形になります。
一番注意しなければいけないのはこちらです。

「誰が何々しましたか?」です。
こちらも進行形や現在形で学んだのと同様に、「誰が何々しましたか?」といった時は”Who”のあとにそのまま動詞を置く事によって疑問文を作る事が出来ました。
ですので、”Who did clean”とかって書く必要はなくて、そのまま”Who”、
「誰が」”cleaned”「掃除しましたか」という事で、そのまま動詞の過去形をもってきます。
そうするとこちらの文は、「誰がリビングを掃除したんですか?」という形になっていて、答え方も必ず主語+動詞で揃える必要があります。
ですから、「誰が掃除したんですか?」と聞かれたので、「マイクが掃除しました。」となります。
ここでは”clean”という動詞が出てきていますが、この動詞が繰り返されるのを防ぐ為に
”Mike cleaned”と書くのではなくて”Mike did”といった形で”clean”代わりに”do”、その過去形の”did”といった単語を使っています。
こちらも基本的には現在形、現在進行形の文が作れている人であればいずれにしても
その”did”とか”ed”の所、これが”does”とか”s”の代わりになっているんだな、という所が分かればそこまで難しい単元ではないかと思います。
特に疑問詞に関しては、英作文ですとか文の形を変えるという問題で頻出となりますので、こちらを問題集でよく練習しておきましょう。
それではセクション2に関しては以上となります。