didの後はなぜ原形?一般動詞の過去形と不規則動詞【stage1_Lesson8-3 ニュートレジャーの道案内】
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did や didn’t の後ろで、動詞を drank や bought のまま書いてしまう人は多いです。ここで大事なのは、did が過去を表しているので、その後ろの動詞は原形に戻すということです。
たとえば、肯定文では I drank coffee. のように過去形を使います。しかし、否定文では I didn’t drink coffee.、疑問文では Did you drink coffee? のように、did や didn’t の後ろは drink に戻します。このページでは、不規則動詞の過去形とあわせて、否定文・疑問文・疑問詞の文・答え方まで整理します。
このページのポイント
didやdidn’tが出たら、後ろの動詞は原形に戻す。- 肯定文では、不規則動詞は
drink → drank、buy → boughtのように過去形にする。 - 疑問詞の疑問文に答えるときは、答えの文で過去形に戻すことがある。
didの後ろが原形になる理由
中1英語でよく出る間違いに、I didn’t drank coffee. や Did you bought a comic book? のような形があります。どちらも、did と動詞の過去形を一緒に使ってしまっている点が間違いです。
did は、過去の否定文や疑問文を作るときに使う語です。つまり、過去であることは did のところで表しているため、その後ろの動詞まで過去形にする必要はありません。
そのため、次のように考えると整理しやすくなります。
- 肯定文:
I drank coffee.(動詞を過去形にする) - 否定文:
I didn’t drink coffee.(didn’tがあるので動詞は原形) - 疑問文:
Did you drink coffee?(Didがあるので動詞は原形)
不規則動詞の過去形を確認する
まずは、不規則動詞の過去形から確認します。

leave は left に変わる
left という単語があります。これは、もともと leave「出発する」「去る」という意味の動詞の過去形です。
普通の規則動詞であれば ed や d を付けたいところですが、leave は leaved ではなく、left という形になります。このように、ed を付けずに形が変わる動詞を不規則動詞といいます。
不規則動詞は、理屈だけで形を作るのが難しいため、教科書に載っている単語を書き取りで練習することと、付属の問題集を使って文の形を操作する練習が大切です。
たとえば、肯定文では過去形をそのまま使います。一方で、否定文や疑問文では did が出るため、動詞を原形に戻します。この切り替えを練習しておきましょう。
leave A for B の形で覚える
例文に出てくる leave A for B は、形ごと覚えておきたい表現です。
leave A:Aを出発する / Aを去るleave A for B:Aを出発してBへ向かうleave for B:Bへ向けて出発する
We left the hotel for the airport. は、「私たちは空港へ向けてホテルを出発しました」という意味です。for the airport の for は、「空港へ向かって」という方向を表しています。
leave A だけなら「Aを出発する」「Aを去る」、leave A for B なら「Bへ向けてAを出発する」、leave for B なら「Bへ向けて出発する」と整理できます。1つの形を覚えることで、関連する表現もまとめて理解できます。
否定文では didn’t の後ろを原形に戻す

次に、否定文を見ていきます。
drink「飲む」の過去形は drank です。そのため、肯定文では I drank a lot of tea.「私はたくさんお茶を飲みました」のように書きます。
しかし、否定文にする場合は、規則動詞と同じように did not または didn’t を使います。そして、didn’t が出てきたら、その後ろの動詞は原形に戻します。
つまり、正しい形は I didn’t drink any coffee. です。I didn’t drank any coffee. と書かないように注意しましょう。
間違えやすい形
- 誤:
I didn’t drank coffee. - 正:
I didn’t drink coffee. - 理由:
didn’tが過去を表しているので、後ろは原形drinkにする。
この作業は、意外と間違えやすいところです。I didn’t drank と書いてしまったり、I don’t drank と書いてしまったりする人もいます。
覚え方としては、did や didn’t が出てきたら、次の動詞は原形に戻すと決めておくことです。does を使う文でも同じように、does が出てきたら後ろの動詞は原形になります。
not + any は「全く〜ない」
この例文では、not + any の形も使われています。
any は、否定文や疑問文でよく使われる語です。not と any が合わさると、「一つも〜ない」「全く〜ない」という全否定の意味になります。
したがって、I didn’t drink any coffee. は「少し飲まなかった」ではなく、「コーヒーを一杯も飲みませんでした」「全く飲みませんでした」という意味になります。
不規則動詞は、単語として覚えるだけでなく、文の中で使えるようにすることが大切です。語彙や熟語もあわせて定着させたい場合は、以下の講座も参考にしてください。
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疑問文では Did の後ろを原形に戻す

次に、疑問文を確認します。不規則動詞であっても、規則動詞であっても、Did が出てきたら後ろの動詞は原形に戻します。
肯定文では、buy の過去形は bought です。しかし、疑問文では Did が文の前に出るため、bought ではなく原形の buy を使います。
正しい形は、Did you buy a comic book?「あなたはマンガを買いましたか」です。
間違えやすい形
- 誤:
Did you bought a comic book? - 正:
Did you buy a comic book? - 理由:
Didが過去を表しているので、後ろは原形buyにする。
Did で聞かれたら、答えるときも did を使います。この点は、規則動詞の過去形と同じです。
Did you buy a comic book?Yes, I did.No, I didn’t.
大切なのは、肯定文では不規則変化を使い、疑問文や否定文では原形に戻すという点です。
疑問詞の疑問文でも did の後ろは原形
後半では、疑問詞を使った疑問文を確認します。

疑問詞を使った疑問文も、基本的には規則動詞の過去形と同じです。
まず What などの疑問詞を前に出します。そのあとに did を置きます。そして、did があるので動詞は原形に戻します。
たとえば、What did Mr. White eat? は「ホワイトさんは何を食べましたか」という意味です。
答えるときは過去形に戻す
ここで注意したいのは、答え方です。
What did Mr. White eat? は、Yes や No で答えられる疑問文ではありません。そのため、Yes, he did. や No, he didn’t. ではなく、何を食べたのかを文で答えます。
疑問文では did があるため eat と原形になっていました。しかし、答えの文では普通の肯定文になるため、過去の内容なら動詞を過去形にします。
- 疑問文:
What did Mr. White eat? - 答え:
He ate English breakfast.
He eat や He eats としないように注意しましょう。疑問文では原形、答えの文では過去形に戻すという切り替えが大切です。
Who が主語になる疑問文の答え方

疑問詞の疑問文では、「誰が〜しましたか」という文もよく出てきます。
Who made this cake yesterday? は、「昨日、誰がこのケーキを作りましたか」という意味です。
この文では、make の過去形 made が使われています。不規則動詞なので maked ではありません。ただし、語順や考え方は、規則動詞の過去形と同じです。
答えるときは、主語を書いて、そのあとに動詞の代わりとして did を使います。
Who made this cake yesterday?My mother did.
この did は、前に出てきた made this cake yesterday の内容を受けています。毎回 My mother made this cake yesterday. と全部くり返さなくても、My mother did. と答えることができます。
Who が主語になる疑問文の答え方をもう一度整理したい場合は、whoで聞かれた時の答え方|Whoが主語と三単現もあわせて確認しておくと、疑問詞の文が整理しやすくなります。
不規則動詞は音とスペルをセットで覚える
このセクションでは、疑問文や否定文について、肯定文では不規則変化をさせる、did が出てきたら原形に戻すという点を確認しました。
ただし、もう一つ大切なのが、不規則動詞そのものの覚え方です。
たとえば、make → made、eat → ate、drink → drank のように、まずは口に出して読んでみて、音とスペルを一致させながら覚えることが大切です。
不規則動詞の変化は、後で過去分詞を学ぶときにも重要になります。現在完了、受動態、分詞の形容詞的用法などにもつながるため、今のうちに不規則変化に慣れておきましょう。
それでは、Lesson8 セクション3 の内容をまとめます。
Lesson8 セクション3 不規則動詞のまとめ
※スマホでは、表を横にスクロールして確認できます。
| Lesson8 セクション3 不規則動詞(leave / drink / buy など)まとめ |
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確認クイズで理解をチェック
最後に、did の後ろを原形に戻すルールと、不規則動詞の形を確認しましょう。間違えた問題は、上のまとめ表に戻って確認してください。
※スマホでは、クイズ表を横にスクロールして確認できます。
| No. | 問題 | 選択肢(A〜D) | 解答 |
|---|---|---|---|
| 1 | 「出発する・去る」を表す leave の正しい過去形はどれ? |
A. leaved B. left C. leaveded D. leave |
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| 2 | 次の意味に最も近いのはどれ?leave A for B =? |
A. Aに向かってBを出発する B. AからBへ向かって出発する C. Aを離れずBにとどまる D. AもBも出発しない |
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| 3 | 空欄に入る最も適切な語を選びなさい。 We ( ) the hotel for the airport yesterday. 「私たちは昨日、ホテルを出発して空港へ向かいました。」 |
A. leave B. leaves C. left D. leaving |
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| 4 | 空欄に入る動詞の形として正しいものを選びなさい。 I didn’t ( ) any coffee yesterday. 「私は昨日コーヒーを全く飲みませんでした。」 |
A. drink B. drank C. drunk D. drinks |
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| 5 | not + any の意味として最も近いものはどれ? |
A. 少しだけある B. たくさんある C. 一つも〜ない / 全く〜ない D. たまに〜する |
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| 6 | 次の英文の間違っている部分を選びなさい。 I didn’t drank any coffee. 「私はコーヒーを飲みませんでした。」 |
A. I B. didn’t C. drank D. coffee |
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| 7 | 「飲む」を表す動詞 drink の過去形として正しいものはどれ? |
A. drinked B. drank C. drunk D. drink |
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| 8 | 空欄に入る最も適切な語を選びなさい。 ( ) did Mr. White eat? 「ホワイトさんは何を食べましたか。」 |
A. What B. Who C. When D. Where |
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| 9 | 次の疑問文に対する答えとして、空欄に入る最も適切な語を選びなさい。 What did Mr. White eat? ― He ( ) English breakfast. |
A. eat B. ate C. eaten D. eats |
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| 10 | 次の質問に対する自然な答えとして最も適切なものを選びなさい。 Who made this cake? 「誰がこのケーキを作ったのですか。」 |
A. He did. B. My mother did. C. Yes, he did. D. She is. |
次に確認したい関連ページ
確認クイズで迷ったところがあれば、次の順番で復習すると理解しやすくなります。まずは、NEW TREASURE STAGE1全体、Whoの答え方、文法パターン練習の3つを確認しておきましょう。
- NEW TREASURE STAGE1|中1英文法 総括+Lesson一覧
Lesson8の前後や、中1英文法全体の流れを確認したい場合はこちら。 - whoで聞かれた時の答え方|Whoが主語と三単現
Who made this cake?のような、Whoが主語になる疑問文を復習したい場合はこちら。 - 高校英文法パターンドリル|並べ替えと英作文を個別確認する講座
I didn’t drankやDid you boughtのような文法ミスを、並べ替えや英作文で確認したい場合はこちら。
Re-Write全体の指導内容を確認したい場合は、英語個別指導Re-Writeもご覧ください。
文法の形を自分で書けるようにしたい場合
did の後ろを原形に戻すルールは、説明を読むだけでなく、自分で英文を書いて確認すると定着しやすくなります。否定文・疑問文・疑問詞の文で語順や動詞の形に迷う場合は、文法問題や英作文の形で確認していきましょう。
【高校英文法パターンドリル】:並べ替えや英作文を通じて、文法の形・語順・動詞の使い方を個別に確認する講座です。
補足:音からも英文を定着させたい場合
不規則動詞は、音とスペルをセットで覚えることも大切です。英文を読む練習や聞き取る練習もあわせて行うと、文の形をより自然に覚えやすくなります。
【音読リスニング講座】:音読・ディクテーション・シャドーイングを通じて、都立入試リスニング対策を強化します。


