stage1_Lesson8-3 一般動詞の過去形(不規則動詞/疑問詞の疑問文)【ニュートレジャーの道案内】

それではLesson8セクション3の学習を進めていきましょう。
この単元から動詞の不規則変化というものが出てきます。
前回までは動詞に”ed”を付けると過去形という形になっていましたが、今回からは”ed”を付けず、
その動詞の形そのものを変えて過去形を表すという動詞を見ていきましょう。

”left”という単語があります.
こちらは元々”leave”「出発する」とか「去る」といった意味の動詞でした。
普通に書けば”We lived”と”ed”、 ”d”だけ付けたい所ですが、この”live”という動詞は過去形が
”left”という形で”ed”を付けないで過去形にする不規則動詞となっています。
これは理屈も何もないので、そのまま覚えていくしかありません。
なので、教科書に載っている単語を書き取りで練習するという事と、それから付属の問題集を使ってその文の操作、これは肯定文だからそのまま使う、これは疑問文だから戻すといった形でしっかりと練習していく必要があります。
ちなみにこちらの例文ですが、このまま「leave+A+for b」というこちらの形で覚えて下さい。
この「for B」がなかった場合、「leave A」だけだった場合、「これはAを出発する」とか
「Aを去る」といった意味になりますが、この「for B」の”for”というのは「どこどこへ向かって」という意味ですから、そうすると「Aを出発してBの方へ向かう」といったニュアンスが出てきます。
ですので、こちらに関しては”We left the hotel”「私たちはホテルを去りました」
「出発しました」”for the airport”とありますので、これは「空港へ向けて」
つまり、「空港へ向けてホテルを出発しました。」と言った意味になっています。
この”eave”に関しては、”We left the hotel”だけで止める、「leave A」だけで止めると
「Aを出発する」、「for b」を付けると「Bへ向けてA出発する」となります。
Aがない場合もあって、この「leave for B」という形だと、単純に「Bへ向けて出発する」というような意味になります。
なので、この形を覚えると合計3通りの表現を覚える事になります。
ですので、是非この形を覚えておきましょう。

それでは次、否定文を見ていきます。
この二つを並べて表示をしています。
まず下の方からいきます。
ここが”drank”は ”drink”「飲む」という動詞の過去形になっています。
そうすると、下の文は”I drank a lot of tea.「私はたくさんお茶を飲みます。」
あるいは「紅茶を飲みます」といった文になっています。
否定文にする際は、規則動詞と同じようにまず”did not” ”didn’t”といった形を前に出してきて、
そのあと過去なので”drink”を”drank”と不規則変化させたんですが、こちらを否定文にする時は
”didn’t”が出てきたので”ed”を取るのと同様に、こちらも元の形”drink”という形に戻します。
この作業が意外と間違えてしまいます。
そのまま”I didn’t drank”と書いてしまったり、あるいは”I don’t drank”と書いてしまう人がかなりいます。
これの覚え方としては、とにかく”did”が出てきたら次の動詞は原形に戻すと覚えておいて、
「あれ、どうだっけな?」ではなくて、”did”にしても”does”にしても”did” ”does”が出てきたら必ず原形に戻すという事を意識しておきましょう。
また、この例文ではこちらで「not+any」という形が使われています。
”any”というのは、元々”some”を否定文や疑問文で使う際に変化させる形になる訳ですが、
”not”という単語、否定語と”any”が合わさると、これで「全く何々ない」とか「一つも何々ない」という全否定を表す語句となります。
したがって、こちらは”I didn’t drink any coffee”と言ったら、
「少し飲まなかった」とか「あんまり飲まなかった」ではなくて、
「全く飲みませんでした」「一杯もコーヒーを飲みませんでした」といった形になっています。
なので、否定語の”not”が出てきてさらに”any”これが合わさると
「一つも何々ない」「全く何々ない」
という意味になるという事は是非覚えておきましょう。

最後に疑問文となりますが、こちらも不規則動詞であろうと規則動詞であろうと、先ほど言ったように”did”が出てきたら動詞は原形に直すといった形になっています。
なので、肯定文で書けばもちろん”buy”の過去形というのはこれで”bought”となる訳ですが、
疑問文になると原形に戻りますので、”Did you buy a comic book?”「マンガ買えましたか?」といった形になっています。
”Did”で聞かれたら”did”で答えるというのは規則動詞と全く同じになっています。
なので、問題は肯定文で不規則変化されているものか、疑問文や否定文になると原形になるという点だけ注意しておきましょう。

 

それでは後半です。
後半では疑問詞を使った疑問文に関して学習していく事になります。

上の文です。
疑問詞の疑問文も基本的には規則動詞の過去形と同じです。
まずは”What”、疑問詞を前に出します。
そのあとで”did”を前にもってきて、”did”が前に出てきたので動詞は原形に戻します。
これは規則動詞と何も変わりません。
そうすると上の文は”What did Mr. White eat?”「ホワイトさんは何を食べたんですか?」といった文になっていて、注意したいのはこの答え方です。
”Yes” ”No”で答えられる疑問文ではないので、もちろん”Yes, he did.”とか”No, he didn’t.”という形ではないですが、こちらが主語と動詞の形になっています。
こちらの疑問文では”did”が前に出てきているのでそのまま”eat”と原形にしていましたが、答えの文ではもちろん彼は”English breakfast”「イギリス式の朝食を食べました」というふうに
過去の話を聞かれているので、こちらはそれに合わせて過去形にする必要があります。
気を付けないと”he eat”とか”he eats”というように書いてしまいますので、
元々は疑問文なので動詞の原形だったものが答えの文になる時は肯定文になるので過去形に直すという点が重要となります。

この疑問詞の疑問文が出てくる際に、「誰が何々しましたか?」というのは必ず登場してきます。
こちらでも”Who”「誰が」”made”「作りましたか」という形で、
”Who made this cake yesterday”
「昨日誰がこのケーキを作ったんですか?」「焼いたんですか?」といった文になっています。
規則動詞の過去形と違って、不規則動詞なので”ed”ではなくて”make”が”made”になっていますが、他の語順ですとか単語の並べ方というのは規則動詞の過去形と同じになっています。
ですので、答え方に関しても同じようにします。
まずは主語を書いてあげてそのあとに動詞という順番になっています。
一度こちらで”made”という動詞を使いましたから、こちらは”did”というふうに動詞の代わりに”did”を使います。
これは規則動詞の過去形と同じ文になっています。
このセクションは疑問文ですとか否定文に関しては肯定文では不規則変化をさせる
”did”が前に出てきたら原形に戻す、これだけ気を付ければいいです。
ですが、問題は不規則動詞の覚え方です。
こちらは例えば”make” ”made”とか”eat” ”ate”といったような形で、
まずは口に出して読んでみて、その音とそれからスペルを一致させて覚えていく必要があります。
ここの不規則動詞の変化というのは、後々過去分詞というものが登場してきて、それを覚えていないと単元でいうと現在完了が出来ない、受動態が出来ない、分詞の形容詞的用法も出来ないという形になってしまいます。
なので、今のうちに不規則変化というもの自体に慣れておいて、今後の学習に活かして下さい。
それではセクション3に関しては以上となります。