stage1_Lesson9-1 be動詞の過去形(wasとwere/否定文と疑問文)【ニュートレジャーの道案内】

前回は一般動詞の過去形、規則変化それから不規則変化といったものを学習しました。
このレッスンではbe動詞の過去形というものが登場してきます。
そして、be動詞が出てくるという事は進行形、過去の進行形というものが登場してきます。
これらは一般動詞の過去形とルールが異なるものになりますから、前回の単元とは頭を切り替えましょう。まず今回の単元はbe動詞を使うんだという事を念頭に置いて学習していきましょう。

最初はこちらです。
“I was tired last night.” “tired”は「疲れている」という意味になっています。
こちらのbe動詞“was”というものが使われています。
こちらは普通であれば“I”が主語なので、“I am”という所が“I was”となっています。
という事は、まず“am”というbe動詞の過去形が“was”であるという事が分かります。
また、“is”です。
be動詞の“is”というものも過去形が“was”になっています。
そうするとbe動詞自体は「何々です」とか「何々だ」という意味だったものが、過去になる訳ですから「何々でした」とか「何々だった」といった意味になります。
もちろんこれは「私は昨日の夜疲れていた。」といった意味になっています。

また、二つ目の例文です。
”My brother was in Hokkaido yesterday.”
こちらも“My brother”普通であれば“is”を使う所が文の最後に“yesterday”「昨日」が含まれていますので、そうすると「私の兄は昨日北海道にいた。」といった意味になっています。
そうすると、先ほどの文の“was”というのは、「何々だった」と過去の状態を表わしていたのに対して、こちらの方は「昨日北海道だった」というと意味が通じませんから、これは「昨日北海道にいた」be動詞は「いる」とか「ある」といった意味が出てきますので、どうやら二つあったなという事を確認しておきましょう。

三つ目の例文です。
”My parents were busy last week.”
今度は“was”ではなくて“were”が登場しています。
こちらに“My parents”「私の両親」という事で複数形の名詞が登場しています。
なので、もちろんこれは現在形であれば“are”を使っていた所です。
そうすると“are”の過去形は“were”になるという事がここから分かると思います。
このように、“am”と“is”の過去形が“was”、そして“are”の過去形が“were”という事をまずは覚えておきましょう。

それでは後半です。
後半はbe動詞の過去形の疑問文と否定文の学習を進めていきます。
ただ、もちろんこれbe動詞である事には変わりありませんから、疑問文と否定文の作り方というのは基本的に“is” “am” “are”の場合と同じものになっています。
ですので、疑問文であればbe動詞を前に出す、否定文であればbe動詞の直後に“not”を付ける、
これだけ覚えていればあとはそこが“was”と“were”に変わるだけとなります。
早速見ていきましょう。

主語を見ると“Bob”
“I”と“you”以外で一人の人になっていますからbe動詞はもちろん“was”を使っています。
そうすると、“Was Bob in the gym?”「ボブは体育館にいたんですか?」という形になっています。
be動詞で聞かれたらbe動詞で答えるというのも現在でも過去でもbe動詞であれば共通していいます。
なので、答える際は“Yes, he was.”、be動詞であれば否定文は直後に“not”を付ければよいので
“No, he wasn’t.”といった形で疑問文とその応答および否定文というものを作っていきます。
ですので、これは疑問詞が入ってきても全く同じ作り方になります。
疑問詞はまず文の先頭に置きます。
それから“were you”という形でbe動詞を前に出して疑問文を作っています。
この文の場合ですと、“Where were you at that time?”
「あなたは」“at that time”は「その時」という意味ですから、
「あなたはその時どこにいたんですか?」という疑問文になっています。
ちなみに、この“at that time”という形ですが、これはもちろん「その時」、そのままです。
“that”「その」“time”「時」“at”「に」ですが、こちらを一語で言い換える事が出来ます。
そうすると、“then”という単語と書き換える事が出来ます。
たまに書き換え問題で“at that time”の所に線が引かれていて、1語で書き換えなさいとか、
逆に“then”の所に線が引っ張ってあって、これを3語で書き換えなさいといった形で問われる事があります。この表現というのは是非覚えておきましょう。
答える際ももちろん疑問詞ですから“Yes” “No”ではないので、「あなたは」と聞かれているので
「私はどこどこにいました」となります。
主語と動詞で始めて、その後に“in the music room”「音楽室にいましたよ」と答えています。
こういった形で疑問詞で聞かれた際も、まずは主語と動詞を書いてあげて、あとは答えの核になる部分というものを後ろの方に付けていきます。
たまにやってしまうのは、「私は音楽室にいました」という意味ですが、ここの“in”を忘れてしまって“I was the music room.”としてしまう場合があります。
こうすると「私は音楽室でした」という文を書いてしまう人もいます。
なので、ここの前置詞「どこどこに」というのは忘れないようにしましょう。

最後に、“Who was angry at you?”
“Who”が先頭にきていてそのあとに動詞がきていますから、「誰が何々でしたか?」といった形になっています。
この場合もちろん“Who was angry”「誰が」“angry”「怒っていたんですか」となっています。
こちらの“at”、これはその対象を表す前置詞と言います。
「誰々に対して」というような意味だと思って下さい。
つまり、「誰があなたに対して怒っていたんですか?」というような意味になっています。
これまでと同様に、「誰が何々したんですか?」という形になっていますから、「誰々です」という時も“It was Jim.”と答えるのではなくて、しつこいですが必ず最初に主語を置いて、その後に動詞です。
このあとにはもちろん“Jim was angry at me.”というのが省略されています。
“angry”まで書いてしまうと、同じ単語が重なってしまう事になりますので一旦ここで止めてあげて、「誰々でした」「ジムでした」という形で覚えましょう。
このようにbe動詞の過去形に関しては、“is””am” ”are”と使い方がほぼ同じになっていますのでそこまで苦労はしないかなと思います。
ただ、毎年この”was” ”were”というbe動詞と、それから”did you”みたいな”did”一般動詞の過去形というのが混ざってしまう子がいます。
これは最初の頃にやった”Are you play tennis?”という文が間違いなのと同様に、
be動詞の過去形と一般動詞の過去形というのは必ず併用しないで一緒に使う事は出来ません。
なので、ここを見た際に例えばこの”were”とか”was”の所が空欄になっていた際も、
一文の中に一般動詞があれば”did you”とか”didn’t”といった形になりますし、一文の中に動詞がなければbe動詞”wasn’t”とか”were you”という形になります。
なので、be動詞と一般動詞でそれぞれルールが異なりますから、そこを混ぜないという所だけ注意して学習を進めて下さい。
セクション1に関しては以上となります。