間接疑問文の語順と時制の一致を確認【STAGE2 Lesson12-1ニュートレジャーの道案内】
間接疑問文の要点
NEW TREASURE STAGE2 Lesson12-1では、間接疑問文を学習します。間接疑問文とは、「いつ始まるのか」「なぜ断ったのか」「誰が作ったのか」などの疑問の内容を、一つの名詞のまとまりとして文の中に入れる表現です。
最も注意したいのは、疑問詞のあとの語順です。直接疑問文の When will the party start? とは異なり、間接疑問文では when the party will start のように、基本的に疑問詞+主語+動詞の順にします。
Do you know when Sam will come back?
あなたはいつサムが帰ってくるか知っていますか。
- 基本語順:疑問詞+主語+動詞
- do・does・did:直接疑問文を間接疑問文に変えるときは通常使わず、一般動詞の形に人称や時制を反映する
- 訳し方:「いつ~するのか」「なぜ~したのか」などと訳す
- 時制の一致:主節が過去形の場合、間接疑問部分も過去の形にすることが多い
- whether:YesまたはNoで答えられる内容を「~かどうか」と表す
このページでは、基本語順だけでなく、間違いやすい英文の直し方、時制の一致をしない場合、whetherとifの違いまで例文を使って確認します。
動画では、間接疑問文の基本的な形を確認できます。
NEW TREASURE STAGE2の文法事項とLesson一覧は、NEW TREASURE STAGE2|中2英文法 総括+Lesson一覧で確認できます。
間接疑問文とは何か
間接疑問文は、疑問文が表す内容を名詞のまとまりとして、別の文の中に入れる表現です。
たとえば、次のような内容を know / tell / ask / wonder などの後ろに置くことができます。
- いつ始まるのか
- どこに住んでいるのか
- なぜ断ったのか
- 誰が作ったのか
- 来るかどうか

「間接疑問」と聞くと、遠回しに質問する表現のように感じるかもしれません。しかし、文法上は、疑問の内容を一つの名詞のまとまりとして文に入れる形と考えると分かりやすくなります。
I don’t know when the party will start.
私はパーティーがいつ始まるのか知りません。
この文では、when the party will start 全体が、動詞 know の目的語になっています。「私は何を知らないのか」という内容を表している部分です。
間接疑問文は文法上、主語・目的語・補語になることがあります。ただし、NEW TREASURE STAGE2のこのLessonでは、まず know / tell / ask などの後ろで目的語になる形を中心に理解するとよいでしょう。
| 働き | 例文 | 説明 |
|---|---|---|
| 主語 | Where he went is unknown. | 彼がどこへ行ったのかは分かっていません。 |
| 目的語 | I know where he went. | 私は彼がどこへ行ったのか知っています。 |
| 補語 | The question is where he went. | 問題は、彼がどこへ行ったのかということです。 |
主語や補語になる例は少し発展的です。まずは、動詞の後ろに置かれる目的語の形を確実に身につけましょう。
間接疑問文の基本語順
間接疑問文では、疑問詞のあとを主語+動詞の順にします。直接疑問文のように、助動詞やbe動詞を主語の前へ出しません。
| 種類 | 英文 | 語順 |
|---|---|---|
| 直接疑問文 | When will the party start? | 疑問詞+助動詞+主語+動詞 |
| 間接疑問文 | I don’t know when the party will start. | 疑問詞+主語+動詞 |
when the party will start は、疑問詞から始まっていますが、その内部は平叙文と同じく the party will start の順です。
「あなたはいつサムが帰ってくるか知っていますか」の英訳
「あなたはいつサムが帰ってくるか知っていますか」は、次のように表します。
Do you know when Sam will come back?
あなたはいつサムが帰ってくるか知っていますか。
文全体は Do you know …? という疑問文ですが、間接疑問部分の when Sam will come back は、when+Sam+will come back の順になります。
| 判定 | 英文 | 理由 |
|---|---|---|
| 正しい | Do you know when Sam will come back? | 間接疑問部分が「主語+動詞」の順になっています。 |
| 誤り | Do you know when will Sam come back? | 直接疑問文の語順を、そのまま文中に入れています。 |
間接疑問文でdo・does・didはどうなるか
直接疑問文で使われている do / does / did は、間接疑問部分では通常使いません。間接疑問部分を主語+動詞の語順に戻し、doesやdidが表していた人称や時制を一般動詞の形に反映します。
Where does Tom live?
トムはどこに住んでいますか。
Do you know where Tom lives?
トムがどこに住んでいるか知っていますか。
does は消えますが、三人称単数現在を表す必要があるため、動詞は live ではなく lives になります。
Why did Sam refuse the invitation?
なぜサムはその招待を断ったのですか。
Can you tell me why Sam refused the invitation?
なぜサムがその招待を断ったのか教えてくれませんか。
did は使いませんが、過去の内容なので、動詞を過去形の refused にします。
英文を変えるときのポイント
- 疑問詞を残す
- 主語を疑問詞のあとに置く
- do・does・didを外す
- 人称や時制を一般動詞の形に反映する
間接疑問文の最後は疑問符かピリオドか
文末の記号は、間接疑問部分だけでなく、文全体が質問になっているかで決まります。
| 文全体 | 例文 | 文末 |
|---|---|---|
| 平叙文 | I don’t know where he is. | ピリオド |
| 疑問文 | Do you know where he is? | 疑問符 |
where he is の部分だけを見て疑問符を付けるのではありません。I don’t know … なら平叙文、Do you know …? なら疑問文です。
who・whatが主語になる間接疑問文
間接疑問文は基本的に疑問詞+主語+動詞ですが、疑問詞自身が「誰が」「何が」という主語になる場合は、その直後に動詞を置きます。
Do you know who made this birthday cake?
誰がこの誕生日ケーキを作ったのか知っていますか。
Do you know what happened?
何が起こったのか知っていますか。
最初の文では who が made の主語です。2つ目の文では what が happened の主語です。そのため、whoやwhatのあとに別の主語を置きません。
| 場合 | 語順 | 例 |
|---|---|---|
| 疑問詞のあとに別の主語がある | 疑問詞+主語+動詞 | why Sam refused … |
| 疑問詞自身が主語になる | 疑問詞+動詞 | who made … / what happened |
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tellとaskの後ろに置く間接疑問文
tell+人+間接疑問文
tell は、「tell+人+内容」の形で使われます。間接疑問文は、「何を教えるのか」を表す内容として置くことができます。
Can you tell me why Sam refused my invitation?
なぜサムが私の招待を断ったのか教えてくれませんか。
この文では、me が「教える相手」、why Sam refused my invitation が「教える内容」です。
文全体は質問なので疑問符を付けますが、間接疑問部分は why+Sam+refused の語順です。
ask+人+間接疑問文
ask では、質問する相手を置いて、ask+人+間接疑問文の形にできます。
She asked me where I lived.
彼女は私に、私がどこに住んでいるのか尋ねました。
me が尋ねられた相手で、where I lived が尋ねた内容です。
ask+間接疑問文
質問する相手を示さず、尋ねた内容だけを続けることもあります。
He asked whether I was busy.
彼は、私が忙しいかどうか尋ねました。
tell と ask は、後ろに間接疑問文を置けますが、目的語の取り方が同じとは限りません。例文全体の形で覚えましょう。
間接疑問文と「疑問詞+to不定詞」の違い
前のLessonで学習した「疑問詞+to不定詞」も、「何をすべきか」「どこへ行くべきか」などの内容を表します。
| 形 | 例文 | 意味 |
|---|---|---|
| 疑問詞+to不定詞 | I don’t know what to do. | 私は何をすべきか分かりません。 |
| 間接疑問文 | I don’t know what I should do. | 私は何をすべきか分かりません。 |
2つの文は意味が近いですが、形が異なります。
- what to do:疑問詞+to不定詞
- what I should do:疑問詞+主語+動詞
間接疑問文では、疑問詞のあとに主語と動詞を置きます。誰が行動するのかを明示したいときにも使いやすい形です。
次の学習用動画でも、間接疑問文の例文を確認できます。視聴後に、語順と時制を本文で整理しましょう。
間接疑問文と時制の一致
間接疑問文では、主節の動詞が過去形の場合、間接疑問部分の動詞や助動詞も過去の形にそろえることがあります。これを時制の一致といいます。

canがcouldになる場合
I wanted to know how I could contact you.
私はあなたにどうやって連絡を取ればよいのか知りたかった。
主節の wanted が過去形なので、間接疑問部分では can ではなく could が使われています。
| 主節 | 間接疑問部分 | 例文 |
|---|---|---|
| want | can | I want to know how I can contact you. |
| wanted | could | I wanted to know how I could contact you. |
willがwouldになる場合
He asked me when she would come home.
彼は私に、彼女がいつ家に帰ってくるのか尋ねました。
asked が過去形なので、間接疑問部分では will ではなく would を使っています。この would は、過去の時点から見た未来を表しています。
| 主節 | 間接疑問部分 | 例文 |
|---|---|---|
| asks | will | He asks me when she will come home. |
| asked | would | He asked me when she would come home. |
英語では時制をそろえていても、日本語では文脈に応じて「帰ってくるのか」「連絡を取ればよいのか」などと訳す方が自然な場合があります。英語の形を、そのまま機械的に過去形で訳す必要はありません。
時制の一致をしない場合
主節が過去形でも、間接疑問部分を必ず過去形にするとは限りません。現在も変わらない事実や、一般的に成り立つ内容では、現在形を使うことがあります。
The teacher asked me why the earth goes around the sun.
先生は私に、なぜ地球が太陽の周りを回るのか尋ねました。
先生が尋ねたのは過去でも、「地球が太陽の周りを回る」という内容は現在も変わらない事実です。そのため、goes という現在形を使えます。
学校文法の基本問題では、主節が過去形なら間接疑問部分も過去の形にそろえることが多くなります。ただし、変わらない事実などでは現在形を使う場合がある、と覚えておきましょう。
また、主節が現在形の場合は、間接疑問部分の内容に応じて現在・過去・未来を使い分けます。
- I know where he lives.:彼がどこに住んでいるか知っています。
- I know where he lived.:彼がどこに住んでいたか知っています。
- I know when he will arrive.:彼がいつ到着するか知っています。
このcould・wouldは仮定法とは限らない
could や would が使われているからといって、必ず仮定法になるわけではありません。
このページの次の例では、主節が過去形であることに合わせた時制の一致として使われています。
- I wanted to know how I could contact you.
- He asked me when she would come home.
仮定法では、現実とは異なる仮定や実現可能性の低い内容などを表します。間接疑問文の時制の一致とは、別の文法事項として区別しましょう。
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whetherを使う間接疑問文
when / why / how などの疑問詞を使わず、YesまたはNoで答えられる内容を「~かどうか」と表すときは、whether を使えます。
I don’t know whether he will come.
私は彼が来るかどうか知りません。
この場合も、語順は疑問文の語順ではありません。whether+主語+動詞の順にします。
| 尋ねる内容 | 使う語 | 例文 |
|---|---|---|
| いつ・なぜ・どこなど | when / why / whereなど | I don’t know when he will come. |
| ~かどうか | whether | I don’t know whether he will come. |
whetherとifの違い
目的語になる間接疑問文では、whether と if のどちらも「~かどうか」を表せる場合があります。
I don’t know whether he is at home.
I don’t know if he is at home.
どちらも「私は彼が家にいるかどうか知りません」という意味になります。
ただし、次のように whether が適している形もあります。
- whether or not:~かどうか
- whether+to不定詞:~すべきかどうか
- 前置詞の直後に置く場合
I don’t know whether or not he will come.
彼が来るかどうか分かりません。
I don’t know whether to go.
行くべきかどうか分かりません。
We talked about whether we should go.
私たちは行くべきかどうかについて話しました。
about のような前置詞の直後では、whether を使って「~かどうか」という内容を続けることができます。
また、whether to go は「whether+to不定詞」の形です。本文の中心である whether+主語+動詞 とは形が異なり、「行くべきかどうか」のような意味を表します。
中学文法では、まず whether+主語+動詞 の語順を確実に使えるようにするとよいでしょう。
Lesson12 間接疑問文と時制の一致まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 基本語順 | 間接疑問部分は、基本的に疑問詞+主語+動詞の順です。 |
| do・does・did | 直接疑問文から変えるときは通常使わず、人称や時制を一般動詞の形に反映します。 |
| 疑問詞が主語 | who made や what happened のように、疑問詞の直後に動詞を置きます。 |
| 時制の一致 | 主節が過去形なら、間接疑問部分も could / would / 過去形 などにそろえることが多くなります。 |
| 変わらない事実 | 現在も変わらない事実などでは、主節が過去形でも現在形を使う場合があります。 |
| whether | whether+主語+動詞で「~かどうか」を表します。目的語になる場合はifを使えることもあります。 |
| 文末記号 | 文全体が質問なら疑問符、平叙文ならピリオドを使います。 |
間接疑問文のよくある質問
間接疑問文では、なぜdo・does・didを使わないのですか?
直接疑問文を間接疑問文に変えると、間接疑問部分は疑問文の語順ではなく、主語+動詞の語順になります。そのため、通常はdo・does・didを使いません。doesやdidが表していた人称や時制は、lives や refused のように一般動詞の形へ反映します。
Do you know where is he? は間違いですか?
標準的な文法では、Do you know where he is? とします。間接疑問部分では、whereのあとを主語 he、動詞 is の順にします。
間接疑問文の最後には疑問符を付けますか?
文全体が質問なら疑問符、文全体が平叙文ならピリオドです。Do you know where he is? は疑問符、I don’t know where he is. はピリオドになります。
whetherとifは、どちらも「~かどうか」という意味ですか?
目的語になる間接疑問文では、どちらも使える場合があります。ただし、whether or not や whether to do、前置詞の直後など、whetherが適している形もあります。
主節が過去形なら、間接疑問文の中も必ず過去形ですか?
基本問題では時制を合わせることが多くなりますが、現在も変わらない事実などでは現在形を使う場合があります。主節が過去形という理由だけで、必ず過去形になるわけではありません。
couldやwouldがある間接疑問文は仮定法ですか?
必ずしも仮定法ではありません。I wanted to know how I could contact you. などのcouldは、主節が過去形であることに合わせた時制の一致として使われています。
「あなたはいつサムが帰ってくるか知っていますか」は英語で何と言いますか?
Do you know when Sam will come back? と表します。間接疑問部分は when Sam will come back の語順です。
確認クイズ(間接疑問文と時制の一致)
次の問題に答えましょう。A~Dの中から適切なものを1つ選び、「正解を見る」ボタンを押して確認してください。
1. 間接疑問文の説明として適切なものはどれですか。
A:疑問文を必ず文頭に置く表現
B:主語と動詞を省略した表現
C:疑問の内容を名詞のまとまりとして文中に入れる表現
D:感嘆文を疑問文に変える表現
2. 「あなたはいつサムが帰ってくるか知っていますか」の正しい英文はどれですか。
A:Do you know when will Sam come back?
B:Do you know when Sam will come back?
C:Do you know when does Sam come back?
D:Do you know when Sam come back?
3. Where does Tom live? を間接疑問文にした正しい文はどれですか。
A:Do you know where does Tom live?
B:Do you know where Tom live?
C:Do you know where Tom lives?
D:Do you know where lives Tom?
4. Why did Sam refuse the invitation? を文中に入れた正しい形はどれですか。
A:why did Sam refuse the invitation
B:why Sam did refuse the invitation
C:why Sam refused the invitation
D:why refused Sam the invitation
5. 疑問詞自身が主語になっている文はどれですか。
A:Do you know where he lives?
B:Do you know what happened?
C:Do you know when she will come?
D:Do you know why Sam left?
6. I wanted to know how I ( ) contact you. の空欄に入る語はどれですか。
A:can
B:could
C:will
D:am
7. 主節が過去形でも現在形を使える例として適切なものはどれですか。
A:The teacher asked me why the earth goes around the sun.
B:He asked me when she will came home.
C:She asked where did he live.
D:I wanted to know what does he want.
8. 正しい文末記号の組み合わせはどれですか。
A:I don’t know where he is? / Do you know where he is.
B:I don’t know where he is. / Do you know where he is?
C:I don’t know where is he. / Do you know where is he?
D:I don’t know where he is! / Do you know where he is!
9. 「彼が家にいるかどうか分かりません」を表す文として適切なものはどれですか。
A:I don’t know whether he is at home.
B:I don’t know whether is he at home.
C:I don’t know does he at home.
D:I don’t know what he is at home.
10. このLessonのcouldやwouldについて、正しい説明はどれですか。
A:couldやwouldは必ず仮定法を表す。
B:couldやwouldは間接疑問文では使えない。
C:主節が過去形であることに合わせた時制の一致として使われる場合がある。
D:couldやwouldを使うと疑問符を付けられない。


