STAGE2 Lesson12-1疑問文/仮定法(間接疑問)【ニュートレジャーの道案内】

Lesson12ではまずは疑問文です。さまざまな種類の疑問文を学習したあとに、仮定法というちょっと特殊な形と言いますか、心情表現を学習していく事になります。

セクション1ではまずは間接疑問という疑問文の一種を進めていきます。ちょっとネーミングが分かりづらいですから、まずはどういう使い方をするのかという事と、どうやって訳すのかという事を見ていこうと思います。

まず間接疑問と書いてあって、間接的な疑問文なのかと思いきや、こちらに書いたように疑問文の名詞化と書いてあります。

名詞化というとよく分からないかと思いますが、前回のセクションというか、前回のLessonで「疑問詞 + to 不定詞」というのを学習しました。

「どこへ行くべきか」とか「何を買うべきか」です。あのような形になりまして、前回は「疑問詞 + to 不定詞」だったものが、今度は疑問詞+主語、動詞という形になります。

こちらに書いたように疑問詞がありまして、そのあとが主語、動詞です。これによって疑問詞の訳をまず書いて、そのあとに「何々か」と付けます。

どういう事かというと、こちらにまず”when”疑問詞があります。疑問詞のあとに”the party”という主語があって、”will start”動詞があります。そうすると、これ全体で一つの塊となります。

本来は疑問文なので、”when is the party start”という形になる所を、この文の途中に名詞化して組み込む際というのは、基本的に疑問詞があって主語、動詞となるという順番になります。

これに主語と動詞を訳して最後に「か」と付けますから、そうすると”when”「いつパーティが始まるのかを私は知らない」というような形になります。

「疑問詞 + to 不定詞」と同じで、名詞の塊という事は、主語になれる、目的語になれる、補語になれる、この三つの使い方がある訳ですが、このように”know”動詞のあとに置いて目的語にする事が多いです。

ですから、「私はパーティがいつ始まるのかを知らない」というふうに、この「を」付けて訳す事が出来るという事になります。

二つ目の文でも”Can you tell me”「私に教えてくれませんか」とありますが、普通は「tell + 人 + 名詞」となる所を、この疑問詞+主語、動詞今回は目的語これが一つの塊になっていて、こういった塊になります。

そうすると、「私にこの塊を教えてくれませんか」という意味になっていて、この「何々を」に当たる部分に”why”「なぜサムが私の」”invitation”「招待を」招待を”refused”「断ったのか教えてくれませんか」というような意味になっています。

私は「何々を知らない」「私に何々を教えてくれませんか」その「を」に当たる所にいつ誰が何したのかとかなぜ誰が何したのかというふうに文のような形になります。こういったものを間接疑問と言います。

最後はちょっと注意して頂きたいポイントになっていまして、今は疑問詞 + 主語、動詞とふつうに言っていたんですが今回は”who”「誰が」というふうになっていて、この疑問詞がすでに主語の扱いになっていますから、この疑問詞+主語というのが”who”でまとめられているので、これで一つの塊です。

“who”のあとに直接”made”動詞が来ます。そして”this birthday cake”からこれが目的語になりますから、これで一つの塊、つまりあなたは誰がこの誕生日ケーキを作ったのか知っています?というような意味になります。

このように基本的には疑問詞+主語、動詞「誰が」と「何人が」というように、疑問詞が主語の場合は主語のすぐあとに動詞を付けます。
このような形で間接疑問という塊を作ります。


それでは間接疑問の注意点について説明をします。注意点としては、時制の一致という所に注意しなければいけません。

日本語では、例えばこちらの”I wanted to know”「私は知りたかった」とありまして、そのあとが疑問詞+主語+動詞となっていますから、これで一つの塊になっている訳です。

訳してみると、”how”「どのように私があなたに」目的語ですね、”contact”「接触する」とか「連絡を取る」とありますので、つまり「私はあなたにどうやったら連絡を取れるのか知りたかった。」となります。

「知りたかった」の所は”wanted”と”ed”が付いていますが、日本語ではここを訳す時に「私がどうやってあなたに連絡を取れるか」というふうに、「取れたか」とはあまり訳しません。

つまり、日本語ではこちらのメインじゃない方の主語、動詞の動詞の方は「何々した」ではなく、普通の「何々する」と訳すわけですが、英語というのは、こちらが”wanted”と過去形なので、これに合わせてこちらも過去形にしなければいけないんです。

こういった形でメインの主語、動詞の動詞が過去形だった場合、この間接疑問の中の主語、動詞のこの動詞の部分も過去形で揃えなければいけないという事になります。

こちらの塊の場合ですと、「彼は私に彼女がいつ家に帰ってくるかを尋ねた」となっています。ここでは”would”という助動詞を使っていますが、これは”will”の過去形になります。つまり、彼が訪ねた時点から見た未来を言いたい訳です。

なので、”He ask me when she will ではなくて、”asked”と過去の形ですので助動詞も過去形にして揃えるという事になります。

訳す時は、ここが「帰ってきた」ではなくて「いつ帰ってくるか」というふうに普通の形、現在形で訳しますが形としては過去形で揃えます。

ただ、日本語に訳す時はこの中というのは「何々した」ではなくて「何々する」というふうに普通の現在形のような形で訳します。こういった点に注意をして下さい。

この間接疑問はとにかく語順とそれから間接疑問の中の和訳、この2点に注意をしてしっかり文を書いて定着させて下さい。