STAGE2 Lesson3-2 文型 (第4文型をとる動詞)【ニュートレジャーの道案内】

それではLesson3セクション2を学習していきましょう。
このセクションでは第4文型「S V O O」という形が出てきます。
これまでの文型と何が違うのかという所に気を付けながら学習していきましょう。

まずこのように、「S V O O」と「O」が二つありますので、「O1」「O2」と書きました。
つまり「O」というのは目的語ですから、目的語になるものが二つあります。
つまり、動詞のあとに名詞が二つ連続して使われている文、これを第4文型と言います。
具体的に言いますと、こちら見て頂くと、「S」は「O1」に「O2」を「V」すると書いてあります。
「O1」というのは基本的に人を表す語句が多くて、「O2」という方は基本的に人ではないものを表す事が多いです。
具体的に見ていきますと、最初に”Maria’s father”「マリアのお父さん」という主語がありまして、次に”gave”という動詞があります。
次の”her”「彼女」です。これも代名詞は名詞扱いします。
「彼女」というのは「マリアのお父さん」とイコールではないので目的語になります。
そのあとにさらに”a new smartphone”「新しいスマホ」という形で名詞があります。
第5文型の所でも詳しく説明しますが、ここの名詞があった時にこの直前の名詞とイコールかどうかという事を考えます。
そうすると、「彼女」と「スマホ」がイコールな訳がないので、イコールだったら「C」になる訳ですが、イコールでなければ「O」目的語なので、これが「O2」になる訳です。
「O1」に「O2」を「V」するですから、「マリアのお父さんは彼女に新しいスマートフォンをあげました。」という形になっています。
このように「人にものを何々する」という訳で使っていくのが第4文型となります。

下も見てみます。
“Could you show me”と疑問文になっていますが、基本的に主語があって動詞があるというのは疑問文でも同じです。
「S」「V」があって、「あなた」と「私」はイコールではないので「O」です。
「私」と「写真」はイコールではないので「O2」です。
そうすると、「私にその写真を見せてくれませんか?」という形が出来上がります。
“Could you”というのが「何々してくれませんか」「して頂けませんか」というお願いを表わす文になっていました。
下の方も”Can you”となっていて”Could you”より”Can you”の方が柔らかいイメージがありまして、「何々してくれませんか?」というちょっと軽い感じの意味になっています。
こちらも主語があって動詞があって「あなた」と「私」はイコールではないので「O」です。
「私」と「写真」もイコールではないので「O」となりまして、「私にその写真を送ってくれませんか?」というような意味になっています。
このように、人にものを何々する、何々にしてあげるというこれを第4文型と言います。

さて、この第4文型というものですが、こちらが先ほど説明した「S V O O」という第4文型ですが、これを書き変えて第3文型にするという事があります。
つまり、「S V O」ここまでだけだと第3文型で、こちらのように「前置詞 + 名詞」が付くとこれは修飾語「M」という形でしたから、扱いとしては第3文型となります。
具体的に見ていきますと、こういった事です。
“My father”という主語があって、”bought”という動詞があって、「お父さん」と「私」はイコールじゃないので「O」です。
「私」と「コンピューター」もイコールではないので「O」です。
そうすると、「お父さんは私にコンピュータを買ってくれた。」という意味になっている訳ですが、この「O1」と「O2」というのは必ず語順が決まっています。
ところが、下のように”a computer”を前に出して書くという事も出来ます。
そうすると、「私のお父さんは買ってくれました」”a computer”「コンピューターを」となり、そのあとに”for me”と付いていて、そうすると「私のために」「私にコンピュータを買ってくれました。」というふうに書く事も出来る訳です。
意味としてはほとんど差はありません。
ただ、それぞれの形で「人 + もの」であれば前置詞”to”とか”for”は全く要らないんですが、ものを最初にもってきた場合は必ずここは人だけではなくて前置詞を入れます。
これが大事になってきます。
今回は”buy”という動詞に合わせて”for”という前置詞を使ったんですが、動詞によっては”for”になったり”to”になったりしてきます。
具体的に下の文で見てみますと、こちらです。
「私たちの先生は話してくれました」「私たちにあるストーリーを」となっています。
「私たちの先生は私たちにお話をしてくれました。」という文になっている訳ですが、これが下になってくると主語、動詞、目的語で最後が”to us”という形になっています。
この”to”と”for”の区別というのは、基本的にはこの”for”を使う方というのはこの動作をした結果この人に対して利益というか、いい事があるとか利益が出る場合に”for”を使うという事が多いですが、一つひとつの動詞に対してそれを全部覚えていく、あるいは当てはめていくっていうのはちょっと難しいと思います。
数としては”to”を使うものの方が圧倒的に多いですから、基本線は”to”を使うものだとして、まずは一旦”for”を使うものはこれとこれとこれだというのを覚えてしまって、そこからなんとなく動詞を見てみるとこういう傾向なのかなと探っていくのがいいかと思います。
New Treasure本体の方に一覧表のような形でこの場合は”to”を使う、この場合は”for”を使うというのが載っていますので、そちらを見ながら覚えていって下さい。
それではセクション2に関しては以上となります。