SVOO(第4文型)とは?toとforの違いを例文で解説【STAGE2 Lesson3-2 ニュートレジャーの道案内】
第4文型(S V O O)の書きかえで、toとforのどちらを使えばよいか分からないことはありませんか。
特に、buy a bike to me のように書いてしまう、S V 人 物 の語順で前置詞を入れてしまう、O1とO2の見分け方が分からない、といった間違いはよく起こります。
まずは、次の2つの例文で違いを確認しましょう。
give(与える)→ to
I gave him a book.
→ I gave a book to him.
buy(買う)→ for
I bought him a book.
→ I bought a book for him.
- to:相手に物や情報が届く・向かうイメージ
- for:相手のために何かをするイメージ
第4文型の S V 人 物 では、人の前に前置詞を入れません。第3文型に書きかえるときは、S V 物 to 人 または S V 物 for 人 の形にします。
このページでは、NEW TREASURE STAGE2 Lesson3 セクション2で扱う第4文型をもとに、SVOOの基本、第4文型から第3文型への書きかえ、toとforを使う動詞の違いを解説します。
NEW TREASUREで学習している生徒はもちろん、中2英語の復習や、並べ替え・英作文でtoとforを正しく使いたい人にも役立つ内容です。
最初にtoとforの違いを確認し、その後で文型の仕組みと書きかえ方を整理します。最後の10問クイズで、自分がどこまで理解できたか確かめてみましょう。
toとforを使う動詞の違い
第4文型を第3文型に書きかえるとき、多くの生徒が間違えやすいのが to と for の使い分けです。
大まかには、to は「相手に届く・相手に向かう」、for は「相手のためにする」というイメージで考えると整理しやすくなります。
ただし、すべてを意味だけから判断できるわけではありません。書きかえ問題では、動詞ごとによく使われる形を覚えておくことが大切です。
toを使う代表的な動詞
give, show, tell, send などは、第3文型に書きかえるときに to を使う代表的な動詞です。
Our teacher told us a story.
「私たちの先生は私たちにお話をしてくれました。」
この文を第3文型に書きかえると、次のようになります。
Our teacher told a story to us.
tell は「話を相手に伝える」動詞なので、この書きかえでは to us を使います。
同じように、giveは「与える」、showは「見せる」、sendは「送る」という動作を表します。物や情報が相手に届くイメージと結びつけて覚えましょう。
forを使う代表的な動詞
buy, make, cook, get などは、第3文型に書きかえるときに for を使う代表的な動詞です。
My father bought me a computer.
「父は私にコンピューターを買ってくれました。」
第3文型に書きかえると、次のようになります。
My father bought a computer for me.
buy は「その人のために買う」という意味になるため、この書きかえでは for me を使います。
make(作る)、cook(料理する)、get(手に入れる)も、相手のために何かをする意味で第4文型を使う場合、書きかえではforを使うことが多い動詞です。
学習するときは、まず buy / make / cook / get → for を押さえ、give / show / tell / send → to と対比して覚えると整理しやすくなります。
- 物や情報を相手に渡す・伝える動作なら、まず to を考える
- 相手のために買う・作るなどの動作なら、まず for を考える
- 最後に、動詞ごとの基本的な書きかえ方を確認する
ここまでで、toとforを使う代表的な動詞を確認しました。
動画でも確認したい場合は、以下の解説を活用してください。特に、動詞によって前置詞が変わる点を意識して見ると、書きかえの流れを整理しやすくなります。
toとforの違いが分かったら、次はなぜ「人」と「物」の順番を入れかえるのかを確認しましょう。
第4文型の仕組みが分かると、前置詞を選ぶだけでなく、並べ替えや文型判断でも正しい語順を考えやすくなります。
第4文型(S V O O)とは?
第4文型は、動詞のあとに目的語が2つ続く文型です。
形は S V O1 O2 で、基本的な意味は「SはO1にO2をVする」です。
O1には「人」を表す語句、O2には「物・こと」を表す語句が入ることが多くあります。
つまり、「人に物を〜する」という意味を作るのが第4文型の基本です。
次の画像では、S・V・O1・O2が英文のどこにあたるかを確認できます。
文型判断では、動詞のあとに2つの目的語が続いているかを確認することが大切です。

例文で確認するS・V・O1・O2
次の英文を見てみましょう。
Maria’s father gave her a new smartphone.
「マリアのお父さんは彼女に新しいスマートフォンをあげました。」
この文では、Maria’s father が主語S、gave が動詞Vです。
そのあとに、her と a new smartphone という2つの目的語が続いています。
- her:O1(彼女に)
- a new smartphone:O2(新しいスマートフォンを)
「彼女」と「スマートフォン」は同じものではないため、どちらも補語Cではなく目的語Oとして考えます。
このように、動詞のあとに「人」と「物」が続き、「人に物を〜する」という意味になる文が第4文型の代表的な形です。
この文も、Maria’s father gave a new smartphone to her. と書きかえることができます。
第4文型の仕組みが分かると、最初に確認したtoを使う書きかえも理解しやすくなります。
Could you show me … ? も第4文型になる
疑問文やお願いの文でも、基本の考え方は同じです。
Could you show me the picture?
「その写真を私に見せてくれませんか。」
この文では、you が主語S、show が動詞V、me がO1、the picture がO2です。
Could you 〜? は「〜していただけませんか」という丁寧なお願いを表す形です。
Can you 〜? も依頼に使えますが、一般には Could you 〜? の方が丁寧な印象になります。
たとえば、次の文も第4文型です。
Can you send me the picture?
「その写真を私に送ってくれませんか。」
この場合も、me がO1、the picture がO2です。
書きかえると、Can you send the picture to me? となります。
お願いの文でも、S V 人 物 と S V 物 to 人 の関係は同じです。
O1とO2の見分け方
第4文型では、O1とO2の順番が大切です。
基本的には、次のように考えます。
- O1:「だれに」「だれのために」にあたる語
- O2:「何を」「何について」にあたる語
たとえば、次の英文を確認しましょう。
He showed me his new bike.
「彼は私に新しい自転車を見せました。」
- me:「私に」なのでO1
- his new bike:「彼の新しい自転車を」なのでO2
また、目的語Oと補語Cを見分けるときは、動詞のあとに続く語句の関係にも注目します。
第5文型のOとCには、基本的に「O=C」という関係があります。一方、第4文型のO1とO2は、同じものを表しているわけではありません。
たとえば、「彼女」と「スマートフォン」、「私」と「写真」は同じものではありません。
そのため、これらの例文では、動詞のあとに続く2つの語句を目的語として考えます。
O1とO2を正しく見分けられるようになると、次の書きかえで、どちらを動詞の直後に移動させるか判断しやすくなります。
第4文型から第3文型へ書きかえる考え方
第4文型は、第3文型に書きかえられることがあります。
今回学習する基本的な書きかえでは、O2を動詞のすぐ後ろに置き、そのあとに to + 人 または for + 人 を続けます。
第4文型:S V 人 物
第3文型:S V 物 to / for 人
今回扱う書きかえでは、次の2点を確認しましょう。
- 「物」を動詞のすぐ後ろに置く
- 「人」の前に、動詞に合ったtoまたはforを置く
次の画像では、S V 人 物 の語順から、S V 物 for 人 に変わる流れを確認できます。

My father bought me a computer.
「父は私にコンピューターを買ってくれました。」
この文では、次のように分けられます。
- S:My father
- V:bought
- O1:me
- O2:a computer
第3文型に書きかえると、次のようになります。
My father bought a computer for me.
「父は私のためにコンピューターを買ってくれました。」
第4文型のときは、bought me a computer のように「人+物」の順番なので、人の前に前置詞は不要です。
一方、今回の書きかえでは、bought a computer for me のように「物+for+人」の順番にします。
これは第4文型と第3文型の基本的な書きかえ方です。すべての動詞や英文に同じ規則が当てはまるわけではないため、まずは今回扱う代表的な動詞で練習しましょう。
ここまでで、第4文型の語順と、to・forを使った書きかえの基本を確認しました。
次の段階では、英文を見てO1とO2を判断したり、動詞に合わせてtoとforを選んだりする練習が役立ちます。
並べ替えや英作文の問題を通して英文法を確認する学習に関心がある場合は、高校英文法パターンドリル|並べ替えと英作文を個別確認する講座も参考にしてください。
なお、このページの最後にも10問の確認クイズを用意しています。まずは無料で理解度を確かめたい人は、そのまま読み進めてみましょう。
よくある間違い:buy to me、tell for usに注意
ここからは、書きかえ問題で起こりやすい間違いを確認します。
基本の形を覚えていても、実際の英作文では前置詞や語順を混同することがあります。
- My father bought a computer to me.
今回の「私のために買った」という意味の書きかえでは、toではなく for me を使います。 - Our teacher told a story for us.
「先生が私たちに話をした」という第4文型の書きかえでは、to us を使います。ただし、tell a story for someoneは、文脈によって「その人のために話をする」という意味で成立することがあります。 - Our teacher told to us a story.
今回の基本的な書きかえでは、told a story to us の順番にします。動詞の直後にto usを置かないようにしましょう。 - S V to / for 人 物
第4文型の S V 人 物 では、人の前にtoやforを入れません。第4文型と第3文型の語順を混同しないことが大切です。
特に注意したいのは、前置詞の選択と人・物の語順を別々に確認することです。
たとえば、buyでforを選べても、bought for me a computer と並べてしまうと、今回学習する基本的な書きかえの形にはなりません。
「物を動詞の後ろに置く」「人の前にforを置く」という順番で考えると、間違いを減らしやすくなります。
第4文型(S V O O)とto/forのまとめ
ここまで学習した内容を、文型判断・書きかえ・英作文で使うポイントに分けて整理します。
クイズに進む前に、特に不安がある項目を確認しておきましょう。
| 確認項目 | 覚えておきたいポイント |
|---|---|
| 第4文型の形 |
S V O1 O2 基本の意味は「SはO1にO2をVする」 |
| O1とO2 |
O1:人を表すことが多い O2:物・ことを表すことが多い 例:He showed me his new bike. |
| 第3文型への書きかえ |
第4文型:S V 人 物 第3文型:S V 物 to / for 人 |
| toを使う動詞 |
give / show / tell / send など 例:I gave a book to him. |
| forを使う動詞 |
buy / make / cook / get など 例:I bought a book for him. |
| 意味と語順 |
My father bought me a computer. My father bought a computer for me. 基本的な意味はほぼ同じですが、語順と前置詞が異なります。 |
| 間違えやすい点 |
buyの書きかえでは通常for tellの書きかえでは通常to 第4文型の「人+物」には前置詞を入れない |
Lesson3 セクション2 第4文型クイズ(全10問)
ここまでの内容を理解できているか、10問のクイズで確認してみましょう。
特に、O1とO2の見分け方、toとforの使い分け、第3文型への書きかえは、並べ替えや英作文で間違えやすいポイントです。
答えを選んでから「正解と解説を見る」を開いてください。間違えた問題は、解説にある復習箇所に戻って確認すると理解を深められます。
-
第4文型の正しい語順を選びなさい。
A. S O V O
B. S V O O
C. S O O V
D. S V C O -
「O1」「O2」の組み合わせとして最もふさわしいものはどれ?
A. O1=物,O2=人
B. O1=人,O2=物(こと)
C. O1=形容詞,O2=名詞
D. O1=名詞,O2=名詞(どちらでもよい)正解と解説を見る
正解:B
第4文型では、O1が「人」、O2が「物・こと」を表すことが多くあります。
たとえば、He showed me his new bike. では、meがO1、his new bikeがO2です。
詳しくはO1とO2の見分け方を確認しましょう。
-
次の文を第3文型として完成させるとき、空欄に入る前置詞として最も適切なものはどれですか。
My father bought a bike ( ) me.
A. to
B. from
C. for
D. of正解と解説を見る
正解:C
buyは「人のために買う」という意味で第4文型を使う場合、第3文型への書きかえでは通常forを使います。
My father bought me a bike. は、My father bought a bike for me. と書きかえられます。
toを選んだ場合は、toとforを使う動詞の違いを復習しましょう。
-
「私たちの先生は私たちにその話をしてくれました。」これを第4文型で表した英文として最も適切なのはどれ?
A. Our teacher told the story to us.
B. Our teacher told us the story.
C. Our teacher told to us the story.
D. Our teacher told the story us.正解と解説を見る
正解:B
第4文型は S V 人 物 の語順です。
Aも正しい英文ですが、こちらは第3文型です。第4文型を選ぶ問題なのでBが正解になります。
語順を間違えた場合は、第3文型への書きかえを確認しましょう。
-
Our teacher told us a story. を第3文型に書きかえるとき、正しいものはどれ?
A. Our teacher told a story us.
B. Our teacher told a story for us.
C. Our teacher told a story to us.
D. Our teacher told to us a story. -
次のうち、第4文型になっている文はどれですか。
A. I play tennis after school.
B. He showed me his new bike.
C. They are in the library.
D. She is a good singer.正解と解説を見る
正解:B
showedのあとに、meとhis new bikeという2つの目的語が続いています。
Aは第3文型、Cは第1文型、Dは第2文型です。
文型判断に迷った場合は、第4文型の基本を確認しましょう。
-
My father bought me a computer. と意味がほぼ同じになる文はどれ?
A. My father bought for me a computer.
B. My father bought a computer to me.
C. My father bought a computer for me.
D. My father bought me for a computer.正解と解説を見る
正解:C
buyの基本的な書きかえは、buy + 物 + for + 人です。
Bはtoとforの選択、AとDは語順に注意が必要です。
この問題を間違えた場合は、第4文型から第3文型への書きかえをもう一度確認しましょう。
-
「先生は私たちに英語を教えました。」の英文として、第4文型になっているものはどれ?
A. Our teacher taught English to us.
B. Our teacher taught us English.
C. Our teacher taught English us.
D. Our teacher taught to us English.正解と解説を見る
正解:B
taughtのあとに、us(人)とEnglish(教えた内容)が続く第4文型です。
Aも正しい英文ですが、第3文型です。
第4文型と第3文型の違いは、書きかえの基本で確認できます。
-
「人に物を何々する」という意味を表すときに第4文型を使います。この説明として最も適切なものはどれ?
A. S は C を V する構造
B. S は O を V する構造
C. S は O1 を O2 に V する構造
D. S は O1 に O2 を V する構造 -
次の文のO1にあたる語を選びなさい。
Our teacher gave my sister some books.
A. Our teacher
B. my sister
C. some books
D. gave正解と解説を見る
正解:B
my sisterは「私の姉(妹)に」にあたる語なのでO1です。
some booksは「何を与えたか」を表すO2です。
目的語の区別に迷った場合は、O1とO2の見分け方を復習しましょう。
10問のクイズはどうでしたか。正解数だけでなく、どの種類の問題で迷ったかを確認することが大切です。
- 第1・2・6・9・10問で迷った場合
第4文型の語順や、O1とO2の見分け方を復習しましょう。まずは本文の基本説明に戻り、主語・動詞・目的語を区別できるか確認してください。 - 第3・5問で迷った場合
toとforを使う動詞の違いを復習しましょう。give・tellなどはto、buyなどはforという基本的な組み合わせを、例文と一緒に確認することが大切です。 - 第4・7・8問で迷った場合
第4文型と第3文型の語順の違いを確認しましょう。「人+物」と「物+to/for+人」を区別して、英文を組み立てる練習が役立ちます。
説明を読み直して理解できたら、次は答えを見ずに英文を並べ替えたり、自分で書いたりして確認してみましょう。
特に、「toとforの違いは分かるのに、問題になると選べない」「人と物の語順を間違える」という場合は、知識を実際の問題で使う練習が必要です。
並べ替えや英作文を通して英文法を確認する学習に関心がある場合は、高校英文法パターンドリル|並べ替えと英作文を個別確認する講座も参考にしてください。
まずは今回の10問を解き直し、間違えた理由を説明できるようにすることから始めましょう。
第4文型・toとforのFAQ
最後に、書きかえや文型判断で迷いやすい点を確認します。
toとforはどうやって見分ければよいですか?
大まかには、toは「相手に届く・相手に向かう」動作、forは「相手のためにする」動作で使われることが多いです。
ただし、意味だけですべて判断できるわけではありません。
まずは、give / show / tell / sendはto、buy / make / cook / getはforという代表的な組み合わせを、例文と一緒に覚えましょう。
buyはtoではなくforを使いますか?
第4文型から第3文型への基本的な書きかえでは、buyは通常forを使います。
たとえば、My father bought me a computer. は My father bought a computer for me. と書きかえます。
「人のために買う」という意味と結びつけて覚えましょう。
giveやshowはforではなくtoを使いますか?
第4文型から第3文型への基本的な書きかえでは、giveやshowは通常toを使います。
give, show, tell, sendなどは、相手に物や情報を渡す・見せる・伝える・送る動作を表します。
そのため、今回学習する書きかえではtoを使うと覚えましょう。
S V 人 物 の形では、人の前にtoやforを入れますか?
いいえ。第4文型の S V 人 物 の語順では、人の前にtoやforを入れません。
たとえば、Could you show me the picture? が第4文型です。
第3文型に書きかえる場合は、Could you show the picture to me? となります。
前置詞だけでなく、人と物の順番も一緒に確認しましょう。
S V O O のOはどちらも目的語ですか?
はい。第4文型のO1とO2は、どちらも目的語です。
O1は「人」、O2は「物・こと」を表すことが多く、「SはO1にO2をVする」という意味を作ります。
第5文型のOとCとは異なり、第4文型の2つの目的語は基本的にイコールの関係にはなりません。
今回の第4文型では、toとforの使い分けだけでなく、目的語の見分け方や第3文型との違いも確認しました。
もし、「OとCの違いがまだ分からない」「ほかの文型も見分けられるようになりたい」と感じた場合は、関連する文法をあわせて復習すると理解を整理しやすくなります。
また、NEW TREASURE STAGE2を使って学習している場合は、前後のLessonで扱う文法も確認しておくと、単元ごとのつながりを意識しながら復習できます。
NEW TREASURE STAGE2のLesson全体を確認したい場合は、NEW TREASURE STAGE2|中2英文法 総括+Lesson一覧(全体像はこちら)から、次に確認したい単元を探してみてください。


