STAGE2 Lesson5-1 動名詞の意味と使い方|進行形との違いを基礎から整理する講座版【ニュートレジャーの道案内】
ing が見えた瞬間に「進行形だ」と決めてしまうと、動名詞はここでつまずきます。
たとえば Swimming is fun. を「泳いでいるのは楽しい」と訳したり、My mother’s job is teaching tennis. を進行形に寄せて読んだりするパターンです。
もう1つ多いのが、about / without のあとで to を置こうとして止まるパターンです。
- 動名詞:「〜すること」として読む(主語/補語/目的語に置ける)
- be+ing:形は同じでも、訳が「〜しているところだ」にならない文がある
- 前置詞+ing:about making / without saying のように、前置詞のあとは -ing
このページでは、動名詞を主語/補語/目的語の3か所で並べて確認し、進行形と混ざるところを訳で見分けられるようにします。
あわせて、前置詞のあとは -ing になる理由も例文で整理します。
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この Lesson5 では 動名詞 が登場します。
Lesson4 では不定詞を学習しましたが、その中の 名詞的用法「〜すること」 に近い働きをする品詞が、この動名詞です。
動名詞とは何か
動名詞というのは、動詞の原形に -ing を付けて「〜すること」という名詞の働きをさせる形です。
意味としては不定詞の名詞的用法にかなり近いですが、形が be+ing の進行形と似ているので、ここで混ざってしまう人が少なくありません。
まずは、主語・補語・目的語の3か所に置けることを押さえていきましょう。

主語になる動名詞
一つ目は主語です。
これは文の先頭に置きますから、このように Swimming と文の先頭に置いて、こちらが主語を表しています。
そして主語のあとに動詞がきて、最後に fun「楽しい」といった形がきて、「泳ぐことは楽しいです」という訳になっています。
注意点としてはこちらの swim です。
元の単語は swim という形で m が一つですが、-ing を付ける際に m が二つ重なって swimming になります。
これは何だったかというと、単語の最後が短母音+子音で終わっている場合、最後の子音字を重ねて -ing を付けるというルールがありました。
これは現在進行形とか過去進行形という単元で、-ing の付け方として学習した内容です。
この動名詞というのは、基本的に動詞の原形に -ing を付けて「すること」という使い方をします。
ですので、-ing の付け方が分からないと、動名詞自体を正しく作ることができません。
-ing の付け方を忘れてしまった、ちょっと怪しいという方は、現在進行形の単元に戻って復習しておきましょう。
二つ目の例です。
こちらも不定詞と同様に、Getting daily exercise これで一つの塊を作ります。
これ全体で「何々すること」です。
daily は「毎日の」「日々の」、exercise は「運動」です。
したがって直訳すると「毎日の運動を得ること」ですが、日本語としては少しかたいので、この場合は「毎日運動すること」くらいで押さえておきましょう。
そうすると、Getting daily exercise is a good habit. は「毎日運動することはよい習慣です」といった形になります。
このように、動名詞の塊、-ing の塊というのは必ずこの -ing から書き始めます。
元々は動詞ですから、「何を」にあたる語句が必要なら、その目的語は後ろに置いていきます。
この場合でいうと get の目的語が daily exercise です。
このようにして、「何々を何とかすること」という形で動名詞の塊を作っていきます。
補語になる動名詞
それでは次に補語を見ていきましょう。
補語というのは、be動詞のあとに置かれて主語とイコールになるものでした。

この例文で見てみますと、My mother’s job「私のお母さんの仕事」、これが主語になっていて、is が動詞です。
そのあとで teaching tennis、これが動名詞の塊となっています。
そうすると「すること」で訳すわけですから、「私のお母さんの仕事はテニスを教えることです」といった形の文になっています。
また、下の文では My father’s favorite pastime が主語になっていて、is をはさんで playing golf が来ています。
これも一つの塊になっていて、「ゴルフをすることです」というような形になります。
つまり、主語に対してイコールになる、be動詞をはさんでイコールになっている補語というものになっています。
そうすると、「何々は何々することです」といった形で訳すことができます。
be動詞と -ing が一緒になると進行形と混ざってしまうという人がたまにいますが、進行形であれば「何々しているところだ」という訳になるはずです。
「私のお母さんの仕事がテニスをしているところです」と言うのはおかしいわけなので、進行形と動名詞の区別は訳してみればかなり見分けやすいです。
ですから、そこは普通に訳して考えていってください。
目的語になる動名詞
それでは最後に目的語を見ていきましょう。
目的語というのは、他動詞、いわゆる動詞のあとに置く名詞のことで、「何々を」とか「誰々に」を表す単語でした。
この場合はもちろん「すること」となっていて人ではなくものにあたりますから、「何々を」「何々することを」といった形で訳していきます。

例文を見ていきます。
Chris が主語です。
enjoys が動詞になっています。
studying math これで一つの塊になっていて、これで「数学を勉強すること」です。
もちろん「クリス」と「数学を勉強すること」はイコールではありませんから、こちらが目的語の「何々を」にあたります。
そうすると、「クリスは数学を勉強することを楽しみます」「楽しんでいます」といった文になってきます。
「何々することを楽しむ」で少し違和感がある場合は、「何々して楽しむ」と自然な日本語に直してもかまいません。
例えばこの場合であれば、「クリスは数学を勉強して楽しんでいる」というような形で訳していきます。
このように、なんとなく to 不定詞 の「することを」と同じような形になっていますから、この辺りまでは実は動名詞というのはそこまで難しくないと思います。
ですが、次からがちょっと大事になってきます。
前置詞のあとは必ず動名詞
次を見ていただくと、Don’t worry about making mistakes. という文があります。
Don’t worry で「心配しないでください」、about は「〜について」です。
そのあとに making mistakes「間違えること」が続いています。
ここで先ほどと違うのは、worry という動詞の直後ではなく、about という前置詞のあとに動名詞が来ていることです。
こういったように、about / at / for / in / without といった前置詞のあとに、「何々すること」という意味を付け加えるときは、to 不定詞を使うことはできなくて、必ず動名詞の形にします。
したがってこの文は、「間違えることについて心配してはいけません」といった意味になります。
同じように、次の文に関しても見てみましょう。
He left the classroom without saying a word.
ここまでは、He left the classroom で「彼は教室を出て行った」「教室を去った」です。
そのあとに without とあります。
この without は「〜なしで」という意味の前置詞です。
したがって about と同じように、without も前置詞なので、そのあとは say という動詞の原形ではなく saying と -ing にしないといけません。
そして a word と続きます。
word は「言葉」「単語」ですから、「一つの言葉を言うことなしで」ということは、「一言も言わずに教室を去った」とか「何も言わずに教室を出て行った」という意味になってきます。
このように、動名詞というのは主語に置いてある場合と補語に置いてある場合はそこまで大きな問題にはなりませんが、この目的語や前置詞のあとの形で注意が必要です。
目的語の場合は、このあとのセクションで学習するように、「to 不定詞」か -ing かを判断しなければいけないということがあったり、前置詞のあとは必ず動名詞を置かなければならないといった形で、動詞の後ろに置く場合に注意する点がいろいろ出てきます。
ですので、こちらも文法問題集などを使って、特に前置詞のあとの動名詞を中心に学習していってください。
Lesson5 セクション1【動名詞】まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 動名詞とは? |
|
| 動名詞の置ける場所 |
|
| 進行形との違い |
|
| -ing の付け方の確認 |
|
| 目的語としての動名詞 |
|
| 前置詞+動名詞 |
|
| このセクションのゴール |
|
Lesson5 セクション1【動名詞】確認クイズ(10問)
| No. | 問題 | 選択肢(A~D) | 正解 |
|---|---|---|---|
| 1 | 動名詞の基本的な意味として最も適切なものはどれですか。 | A. 〜しているところだ B. 〜された C. 〜すること D. 〜させること |
|
| 2 | 動名詞が置ける位置として正しい組み合わせはどれですか。 | A. 主語・補語のみ B. 補語・目的語のみ C. 主語・目的語のみ D. 主語・補語・目的語 |
|
| 3 | 「泳ぐことは楽しいです。」を表す英語として最も適切なものはどれですか。 | A. Swim is fun. B. Swimming is fun. C. To swim is funning. D. Swim fun. |
|
| 4 | 次のうち、補語として動名詞が使われている文はどれですか。 | A. Swimming is fun. B. Chris enjoys studying math. C. My mother’s job is teaching tennis. D. Don’t worry about making mistakes. |
|
| 5 | 次の日本語を表す英語として正しいものはどれですか。 「クリスは数学を勉強することを楽しんでいる。」 |
A. Chris enjoys to study math. B. Chris enjoy studying math. C. Chris enjoys studying math. D. Chris is studying math enjoys. |
|
| 6 | 次のうち、前置詞のあとに正しく動名詞が使われているものはどれですか。 | A. Don’t worry about to make mistakes. B. Don’t worry about making mistakes. C. Don’t worry to make mistakes about. D. Don’t worry making mistakes about. |
|
| 7 | 「彼は何も言わずに教室を出て行った。」を表す文として最も適切なものはどれですか。 | A. He left the classroom without say a word. B. He left the classroom without to say a word. C. He left the classroom without saying a word. D. He left the classroom saying without a word. |
|
| 8 | 「前置詞のあとには必ず動名詞」というルールに当てはまる例として正しいものはどれですか。 | A. He is good at play soccer. B. He is good at playing soccer. C. He is good to play soccer. D. He is playing soccer at good. |
|
| 9 | 「swim」の動名詞形として正しいスペルはどれですか。 | A. swiming B. swimmng C. swimming D. swimed |
|
| 10 | 動名詞を学ぶときに、現在進行形のときに学んだ -ing のつけ方 を復習しておく必要がある主な理由として最も適切なものはどれですか。 | A. 動名詞は過去形と同じだから B. 動名詞も「動詞+ing」の形を使うから C. 動名詞はすべて不規則変化だから D. 動名詞は助動詞の後ろにしか来ないから |

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