受動態の疑問文|疑問詞の語順とBy whom/Who…by【New Treasure Stage2 Lesson6-2】
NEW TREASURE STAGE2 Lesson6-2 では、受動態の疑問文、By whom / Who … by、by を使わない受動態、be made of / be made from を確認します。
受動態の疑問文は、疑問詞が主語かどうかで語順が変わります。特に、What was stolen? のように疑問詞が主語になる文と、Where was Mary’s purse found? のように疑問詞が場所を表す文では、語順の考え方が違います。
このページでは、受動態の疑問文を3つに分けて確認し、そのあとに by を使わない受動態表現、made of / made from の使い分けまで例文で見ていきます。
受動態の疑問文で先に見るポイント

受動態の疑問文は、疑問詞が主語かどうかで語順が変わります。
- 疑問詞が主語:疑問詞 + be動詞 + 過去分詞
- 疑問詞が主語ではない:疑問詞 + be動詞 + 主語 + 過去分詞
- 「誰によって」:By whom …? または Who … by?
この3つを分けて考えると、受動態の疑問文を書きやすくなります。
NEW TREASURE STAGE2全体の復習順やLessonごとの位置づけをまとめて確認したい場合は、STAGE2英文法 総括+Lesson一覧もあわせて使ってください。
受動態疑問文は、語順と答え方の両方で間違えやすい単元です。本文を読んでも「主語になる疑問詞だけ毎回混ざる」「By whom と Who … by の作り方で考え込む」という場合は、受動態疑問文を文法から見直す個別講座も比較材料になります。
疑問詞が主語になる受動態の疑問文
まずは、疑問詞が主語になる文から確認します。

疑問詞が主語になるのは、「何が〜されましたか」「誰が〜されましたか」とたずねる場合です。
What was stolen from Mary’s locker?
「メアリーのロッカーから何が盗まれたのですか」
この文では、What が主語です。そのため、What のあとに was stolen が続きます。
もとの文を考えると、This book was written. の This book を What に置き換えるような作り方です。疑問詞が主語になっているので、be動詞をさらに前へ出す必要はありません。
語順は、疑問詞 + be動詞 + 過去分詞 です。
この場合、答え方も大切です。
What was stolen from Mary’s locker?
Her purse was.
「彼女の財布が盗まれました」
「何が盗まれたのですか」と聞かれているので、答えの主語は Her purse になります。It is her purse. のように答えるのではなく、疑問文の主語とbe動詞に合わせて Her purse was. と答えます。

Who was told about the problem first?
「誰が最初にその問題について伝えられましたか」
この文では、Who が主語です。そのあとに was told が続いています。
答えるときも、「誰が伝えられたのか」に対応する主語を置きます。
The shop clerk was.
「店員さんです」
疑問詞が主語になっている場合は、疑問文では 疑問詞 + be動詞 + 過去分詞、答えでは主語とbe動詞をそろえることを意識しましょう。
疑問詞が主語ではない受動態の疑問文
次は、「いつ」「どこで」のように、疑問詞が主語ではない場合です。場所や時間をたずねる文では、疑問詞のあとにbe動詞を置き、そのあとに主語を続けます。

Where was Mary’s purse found?
「メアリーの財布はどこで見つかりましたか」
この文では、Where は場所をたずねる疑問詞であり、主語ではありません。主語は Mary’s purse です。
そのため、語順は Where + was + Mary’s purse + found? になります。
答えるときは、主語を it に置き換えて、be動詞も疑問文に合わせます。
It was found in the restroom.
「それはお手洗いで見つかりました」

When was the building built?
「その建物はいつ建てられましたか」
この文では、When が時間をたずねる疑問詞で、主語は the building です。build の過去分詞は built なので、was built という受動態になります。
答えは次のようになります。
It was built last year.
「それは去年建てられました」
疑問詞が主語ではない場合は、疑問詞 + be動詞 + 主語 + 過去分詞 と考えます。
By whom / Who … by の受動態疑問文
次は、「誰によって〜されましたか」とたずねる文です。

もとの文を確認します。
America was discovered by Columbus.
「アメリカはコロンブスによって発見されました」
ここから「誰によってアメリカは発見されましたか」とたずねる文を作ります。
まず、be動詞を主語の前に出して疑問文にします。
Was America discovered by Columbus?
「アメリカはコロンブスによって発見されましたか」
次に、Columbus を「誰」に変えます。by は前置詞なので、そのあとには目的格の whom を使います。
そこから、2通りの英文ができます。
By whom を文頭に出す場合
By whom was America discovered?
「アメリカは誰によって発見されましたか」
by whom をひとまとまりとして文頭に出す言い方です。文としてはかたい印象になりますが、文法問題ではよく扱われます。
Who だけを文頭に出す場合
Who was America discovered by?
「アメリカは誰によって発見されましたか」
疑問詞だけを文頭に出す場合は、whom ではなく Who を使うのが一般的です。このとき、もとの by は文末に残します。
Who was discovered America? のように書くと、「誰がアメリカを発見されましたか」のような不自然な文になります。受動態では、主語は America のままなので、Who was America discovered by? と書きます。
この単元を英文で書けるようにするために

受動態の疑問文は、疑問詞が主語の場合・疑問詞が主語ではない場合・by whom / Who … by を行き来するときに混ざりやすい単元です。英文を書くときに毎回考え込む場合は、受動態の基本から単元ごとに戻ると理解しやすくなります。
- 受動態疑問文を単元ごと文法から見直したい → 受動態疑問文を文法から見直す個別講座
- 他の中学英文法も含めて継続して復習したい → 中学英文法を継続して復習できるライブ授業案内
語順だけでなく、答え方や書き換えまで含めて確認したい場合は、文法講座側から見直すと進めやすくなります。
by を使わない受動態
受動態では by を使う文が多く出てきますが、すべての受動態で by を使うわけではありません。ここからは、by 以外の前置詞を使う表現を確認します。

be filled with
The hall was filled with people.
「そのホールは人々でいっぱいでした」
fill は「満たす」「いっぱいにする」という意味です。受動態になると「満たされている」という意味になり、be filled with で「〜でいっぱいだ」と表します。
be known to
The singer is known to people all over the world.
「その歌手は世界中の人々に知られています」
ここでは known by ではなく、known to を使います。to には「〜に対して」という感覚があります。
be caught in
We were caught in the rain on our way home.
「私たちは家に帰る途中で雨に降られました」
catch の過去分詞は caught です。be caught in the rain で「雨に降られる」という意味になります。
be surprised at
We were surprised at the beautiful voice.
「私たちはその美しい声に驚きました」
surprise は本来「驚かせる」という意味です。そのため、「私たちは驚いた」と言う場合は、We were surprised と受動態にします。
また、surprise はつづりにも注意が必要です。su のあとに r が続くので、書くときに surprise と確認しましょう。
be made of と be made from の使い分け
次に、make を使った受動態を確認します。be made of と be made from は、どちらも「〜で作られている」「〜から作られている」と訳せますが、使い分けがあります。

be made of は材料の性質が残る場合
This table is made of wood.
「このテーブルは木で作られています」
テーブルになっても、木という材料の性質は残っています。このように、材料の性質や見た目が大きく変わっていない場合は、be made of を使います。
たとえば、教科書が紙でできている場合は、紙という材料の性質が残っているので、次のように言えます。
This textbook is made of paper.
「この教科書は紙で作られています」
be made from は原料が変化する場合
Tofu is made from soybeans.
「豆腐は大豆から作られています」
大豆が加工されて豆腐になると、見た目や性質が大きく変わります。このように、原料が別のものに変化している場合は、be made from を使います。
紙は木材から作られるので、次のように言えます。
Paper is made from wood.
「紙は木材から作られています」
ワインも、ぶどうから見た目や性質が変わるので、次のように言えます。
Wine is made from grapes.
「ワインはぶどうから作られています」
be made into の書き換え
Tofu is made from soybeans. は、次のように書き換えることもできます。
Soybeans are made into tofu.
「大豆は豆腐に加工されます」
into は、左側にあるものが右側のものへ変化する感覚を表します。A is made into B で「AがBに作り変えられる」という意味になります。
Lesson6 セクション2:疑問詞を使った受動態・byを使わない受動態
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学習テーマ |
|
| 疑問詞が主語 |
|
| 疑問詞が主語ではない |
|
| 誰によって〜されたか |
|
| by を使わない受動態 |
|
| be made of / from |
|
Lesson6 セクション2 確認クイズ10問
| No. | 問題 |
|---|---|
| 1 |
「メアリーのロッカーから何が盗まれたのですか。」に最も適切な英文を選びなさい。 A. What did steal from Mary’s locker? 正解を見る正解:C(What was stolen from Mary’s locker?) |
| 2 |
Q1 の疑問文に「彼女の財布が盗まれました。」と答えるとき、最も適切なものを選びなさい。 A. It is her purse. 正解を見る正解:C(Her purse was.) |
| 3 |
「その建物はいつ建てられたのですか。」に最も適切な英文を選びなさい。 A. When built was the building? 正解を見る正解:B(When was the building built?) |
| 4 |
Q3 の疑問文に「その建物は去年建てられました。」と答えるとき、最も適切な英文を選びなさい。 A. It built last year. 正解を見る正解:C(It was built last year.) |
| 5 |
「疑問詞が主語ではない受動態の疑問文」の語順として正しいものを選びなさい。 A. 主語 + be動詞 + 疑問詞 + 過去分詞 + …? 正解を見る正解:C(疑問詞 + be動詞 + 主語 + 過去分詞 + …?) |
| 6 |
「そのホールは人々でいっぱいだった。」に最も適切な英文を選びなさい。 A. The hall was filled by people. 正解を見る正解:C(The hall was filled with people.) |
| 7 |
「その歌手は世界中の人々に知られている。」に最も適切な英文を選びなさい。 A. The singer is known by people all over the world. 正解を見る正解:B(The singer is known to people all over the world.) |
| 8 |
「私たちは家に帰る途中で雨に降られた。」に最も適切な英文を選びなさい。 A. We caught in the rain on our way home. 正解を見る正解:C(We were caught in the rain on our way home.) |
| 9 |
「このテーブルは木でできている。」に最も適切な英文を選びなさい。 A. This table is made from wood. 正解を見る正解:B(This table is made of wood.) |
| 10 |
Tofu is made from soybeans. を「大豆から豆腐が作られます。」という意味になるように書きかえるとき、最も適切な英文を選びなさい。 A. Soybeans are made from tofu. 正解を見る正解:C(Soybeans are made into tofu.) |
この単元のあとに進む学習の選び方
ここまでで「語順は分かるのに、テストや英作文でうまくいかない」という場合は、疑問詞が主語になる文、疑問詞が主語ではない文、by を含む文のどこで混ざっているかを先に見ると復習しやすくなります。
- 受動態疑問文を単元ごと文法から見直したい → 受動態疑問文を文法から見直す個別講座
- 受動態だけでなく中学英文法全体を継続して復習したい → 中学英文法を継続して復習できるライブ授業案内
受動態だけで考え込みやすい場合は文法講座、時制や助動詞も含めて復習したい場合はライブ授業、という分け方がしやすいです。
【文法復習講座】:受動態疑問文は、語順・答え方・by whom / Who … by を分けて練習すると定着しやすくなります。


