STAGE3 Lesson1-3 時制/完了形(大過去)【ニュートレジャーの道案内】

過去完了の大過去とは

今回は過去のある時点よりも更に前の事を表す、過去よりも更に過去の事を表す大過去という用法を見ていきます。


I saw a painting」という文があります。ここで「その」が関係代名詞として使われ、「ある有名な芸術家が描いたその絵を見ました」となります。私がこの時点で絵を見たという事は、絵はもうこの時点ではとっくに完成している訳です。そうすると、「had painted」というのが、「絵画を見た」という事はそれよりも前の時点でその絵画は完成していた訳ですから、ここよりも更に前の時点で「すでにその有名な芸術家が絵を描いていた」、これを過去完了形で表します。

過去完了との違い

セクション2で学んだ過去完了と何が違うのかというと、セクション2の過去完了は「継続している」や「何々していた」といった訳し方をしていました。これに対して大過去というのは、ここよりも更に前を表すだけですから、訳としては「何々した」になってしまいます。英語ではこの大過去のように過去よりも更に前の過去を表す言い方というのはありますが、日本語では「何々した」となってしまいます。

形の違い

形自体は非常にシンプルになります。「have + 過去分子」は過去から今、「had + 過去分子」は過去の時点から過去の時点という形で、表している時点が違うという事に注意して学習を進めていって下さい。

それではセクション3に関しては以上となります。