STAGE3 Lesson2-3 助動詞の発展用法(過去の推量)【ニュートレジャーの道案内】
過去の推量を表す「助動詞 + have + 過去分詞」
このセクションでは、過去の推量を表す文法構造「助動詞 + have + 過去分詞」に焦点を当てます。複雑な構成ですが、それぞれの意味を区別しながら学習しましょう。
形の確認: “may“、”must“、”cannot“といった助動詞に続く「have + 過去分詞」が特徴です。これは過去の出来事に対する推量を示します。
例文の解説:
“Cathy may have taken the wrong route.”
“may“は「かもしれない」を意味し、「have taken」は「した」となります。したが、正確なルートを選んでいたかどうかは不確定です。
“David didn’t come.”
“must“との組み合わせで「に違いない」を示し、「He must have overslept.”」は「彼は寝過ごしたに違いない。」となります。
“He cannot have forgotten.”
“cannot“は「はずがない」を示し、「have forgotten」は「忘れた」となります。したが、その時間を忘れている可能性は低いです。
助動詞と過去分詞の組み合わせは、過去の出来事に対する推量や非難を表します。この構造を練習して、使いこなせるようにしましょう。
過去の非難と後悔を表す「should + have + 過去分詞」
文法構造の解説
今度は「should + have + 過去分詞」について見ていきます。この形は、過去の出来事に対する非難や後悔を表します。助動詞の後に「have + 過去分詞」という形が続きます。
「should + have + 過去分詞」の例文解説
“You should have checked the correct spelling.”
“should“は「〜すべきだった」という意味を持ちます。ここでは「正しいスペルをチェックすべきだった」という意味になります。
“have checked“は過去分詞で、「チェックした」という意味です。しかし、実際にはチェックしていなかったことを後悔しています。
“You shouldn’t have stayed up late last night.”
“shouldn’t“は「〜すべきではなかった」という否定形です。つまり、「昨日夜更かしすべきではなかった」という意味です。
“have stayed up“は「夜更かしした」という意味で、ここでは実際に夜更かしをしたことに後悔しています。
過去の非難と後悔を表す形の特徴
助動詞の後に「have + 過去分詞」が続くこの形は、過去の出来事に対する非難や後悔を表します。注意すべきは、助動詞の後には常に動詞の原形が来るため、助動詞に応じた過去分詞が使われる点です。