STAGE3 Lesson3-2不定詞を使った表現(to V原+前置詞)【ニュートレジャーの道案内】
前置詞の to と不定詞の to は形が同じですが、toの後ろに何が続くかを見ると判別しやすくなります。
came to が「来た」なのか「〜するようになった」なのか分からない人は、まず to の後ろ を確認しましょう。後ろに名詞が続く場合と、動詞の原形が続く場合で、toの働きと意味が変わります。
まず結論:came toは後ろで判断します
- came to school:toの後ろが名詞なので、前置詞のto。「学校に来た」
- came to a conclusion:toの後ろが名詞なので、前置詞のto。「結論に至った」
- came to realize:toの後ろが動詞の原形なので、不定詞のto。「やがて気づいた」「実感するようになった」
- came to himself:「意識を取り戻した」という熟語表現
came toを一つの意味だけで覚えるのではなく、まずtoの後ろが名詞なのか、動詞の原形なのかを確認することが大切です。熟語表現まで含めた詳しい訳し分けは、本文中の表で順番に確認します。
came toの意味を基本パターンで確認
| 形 | 主な意味 | 例 |
|---|---|---|
| came to + 名詞 | 〜へ来た、〜に到着した、〜に至った | He came to the park. 彼は公園に来ました。 They came to a conclusion. |
| came to + 動詞の原形 | 〜するようになった、〜するに至った | I came to realize that I needed more practice. 私はもっと練習が必要だと実感するようになりました。 |
| came to oneself | 意識を取り戻した | He came to himself. 彼は意識を取り戻しました。 |
このページで確認する内容
- came toの意味が後ろの語で変わる理由
- came to realize、came to like、came to beの訳し方
- came to Vを「来て〜した」と誤訳しないための考え方
- came to schoolとcame to realizeの違い
- 前置詞toと不定詞toの見分け方
- to drinkとto write withの違い
- something to write withでwithを残す理由
- a bench to sit onでonを残す理由
- seem to / appear toの意味と文の形
目的別に読む場所
- came toの意味だけ知りたい人:came toの意味と訳し方
- came to realize / came to like / came to beを訳したい人:came to realize・came to like・came to beの意味
- 前置詞toと不定詞toを見分けたい人:前置詞toと不定詞toの違い・見分け方
- 不定詞の形容詞的用法を復習したい人:不定詞の形容詞的用法
- appear to / seem toも確認したい人:seem toとappear toの意味
このページは、STAGE3 Lesson 3 セクション2で扱う、不定詞の形容詞的用法と動詞に続くto不定詞の解説です。
STAGE3の英文法(時制・助動詞・不定詞など)の全体像は、STAGE3|高校英文法の総まとめで確認できます。
前置詞toと不定詞toの違い・見分け方
前置詞のtoと不定詞のtoは、toの直後に置かれている語を見ると判別できます。
toの判別チェック
- toの後ろが名詞・代名詞なら、基本は前置詞のto
- toの後ろが動名詞の場合も、前置詞のtoとして考える
- toの後ろが動詞の原形なら、不定詞のto
- came to oneself、come to think of itなどは、まとまりで覚える熟語として扱う
| toの種類 | toの後ろ | 例 | 意味・働き |
|---|---|---|---|
| 前置詞のto | 名詞・代名詞・動名詞 | to school to him look forward to seeing |
「〜へ」「〜に」などの関係を表す |
| 不定詞のto | 動詞の原形 | to realize to see to understand |
「〜すること」「〜するために」などの意味を作る |
to + 名詞は前置詞のto
to + 名詞の形では、toは基本的に前置詞として働きます。場所、相手、方向、到達点などを表し、「〜へ」「〜に」と訳すことが多いです。
また、to + 名詞は、場所だけでなく、結論や決定などの抽象的な到達点を表すこともあります。たとえば、came to a conclusionは「結論に至った」、came to a decisionは「決定に至った」と訳します。
He came to the station.
彼は駅に来ました。
I sent a message to him.
私は彼にメッセージを送りました。
She went to Japan.
彼女は日本へ行きました。
to school、to the station、to him、to Japanのように、toの後ろに名詞や代名詞が続く場合は、不定詞ではなく前置詞のtoです。
また、look forward to seeing youのように、toの後ろに動名詞が続く場合もあります。この場合もtoは前置詞です。
came to schoolとcame to understandの違い
He came to school.
彼は学校に来ました。
to schoolでは、toの後ろに名詞のschoolが続いています。このtoは、到着する場所を表す前置詞です。
He came to understand the problem.
彼はその問題を理解するようになりました。
to understandでは、toの後ろに動詞の原形understandが続いています。このtoは不定詞を作るtoです。
この文のcame to understandは、どこかへ「来た」という意味ではなく、時間や経験を経て「理解するようになった」「最終的に理解した」という変化や到達を表しています。
look forward to seeingとwant to seeの違い
| 表現 | toの種類 | 見分け方 |
|---|---|---|
| I look forward to seeing you. | 前置詞 | toの後ろに動名詞のseeingが続く |
| I want to see you. | 不定詞 | toの後ろに動詞の原形seeが続く |
| She is used to speaking English. | 前置詞 | toの後ろに動名詞のspeakingが続く |
| She used to speak English. | 不定詞 | toの後ろに動詞の原形speakが続く |
toの次に動詞に見える語があるから不定詞とは限りません。前置詞のtoの後ろでは、動詞を動名詞の形にして置くことがあります。
動画で確認:前置詞toと不定詞to
文章で確認した内容を音声や図解でも復習したい場合は、次の動画で前置詞toと不定詞toの判別、不定詞の形容詞的用法、前置詞を残す表現を確認できます。
came toの意味と訳し方
came toは、後ろに続く語によって意味が変わります。特に、came to + 名詞とcame to + 動詞の原形を分けて考えることが大切です。
came toの基本整理
- came to + 名詞:場所・人なら「〜へ来た」、抽象名詞なら「〜に至った」
- came to + 動詞の原形:時間や経験を経て、〜するようになった
- came to oneself、come to think of itなど:熟語としてまとまりで覚える
ここでは、冒頭の基本パターンに加えて、when it comes toやcome to think of itのような熟語表現も含めて確認します。
| 形 | toの種類 | 意味 | 例 |
|---|---|---|---|
| came to + 名詞 | 前置詞のto | 〜へ来た、〜に到着した、〜に至った | He came to the station. 彼は駅に来ました。 They came to a conclusion. |
| came to + 動詞の原形 | 不定詞のto | 〜するようになった、やがて〜した、〜するに至った | He came to know the truth. 彼は真実を知るようになりました。 |
| came to oneself | 熟語として覚える表現 | 意識を取り戻した | He came to himself. 彼は意識を取り戻しました。 |
| when it comes to … | 熟語として覚える表現 | 〜に関しては | When it comes to English, practice is important. 英語に関しては、練習が大切です。 |
| come to think of it | 熟語として覚える表現 | 考えてみると、そういえば | Come to think of it, I saw him yesterday. 考えてみると、昨日彼に会いました。 |
表の前半にあるcame to + 名詞とcame to + 動詞の原形は、toの後ろを見て文法的に判別する表現です。一方、came to oneself、when it comes to、come to think of itは、まとまりで意味を覚える熟語表現として考えると分かりやすくなります。
came to oneselfは、came to + 動詞の原形とは別に、「意識を取り戻した」という熟語として覚えます。また、come to think of itは会話でよく使う決まった表現なので、現在形のcomeを含む形で覚えるとよいでしょう。
came to + 名詞でも「場所へ来た」だけとは限らない
came to + 名詞のtoは前置詞ですが、意味はいつも場所への移動だけとは限りません。後ろにconclusionやdecisionのような抽象名詞が続くと、「結論に至った」「決定に至った」のように、考えや判断の到達を表すことがあります。
| 英文 | toの後ろ | 自然な訳 |
|---|---|---|
| He came to the classroom. | 名詞 classroom | 彼は教室に来ました。 |
| They came to a conclusion. | 名詞 conclusion | 彼らは結論に至りました。 |
| She came to a decision. | 名詞 decision | 彼女は決断に至りました。 |
| She came to understand the conclusion. | 動詞の原形 understand | 彼女はその結論を理解するようになりました。 |
came to a conclusionのconclusionは名詞なので、toは不定詞ではありません。came to understandのように、toの後ろに動詞の原形が続く形とは区別しましょう。
came to Vは「来て〜した」ではない
came to + 動詞の原形は、「来て〜した」と訳すのではなく、時間や経験を経て「〜するようになった」と訳すことが多い表現です。
| 英文 | 避けたい訳 | 自然な訳 |
|---|---|---|
| He came to understand the problem. | 彼はその問題を理解しに来た。 | 彼はその問題を理解するようになった。 |
| I came to like this song. | 私はこの歌を好きになるために来た。 | 私はこの歌が好きになった。 |
| The town came to be known as a tourist spot. | その町は観光地として知られるために来た。 | その町は観光地として知られるようになった。 |
came to VのVは、動詞の原形を表します。came to realize、came to understand、came to likeのような形では、移動の「来た」よりも、変化や到達の意味を中心に考えます。
come toとcame toの違い
come toとcame toの基本的な違いは時制です。comeは現在形または原形、cameは過去形です。
You will come to understand the rule.
あなたはその規則を理解するようになるでしょう。
He came to understand the rule.
彼はその規則を理解するようになりました。
どちらも後ろに動詞の原形が続くと、「〜するようになる」「〜するに至る」という変化を表します。ただし、文の時制に合わせてcome、came、will comeなどの形が変わります。
このページでは、特に英文法でよく問題になるcame to + 動詞の原形を中心に確認します。熟語表現は広げすぎず、まずは「came toには複数の読み方がある」と押さえておきましょう。
came to realize・came to like・came to beの意味

came to + 動詞の原形は、時間や経験、ある出来事などを経て、認識や感情の状態へ至ったことを表します。
徐々に変化した場合だけでなく、ある経験をきっかけに最終的に気づいた場合にも使われます。日本語では、文脈に応じて「〜するようになった」「やがて〜した」「〜するに至った」などと訳します。
came to realizeの意味
came to realizeは、「やがて気づいた」「実感するようになった」「経験を経て分かるようになった」という意味です。単に一瞬で気づいた事実だけでなく、時間・経験・出来事を通して、その内容を理解したり実感したりする変化を表します。
came to realizeを「来て気づいた」と訳すと不自然になることが多いです。後ろに動詞の原形realizeが続いているため、移動ではなく「気づく状態に至った」と考えます。
Michael came to realize the importance of teamwork.
マイケルは、チームワークの重要性を実感するようになりました。
I came to realize that English grammar is connected.
私は、英文法はつながっているのだと実感するようになりました。
She came to realize how important sleep was.
彼女は睡眠がどれほど大切かを実感するようになりました。
realizedとの違いは、後の「came to realizeとrealizedの違い」で詳しく確認します。まずは、came to realizeを「経験を経て気づいた・実感した」と押さえておきましょう。
「次第に実感するようになった」と訳せる文もありますが、次第にという語をすべての文に入れる必要はありません。前後の文脈に合わせて自然な日本語にします。
| 表現 | 訳し方の例 | ニュアンス |
|---|---|---|
| came to know | 知るようになった 分かるようになった |
知らない状態から知っている状態へ変わる |
| came to realize | やがて気づいた 実感するようになった |
経験や出来事を経て認識に至る |
| came to understand | 理解するようになった 最終的に理解した |
理解していない状態から理解へ至る |
| came to like | 好きになった 次第に好きになった |
好みや感情が変化する |
| came to be known as … | 〜として知られるようになった | ある状態や評価に至る |
came toの後ろに動詞の原形が続く場合でも、すべての文を機械的に「〜するようになった」と訳す必要はありません。変化や到達の意味を踏まえ、前後の文脈に合わせて訳します。
came to know・came to realize・came to understandの違い
came to know、came to realize、came to understandはどれも認識の変化を表しますが、続く動詞によって焦点が少し変わります。
| 表現 | 中心となる意味 | 例 |
|---|---|---|
| came to know | 情報や事実を知る状態になった | He came to know the truth. 彼は真実を知るようになりました。 |
| came to realize | 重要性や事実に気づいた、実感した | I came to realize the importance of practice. 私は練習の大切さを実感するようになりました。 |
| came to understand | 内容や理由を理解する状態になった | She came to understand the rule. 彼女はその規則を理解するようになりました。 |
knowは「情報を知っている状態」、realizeは「気づく・実感すること」、understandは「内容を理解すること」に焦点があります。日本語にすると似た訳になることもありますが、どの動詞が続いているかを見ると意味をつかみやすくなります。
I came to realize / I came to likeの訳し方
I came to …の形では、「私は〜するようになった」「私はやがて〜だと気づいた」のように訳します。自分の考え方、気持ち、理解が変化したことを表すときによく使います。
I came to realize that I needed more practice.
私はもっと練習が必要だと実感するようになりました。
I came to like English after reading stories.
物語を読んだあと、私は英語が好きになりました。
I came to believe that he was right.
私は彼が正しいと信じるようになりました。
I came to feel comfortable speaking English.
私は英語を話すことに抵抗がなくなってきました。
I came to realizeは「私は来て気づいた」ではなく、「私はやがて気づいた」「私は実感するようになった」と考えると自然です。
came to knowの意味
came to knowは、「知るようになった」「分かるようになった」という意味です。単にknowしている状態を表すのではなく、経験や時間を通して、知らない状態から知っている状態へ変わったことを表します。
He came to know the truth.
彼は真実を知るようになりました。
How did you come to know her?
あなたはどうやって彼女を知るようになったのですか。
came to knowは、came to realizeやcame to understandと同じように、認識の変化を表す表現として考えると理解しやすくなります。
came to realizeとrealizedの違い
realizedは「気づいた」「理解した」という事実を表します。一方、came to realizeは、時間・経験・出来事を経て、そのことに気づく状態へ至ったことを表します。
| 表現 | 意味 | 使い方のイメージ |
|---|---|---|
| realized | 気づいた、理解した | 気づいたという事実を中心に述べる |
| came to realize | やがて気づいた、実感するようになった | 経験や時間を経た変化を含めて述べる |
I realized that practice is important.
私は練習が大切だと気づきました。
I came to realize that practice is important.
私は練習が大切だと実感するようになりました。
She came to realize her mistake.
彼女は自分の間違いに気づくようになりました。
came to realizeは、単に「気づいた」だけでなく、経験を通して考え方が変わった場合や、後になって重要性を実感した場合に使いやすい表現です。
came to likeの意味
came to likeは「好きになった」「だんだん好きになった」と訳します。最初から好きだったというより、経験や時間を通して好きになったという変化を表します。
I came to like English after reading short stories.
短い物語を読んで、私は英語が好きになりました。
At first I did not like the song, but I came to like it.
最初はその歌が好きではありませんでしたが、好きになりました。
He came to like reading English stories.
彼は英語の物語を読むことが好きになりました。
She came to love the city.
彼女はその街を好きになりました。
He came to believe that effort matters.
彼は努力が大切だと信じるようになりました。
like、love、believeのように、感情や考え方を表す動詞が続くと、気持ちや考えの変化が伝わりやすくなります。
started to likeやbegan to likeは「好きになり始めた」という開始に焦点があります。一方、came to likeは、時間や経験を経て、結果として好きになったという変化に焦点があります。
| 表現 | 焦点 | 訳し方の例 |
|---|---|---|
| came to like | 経験を経て、結果として好きになったこと | 好きになった、だんだん好きになった |
| started to like | 好きになり始めた開始点 | 好きになり始めた |
| began to like | 好きになり始めた開始点 | 好きになり始めた |
came to beの意味
came to beは、「〜になるに至った」「〜であるようになった」という意味で使われます。後ろには、形容詞、名詞句、過去分詞などが続きます。
| 形 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| came to be + 形容詞 | 〜であるようになった | The custom came to be common. その習慣は一般的になりました。 |
| came to be + 名詞句 | 〜になるに至った | He came to be a leader. 彼はリーダーになるに至りました。 |
| came to be + 過去分詞 | 〜されるようになった | The word came to be used by many people. その語は多くの人に使われるようになりました。 |
| came to be known as … | 〜として知られるようになった | The town came to be known as a tourist spot. その町は観光地として知られるようになりました。 |
came to be known as …は、came to beの代表的な形の一つです。丸ごと覚えるだけでなく、「ある状態に至った」という共通点を押さえると、ほかの文にも対応しやすくなります。
came to be known asの訳し方
ここでは、came to be + 過去分詞の代表例として、came to be known as …を確認します。
be known as …は「〜として知られている」という受け身の表現です。そのため、came to be known as …は「〜として知られるようになった」と訳します。
The town came to be known as a popular tourist spot.
その町は人気の観光地として知られるようになりました。
He came to be called a leader.
彼はリーダーと呼ばれるようになりました。
The idea came to be seen as important.
その考えは重要だと見なされるようになりました。
The rule came to be accepted by many students.
その規則は多くの生徒に受け入れられるようになりました。
came to be known as …、came to be called …、came to be seen as …は、入試長文や説明文でも出会いやすい形です。「ある状態に至った」という共通点を押さえておきましょう。
動画で確認:came to・seem to・appear to
文章で確認したcame toの変化や到達のイメージ、seem to・appear toの読み取り方を音声でも復習したい場合は、次の動画を確認してください。
不定詞の形容詞的用法
ここからは、came to realizeのように動詞に続くto不定詞とは別に、名詞を後ろから説明する不定詞の形容詞的用法を確認します。同じto + 動詞の原形でも、「動詞に続いて変化を表す形」と「名詞を説明する形」では、文の中での働きが変わります。

不定詞の形容詞的用法は、名詞を後ろから説明する働きです。
名詞のあとにto + 動詞の原形を置き、「〜するための」「〜すべき」「〜する」といった意味を加えます。
Would you give me something hot to drink?
何か温かい飲み物をくれませんか。
この文では、to drinkがsomething hotを説明しています。
something hotは「何か温かいもの」、to drinkは「飲むための」という意味を加えています。
不定詞の後ろに前置詞を残す場合
不定詞の形容詞的用法では、動詞と説明される名詞の関係によって、withやonなどの前置詞を不定詞の後ろに残すことがあります。
前置詞が必要かどうかは、もとの語順に戻して考えると判断しやすくなります。
something to write withでwithを残す理由
Can you lend me something to write with?
ペンなど、何か書くために使うものを貸してくれますか。
この文では、to write withがsomethingを説明しています。
もとの関係はwrite with somethingです。「何かを使って書く」という意味なので、道具を表すwithが必要です。
意味の違いに注意
- something to write with:ペンなど、書くために使う道具
- something to write:書くべきこと、書く対象、書かなければならない内容など
something to writeも、文脈によっては正しい表現です。常に誤りになるわけではありません。
I have something to write.
私には書くことがあります。
I need something to write with.
私は何か書くために使うものが必要です。
a bench to sit onでonを残す理由
同じ考え方で、sit on a benchのonも残します。
a bench to sit on
座るためのベンチ
sitは「座る」という意味ですが、「ベンチに座る」と言うときはsit on a benchになります。
そのため、不定詞で名詞を説明するときも、onを消さずにa bench to sit onとします。
She found a chair to sit on.
彼女は座るためのいすを見つけました。
前置詞を残すかどうかの判断方法
名詞をもとの位置へ戻し、動詞との組み合わせを確認します。
| もとの関係 | 不定詞の形 | 意味 |
|---|---|---|
| drink something | something to drink | 飲むもの |
| write with something | something to write with | 書くために使うもの |
| sit on a bench | a bench to sit on | 座るためのベンチ |
| live in a house | a house to live in | 住むための家 |
| talk with a friend | a friend to talk with | 話し相手になる友人 |
| talk about a topic | a topic to talk about | 話題にすること |
| sleep in a room | a room to sleep in | 寝るための部屋 |
| talk to a person | a person to talk to | 話す相手 |
write withやsit onのように、もとの表現で前置詞が必要なら、不定詞の形にしてもその前置詞を残します。
発展:前置詞を前へ出す表現
something with which to writeやa bench on which to sitのように、前置詞を関係代名詞の前へ出すこともできます。
with which to writeの形は、通常のsomething to write withよりも改まった文章で使われることがあります。まずは、日常的な語順の表現を理解しておけば問題ありません。
seem toとappear toの意味
seem to + 動詞の原形とappear to + 動詞の原形は、どちらも「〜するように見える」「〜のようだ」「〜らしい」という意味を表します。
appear toのtoは前置詞ではなく不定詞
appear toのtoは前置詞ではありません。toの後ろに動詞の原形が続いているため、不定詞を作るtoです。
George seems to like the novel by the writer.
ジョージは、その作家の小説が好きなようです。
seems to likeは、「好きなように見える」「好きなようだ」と訳します。
He appears to know the answer.
彼は答えを知っているようです。
appear to knowでは、toの後ろに動詞の原形knowが続いています。
The answer appears to be correct.
その答えは正しいようです。
She appears to have many questions.
彼女には多くの質問があるようです。
He appears to be busy.
彼は忙しいようです。
appear to be correctでは、toの後ろに動詞の原形beが続いています。appear to haveでも、toの後ろに動詞の原形haveが続くため、不定詞のtoです。
appear to Vとappear in / on / atの違い
appearの後ろには、appear to Vのように不定詞が続く形もあれば、appear in / on / at + 名詞のように前置詞が続く形もあります。見分けるときは、appearの後ろに何が続くかを確認します。
| 形 | 後ろに続く語 | 例 | 意味 |
|---|---|---|---|
| appear to V | 動詞の原形 | He appears to know the answer. | 彼は答えを知っているようです。 |
| appear in + 名詞 | 名詞 | The word appears in this sentence. | その語はこの文に出てきます。 |
| appear on + 名詞 | 名詞 | He appeared on TV. | 彼はテレビに出ました。 |
| appear at + 名詞 | 名詞 | A man appeared at the door. | 男性がドアのところに現れました。 |
appear to beのtoは不定詞ですが、appear in the storyやappear on TVのin、onは前置詞です。この記事では不定詞を中心に扱うため、まずはappear to + 動詞の原形とappear + 前置詞 + 名詞を区別できれば十分です。
appears tired・appears to be tired・It appears thatの比較
| 文 | 文の形 | 意味 |
|---|---|---|
| He appears tired. | appear + 形容詞 | 彼は疲れているように見える。 |
| He appears to be tired. | appear + to be + 形容詞 | 彼は疲れているようだ。 |
| It appears that he is tired. | It appears that + 文 | 彼は疲れているようだ。 |
3つの文は、いずれも「彼は疲れているようだ」という近い内容を表します。
appear to beのtoは、後ろに動詞の原形beが続く不定詞のtoです。It appears that …では、thatの後ろに主語と動詞を含む文が続きます。
seem toとappear toの違い
seemとappearは意味が近く、多くの文で「〜のようだ」と訳せます。
appearは、seemよりもやや改まった表現として使われることがあります。ただし、最初の段階では、どちらも話し手の判断や見た様子を表す語として理解するとよいでしょう。
- She seems to know the answer.(彼女は答えを知っているようだ)
- She appears to know the answer.(彼女は答えを知っているようだ)
まとめ
| ポイント | 説明 |
|---|---|
| 前置詞toと不定詞to |
|
| came toの意味 |
|
| came to + 動詞の原形 |
|
| 不定詞の形容詞的用法 |
|
| 不定詞の後ろの前置詞 |
|
| something to writeとの違い |
|
| seem to / appear to |
|
よくある質問
Q. came toだけだと、どういう意味になりますか?
後ろに続く語によって意味が変わります。came to schoolなら「学校に来た」、came to a conclusionなら「結論に至った」、came to realizeなら「気づくようになった」、came to himselfなら「意識を取り戻した」のように考えます。
Q. came toのtoは前置詞ですか、不定詞ですか?
後ろに何が続くかによって異なります。came to schoolやcame to a conclusionのように名詞が続く場合は前置詞、came to realizeのように動詞の原形が続く場合は不定詞です。
Q. came to realizeは「来て気づいた」という意味ですか?
通常は「来て気づいた」とは訳しません。came to realizeは、時間や経験、ある出来事などを経て「やがて気づいた」「実感するようになった」という意味を表します。
Q. I came to realizeはどう訳しますか?
I came to realizeは「私はやがて気づいた」「私は実感するようになった」と訳せます。文脈によっては「私は〜だと分かるようになった」も自然です。
Q. came to beはどういう意味ですか?
came to beは「〜になるに至った」「〜であるようになった」という意味で使われます。came to be commonなら「一般的になった」、came to be acceptedなら「受け入れられるようになった」、came to be known as …なら「〜として知られるようになった」という意味になります。
Q. came to likeはどう訳しますか?
came to likeは「好きになった」「だんだん好きになった」と訳します。最初から好きだったというより、経験を通して好きになったという変化を表します。
Q. came to Vは不定詞ですか?
はい。came to understand、came to realize、came to likeのように、toの後ろに動詞の原形が続く場合は不定詞です。「来て〜した」ではなく、「〜するようになった」と考えることが多いです。
Q. came to a conclusionのtoは不定詞ですか?
不定詞ではありません。conclusionは名詞なので、came to a conclusionのtoは前置詞です。意味は「結論に至った」で、came to understandのように動詞の原形が続く形とは違います。
Q. appear toのtoは前置詞ですか?
前置詞ではありません。appear to knowやappear to beでは、toの後ろに動詞の原形が続いているため、不定詞を作るtoです。
Q. appearの後ろに前置詞は続きますか?
はい、続くことがあります。appear in the story、appear on TV、appear at the doorのように、in、on、atなどの前置詞が続く形があります。ただし、appear to Vのtoは前置詞ではなく不定詞です。
Q. 不定詞の最後に前置詞を残すかどうかは、どう判断しますか?
名詞をもとの位置に戻して考えます。write with somethingならwithを残し、sit on a benchならonを残します。もとの表現で前置詞が必要かどうかを確認するのがポイントです。
確認問題(12問)
正解を確認するときは、答えだけでなく解説も読み、toの後ろに何が続いているかを確認してください。
ここまでの要点を3つで確認
- to + 名詞なら前置詞、to + 動詞の原形なら不定詞として考える
- came to + 動詞の原形は、時間や経験を経て「〜するようになった」という変化を表す
- something to write withやa bench to sit onでは、もとの表現で必要な前置詞を残す
| 問題 | 選択肢 | 正解と解説 |
|---|---|---|
| 1. 「He came to understand the problem.」の意味として最も近いものはどれ? | A. 彼は問題を理解した場所へ来た。 B. 彼は問題を理解しようとしている。 C. 彼は問題を理解するようになった。 D. 彼は問題を理解しに来た。 |
|
| 2. 「I came to realize that practice is important.」の訳として最も自然なものはどれ? | A. 私は練習が大切だと実感するようになった。 B. 私は練習するために来た。 C. 私は練習が大切な場所へ来た。 D. 私は練習を見に来た。 |
|
| 3. 「He came to like soccer.」の意味として最も自然なものはどれ? | A. 彼はサッカーをしに来た。 B. 彼はサッカーが好きな場所へ来た。 C. 彼はサッカーを見るために来た。 D. 彼はサッカーが好きになった。 |
|
| 4. 「The town came to be known as a tourist spot.」の意味として最も自然なものはどれ? | A. その町は観光地として知られるために来た。 B. その町は観光地として知られるようになった。 C. その町は観光地を知りに来た。 D. その町は観光地のように見えた。 |
|
| 5. 「He came to school.」のtoについて正しい説明はどれ? | A. 不定詞を作るto B. 前置詞のto C. 動名詞の一部 D. 助動詞の一部 |
|
| 6. 「I look forward to seeing you.」のtoについて正しい説明はどれ? | A. 不定詞を作るto B. 前置詞のto C. 動詞seeの一部 D. 助動詞の一部 |
|
| 7. 「Can you lend me something to write with?」の意味として最も近いものはどれ? | A. 書く内容を貸してくれますか。 B. 書くために使うものを貸してくれますか。 C. 書かれたものを貸してくれますか。 D. 書く場所を貸してくれますか。 |
|
| 8. 「a bench to sit on」のonを残す理由として正しいものはどれ? | A. sit on a benchという関係だから。 B. benchが動詞だから。 C. toの後ろには必ず前置詞が必要だから。 D. onは強調のためだけに置くから。 |
|
| 9. 「I have something to write.」の意味として最も自然なものはどれ? | A. 私には書くことがあります。 B. 私には書くためのペンがあります。 C. 私には座る場所があります。 D. 私には読むための本があります。 |
|
| 10. 「something to write with」と「something to write」の違いとして正しいものはどれ? | A. どちらも必ず「書くための道具」を表す。 B. something to write withは道具、something to writeは書く内容や対象を表すことが多い。 C. something to writeは常に間違い。 D. withは意味に関係しない。 |
|
| 11. 「George seems to like the novel by the writer.」の意味として最も自然なものはどれ? | A. ジョージはその作家の小説を書くようになった。 B. ジョージはその作家の小説を好きになるために来た。 C. ジョージはその作家の小説が好きなようだ。 D. ジョージはその作家の小説をこれから読むつもりだ。 |
|
| 12. 「He appears to know the answer.」のtoについて正しい説明はどれ? | A. 場所を表す前置詞 B. 相手を表す前置詞 C. 不定詞を作るto D. 動名詞の一部 |
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