it seems that の意味と書き換え|seem to を解説【STAGE3 Lesson3-4ニュートレジャーの道案内】

It appears that ~は、「どうやら~らしい」「~のようだ」という判断を表します。that節の主語を文頭へ移すと、S appears to ~の形に書き換えられます。

最初に確認したい4つのポイント

  • 意味:It appears that S V =「どうやらSはVらしい」
  • 基本の書き換え:It appears that S V → S appears to V
  • seemとの違い:意味は近いが、appearは見た様子や確認できる状況をもとに使われることがある
  • 時制の注意:that節が過去形でも、必ずto have + 過去分詞になるわけではない

元の文 It appears that he is calm.

書き換え後 He appears to be calm.

彼は落ち着いているようです。

このページでは、It appears thatの意味、It seems thatとの違い、appear to不定詞への書き換え、進行形・受動態・完了不定詞の使い分けを整理します。書き換え問題で判断に注意が必要なto beto+動詞の原形to have+過去分詞の選び方も、例文で確認していきましょう。

It appears thatの意味と使い方

It appears thatの意味と使い方を説明するイメージ

It appears that S Vは「どうやらSはVらしい」

It appears that S Vは、「どうやらSはVらしい」「SはVであるようだ」という意味です。

It appears that the road is icy.

その道路は凍結しているようです。

文頭のItは形式的な主語で、実際に判断している内容は後ろのthat節で表します。

appearの意味を区別しましょう

appearには、「現れる」「姿を見せる」という意味もあります。

The sun appeared from behind the clouds.
=太陽が雲の後ろから現れました。

一方、It appears that ~S appears to ~では、通常「~のようだ」という意味になります。

It seems thatとIt appears thatの違い

seemappearは、どちらも「~のようだ」「~らしい」という意味を表します。多くの文では、ほぼ同じ内容を表すことができます。

It seems that the room is empty.
→ The room seems to be empty.

It appears that the room is empty.
→ The room appears to be empty.

どちらも「その部屋には誰もいないようです」という意味です。

seemは幅広い印象や判断に使われる

seemは、話し手の印象や判断を幅広く表します。日常的な文でもよく使われます。

appearは見た様子や状況をもとに使われることがある

appearは、見た様子や確認できる状況をもとに判断するときに使われることがあります。また、seemよりやや硬い文章で見られることもあります。

違いを断定しすぎないことが大切です

appearが常に客観的で、seemが常に主観的というわけではありません。文脈によっては、ほとんど違いを意識せずに使われます。

学校文法の書き換え問題では、seemとappearは基本的に同じ構造として考えられます。

that節からappear to・seem toへ書き換える方法

that節からappear toへ書き換える流れのイメージ

基本形は「It appears that S V → S appears to V」

元の文
It appears that the new device works correctly.

書き換え後
The new device appears to work correctly.

その新しい装置は正しく動作しているようです。

  1. that節の主語を文頭へ移す
  2. 主語に合わせてseem、seems、appear、appearsを置く
  3. that節の動詞を適切なto不定詞の形に変える

主語がhe、she、itや単数名詞の場合は、seemsまたはappearsを使います。I、you、複数主語の場合は、seemまたはappearを使います。

appear to不定詞の形を一覧で確認

appearやseemの後ろに、必ずto beを置くわけではありません。元のthat節の動詞、時制、態に合わせて形を選びます。

that節の形 appear toの形 例文
be動詞+形容詞・名詞 to be The room appears to be empty.
一般動詞 to+動詞の原形 The device appears to work correctly.
進行形 to be+ing The children appear to be sleeping.
受動態 to be+過去分詞 The road appears to be blocked.
主節より前の動作 to have+過去分詞 She appears to have forgotten the appointment.
主節より前の状態 to have been The building appears to have been empty for years.

一般動詞の前にbeを入れない

The device appears to be work correctly.

一般動詞workを使うため、正しくはThe device appears to work correctly.です。

be動詞と一般動詞の区別が不安な方へ

to beとto+動詞の原形で判断しにくいときは、先に動詞の種類を確認しましょう。

appear toの書き換えでは、be動詞ならto be、一般動詞ならto+動詞の原形を使います。do、does、is、areの区別があいまいな場合は、基礎に戻って確認すると理解しやすくなります。

DoとAreの使い分けを確認する

進行形・受動態・完了不定詞の書き換え

進行形は「to be+ing」にする

that節がbe動詞+ingの進行形であれば、書き換え後も進行中の意味を残すため、to be+ingを使います。

元の文
It seems that Tom is looking for his phone.

書き換え後
Tom seems to be looking for his phone.

トムは携帯電話を探しているようです。

受動態は「to be+過去分詞」にする

that節が受動態であれば、書き換え後にはto be+過去分詞を使います。

元の文
It appears that the data is stored securely.

書き換え後
The data appears to be stored securely.

そのデータは安全に保存されているようです。

受動態の語順もあわせて確認する

to be+過去分詞でつまずきやすい場合は、受動態そのものの形を復習しましょう。

受動態は、肯定文だけでなく疑問文になると語順でつまずきやすい単元です。appear toの書き換えで受動態が不安だった方は、受け身の語順も確認しておくと理解が安定します。

受動態の疑問文を確認する

主節より前の出来事は「to have+過去分詞」にする

that節の出来事が、seemやappearが表す時点より前であれば、完了不定詞のto have+過去分詞を使います。

元の文
It seems that they missed the last train.

書き換え後
They seem to have missed the last train.

彼らは終電に乗り遅れたようです。

終電に乗り遅れたのは、現在「乗り遅れたようだ」と判断している時点より前です。そのため、to missではなくto have missedを使います。

過去形と完了不定詞は時間関係で判断する

that節が過去形だからという理由だけで、必ず完了不定詞にするわけではありません。主節のseem・appearと、that節の出来事が同じ時点なのか、それより前なのかを確認します。

時間関係 that節を使った文 不定詞を使った文
現在の主節と同じ時点 It appears that Ken is tired. Ken appears to be tired.
過去の主節と同じ時点 It appeared that Ken was tired. Ken appeared to be tired.
現在の主節より前 It appears that Ken left early. Ken appears to have left early.
過去の主節より前 It seemed that Ken had left early. Ken seemed to have left early.

過去形でもto beを使う場合があります

It appeared that she was tired.
→ She appeared to be tired.

疲れていた状態と、そのように見えた時点が同じ過去の時点なので、to have beenではなくto beを使います。

よくある誤りと注意点

「I seem that ~」とは通常しない

日本語の語順につられて、I seem that ~としないように注意しましょう。

誤った形
I seem that I am tired.

正しい形1
It seems that I am tired.

正しい形2
I seem to be tired.

私は疲れているようです。

that節を使う場合はIt seems that I ~とし、Iを文全体の主語にする場合はI seem to ~とします。

thatの省略とto不定詞への書き換えは異なる

thatを残した形
It seems that he is busy.

thatを省略した形
It seems he is busy.

to不定詞を使った形
He seems to be busy.

It seems he is busy.は、thatだけを省略した形です。

He seems to be busy.は、that節の主語heを文全体の主語にした別の構造です。

否定文の書き換え方

否定文では、notをseem・appearに付ける形と、不定詞の内容に付ける形があります。

seem・appearを否定する形
It does not appear that the machine is safe.
→ The machine does not appear to be safe.

その機械は安全であるようには見えません。

不定詞の内容を否定する形
It appears that the machine is not safe.
→ The machine appears not to be safe.

その機械は安全ではないようです。

実際には意味が近くなることがあります

does not appear to be safeappears not to be safeでは、notの文法上の位置が異なります。

ただし、実際の文脈では、どちらも「安全ではないようだ」という近い意味で理解されることが少なくありません。学校の書き換え問題では、元の文のnotがどの部分に付いているかを確認しましょう。

【まとめ】It appears thatとappear toの書き換え

  • It appears that S Vは、「どうやらSはVらしい」という意味を表す。
  • It appears that S Vは、S appears to Vに書き換えられる。
  • It seems that S Vも、同じ手順でS seems to Vに書き換えられる。
  • 一般動詞はto+動詞の原形にする。
  • 進行形はto be+ing、受動態はto be+過去分詞にする。
  • 主節より前の出来事はto have+過去分詞で表す。
  • that節が過去形でも、主節と同じ時点なら完了不定詞にしない。
  • I seem that ~とは通常せず、It seems that I ~またはI seem to ~を使う。

It appears thatとappear toのよくある質問

It appears thatはどういう意味ですか。

「どうやら~らしい」「~のようだ」という意味です。appearの「現れる」という意味とは区別します。

It appears thatはどのように書き換えますか。

It appears that S V → S appears to Vと書き換えます。動詞の形は時制や態に合わせます。

It seems thatとIt appears thatに違いはありますか。

意味は近いですが、appearは見た様子や確認できる状況をもとに使われることがあります。常にはっきり区別されるわけではありません。

I seem thatという形は使えますか。

通常は使いません。It seems that I ~またはI seem to ~とします。

that節が過去形なら必ずto have+過去分詞ですか。

必ずではありません。seem・appearと同じ時点ならto beやto+動詞の原形、主節より前ならto have+過去分詞を使います。

It seems thatのthatは省略できますか。

省略されることがあります。ただし、thatの省略とS seems to Vへの書き換えは別です。詳しくはthatの省略の説明を確認してください。

否定文はどのように書き換えますか。

does not seem todoes not appear toを使います。notの位置については否定文の説明を確認してください。

seemとappearの後ろには必ずto beを置きますか。

一般動詞ならto+動詞の原形を使います。進行形、受動態、完了不定詞では形が変わります。

【クイズ】It appears thatとappear toの書き換えチェック

全10問です。先に自分で答えを考えてから、「正解を見る」を開いてください。間違えた問題があれば、ページ内の説明に戻るだけでなく、関連する基礎文法もあわせて確認すると理解が安定します。

第1問

次の文をappear toを使って書き換えてください。

It appears that the new method works well.

正解を見る

正解:The new method appears to work well.
一般動詞worksを、to workに変えます。

第2問

次の文をIt appeared thatで始まる文に書き換えてください。

The students appeared to understand the question.

正解を見る

正解:It appeared that the students understood the question.
appearedとunderstoodは、同じ過去の時点を表しています。

第3問

「It appeared that the room was quiet.」の書き換えとして最も適切なのはどれですか。

  1. The room appeared to be quiet.
  2. The room appeared to have been quiet.
  3. The room appears to be quiet.
  4. The room appeared being quiet.
正解を見る

正解:A
appearedとwas quietは同じ過去の時点を表すため、to have beenではなくto beを使います。

第4問

次の文をappear toを使って書き換えてください。

It appears that Emma is talking to the teacher.

正解を見る

正解:Emma appears to be talking to the teacher.
進行形is talkingを、to be talkingに変えます。

第5問

次の文をseem toを使って書き換えてください。

It seems that the documents are protected by a password.

正解を見る

正解:The documents seem to be protected by a password.
are protectedは受動態なので、to be protectedを使います。

第6問

次の文をappear toを使って書き換えてください。

It appears that Daniel has forgotten the meeting.

正解を見る

正解:Daniel appears to have forgotten the meeting.
忘れたのは現在のappearsより前なので、to have forgottenを使います。

第7問

「私は緊張しているようです。」を表す正しい英文を2つ選んでください。

  1. I seem that I am nervous.
  2. It seems that I am nervous.
  3. I seem to be nervous.
  4. It seems me to be nervous.
正解を見る

正解:B、C
I seem that ~とは通常しません。

第8問

It seems thatとIt appears thatの違いについて、最も適切な説明はどれですか。

  1. 意味がまったく異なる。
  2. appearは常に客観的で、seemは常に主観的である。
  3. 意味は近く、appearは見た様子や状況をもとに使われることがある。
  4. appearの後ろにto不定詞は置けない。
正解を見る

正解:C
両者は意味が近く、文脈によってはほとんど区別されないこともあります。

第9問

次の文をseem toを使って書き換えてください。

It does not seem that Alice remembers my name.

正解を見る

正解:Alice does not seem to remember my name.
that節の主語Aliceを文頭へ移し、does not seem to rememberとします。

第10問

次の説明として正しいものはどれですか。

It appears that he knows the answer.
It appears he knows the answer.
He appears to know the answer.

  1. 3文とも誤りである。
  2. 2文目はthatを省略した形で、3文目はheを文全体の主語にした形である。
  3. 2文目と3文目は、どちらもthatだけを省略した形である。
  4. 3文目ではto knowをto be knowにする。
正解を見る

正解:B
2文目はthatの省略、3文目はto不定詞を使った別の構造です。

クイズの結果に合わせて復習する

間違えた問題に対応する説明へ戻り、that節とto不定詞の形を比べてみましょう。あわせて、つまずいた内容に近い文法解説も確認しておくと、似た書き換え問題に対応しやすくなります。

書き換え問題を自力でできるようにしたい方へ

書き換え・並べ替え・英作文で文法を使う練習

It appears that ~をS appears to ~へ書き換えるには、主語を移すだけでなく、動詞をto beto+動詞の原形to have+過去分詞のどれにするかを判断する必要があります。

高校英文法パターンドリルでは、文法の説明を読むだけでなく、並べ替えや英作文の中で形を確認し、自分で英文を組み立てる練習につなげていきます。

高校英文法パターンドリルの詳細を見る

次の学習へ進む

高校英文法を体系的に復習したい方へ

STAGE3全体を確認する

時制・助動詞・不定詞など、高校英文法の学習内容をまとめて確認できます。seem、appear、to不定詞の理解を、他の文法単元とつなげて整理したい方に向いています。

STAGE3高校英文法の全体像を見る

文法理解を読解・リスニングにもつなげたい方へ

長文中でseemやappearを読み取る練習

長文では、seemやappearを含む文の主語、不定詞、時間関係をすばやく読み取る必要があります。文法理解を読解に生かしたい場合は、長文読解の練習へ進む方法もあります。

文法理解を長文読解へつなげる講座を見る

英文を語順のまま音で捉える練習

It appears that ~とS appears to ~のように語順が変わる英文は、音読やディクテーションを通して、前から意味を取る練習にもつなげられます。

音読リスニング講座の詳細を見る