高校受験対策!英語の時期別勉強スケジュール

高校受験 英語
学年・時期別

高校受験英語は、時期ごとに優先する学習を変える

高校受験の英語では、単語・文法・長文・リスニングを同じ比重で進めるのではなく、学年や時期に合わせて優先順位を変えることが大切です。中1〜中2では教科書内容と文法を固め、中3夏までに抜けを確認し、夏以降は長文・リスニング・英作文・過去問へ進みます。

このページでは、高校受験に向けて「今の時期に何を優先するか」「長文や過去問へいつ移るか」を学年別・時期別に整理します。中3夏以降の1週間の勉強スケジュール例も紹介するので、自分の学習予定を考える際の参考にしてください。

高校受験英語の時期別早見表

英語は、学年や時期によって優先する内容が変わります。早い時期から過去問ばかり解くよりも、先に語彙・文法・教科書本文を固めておく方が、長文やリスニングに移ったときに伸びやすくなります。

時期 優先する内容 確認したい状態
中1〜中2 単語、英文法、教科書本文、定期テスト対策 学校内容を使って、英文の意味と語順を説明できる
中3夏まで 中1〜中2内容の総点検、文法の抜け、短めの長文 基本文法を長文中でも使える
中3夏以降 長文、リスニング、英作文、過去問 志望校の出題形式に合わせて演習できる
受験直前期 過去問の直し、語彙確認、頻出文法、時間配分 取れる問題を安定して得点できる
予定より学習が遅れている場合:
学年や月だけを基準に次の学習へ進む必要はありません。たとえば中3夏以降でも文法に大きな抜けがある場合は、過去問だけを増やすのではなく、必要な単元まで戻って確認します。時期を目安にしつつ、現在の語彙・文法・長文の到達度に合わせて優先順位を決めましょう。

中学1〜2年生:基礎固めを最優先

中学1〜2年生は、英単語・英文法などの基礎をしっかり身につける時期です。ここが曖昧なまま中3内容や受験用の長文に入ると、読めない原因がどこにあるのか分かりにくくなります。

まずは学校の定期テストで実力を確認しながら、教科書本文、文法問題、単語テストをくり返します。受験用の問題集を急いで増やすより、学校で学んだ英語を自分で説明したり使ったりできる状態にしておくことが、その後の長文読解につながります。

家庭学習では、単語の意味やつづり、文法の理解、教科書本文の読み方をそれぞれ確認します。次の表を参考に、答えを覚えるだけの学習になっていないか見直しましょう。

学習内容 家庭での確認例 注意点
単語 英語→日本語、日本語→英語、例文の中で確認する 意味だけでなく、つづりと使い方まで見る
文法 授業で扱った単元を問題演習で確認する 答えを覚えるのではなく、なぜその形になるか説明する
教科書本文 音読、和訳、重要表現の確認を行う 読めるだけでなく、主語と動詞を確認する
定期テスト 返却後に間違えた問題を単元別に見直す 点数だけで終わらせず、次の範囲につなげる
中1〜2でつまずきやすいポイント
  • 単語を見たことはあるが、書けない・意味が出ない
  • 文法問題は解けるが、本文でその形が出ると読めない
  • 音読が発音練習だけになり、意味を追えていない
  • 定期テスト後に復習せず、同じ文法でまた間違える

中学3年生の夏まで:総点検と弱点補強

中学1〜2年のうちにしっかり基礎が固められていれば、焦らずに学習を進めることができます。夏までに基礎が定着しているかをチェックし、曖昧な箇所や不安な単元がある場合は、この時期に確認しておきましょう。

理解できたつもりでも忘れてしまっていたり、解釈が誤っていたりすることがあります。ここで一通りおさらいしておくことで、夏以降の長文・リスニング・過去問対策に入りやすくなります。

夏までに点検したいこと
  • 中1〜2文法の抜け(時制/助動詞/不定詞/動名詞など)
  • 語彙の不足(頻出語の意味・つづり・使い分け)
  • 短文〜中程度の長文で内容一致が取れるか
  • 和訳で主語・動詞・修飾関係を追えているか
この時期の勉強のコツ
  • 間違えた問題は「語彙不足/文法不足/読み方」に分けて確認する
  • できた回で終わらせず、翌週に同じ内容をもう一度確認する
  • 長文は、答えの根拠が本文のどこにあるかを必ず見直す
  • 英作文は短い文でよいので、文法を使って書く練習を入れる
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夏までに長文が伸びにくいときのよくある原因
  • 単語の意味を追うだけで、文の主語・動詞が取れていない
  • 接続詞・指示語の処理が甘く、話のつながりが追えない
  • 読みっぱなしで、根拠確認をしていない
  • 文法の穴が長文中で表面化している

中学3年生の夏休み以降:長文・リスニング・過去問

基礎を固めたら、長文問題とリスニング対策の比重を高めます。問題集などで長文に触れ、9月下旬〜10月ごろを目安に過去問対策を始めたいところです。

志望校によって出題傾向と必要な対策は異なります。過去問は直近の問題から年数をさかのぼって解き、出題形式や難易度の変化を確認しましょう。5年分程度を一つの目安としつつ、入手できる問題数や残りの学習期間に合わせて調整します。解いた年数だけでなく、間違いを分析して次の演習に生かすことが大切です。

過去問を始める前に確認したいこと
  • 基本文法の大きな抜けをある程度確認できている
  • 短めの長文で、答えの根拠を本文から探せる
  • 単語の確認を継続できている
  • 解くだけでなく、間違いを直す時間も確保できる

すべてを完璧にしてから始める必要はありません。過去問で見つかった弱点を語彙・文法・長文などの基礎学習へ戻して補うことも、受験勉強の一部です。

夏以降の優先順位
  1. 長文:読む量を確保しつつ、毎回「根拠を取る練習」を入れる
  2. リスニング:音声に慣れるだけでなく、聞けない原因を確認する
  3. 過去問:解く→直す→同形式で再確認する流れを作る
  4. 英作文:よく使う表現を増やし、条件に合わせて書く練習を行う
過去問の直し方
  • 間違いを「語彙」「文法」「読み方」「時間」のどれかに分類する
  • 本文の根拠位置を確認し、なぜその選択肢になるかを説明する
  • 同じ設問の種類を翌週にもう一度解き、再現できるか確認する
  • リスニングや英作文も、得点できなかった理由を記録する
リスニングが苦しいとき
  • 聞き取れない語が多い場合は、語彙の穴が原因になりやすい
  • 単語は分かるのに文が落ちる場合は、処理速度や音声慣れを確認する
  • 長く聞く前に、短い英文で音読と意味確認を重ねる
  • 聞いた英文を見ながら、音と文字を結びつける
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英語学習を続けるための3つの原則

学年や時期に合った内容を選んでも、復習が不足すると学習したことが定着しにくくなります。教材を増やす前に、次の3つを意識して学習を進めましょう。

① 週単位で進める

1日ごとの気分に左右されないよう、週の中で「語彙」「文法」「長文」「音声」を分けて回します。週末に復習日を置くと、抜けを確認しやすくなります。

② 復習は短く何度も行う

まとめて復習しようとすると、後回しになりやすくなります。少量でもよいので、前日の単語・文法・長文の直しをこまめに確認します。

③ 確認は出力で行う

見て分かった、読んで分かった、だけでは得点につながりません。小テスト、音読、和訳、英作文など、必ず自分で答える形で確認します。

計画が続きにくいときのよくある原因
  • 教材が多すぎて、毎回何をやるか決めるところから始まっている
  • 長文だけ、単語だけなど、学習内容の偏りが大きい
  • 復習日がなく、新しい範囲だけが増えていく
  • 答え合わせだけで終わり、間違えた理由を確認していない

時期別に取り組む英語学習の内容

学年別の学習方針を踏まえて、語彙・文法・長文・リスニングで取り組む内容を整理しましょう。次の表は、各時期の学習内容を考えるための目安です。実際の進め方は、学校の授業や定期テスト、模試などの予定に合わせて調整します。

時期 語彙 文法 長文 音声・リスニング
中1〜中2 教科書単語を毎週確認 定期テスト範囲を中心に復習 教科書本文を正確に読む 本文音読で音と意味を結びつける
中3春〜夏前 中1〜中2単語の抜けを確認 受験頻出単元を確認 短めの長文で根拠を探す 短い英文で聞く練習を入れる
中3夏以降 長文中の語彙を増やす 過去問で出た単元を戻って確認 入試長文・過去問を進める 入試形式の音声に慣れる
受験直前期 頻出語を確認 間違えやすい単元を見直す 過去問の直しを中心に行う 聞き慣れた音源を使って確認する

中3夏以降の1週間の勉強スケジュール例

中3夏以降は、長文や過去問を中心にしながら、単語・文法・リスニング・英作文も継続します。例えば、次のように1週間の学習を組み合わせる方法があります。

週の中での配置例 主な学習内容
週の前半 単語の確認、苦手な文法単元の復習、長文読解
週の中盤 単語の確認、リスニング、英作文、長文の復習
週の後半 単語の確認、入試長文や過去問の演習
週末 間違えた問題の解き直し、語彙・文法の弱点確認、翌週の学習内容の調整

これは中3夏以降の予定例であり、決まった曜日や学習時間を指定するものではありません。部活動、学校行事、定期テストなどに合わせて順番を入れ替えて構いません。単語の確認を継続しながら、演習と復習の両方を週の中に確保することがポイントです。

よくある質問

Q. 中1・中2のうちから過去問を解く必要はありますか?

基本的には、教科書内容、単語、文法、定期テスト対策を優先します。入試形式を知るために過去問を見ることはできますが、本格的な演習は中3夏以降を目安に考えましょう。

Q. 単語と文法のどちらを先にやるべきですか?

どちらか一方だけを先に終わらせる必要はありません。単語は少量ずつ継続し、文法は単元ごとに演習と復習を進めると、両方を無理なく学習できます。

Q. 長文読解はいつから始めればよいですか?

中1〜中2では教科書本文を正確に読むことを優先します。中3春〜夏前には短めの長文から始め、夏以降に入試レベルの長文へ進むことを目安にしましょう。

Q. リスニングは何をすればよいですか?

短い英文を聞き、文字と意味を確認してから音読する練習が基本です。聞き流すだけでなく、聞き取れなかった語や文を確認しましょう。

Q. 過去問は何年分解けばよいですか?

5年分程度を一つの目安にできますが、志望校や過去問の入手状況によって調整します。解いた年数だけでなく、出題傾向の確認と間違いの復習を重視しましょう。

まとめ:時期と習熟度に合わせて学習する

高校受験英語の勉強スケジュールは、中1〜中2の基礎固め、中3夏までの弱点確認、夏以降の入試演習という流れを目安に考えます。ただし、時期だけで次の学習へ進むのではなく、現在の理解度に合わせて内容を調整することが大切です。

1週間の予定を立てる際も、新しい問題を解く時間だけでなく、単語の確認や間違いの復習を組み込みましょう。学習した内容を自分で説明したり、問題を解き直したりしながら、できることを少しずつ増やしていきましょう。

英語の勉強方法を基礎から整理したい場合は、英語の基本的な勉強方法も参考にしてください。単語・文法・長文・リスニングをどのようにつなげて学習するかを確認できます。