stage1_Lesson10-1 助動詞(be going to~の文と疑問文)【ニュートレジャーの道案内】

それではLesson10セクション1を見ていきましょう。
このLessonはセクションがなんと4個ありまして、それぞれ非常に濃い内容となっています。
主に、助動詞といったものを使っていく単元になりますので、それぞれの使い方であったり訳し方、これらの点に注意しながら学習を進めていきましょう。
それでは早速見ていきます。

まずは「be動詞+going to」という形から学習していきます。
“I am going to”という形で、この”go”というのは「行く」という意味はありません。
この「be going to+動詞の原形」です。
原形というのが大事です。
“s”を付けたり”ed”を付けたり”ing”を付けたりしないで、原形です。
「be going to+動詞の原形」で、「何々するつもりだ」、あるいは「何々するだろう」という形で
未来の文未来の内容を表しています。
そうすると”I am going to visit my friend tomorrow.”「私は友人のもとを訪れるつもりだ。」となり、未来の話ですから当然”tomorrow”「明日」というように未来を表す語句が使われています。
この”tomorrow”という単語に関してはスペルミスがよく出てきてしまう所です。
ポイントは“r”の方を重ねるという事です。
どうしても”m”を重ねるのか、”r”の方を重ねるのかどっちなんだっけ?と迷いがちですが、
“tomorrow”、こちらにアクセントがありまして、この強く読んだ次の”rr”の所を重ねると覚えておきましょう。
同様に、他にも”be going to”を使った例に関して見ていきます。

“It is going to”
”is going to”が「be動詞+going to」となっています。
この”It”が何の事かと思って右へ見ていくと、”be rainy”とあります。
“rainy”は「雨が降っている」という意味の形容詞です。
つまり、こちらは天気の話をしているので、こちらの”It”というのは前のセクションで学習したように、天気を表している特別用法の”It”なので、これは訳しません。
そうすると、”It is going to rainy”「雨になるだろう」となります。
こちらを「つもりだ」と訳すとおかしくなりますから、「雨が降るでしょう」「雨になるでしょう」と書いてあって、こちらが”this afternoon”「今日の午後」となります。
恐らく午前に言っているんでしょう。
午前から見て午後というのは未来ですから、こちらが未来を表す語句となります。
単語に関して確認しておくと、この例文が例えばテストに出題された際に、単語というのが一番間違えてしまいます。
例えば、「午後は雨だろう」と書かれると、「雨」は”rain”だからここが”It is going to rain”でいいんじゃないかと考えてしまいがちですが、これは違います。
“rainy”というのは、これは「雨が降っている」という意味の形容詞です。
形容詞という事は、前にbe動詞がないと使えません。
ですから、元に戻すと”It is rainy”という事で、「今雨が降っています」という形になります。
その”It is rainy”の”is”の部分が「be going to+動詞の原形」なので、”It is rainy”の”is”がこの”be”に変わっています。
「雨」という”rain”はダメかという話ですが、”rain”というのは名詞、それから動詞です。
名詞であれば「雨」というもの、「雨粒」とか「雨が降っている」という現象を表したり、
あるいは動詞で「雨が降る」というような意味になります。
したがって、この”be rainy”の所が今単語二つになっていますが、これが一語であれば動詞の原形なので”rain”だけでいいです。
ところが、このbe動詞を使っているという事はこれはあくまで動詞です。
“rain”というのが名詞だとすると、それは「雨が降っている」という天気ではなく、「それ」という何か物体があって、その物体が「雨」というものに変化するでしょうという意味になってしまうので、この名詞としては使えません。
動詞として使うのであれば、そもそもbe動詞がすでに書かれているので、動詞が二つ並んでしまうのでこれは使えないという事になります。
どうしても日本語では「雨」と表現してしまいますが、品詞が違います。
なので、be動詞のあとは形容詞の”rainy”がくるし、一語で言えば”rain”という動詞を使うというように認識しておきましょう。

今”be going to”の肯定文に関して見てきました。
次は否定文に関してです。
進行形と同様に、”be going to”とbe動詞が使われていますので、否定文を作る時はbe動詞のルールに従います。
なので、be動詞のあとに直接”not”を付けてしまいます。
そうすると、”I am not going to climb Mt. Takao.”ですから、
「私は高尾山に登るつもりはありません。」「登らないいつもりです。」というふうに、登らないだろうなという事を意味しています。
否定文に関しては、そのままbe動詞に”not”を付けるだけですので、そこまで難しくはないかと思います。

次に疑問文に関して見ていきます。
先ほど否定文はbe動詞を使っているからbe動詞に”not”を付けましょう、というお話がありました。
これと同様に、be動詞を使っているので、疑問文にする際もbe動詞を前に出しましょう。
そうすると、こちらのように”Are you going to”という形になりまして、
一文読むと、”Are you going to stay home tonight?” “stay home”
“stay”「留まる」”home”「家に」とか「家へ」という副詞になります。
なので、「あなたは家に留まる」「家にいるつもりですか?」”tonight”「今夜」
こちらの「今夜」というのも、午前と午後から見て「今夜」というのは未来の話になっています。
疑問文はbe動詞を前に出すというルールでしたから、それに合わせて答えの文というのもbe動詞で聞かれたからbe動詞で答えます。
こちらもbe動詞で聞かれたからbe動詞で答えるという形で特に難しくはないかと思います。

疑問詞を使った疑問文になります。
“What is Lisa going to do”
こちらも「be動詞 going to」という形になっていて、疑問詞を前に出します。
そして、その次にbe動詞を前に出す、という形になります。
「リサは何をするつもりですか?」と書かれていて、
“in the festival”「お祭りで」あるいは「文化祭で」となります。
そうすると、「リサはお祭りで」あるいは「文化祭で何をするつもりですか?」という文になっていて、主語+動詞で書くというのは今までのルール通りですが、この動詞の前に”be going to”というのが入っていて、そうするとここ全体で動詞となります。
そうすると、「何をするつもりですか?」と聞かれて、「彼女は太鼓を叩く」あるいは「ドラムを叩くつもりです」という形で答えの文が作れます。

最後に、これもどの単元でも出てきていますが、「誰が何々するんですか?」という形です。
そうするとここの“Who”というのは主語になっていますので、そうすると「誰がそのバンドで歌うつもりなんですか?」、それに対して「マイクです」となります。
ここも、元々は”Mike is going to sing”という形だったのか、”going to sing”は重複してしまうので、”mike”主語+”is”be動詞という形で止めて、「これでマイクです。」という形になります。

このように、”be going to”というのは、「be動詞+going to 動詞の原形」で、一つの塊を作ってそれで「何々するつもりだ」「何々だろう」といった意味を表していて、否定文と疑問文に関してはbe動詞と全く同じ使い方なんだな、という事が認識出来ていれば概ね問題はないかと思います。
それではセクション1に関しては以上となります。