第三文型の見分け方|主語・目的語・補語を整理する中2英語基礎【STAGE2 Lesson3-1ニュートレジャーの道案内】
目的語と補語の見分け方|SVCとSVOの違いを整理する中2英語基礎
英語の文を読んでいて、「動詞の後ろにある名詞が目的語(O)なのか、補語(C)なのか分からない」と感じることがあります。特に、SVCとSVOを取り違えると、文の意味を読み違えやすくなります。
このページでは、中2英語でつまずきやすい目的語と補語の見分け方、SVCとSVOの違い、第1文型・第2文型・第3文型の整理を、NEW TREASURE STAGE2 Lesson3-1 の内容に沿って確認します。
先に結論:OとCはイコール関係で見分ける
- 目的語(O)は、動詞の動作を受ける部分です。「S=O」の関係にはなりません。
- 補語(C)は、主語や直前の名詞を説明する部分です。「S=C」の関係になることが多いです。
- I play tennis. は「I=tennis」ではないので、tennis は目的語です。
- I am a student. は「I=a student」なので、a student は補語です。
- 迷ったときは、まず主語と後ろの語がイコールになるかを確認します。
- to school や every day のような場所・時を表す語句は、文の中心ではなく修飾語(M)として分けて考えます。
目的語と補語を見分ける3つの手順
目的語と補語で迷ったときは、文型名を先に暗記しようとするより、主語と後ろの語の関係から確認すると整理しやすくなります。
- まず、主語と動詞を見つける
文の中心になる「だれが・何が」「どうする・どんな状態か」を確認します。 - 次に、主語と後ろの語がイコールになるか考える
「S=後ろの語」が成り立てば、補語の可能性が高くなります。 - イコールにならなければ、動作の対象かを見る
「何を」「何に」にあたる名詞なら、目的語として考えます。
I am a student. では、I と a student が同じ人を表しているので、a student は補語です。
I play tennis. では、I と tennis は同じものではありません。tennis は play という動作の対象なので、目的語です。
動画で流れを確認したい場合は、下の解説もあわせて利用できます。先に本文で要点と手順を確認してから見ると、S・V・O・C・Mの整理がしやすくなります。
| 記号 | 名前 | 見方 | 例 |
|---|---|---|---|
| S | 主語 | 「〜は」「〜が」にあたる | I / She / David |
| V | 動詞 | 主語の動作や状態を表す | go / play / is / became |
| O | 目的語 | 動詞の動作を受ける。「S=O」にはならない | I play tennis. |
| C | 補語 | 主語などとイコール関係になる | I am a student. |
| M | 修飾語 | 時・場所・様子などを付け加える | to school / every day |

NEW TREASURE STAGE2の他単元も確認したい場合
この単元がLesson全体のどこにあるか、次にどの文法事項へ進むかを確認したい場合は、NEW TREASURE STAGE2|中2英文法 総括+Lesson一覧で全体像を確認できます。
品詞と文中の役割を分けると、OとCを判断しやすくなる
英語を読むときに混ざりやすいのが、名詞・動詞・形容詞・副詞のような分類と、主語・目的語・補語のような役割の違いです。
名詞や動詞は、単語そのものの性質を表します。たとえば、「机」はものの名前なので名詞です。文のどこに出てきても、「机」という単語が名詞であることは変わりません。
一方で、主語や目的語や補語は、その単語が文の中でどんな役割をしているかを表します。
たとえば日本語で考えると、「これは机だ」という文では、「机」は「これは何か」を説明する部分です。一方、「この机は私のものだ」という文では、「机」は「この机は」という主語の一部です。同じ「机」という名詞でも、文の中での役割は変わります。
英語でも同じです。単語の性質と、文の中での役割を分けて考えると、S・V・O・C・Mの整理がしやすくなります。
主語・目的語・補語・修飾語の役割を確認する
次に、主語・目的語・補語・修飾語を確認します。目的語と補語を見分けるには、まずそれぞれの役割を整理しておくことが大切です。
主語(S)とは
主語は、基本的に「〜は」「〜が」にあたる部分です。英語では文の先頭近くに置かれることが多く、命令文などを除けば、多くの文に主語と動詞があります。
I play tennis.
→ I が主語です。
目的語(O)とは
目的語は、動詞の動作を受ける部分です。日本語では「〜を」「〜に」にあたることが多くなります。
I play tennis.
→ 「私はテニスをします」の tennis が目的語です。
play は「する」という動作を表し、tennis は「何をするのか」を表しています。このように、動詞の後ろで動作の対象になる名詞を目的語と考えます。
補語(C)とは
補語は、主語や直前の名詞とイコール関係になる名詞・形容詞です。
I am a student.
→ I = a student なので、a student は補語です。
この場合、「私」と「生徒」が同じ人を表しています。したがって、a student は目的語ではなく補語になります。
修飾語(M)とは
修飾語は、時・場所・様子などを付け加える部分です。前置詞+名詞、副詞、時を表す語などは、文の中心ではなく修飾語として考えることが多くなります。
I go to school every day.
→ to school と every day は、go に説明を加える部分です。
文の組み立てを判断するときは、まず主語・動詞・目的語・補語を確認し、修飾語は中心とは分けて考えます。
第1文型・第3文型・第2文型の見分け方
ここからは、具体的な文の組み立てを確認します。まずは、第1文型、第3文型、第2文型の順に見ると、目的語と補語の違いが分かりやすくなります。

第1文型:S V
第1文型は、主語と動詞で成り立つ文です。目的語や補語がありません。
I go to school every day.
→ I が主語、go が動詞です。
to school は「学校へ」、every day は「毎日」という意味で、どちらも go を説明しています。したがって、文の中心は I go です。
前置詞+名詞や副詞は、文の中心に入れず、修飾語として考えます。
第3文型:S V O
第3文型は、主語・動詞・目的語で成り立つ文です。「S は O を Vする」と考えると分かりやすくなります。
She plays the piano very well.
→ She が主語、plays が動詞、the piano が目的語です。
「彼女」=「ピアノ」ではありません。ピアノは、plays という動作の対象です。したがって、the piano は補語ではなく目的語です。
very well は「とても上手に」という意味で、動詞 plays を説明しています。これは修飾語として考えます。
第2文型:S V C
第2文型は、主語・動詞・補語で成り立つ文です。基本的には「S は C だ」「S は C になる」と訳せることが多くなります。

This is my notebook.
→ This = my notebook なので、my notebook は補語です。
David became a soccer player.
→ David = a soccer player という関係が成り立つので、a soccer player は補語です。
David looked tired after the soccer game.
→ David = tired と考えられるので、tired は補語です。
look は「見る」という意味で覚えがちですが、後ろに形容詞が来て SVC になる場合は、「〜に見える」という意味になります。
目的語か補語かで困ったとき
動詞を be動詞に変えて、主語と後ろの語がイコール関係になるかを確認します。David is a soccer player. が成り立つので、a soccer player は補語と考えられます。一方、She is the piano. は意味が合わないので、the piano は補語ではなく目的語です。
SVCとSVOの違いを例文で整理
SVCとSVOを見分けるときは、動詞の後ろにある語が「主語の説明」なのか「動作の対象」なのかを比べます。下の表で、補語になる場合と目的語になる場合を確認しましょう。
| 文 | 組み立て | 判断 |
|---|---|---|
| I am a student. | S V C | I = a student なので、a student は補語 |
| I play tennis. | S V O | I = tennis ではないので、tennis は目的語 |
| David became a soccer player. | S V C | David = a soccer player なので、a soccer player は補語 |
| She plays the piano. | S V O | She = the piano ではないので、the piano は目的語 |
文型を長文読解で使えるようにしたい場合
ここまでの内容は、文法問題だけでなく長文読解でも使います。文法問題ではSVCとSVOを判断できても、長文になると主語と動詞を取るのに時間がかかる場合は、高校受験英語長文読解強化講座で、文の中心を取る練習内容を確認できます。
Lesson3 セクション1 まとめ(文型の基本)
ここまでの内容を、文の組み立てごとに整理します。確認クイズに進む前に、目的語と補語の違いをもう一度見直しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文の組み立てとは? |
|
| 品詞と文中の役割 |
|
| 主語・目的語・補語 |
|
| 修飾語(M) |
|
| 第1文型・第3文型・第2文型 |
|
Lesson3 セクション1 確認クイズ(目的語・補語・文型)
最後に、目的語と補語の見分け方、SVCとSVOの違いを確認しましょう。答えを見る前に、「S=後ろの語」が成り立つかを考えると、文型を判断しやすくなります。
1. 文の組み立てとは、何を理解するための考え方ですか。
A. 単語のスペルだけを覚えるための仕組み
B. 文の語順と中心を理解するための仕組み
C. 発音記号を暗記するための仕組み
D. 辞書の引き方を練習するための仕組み
正解:B
2. 名詞・動詞・形容詞などは、何を表す分類ですか。
A. 文の中での役割
B. 文の感情
C. 単語の性質
D. 文が書かれた年代
正解:C
3. 主語・目的語・補語などは、何を表す分類ですか。
A. 文の中での役割
B. 単語のスペルの長さ
C. 単語のアクセント位置
D. 辞書に載っている順番
正解:A
4. 主語(S)として文中で使われる部分は、日本語ではどのように訳されることが多いですか。
A. 「〜を」「〜に」
B. 「〜は」「〜が」
C. 「〜して」
D. 「〜まで」
正解:B
5. 補語(C)の説明として正しいものはどれですか。
A. 文の最後に必ず来る単語
B. 文の中の一番長い単語
C. 主語や直前の名詞とイコール関係になる名詞・形容詞
D. 必ず動詞の前に置かれる副詞
正解:C
6. 第1文型(S V)の特徴として正しいものはどれですか。
A. 必ず目的語が2つある文
B. 主語と動詞で成り立ち、OやCがない文
C. 形容詞だけで成り立っている文
D. 必ず疑問文になる文
正解:B
7. 第3文型(S V O)は、一般的にどのような意味で考えやすいですか。
A. S は C だ / S は C になる
B. S は O に行く
C. S は O を Vする
D. S は V される
正解:C
8. 次の文で修飾語(M)として考えられる部分はどれですか。I go to school every day.
A. I
B. go
C. to school
D. every day
正解:C・D
to school も every day も、文の中心ではなく、go に説明を加える部分です。
9. 第2文型(S V C)の基本的な訳し方として最も近いものはどれですか。
A. S は O を Vする
B. S は C だ / S は C になる
C. S は O1 に O2 を Vする
D. S は V される
正解:B
10. ある名詞が目的語(O)なのか補語(C)なのか判断しにくいとき、本文で紹介した確認方法はどれですか。
A. その名詞の文字数を数える
B. その名詞を文末に移動してみる
C. 動詞を be動詞に変えて、主語などとイコールになるか確かめる
D. その名詞を複数形にしてみる
正解:C
クイズで基本を確認できたら、次は長文の中で同じ判断をすばやく使えるかが大切です。文型の知識は、単文の文法問題だけでなく、長い英文を前から読むときにも役立ちます。
【高校受験英語長文読解強化講座】:主語・動詞・目的語・補語を見分ける力を、長文読解の中で使えるように練習します。文法問題では分かるのに長文で読みにくくなる場合や、英文の中心を取るのに時間がかかる場合は、文の組み立てを読解に使う練習から確認できます。
英語リライト全体の指導方針を確認したい場合
講座全体の考え方や、文法・長文読解をどのようにつなげて学ぶかは、英語リライトのトップページから確認できます。


