STAGE3 Lesson2-3 助動詞の発展用法(過去の推量)【ニュートレジャーの道案内】

過去の推量を表す「助動詞 + have + 過去分詞」

このセクションでは、過去の推量を表す文法構造「助動詞 + have + 過去分詞」に注目します。やや複雑ですが、それぞれの意味を区別して理解しましょう。

形の確認:
may“、”must“、”cannot” などの助動詞の後に、「have + 過去分詞」が続くのが特徴です。
これは 過去の出来事についての推量 を表します。

例文の解説:

“Cathy may have taken the wrong route.”
may” は「〜かもしれない」、
have taken” は「選んだ(取った)」という過去の意味です。
→ 「キャシーは道を間違えたのかもしれない。」(可能性)

“He must have overslept.”
must” は「〜に違いない」。
→ 「彼は寝過ごしたに違いない。」(確信を伴う推量)

“He cannot have forgotten.”
cannot” は「〜のはずがない」。
→ 「彼が忘れたはずがない。」(可能性を強く否定)

このように、助動詞 + have + 過去分詞 は
過去の出来事に対して「〜だったのだろう」「〜のはずがない」と推量するときに使います。
練習しながら、自然に使えるようにしましょう。

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過去の非難と後悔を表す「should + have + 過去分詞」

文法構造の解説
次は「should + have + 過去分詞」を見ていきます。
この形は 過去の出来事に対する非難・後悔 を表します。
助動詞の後に「have + 過去分詞」が続きます。

例文解説:

“You should have checked the correct spelling.”
should” は「〜すべきだった」。
have checked” は「チェックした」という意味ですが、
→ 実際にはチェックしなかった → 後悔しているニュアンス になります。

“You shouldn’t have stayed up late last night.”
shouldn’t” は「〜すべきではなかった」。
have stayed up” は「夜更かしした」。
→ 「昨夜、夜更かしすべきではなかった。」

この形のポイント

助動詞の後には 常に動詞の原形

原形である have の後に 過去分詞

過去の行動についての 非難・後悔 を表す

 

過去の推量を表す「助動詞 + have + 過去分詞」

助動詞 意味 例文
may have + 過去分詞 ~したかもしれない Cathy may have taken the wrong route.
must have + 過去分詞 ~したに違いない He must have overslept.
cannot have + 過去分詞 ~したはずがない He cannot have forgotten.

過去の非難と後悔を表す「should + have + 過去分詞」

助動詞 意味 例文
should have + 過去分詞 ~すべきだった You should have checked the correct spelling.
shouldn’t have + 過去分詞 ~すべきではなかった You shouldn’t have stayed up late last night.

クイズ

問題 選択肢 正解
1. “must have + 過去分詞” の意味は? A) ~したかもしれない
B) ~したはずがない
C) ~したに違いない
D) ~すべきではなかった
C) ~したに違いない
2. “cannot have + 過去分詞” の意味は? A) ~したかもしれない
B) ~したはずがない
C) ~すべきだった
D) ~すべきではなかった
B) ~したはずがない
3. “should have + 過去分詞” の意味は? A) ~すべきだった
B) ~すべきではなかった
C) ~したに違いない
D) ~したかもしれない
A) ~すべきだった