STAGE3 Lesson3-1不定詞を使った表現(判断の根拠)【ニュートレジャーの道案内】

不定詞の新たな使い方

Lesson3セクション1では、不定詞の新しい使い方について学びます。これまでとは異なる応用的な構文や、少し分かりにくい使い方が登場するため、注意して学習していきましょう。

「It is 形容詞 of 人 to」の形式について

このセクションでは、「It is 形容詞 of 人 to」という形式に注目します。この構文では、評価の対象が「その人」である点に注意して文を理解します。

例文:
“It is kind of you to help me with my report.”
訳: 「私のレポートを手伝ってくれるとは、あなたは親切ですね。」

of と for の使い分けについて

注意すべきポイントは、「of」と「for」の使い分けです。例文を通して違いを理解します。

例文:
“It is careless of John to forget his bag.”
訳: 「彼のカバンを忘れるなんて、ジョンは不注意だなあ。」

このように、「for」は不定詞の内容に対する評価、「of」は人の性質や特性に対する評価を示すときに使われます。文脈に応じて使い分けることが重要です。

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不定詞の否定形とは?

不定詞の内容を否定する形式を理解します。つまり、「何々する事」ではなく「何々しない事」を表現します。「何々するために」ではなく、「何々しないために」、「しないように」といった形に注目します。この内容は不定詞の全体に通ずるものです。

“Not to”の使い方

例えば、「Meg has decided not to stay up late.」という文を考えます。”decide to”は「何々する事を決心する」という意味ですが、ここで”not”が入ることで「夜更かししない」という意味になります。「もう今後夜更かしはしないと決心した。」という意味合いになります。注意すべきポイントは、”not”の位置です。”to”のあとは動詞の原形であることを理解し、「to not」ではなく「not to」と記述します。

“In order not to”の使い方

例えば、「She studied hard in order not to fail the test.」という文を考えます。”in order to”は「何々するために」という意味ですが、ここで”not”が入ることで「何々しないように」という意味になります。「彼女はそのテストで失敗しないように一生懸命勉強した。」という意味合いになります。”in order not to”は語感が悪いかもしれませんが、「to不定詞」の否定形としては重要な表現です。

このように、「to不定詞」の直前に”not”を置くことで不定詞の否定形を表現します。その後は通常の訳し方に「何々ない」という表現を付け足すことで、不定詞の否定形を理解することができます。

 

不定詞の新たな使い方まとめ

項目 説明
It is 形容詞 of 人 to の形式 評価の対象が「人」であることに注意しながら使う
of と for の使い分け 「of」は人の性質を表し、「for」は不定詞の内容を表す
例文1 It is kind of you to help me.(あなたが助けてくれるとは親切ですね。)
例文2 It is careless of John to forget his bag.(ジョンがカバンを忘れるなんて不注意だ。)
Not to の使い方 「not to」を使うことで「~しないこと」を表現
In order not to の使い方 「~しないために」を表す際に用いる

クイズ

問題 選択肢 正解
1. It is kind of you to help. の意味は? A. あなたが助けるのは親切だ
B. あなたは親切だ
C. あなたは助けられる
D. あなたは手伝わない
2. 「She studied hard in order not to fail.」の意味は? A. 彼女は失敗するために勉強した
B. 彼女は失敗しないために勉強した
C. 彼女は勉強しなかった
D. 彼女は成功するために勉強した