It is 形容詞for/of人toの違い【STAGE3 Lesson3-1】【ニュートレジャーの道案内】

It is 形容詞 for 人 to do と It is 形容詞 of 人 to do の違いは、形容詞が「行為や状況」と「人」のどちらを評価しているかで判断します。forは主に行為や状況を評価し、ofは人の性質や行動を評価します。

このページでは、STAGE3 Lesson3-1で扱う不定詞構文のうち、特に間違いやすいforとofの使い分けを中心に解説します。後半では、同じLessonで扱うnot toin order not toも補足します。

最初に確認するポイント

It is 形容詞 for 人 to do

形容詞が、to doで表される行為や状況を評価します。forの後ろの人が、to doの動作を行います。

It is difficult for him to answer.

It is 形容詞 of 人 to do

形容詞が、その人の性質、判断、態度や行動を評価します。

It is kind of you to help me.

まず文章で違いを確認したあと、動画でもforとofの判断方法を復習できます。

It is 形容詞 for 人 to do の基本

It is 形容詞 for 人 to doは、「人が〜することは形容詞だ」または「人にとって〜することは形容詞だ」という意味を表します。

It is difficult for him to answer the question.
訳:彼がその質問に答えるのは難しいです。

この文でanswer the questionという動作を行うのはhimです。forの後ろに置かれた人は、to doの動作を実際に行う人を表します。

for 人 to do
= 人がdoする
= forの後ろの人が、to doの動作を行う

for 人がto doの動作を行う

学校文法では、forの後ろの人をto不定詞の意味上の主語と呼ぶことがあります。「意味のうえで、その動作の主語になる人」と考えると理解しやすくなります。

It is difficult for me to understand this rule.

訳:私がこの規則を理解するのは難しいです。

understandするのはmeです。difficultは、規則を理解する行為の難しさを表しています。

It is necessary for students to practice every day.

訳:生徒が毎日練習することは必要です。

practiceするのはstudentsです。necessaryは、練習することの必要性を表しています。

It is impossible for us to finish the work today.

訳:私たちが今日その仕事を終えるのは不可能です。

finishするのはusです。impossibleは、仕事を終えることが可能かどうかを表しています。

It is dangerous for children to play here.

訳:子どもたちがここで遊ぶのは危険です。

playするのはchildrenです。dangerousは、ここで遊ぶ状況の危険性を表しています。

Itは仮に置かれた主語

It is 形容詞 for 人 to doのItは、文の形を整えるために仮に置かれた主語です。このようなItを形式主語と呼びます。文の具体的な内容を表しているのは、後ろのfor 人 to doです。

通常使われる形
It is important for you to study English.
あなたが英語を勉強することは大切です。

文の関係を確認するための比較
For you to study English is important.

下の文も文法的には成立しますが、長い主語が文頭に来るため硬い表現です。通常は、Itから始める上の形がよく使われます。

for me・for himなど目的格を使う

forは前置詞なので、代名詞を続ける場合はme、him、her、us、themなどの目的格を使います。ofの後ろでも同じです。

主格 目的格 forの例 ofの例
I me for me of me
he him for him of him
she her for her of her
we us for us of us
they them for them of them

It is important for he to study.とはせず、It is important for him to study.とします。

It is 形容詞 of 人 to do の基本

It is 形容詞 of 人 to doでは、形容詞が人の性質、判断、態度や行動を評価します。「〜するとは、その人は形容詞だ」と言い換えられるかを考えます。

It is kind of you to help me with my report.
訳:私のレポートを手伝ってくれるとは、あなたは親切ですね。

この文では、kindyouを評価しています。「手伝ってくれるあなたは親切だ」と考えるため、ofを使います。

It is 形容詞 of 人 to do
= 〜するとは、その人は形容詞だ

ofを使う例文

It was wise of her to save the money.

訳:そのお金を取っておくとは、彼女は賢明でした。

wiseがherの判断を評価しているため、ofを使います。

It was rude of him to interrupt the teacher.

訳:先生の話をさえぎるとは、彼は失礼でした。

rudeがhimの態度や行動を評価しているため、ofを使います。

It was careless of Tom to leave the door open.

訳:ドアを開けたままにするとは、トムは不注意でした。

carelessがTomの不注意な行動を評価しているため、ofを使います。

It was generous of you to give us your time.

訳:私たちのために時間を割いてくださったのは、とても寛大なことでした。

generousがyouの人柄や行動を評価しているため、ofを使います。

ofを使いやすい形容詞

  • kind、nice:親切な行動や人柄を評価する
  • wise、clever:人の判断や賢さを評価する
  • foolish、careless:人の誤った判断や不注意を評価する
  • rude、generous:人の態度や人柄を評価する

代表的な形容詞を覚えることは有効ですが、形容詞だけを見て機械的にforかofを決めるのではなく、何を評価しているかを確認することが大切です。

It is 形容詞 for 人 to do と of 人 to do の違い

評価するもの 判断のための言い換え 代表的な形容詞
for 人 to do 行為、状況、難易度、必要性など 人が〜することは形容詞だ important、necessary、easy、difficult、possible、impossible、dangerous、natural
of 人 to do 人の性質、判断、態度、行動 〜するとは、その人は形容詞だ kind、nice、wise、foolish、careless、rude、clever、generous

同じ形容詞でもforとofが変わる例

同じ形容詞でも、評価する対象によってforとofが変わる場合があります。

It was good of him to help the child.

訳:その子どもを助けるとは、彼は立派でした。
goodがhimの行動を評価しているため、ofを使います。

It is good for him to exercise every day.

訳:彼が毎日運動することは、彼にとってよいことです。
goodが運動することの効果を評価しているため、forを使います。

同じ行為でも評価する視点が変わる例

It was kind of you to call me.
訳:電話をしてくれたとは、あなたは親切でしたね。

電話をしたyouの親切な行動を評価しているため、ofを使います。

It was difficult for you to call me at that time.
訳:あなたがその時間に私へ電話をするのは難しかったです。

youの性格ではなく、その時間に電話をする行為の難しさを表しているため、forを使います。

よくある誤文と直し方

誤:It is kind for you to help me.

正:It is kind of you to help me.

kindがyouの親切な行動を評価しているため、ofを使います。

誤:It is difficult of me to solve this problem.

正:It is difficult for me to solve this problem.

difficultは、問題を解く行為の難しさを表しているため、forを使います。

誤:It is important for he to study.

正:It is important for him to study.

前置詞forの後ろでは、heではなく目的格himを使います。

誤:It was rude for him to interrupt her.

正:It was rude of him to interrupt her.

rudeが、話をさえぎったhimの態度を評価しているため、ofを使います。

forとofの例文で使い方を確認

ここでは、肯定文、否定文、疑問文、和文英訳でforとofの使い方を確認します。

肯定文

It is easy for her to use this computer.
訳:彼女がこのコンピューターを使うのは簡単です。

It was clever of her to find another way.
訳:別の方法を見つけるとは、彼女は賢かったです。

否定文

It is not easy for me to explain this rule.
訳:私がこの規則を説明するのは簡単ではありません。

It was not kind of him to laugh at her mistake.
訳:彼女の間違いを笑うなんて、彼は思いやりがありませんでした。

この文のnot kindは、単に「親切ではない」というだけでなく、その行動に思いやりがないことを表しています。

疑問文

Is it necessary for us to bring lunch?
訳:私たちは昼食を持っていく必要がありますか。

Was it careless of me to leave the window open?
訳:窓を開けたままにした私は不注意でしたか。

日本語から英語にする例

あなたが私を助けてくれるとは親切です。

It is kind of you to help me.

私がこの問題を解くのは難しいです。

It is difficult for me to solve this problem.

彼が一人でそこへ行くのは危険です。

It is dangerous for him to go there alone.

彼女が謝ったのは賢明でした。

It was wise of her to apologize.

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It is 形容詞 for 人 to do と of 人 to do のよくある質問

It is 形容詞 for 人 to doはどのように訳しますか?

「人が〜することは形容詞だ」または「人にとって〜することは形容詞だ」と訳します。It is difficult for me to answer.なら「私が答えるのは難しいです」という意味です。

for 人 to doの「人」はどのような役割ですか?

to doの動作を行う人です。for him to studyなら、studyするのはhimです。学校文法では「to不定詞の意味上の主語」と呼ばれます。

forとofは形容詞を暗記すれば選べますか?

代表的な形容詞を覚えることは有効ですが、最終的には、形容詞が人を評価しているか、行為や状況を評価しているかで判断します。

It is kind for you to help meは正しいですか?

「助けてくれるあなたは親切だ」という意味では、It is kind of you to help me.とします。kindがyouの行動を評価しているためです。

forの後ろはIやheでもよいですか?

前置詞の後ろでは目的格を使います。for Iではなくfor me、for heではなくfor him、for sheではなくfor herとします。

to not doは必ず間違いですか?

学校文法や文法問題では、not to doを基本として覚えるのが安全です。実際の英語では、強調によってto not doが使われる場合もあります。

同じLessonで扱うnot toとin order not to

ここからは、STAGE3 Lesson3-1でfor/ofとあわせて扱う不定詞の否定形を確認します。中心テーマとは異なるため、補足として簡潔に整理します。

次の動画では、不定詞の否定形であるnot toとin order not toを確認できます。

not toの意味

不定詞の内容を否定するときは、学校文法ではnot to+動詞の原形の形で覚えます。「〜しないこと」という意味を表します。

Meg has decided not to stay up late.
訳:メグは夜更かしをしないことに決めました。

decide toは「〜することを決める」という意味です。to stay up lateの前にnotを置くことで、「夜更かしをしないことを決める」という意味になります。

not to+動詞の原形
= 〜しないこと

in order not toの意味

in order not to+動詞の原形は、「〜しないために」「〜しないように」という目的を表します。

She studied hard in order not to fail the test.
訳:彼女はそのテストで失敗しないように一生懸命勉強しました。

in order not to+動詞の原形
= 〜しないために、〜しないように

STAGE3 Lesson3-1のまとめと確認クイズ

  • for 人 to doでは、forの後ろの人がto doの動作を行う。
  • forは主に行為や状況を評価する。
  • ofは人の性質、判断、態度や行動を評価する。
  • 前置詞の後ろでは、me、him、her、us、themなどの目的格を使う。
  • not to doは「〜しないこと」を表す。
  • in order not to doは「〜しないように」という目的を表す。

クイズ(10問)

1.It is difficult for him to answer the question.で、answerするのは誰ですか?

A.It
B.difficult
C.him
D.the question

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正解:C.him
forの後ろのhimが、to answerの動作を行います。

2.空欄に入る前置詞を選びましょう。
It is kind( )you to help me.

A.for
B.of
C.at
D.with

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正解:B.of
kindが、助けてくれるyouの親切さを評価しているためofを使います。

3.空欄に入る前置詞を選びましょう。
It is difficult( )me to solve this problem.

A.for
B.of
C.from
D.by

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正解:A.for
difficultは、問題を解く行為の難しさを評価しているためforを使います。

4.正しい英文を選びましょう。

A.It is important for he to study.
B.It is important for him to study.
C.It is important of he to study.
D.It is important of him to study.

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正解:B.It is important for him to study.
importantは勉強することの重要性を表すためforを使います。また、前置詞の後ろではheではなく目的格himを使います。

5.次の文の誤りを直しましょう。
It is kind for you to help me.

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正解:It is kind of you to help me.
kindがyouの親切な行動を評価しているため、forではなくofを使います。

6.空欄にforまたはofを入れましょう。

It was good( )him to help the child.
It is good( )him to exercise every day.

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正解:of、for
1文目はhimの行動を評価するためofです。2文目は運動することがhimにとってよいと評価するためforです。

7.「彼女が謝ったのは賢明でした」に合う英文を選びましょう。

A.It was wise for her to apologize.
B.It was wise of her to apologize.
C.It was wise of she to apologize.
D.It was wisely for her to apologize.

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正解:B.It was wise of her to apologize.
wiseがherの判断を評価しているためofを使います。また、ofの後ろではsheではなくherを使います。

8.学校文法で基本として覚える不定詞の否定形はどれですか?

A.not to+動詞の原形
B.do not to+動詞の原形
C.no to+動詞の原形
D.to do not+動詞の原形

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正解:A.not to+動詞の原形
学校文法や文法問題では、notをto不定詞の前に置く形を基本として覚えます。

9.She studied hard in order not to fail the test.の意味を選びましょう。

A.彼女はテストで失敗するために一生懸命勉強しました。
B.彼女はテストで失敗しないように一生懸命勉強しました。
C.彼女はテストで失敗したので一生懸命勉強しました。
D.彼女はテストを受けないことに決めました。

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正解:B
in order not toは「〜しないために」「〜しないように」という否定の目的を表します。

10.「彼が一人でそこへ行くのは危険です」に合う英文を選びましょう。

A.It is dangerous of him to go there alone.
B.It is dangerous for he to go there alone.
C.It is dangerous for him to go there alone.
D.It is dangerous him to go there alone.

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正解:C.It is dangerous for him to go there alone.
dangerousは、一人で行く状況の危険性を評価するためforを使います。また、forの後ろでは目的格himを使います。

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