【高校受験対策】過去問の解き方

高校受験を控えているけれど、過去問対策をどのようにしていけばよいのか分からないという声をよく耳にします。過去問を解くことで志望校合格に近づきますから、しっかりと対策していきましょう。

過去問をなぜ解くのか

過去問を解くことで、志望校の出題の傾向とその対策をすることができます。志望校の文章量はどの程度なのか、問題の難易度やより強化しなければならない単元などを知ることができます。また、どのくらいのペースで解き進めていけばよいのかなど受験本番を想定した対策をすることができます。

過去問にとりかかる時期

過去問対策は中学3年生の9月下旬ごろにはとりかかるようにしましょう。夏休みまでに基礎的な知識の定着と全体的な学習をすませ、この時期には過去問で志望校に合わせた対策をすすめて合格を目指していくことが理想です。

過去問の解きすすめ方

過去問は最低5年分は解きましょう。過去問を解くときは最新年度からさかのぼるように解いていきます。5年分を解くことで志望校の問題に慣れること・傾向を知ることができます。また、併願校に関しても最低3年分は解いておきましょう。併願校といえど問題に慣れておくことは必要です。自信を持って受験に挑めるよう準備をしていきましょう。また、志望校と同じくらいの難易度、出題傾向が似ている学校の問題も解くことをおすすめします。これにより、応用力・経験値を身に着けることができます。

過去問の解き方

本番と同じ時間制限で問題を解く

過去問を解くときは必ず時間をはかるようにしましょう。はじめは全問解き終わらないということが起こってしまうかもしれませんが、焦る必要はありません。まずは自分に適した時間配分を知るということが大切です。もし、最後まで解き切れなかった場合は、時間外で解きます。採点も得点には含めないようにしましょう。

解き終わったあとにすぐ採点をする

過去問が解き終わったらすぐに採点をしましょう。時間が経ってしまうと問題を解いた時に考えたこと、選択肢で迷った問題があればなぜ迷ったのかなど忘れてしまいます。感覚が残っているうちに採点をすることがより効果的な復習につながります。

解説を読む

採点のあとは解説を読むようにしましょう。まるつけだけで終わってしまっては過去問をただ解いただけになってしまい、意味がありません。自分が間違えてしまった原因を探りましょう。解説を読んでも理解できない問題があれば、教科書やその単元を勉強しなおしたり、塾や学校の先生に疑問点を聞いて必ず解決することが大切です。

復習する

過去問を解いた後は必ず復習しましょう。特に分からない問題に関しては重点的に学習していきます。つまづきの原因をきちんと確かめて復習することで次の正解へ、志望校合格へつながります。正解できた問題も知識定着のため類問などを解くことをおすすめします。

過去問をある程度解いたら…

過去問をある程度の年数解き進めたら、間違えた問題をもう一度解きなおしてみましょう。それでも間違えてしまう問題があれば再度学習します。反復学習をすることで知識が定着してきます。徹底的に過去問を使って対策をしていきましょう。

まとめ

過去問は最初から高得点をとれることはまずありません。焦らずに対策をして受験本番に備えていきましょう。