大学入試自由英作文 独学の役に立つ参考書

英作文を独学で進めたい受験生が最初につまずく点

自由英作文には指導者の添削が必須です。しかし「書いてもってくれば添削するよ」と言われても、
そもそも添削に出す英作文が書けない・書き方が分からないという受験生も多いのではないでしょうか。
確かに、「型」が分からないものを最初から自分で書くのは難しいと思います。
しかし日本には、そういった受験生に「書き方」を教えてくれる参考書が多く存在します。
ここでは特に、「書き方」がくわしく書かれている参考書を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

独学での進め方だけでなく、自由英作文全体の考え方や伸ばし方をまとめて確認したい場合は、英作力を鍛える基本と実践テクニックの全体像はこちらもあわせてご覧ください。

 

自由英作文を独学で進めるときの参考書の役割

添削に出す以前に必要になるもの

自由英作文では、いきなり「書いて添削」を回すことが難しい場面があります。
とくに、何を書けばよいのか分からない段階では、考え方や書き出しを補ってくれる参考書が重要になります。

段階ごとに役割が変わる理由

書き方が分からない段階、内容が薄くなる段階、本番で書き切れない段階では、
必要になる助けが異なります。以下では、その段階別に参考書を整理します。

自由英作文は参考書なしでも進められるのか

自由英作文は、添削だけで最初から進められる人もいますが、実際には参考書があった方が進めやすい受験生が多いです。
特に、

  • 何を書けばよいのか思いつかない
  • 最初の一文が出てこない
  • 語数が足りずに止まってしまう

という段階では、参考書が「書き始める補助」として役立ちます。
一方で、参考書だけで完成するわけではなく、最終的には自分で書いた英文を添削してもらう工程が必要です。
つまり、参考書は「書ける状態を作るための補助」、添削は「書いたものを直して精度を上げるための確認」と考えると分かりやすいでしょう。

独学で自由英作文を進めるときの流れ

まずは短くても書ける状態を作る

最初から長い英作文を書こうとすると止まりやすくなります。
まずは

  • 自分の立場を一文で書く
  • 理由を一つだけ書く
  • 最後に結びを一文で添える

という短い流れから始めると、英作文への抵抗が下がります。

内容が薄いなら視点を増やす

何とか書けても、同じことを言い換えるだけになってしまう人は少なくありません。
その場合は、

  • 教育
  • 経済
  • 社会
  • 環境

のような視点を増やしながら、理由や具体例を補っていく必要があります。

最後は語数に収める練習が必要

自由英作文では、内容を思いつくだけでは不十分です。
本番では、決められた語数の中にまとめる力が必要になります。
短い語数なら主張と理由をはっきりさせること、長めの語数なら具体例や補足を加えることが重要です。

独学で使いやすい自由英作文の参考書3冊

書き出せない段階の受験生向け

①『原田健作の自由英作文が面白いほど書ける本』

「どう書いていいのか分からない」人にお勧めです。四部構成で、英作文の書き方をとても丁寧に解説しています。

第一部は、英文の構成についてのルール・必修表現がまとめられています。
また、「何を書けばいいか分からない」という受験生のために、
アイデアの出し方」を紹介しています。
大学受験だけでなく英検の対策としても、読む価値があると思います。

第二部は、本書の約半分を占めています。医療や環境などのテーマ別に、
問題と解答例を詳しく解説しています。
各設問に対し、「賛成の解答例」「反対の解答例」が掲載されているのも特徴です。

第三部では、設問形式別の英作文の考え方があります。
東大や早慶など難関大で出題される
イラスト説明や英文要約
にも触れています。

第四部では、GTECやTOEFL、TEAPなどの特徴をまとめ、
外部試験利用型入試への向き合い方が示されています。

第一部を中心にインプットし、
過去問の英作文を書く補助や類題演習
として使う方法も有効です。

内容が薄くなりやすい段階の受験生向け

②『例解和文英訳教本 自由英作文編』

「何を書いたらいいのか分からない」人にお勧めです。
書き方が分かり、何とか書けるようになった後に出てくる壁が「内容」です。

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一つのテーマに対して「教育」「経済」「社会」など視点を増やすことで、
文章の説得力は高まります。

本書では、こうした視点を
切り口
として整理し、賛否両面の英作文例を示しています。

本番で書き切れない段階の受験生向け

③『大学入試 自由英作文のすべて』

「書き方も内容も分かるが、試験で書けない」人に向いています。

書き出しが思いつかない
語数が埋まらない
といった悩みに対して、具体的な考え方が示されています。

初心者向けから、試験中に意識すべき点まで段階的に整理されており、
語数の確保と内容の安定を両立させる視点が得られます。

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参考書を選ぶときに見ておきたいポイント

自由英作文の参考書は、有名かどうかよりも今の自分の段階に合っているかが大切です。
例えば、

  • まだ一文も書けないなら、考え方や例が多い本
  • 何とか書けるなら、内容を増やすヒントが多い本
  • 試験で時間が足りないなら、語数やまとめ方に強い本

というように、止まっている場所に応じて選ぶ必要があります。

独学で自由英作文を進める人が確認したいこと

書き出しで止まる

  • 賛成か反対かを決めきれていない
  • 最初の一文の候補を持っていない
  • 日本語でも意見がまとまっていない

内容が薄くなる

  • 理由が一つしか出ない
  • 具体例が思い浮かばない
  • 同じ話を別の言い方で繰り返してしまう

語数が埋まらない

  • 主張だけで終わっている
  • 理由の説明が短い
  • 具体例や条件を書いていない

添削に出しても同じミスが続く

  • 直された所を見て終わっている
  • 同じテーマで書き直していない
  • 自分の表現として残していない

よくある質問

自由英作文は参考書なしでも大丈夫ですか

学校や塾で具体的に書き方を教えてもらえるなら進められる場合もあります。
ただ、何を書けばよいか分からない段階では、参考書があった方が入りやすいです。

独学だけで合格レベルまで行けますか

書き方や内容づくりまでは独学でもかなり進められます。
ただし、不自然な表現や細かな誤りの確認には、添削がある方が安心です。

参考書は何冊も必要ですか

最初から多くそろえる必要はありません。
まずは一冊を使って、自分に足りない部分が見えたら次を足す方が進めやすいです。

自由英作文がまったく書けないときは何から始めますか

長い答案を目指さず、主張一文と理由一文から始めるのがお勧めです。
そこに具体例を一つ足せるようになるだけでも、自由英作文の土台が作れます。