stage1_Lesson11-3 There is~の文(数量表現)【ニュートレジャーの道案内】

それではLesson11セクション3を進めていきましょう。
前回のセクションで、数えられる名詞の場合は”a few”と”few”
数えられない名詞の場合は、”little”と”a little”というような区別を進めていきました。
今回はそれを発展させまして、今度は”many”と”much”の区別、それと「There is 構文」を組み合わせた形を見ていく事になります。
それでは早速見ていきましょう。

まずこちらです。
ここに”coffee”「コーヒー」と”orange juice”というような形で、いずれも液体とか飲み物を表わす名詞がきています。
基本的に液体や飲み物のように、形が一つに決まらないものは不可算名詞として考えます。
ただ、不可算名詞が数えられないと言っても、
例えばオレンジジュースが5杯とかコーヒー3杯というふうに数えなければいけない場面というのは出てきます。
その際の数え方というのが決まっていて、ここにまず”three”とか”five”という数があります。
“three coffees”とか”five orange juices”という言い方は出来ないので、
必ず単位に当たるものが必要です。
基本的に暖かい飲み物、一般的な感覚でコーヒーカップのようなカップで飲むもの、
これは1杯であれば”a cup of”、2杯であれば”two cups of”となり、3杯であれば”three cups of”というような形で使います。
注意点としては、こちらに”s”を付けるという事です。
“cup”というのは物体で形のあるものですから、複数形の”s”を付けられます。
ところが、”coffees”は”s”を付ける事が出来ません。
そもそもこちらに”s”を付けるのであれば、この”cups of”という表現は要らない訳ですから、
こちらの数える単位の方には”s”を付けて不可算名詞の方には”s”を付けない、まずはこの形に慣れていきましょう。

同様に、下の文です。
“five glasses of”という形になっています。
“glass”というのはいわゆる一般的な「グラス」であったりとか、我々の感覚で言う「コップ」のように、主に冷たい飲み物です。
冷たい飲み物を1杯2杯と数える時にこの「○○glasses of」あるいは”a glass of”という形を使います。
やはり先ほどと同様に、こちら”glasses of”という形で複数形になっています。
また、こちらも先ほどと同様に、数える名詞、不可算名詞の方には”s”を付けていません。
なので、同じような形になっています。
数え方の部分が、暖かい飲み物なのか冷たい飲み物なのかという所で単位が変わります。
ここだけ注意しておきましょう。

今度は「There is 構文」と組み合わせてみます。

まず一つ目です。
“How many rooms”という形になっています。
“How”「どれぐらい」”many”「多くの」”rooms”「部屋」が”are there”「ありますか」
そして”in this hotel”となっていて、「このホテルにはいくつ部屋がありますか?」というような文になっています。
「いくつありますか」と言った時に数えられる名詞であれば「How many+加算名詞の複数形」
そしてもちろん複数形になっている訳ですから、ここも”is there”ではなく”are there”という形になります。
答え方に関してですが、教科書に載っているように”There are twenty(rooms).”というような形で、「20個の部屋がありますよ。」というふうに、ここに名詞を書いても間違いではありません。
ここで1回”rooms”が出てきてしまっていますから1回出てきた名詞を省略するという意味で、ここの”There are twenty.”「20個あります。」というふうに数で終わらせる事も出来ます。
ただ答える際に、”It is twenty rooms.”と書くのではなく、あくまでこのように”are there”と聞かれていますから、”There are”というふうに聞かれた形と文法を揃える、語順を揃えるというのが大事になります。
加算名詞に関しては「How many+複数形」という形でした。

今度は不可算名詞です。
数えられない名詞の場合は、”many”を使う事が出来ないので、今度は”How much”という形を使います。

今度は”How much sugar is there in the pot?”
「ポットの中にはどれぐらい砂糖が入っていますか?」という文になっています。
この場合、”sugar”「砂糖」というのが数えられない名詞になっています。
ですから、be動詞に関しては”are”ではなくて”is”を使っています。
数えられない名詞はもちろん単数扱いですから、ここが”is”になっているので答える際も”There is”
あるいは”There’s”という形でbe動詞は”is”を使いましょう。
注意点と言いますか、ここは“There’s”が括弧になっています。
ここも、「どれぐらいありますか?」という意味で、その「ある」が「どれぐらいあるか」というふうに答えだけ言う時に数量だけで表わすというのはこれは間違っていません。
なので”only a little”、”only”「なんとかだけ」、ここは”a little”と”a”が付いていますから、これはこの前のセクションでやった「少し」という意味です。
なので、「少しだけありますよ。」というような意味になっています。
このように「There is構文」というのは、形自体はそこまで難しくないんですが、
使う名詞が加算名詞なのか不可算名詞なのかという所の区別
それによって“How many”なのか”How much”なのかの区別
また不可算名詞であればこのように数え方をどういった単位を使っていたのか
こういった所に注意して学習を進めていって下さい。
セクション3に関しては以上となります。