STAGE2 Lesson10-1関係代名詞(主格の関係代名詞)【ニュートレジャーの道案内】

このLessonでは関係代名詞という単元を扱っていく事になります。中学校3年間の中で最大の山場と言っていい単元ですのでこのLessonはじっくりと取り組んでいきましょう。

まず関係代名詞というネーミングが非常に大事でして、関係というのはまずつなぐという意味ですから、この節と節をつなぐ役割をします。

ここで言う節というのは、主語、動詞を含む塊になります。例えば”I play tennis.”というような塊であったり”This is the book.”というような塊を示します。

そして代名詞と書かれていますので、この節と節をつなぐ役割をもつ代名詞の事を関係代名詞と言いまして、これらが直前の名詞を修飾するという機能をもちます。

具体的にはのちほど例文見ながら探っていく事になりますが、まずは節と節をつなぐという役割がある、直前の名詞を修飾するという役割がある、そして代名詞であるという3点をまずは抑えて下さい。

具体的に関係代名詞というのは何なのかという事について確認していきます。

関係代名詞というのは全部で6個ありまして、それぞれ”that”で置き換える事が出来るというものもありますが、まずはこれら、関係代名詞とは何ですかと言われたらこれというふうに、この表のような形で覚え下さい。

それぞれ”who””whose””whom”、”which””whose””which”と書かれていますが、これは「誰」とか「誰の」とか「どちら」という意味はありません。

これらは全て、疑問詞として使う場合は「誰」とか「誰の」という意味合いになりますが、この場合は関係代名詞というもので、あくまで別物となっています。

これらを使う事によって、節と節、あるいは文と文をつなぐというような形になります。

これらは何と対応しているかというと、1年生の時に”he””his””him””his”のような代名詞の変化表というものを習ったかと思います。

これらのように、主格「誰々は」にあたるもの、それから所有格「誰々の」にあたるもの、そして目的格「誰々を」とか「誰々に」にあたるもの、こういった変化をするというのが特徴となっています。

それでは具体的に例文で見ていく事にします。

先ほど節と節をつなぐという言い方をしましたが、それを具体的に例文に落とし込むと、こういった形になります。

まずは1文目です。
“Look at the boy.”「あの少年を見て下さい」
“He is running there.”「彼はそこで走っています。」

二つの節、二つの文があります。これらの二つの文を一つにつなぐ事によって、その塊が直前の名詞を修飾させるようにしたいとなります。

その際に、手順が全部で3段階あります。この手順を守っていけば必ず関係代名詞の単元というのは攻略出来るようになります。

まずは二つの文で同一人物を指す語を見付けます。つまり、一つ目の文と二つ目の文で誰と誰が同じか、あるいはどれとどれが同じかというのを見ていきます。

そうしますとまずここで”the boy”それから”He”この二人が同一人物になる訳です。

そして、手順2です。代名詞を関係代名詞に変えます。

“the boy”と”He”が同一人物を指している訳ですが、こちらの代名詞の方を消しまして、この”He”というのを関係代名詞、先ほど見てきた”who””whose””whom”に変えます。

変える際にどの形にするかというのは、元がどのような形であるかによって決まっています。これは主語の形ですから、先ほどの関係代名詞も主語の形にします。

ですから、これは人を表していて且つ主語の形ですから、”who”に変えます。

このように、第1手順として同一人物を見つける。第2手順その代名詞を対応する形に変えます。

そして最後に、こちらの同一人物指す語の直後に②の節を付けると書きました。②の説というのはこの塊の事です。

この塊を同一人物を指す事いうと長いので、この”the boy”、代名詞になっていない元々出てきていた普通名詞、こちらの方を先行詞と呼びます。

そして、先行詞の直後にこの関係代名詞の塊を置きます。これで二つの文を一つの文にするという手順が完成します。

訳す時ですが、この塊が直前の名詞を修飾するという役割をしていますので、こういう方向で訳して欲しいです。

ですから、上の文ですと「その少年を見て下さい。彼はそこで走っています。」となっていますが、これを合わせて右から左に掛けて訳す訳です。

「そこで走っている少年を見て下さい。」といった意味になります。

このように同一人物を指す語を見付ける。関係代名詞に変える。先行詞の直後に関係代名詞の塊を付ける。

こういった手順で是非練習して下さい。

 


 

それではさらに細かく関係代名詞の使い方を見ていきましょう。

関係代名詞というのは、先行詞が人なのか人でないのかという事によって”who””whose””whom”を使うのか、”which””whose””which”を使うのかを分けていきます。

まずはここでは先行詞が人の場合、且つその代名詞が主格の場合について見ていきます。

それぞれ全て同じ手順で解説をしていきますから、その手順をまずは理解してもらって、その手順通りに文と文をつなげる練習を問題集等でして下さい。

 

まず1文目です。
“Mike is the boy.”
「マイクはその少年です。」
“He lives next door.”
「彼は隣に住んでいます。」
と書いてあります。

当然同一人物を探す訳ですから、まずはここの”He”というのが直前に出てきている名詞の代わりになっているという事が分かります。

そこで”Mike”と”boy”というのも同一人物ですから、果たしてこちらに付けるのかこちらに付けるのか、関係代名詞の節をどちらに付けるのかという事を考えないといけません。

結論から申し上げると、関係代名詞というのは基本的に固有名詞に付ける事は出来ません。また、代名詞に付ける事も出来ません。

ですから、この”Mike”という固有名詞には関係代名詞を付けられないので、こちらを関係代名詞の塊にして文と文をつなげる場合は、必ずこちら側、普通名詞の方に付けるという事になります。

ですので、固有名詞を見つけたら固有名詞の方ではなくてこっちの”the boy”、普通名詞の方だなと捉えて下さい。

そして手順1です。同一人物を見つけました。

手順2、代名詞を関係代名詞に変えます。この場合は”He”、人で且つ主語、主格なので”who”にします。

そして手順3、こちらの塊を先行詞、この同一人物を指す、被っている名詞の直後に置きます。
これで完成です。

こちらの関係代名詞の塊は、直前の名詞を修飾するという役割ですから、これで「マイクは隣に住んでいる男の子だ。」というような言い方が出来ます。

更に今度はこちらです。
“The boy is Mike.”
一つ目の文と”Mike”とそれから”The boy”の位置を変えました。

先ほど申し上げた通り、固有名詞に関係代名詞を付ける事は出来ませんので、こちらの”The boy”と”He”これが第一手順です。同一人物を見つける。

そして第二手順です。代名詞を”who”、関係代名詞に変えます。

そうしたら、この関係代名詞の塊をここで気を付けて下さい。文の終わりに置くのではなく、重複している名詞の直後に置きます。

ですから、重複している名詞の直後に関係代名詞の塊を置きますから、ちょっと見慣れない形になるとは思いますが、この位置で正しいです。
訳す際も、「少年は」といきなり訳すのではなく、まず左から目線を追っていってここに関係代名詞があります。

そうすると、関係代名詞の塊は直前の名詞を修飾しますから、そうするとこれを右から左に掛けて訳すと、「彼女とテニスをしている少年はマイクです。」というような形になります。

このように、関係代名詞というのは文と文をつないで、且つその直前の名詞を修飾するという機能がある訳ですが、今ここの”who”というのは「誰々は」とか「誰が」とか訳に反映されてないです。

という事は、関係代名詞は訳がない、訳さないんです。訳がなくてあくまで繋いで直前を修飾するという機能しかないというふうに捉えて下さい。

 


それでは次は先行詞が人ではないもの、物体、ものでもいいですし、あるいは人以外と言っていますから、動物や植物の場合を見ていきましょう。

先ほどは人が主語になっているので”who”を使いましょう、というような言い方をしていましたが、これが今度はものになりますから、”who”ではなくて“which”を使う事になります。

“A dictionary is a book.”
「辞書というのは本です。」
“It explains the meaning of the words.”
「それは単語の意味を説明します。」
と書かれています。

同じ手順を繰り返します。まずは代名詞があります。同一のものを探します。

そうした時に、また今度は”dictionary”とそれから”book”というふうに、あれ?なんか同じだぞ、とこれは同じものなんじゃないかと見えるかも知れないですが、固有名詞には付けないという原則がありました。

固有名詞じゃない時に、be動詞でつながっていてこれは同じものだからどっちでもいいんじゃないかと思ったら、より抽象的な方に付けるといいです。

抽象的というのがよく分からなければ、より具体的ではない方です。

例えばこれ「辞書」というのと「本」だと、どちらの方がよりその本を具体的に説明しているかというと、これは辞書の方になる訳です。

そのより具体的に説明している方ではない方、つまり「本」と言った方がより幅が広い意味になっていますから、抽象的な方、幅が広く取られている意味の方に付けて下さい。

ですので、この場合ですと”a book”それから”it”、これを同一のものとしてみなします。

そして手順2です。代名詞を関係代名詞に変えます。

そうすると、この”it”というのは人ではないので、”which””whose””which”のどれかになる訳ですが、もちろんこれは文の先頭にある主語になっていますから、ここは”which”に変えます。

これで第2手順が終了です。

第3手順として、ここからここまでの大きな塊を重複している名詞の直後に置いて完成です。

そうしますと、こちらの文というのは”explains the meaning of the words”「単語の意味を説明する」というのが直前の”book”を修飾しますから、結果としてこの文は「辞書は単語の意味を説明する本です」という訳しになってきます。

また、”The dog is Jack.”「その犬がジャックです。」

もちろん固有名詞には付けられませんから、こちらの”the dog”、こちらの方とそれから”it”、これが重複する名詞、同一人物を指す名詞となります。手順1が終了です。

手順2としてこれは当然人ではないので、”who”ではなく”witch”に変えます。

そうしたらこちらの塊を重複する名詞の直後に置きますから、この位置になる訳です。

そうすると、”chase”は追い掛けるですから、「ボールのあとを追い掛ける」つまり「ボールを追いかけているその犬」と訳していって、そうすると「ボールを追い掛けているその犬はジャックです。」というような文になってきます。

 


それではセクション1に関してはこの③、主格の関係代名詞は”that”で代用可能という所だけ説明して終わろうと思います。まず手順としては先ほどまでと変わりはありません。

“Nancy helped the students. They couldn’t solve the problem.”
「ナンシーがその生徒たちを助けました。」

「彼ら」あるいは「彼女たちはその問題を解決する事が出来ませんでした。」とあります。重複する名詞を探します。

当然”the students”と”They”これが同一人物になっています。

手順1が終わったので、こちらを関係代名詞に変えていく訳です。先ほどここは人であれば”who”にすると言いました。

ところがこの”who”というのは会話文では”that”、これで代用する事が出来ます。

ですから、これはどちらを使ってもよいという事になっています。

このセクションでは紹介として”that”の方を採用しまして、こちらが重複する名詞のあとに置くというのは変わりがありません。

ですから、“whoとか”which”を”that”に変えてもよいというルールだけですので、それで語順が変わるとかこれまでの関係代名詞のルールが変わるという事はありませんのでそこはご安心下さい。当然、右から左に訳すというルールも変わりません。

ですからこの文自体は、「ナンシーは問題を解決出来なかった生徒たちを手伝った」「助けた」というような意味になります。

ものの場合も同様です。

“This is a book. It is famous for its beautiful cover.”
「これは本です。」「それは美しい表紙で有名です。」

これは”be famous for”と言いまして、これは「何々で有名だ」というような表現です。

これが重複しています。

そして代名詞を”which”に変える訳ですが、ここも”which”を使ってもよいし”that”を使ってもよい訳です。

したがいまして、ここに書かれている文と、ここの”which”というのを”that”に変えてよい訳です。

訳し方も右から左になりますから、そうすると「これはその美しい表紙で有名な本です。」といった意味になります。

セクション1では関係代名詞の主格という形を使って説明をしてきました。

先行詞が人であれば”who”を使う、先行詞が人以外であれば”which”を使うというようなルールで”who”とか”which”は”that”で代用する事が出来るという事になりました。

手順としては今解説した三つの手順を守って頂ければ必ず二つの文を一つにつなぐ、そして訳を正確に出来ますから、ここはしっかりと文を書いて自分で訳して練習をして下さい。