主格の関係代名詞の作り方と訳し方【STAGE2 Lesson10-1】

主格の関係代名詞は、名詞を後ろから説明する表現です

関係代名詞で大切なのは、whoを「誰」と訳さないことや、2文のどの語が同じ人・ものを表しているのかを見分けることです。

主格の関係代名詞では、who、which、thatが、後ろに続く関係代名詞節の主語になります。

このページでは、NEW TREASURE STAGE2 Lesson10-1の内容に合わせて、主格の意味、基本形、文の作り方、先行詞の見つけ方、訳し方を例文で整理します。

  • 人が先行詞なら、主格では who を使う
  • 人以外が先行詞なら、主格では which を使う
  • このページで扱う基本文では、whowhichthat に言い換えられる
  • 関係代名詞節は、先行詞を後ろから説明する

関係代名詞は、英語で relative pronoun と呼びます。このページでは、関係代名詞のうち主格に絞って説明します。

なお、「Who is he?」の who は疑問詞で「誰が」という意味です。一方、関係代名詞の who は、直前の人を表す名詞を説明するために使います。

whoの使い方を分けて整理したい場合

「Who is he?」のような疑問詞の who と、関係代名詞の who は働きが違います。疑問詞の who の語順や答え方から復習したい場合は、先に基礎を見直しておくと、このページの内容も理解しやすくなります。

whoで聞かれた時の答え方|Whoが主語・三単現と語順を解説

Lesson10-1の次に進む場合

主格の関係代名詞を学んだ後は、目的格の関係代名詞や所有格 whose へ進みます。Lesson10-1だけで終わらせず、関係代名詞全体の流れを確認しておくと、2文結合や長文読解でも使いやすくなります。

NEW TREASURE STAGE2の関係代名詞の続きとLesson一覧を確認する

動画の内容:主格の関係代名詞の基本と、名詞を後ろから説明する仕組みを解説しています。

主格の関係代名詞とは

主格では関係代名詞自身が主語になる

関係代名詞は、代名詞の働きをしながら節をつなぎ、名詞を説明する語です。

節とは、主語と動詞を含む語のかたまりです。関係代名詞から始まる節は、完成した文の中で名詞を説明する部分になります。

主格と呼ばれるのは、whowhichthat が、関係代名詞節の中で主語の働きをするためです。

  • the boy who runs
  • the book which is on the desk
  • the dog that likes balls

それぞれ、whowhichthat が、後ろに続く動詞の主語になっています。

主格では、関係代名詞の後ろに別の主語となる名詞や代名詞を置きません。動詞だけでなく、次のように助動詞や副詞が続くこともあります。

  • the boy who can swim
  • the girl who often plays tennis

先行詞とは

関係代名詞節が説明する名詞や名詞のまとまりを、先行詞と呼びます。

the boy who runs では、the boy が先行詞です。先行詞を判断する詳しい方法は、後半の「先行詞の見つけ方」で説明します。

主格・目的格・所有格の違い

主格

働き:関係代名詞自身が主語になる

後ろの形:関係代名詞+動詞など

例:the boy who runs

目的格

働き:関係代名詞が目的語になる

後ろの形:関係代名詞+主語+動詞

例:the boy that I know

所有格

働き:先行詞との所有関係を表す

後ろの形:whose+名詞

例:the boy whose father is a doctor

目的格や所有格は、この後のLessonで詳しく学びます。今は主格の部分だけを押さえられれば問題ありません。

主格では、関係代名詞の後ろに別の主語を置かないことが、目的格との大きな違いです。

主格の次に確認したい内容

目的格・所有格まで続けて見ると、関係代名詞の違いを整理しやすくなります。

NEW TREASURE STAGE2のLesson一覧で、目的格・所有格の続きも確認する

関係代名詞とは何かを主格、所有格、目的格に分けて確認する図

主格の関係代名詞の基本形と使い分け

先行詞が人の場合

人+who+動詞など

人+that+動詞など

the boy who runs
走る少年

the students who study English
英語を勉強する生徒たち

先行詞が人以外の場合

人以外+which+動詞など

人以外+that+動詞など

the book which is on the desk
机の上にある本

the dog that likes balls
ボールが好きな犬

このページで扱うコンマのない基本文では、人を表す who と、人以外を表す which のどちらも that に言い換えられます。

関係代名詞を使った文の作り方

関係代名詞を使って2文を1文にするときは、次の3つを順番に見ていきます。

  1. 2文で同じ人・ものを表す語を探す
  2. 代名詞を関係代名詞に変える
  3. 関係代名詞節を先行詞の直後に置く

ポイント1:同じ人を表す語を探す

Look at the boy.
あの少年を見てください。

He is running there.
彼はそこで走っています。

the boyHe が同じ人を表しています。

the boyHe

ポイント2:Heをwhoに変える

He は人を表し、2文目の主語になっています。そのため、主格の関係代名詞 who に変えます。

He is running there.

who is running there

ポイント3:the boyの直後に置く

who is running there を、説明する名詞である the boy の直後に置きます。

Look at the boy.

who is running there

Look at the boy who is running there.

Look at the boy who is running there.
そこで走っている少年を見てください。

Look at the boy. He is running there. を関係代名詞でつなぐ例

人を先行詞とする例

  • I know a boy.
    私はある少年を知っています。
  • He does not like soccer.
    彼はサッカーが好きではありません。

a boyHe が同じ人を表しているため、Hewho に変えます。

I know a boy who does not like soccer.
私はサッカーが好きではない少年を知っています。

動画の内容:人を先行詞とする場合に、who を使って2文をつなぐ方法を解説しています。

人以外を先行詞とする例

  • A dictionary is a book.
    辞書は本です。
  • It explains the meaning of the words.
    それは単語の意味を説明します。

この例では、完成文で説明される名詞として a book を残し、Itwhich に変えます。

A dictionary is a book which explains the meaning of the words.
辞書は単語の意味を説明する本です。

A dictionary is a book. It explains the meaning of the words. をwhichでつなぐ例

動画の内容:物や動物など、人以外を先行詞とする場合の which の使い方を解説しています。

thatを使う例

  • Nancy helped the students.
    ナンシーはその生徒たちを助けました。
  • They couldn’t solve the problem.
    彼らはその問題を解くことができませんでした。

the studentsThey が同じ人たちを表しているため、次のどちらの形も使えます。

Nancy helped the students who couldn’t solve the problem.
Nancy helped the students that couldn’t solve the problem.

どちらも「ナンシーはその問題を解くことができなかった生徒たちを助けました」という意味です。

Nancy helped the students. They couldn’t solve the problem. をthatでつなぐ例

動画の内容:whowhichthat に言い換える基本的な考え方を解説しています。

2文結合や並べ替えを練習したい場合

主格の関係代名詞は、意味が分かっていても、実際に2文を1文にしたり、語順を並べ替えたりする段階で丁寧に見ておきたい単元です。自分で英文を作る練習まで確認したい場合は、文法練習の講座も参考になります。

2文結合・並べ替え・英作文の練習内容を確認する

先行詞の見つけ方

2文を1文にする問題では、名詞と、その名詞を指す代名詞の対応を探します。

共通する人・もの

2文で同じ人やものを表す語を探します。

名詞と代名詞

heshetheyit が、どの名詞を指すか見ます。

残す部分

説明される名詞や名詞のまとまりを残します。

変える部分

代名詞を whowhichthat に変えます。

先行詞は名詞のまとまりになることもある

先行詞は1語だけとは限りません。

the students in the classroom who study English

この例では、who は人を表す語を受けるため、classroom ではなく the students in the classroom を説明しています。

固有名詞を含む2文結合問題

  • Mike is the boy.
    マイクはその少年です。
  • He lives next door.
    彼は隣に住んでいます。

このLessonの2文結合問題では、the boy を先行詞として残し、Hewho に変えます。

Mike is the boy who lives next door.
マイクは隣に住んでいる少年です。

関係代名詞で2文を1文にする考え方を確認する図

語順が変わっても考え方は同じです。

  • The boy is Mike.
  • He plays tennis with her.

The boy who plays tennis with her is Mike.
彼女とテニスをしている少年はマイクです。

主格の関係代名詞の訳し方

関係代名詞節の範囲を見つける

まず、先行詞の後ろにある関係代名詞から、名詞を説明している部分を見ます。

Look at the boy / who is running there.

この文では、who is running there が関係代名詞節です。

先行詞に後ろからかけて訳す

日本語では、関係代名詞節を先に訳し、その後に先行詞を訳すと自然です。

  • the boy who is running there
    そこで走っている少年
  • the book which is on the desk
    机の上にある本
  • the students who study English every day
    毎日英語を勉強している生徒たち

whowhich 自体を「誰」「どれ」と訳すのではなく、関係代名詞節全体を先行詞にかけて訳します。

長文読解で関係代名詞を読む場合

長文では、関係代名詞節が長くなり、どこまでが名詞の説明なのかを読むのに時間がかかることがあります。先行詞と関係代名詞節の範囲を見つける練習は、長文読解でも重要です。

関係代名詞節を長文で読み取る練習を確認する

主格の関係代名詞で注意すること

主格の関係代名詞は省略できない

主格の関係代名詞は、後ろの節の主語として働くため、省略できません。

正しい文
Look at the boy who is running there.

誤った文
Look at the boy is running there.

目的格では関係代名詞を省略できる場合がありますが、主格では省略できないと覚えましょう。

動詞は先行詞の単数・複数に合わせる

単数の人

the boy who lives next door

動詞:lives

複数の人

the boys who live next door

動詞:live

単数のもの

a book which is on the desk

動詞:is

複数のもの

books which are on the desk

動詞:are

誤:The boy who play tennis is Mike.
正:The boy who plays tennis is Mike.

否定文や過去形も使える

関係代名詞節の中でも、文の内容に合わせて否定文や過去形を使えます。

I know a boy who does not like soccer.
私はサッカーが好きではない少年を知っています。

I saw a dog that was running in the park.
私は公園で走っていた犬を見ました。

このLessonの範囲外となる補足

このLessonの基本問題では、動物は人以外として which または that を使います。実際の英語では、親しみのあるペットなどに who を使う場合もあります。

また、固有名詞にコンマを使って補足説明を加える形もあります。

Mike, who lives next door, plays tennis.

このようなコンマ付きの関係代名詞節では、that は使いません。これらは、このページで中心として扱うコンマのない基本文とは異なる用法です。

【まとめ】主格の関係代名詞のポイント

主格の働き

関係代名詞自身が、関係代名詞節の主語になります。

基本形

人+who+動詞、人以外+which+動詞。基本文では that も使えます。

文の作り方

同じ人・ものを探し、代名詞を関係代名詞に変え、先行詞の直後に置きます。

省略

主格の関係代名詞は省略できません。

動詞

後ろの動詞は、先行詞の単数・複数に合わせます。

訳し方

関係代名詞節を、先行詞に後ろからかけて訳します。

理解した後の次の進め方

主格の関係代名詞を読んで理解できたら、次は「続きの文法を学ぶ」「問題で練習する」「長文で読み取る」のうち、どの場面を練習したいかを見ておくと、次に進みやすくなります。

Lesson10-1の続きへ進みたい

主格の次は、目的格の関係代名詞や所有格 whose を確認していくと、関係代名詞全体の違いが整理しやすくなります。

STAGE2の関係代名詞の続きとLesson一覧を確認する

2文結合や並べ替えを練習したい

意味は分かっても、実際の問題では語順や関係代名詞節の置き方で迷うことがあります。英文を作る練習を重ねることが大切です。

2文結合・並べ替え・英作文の練習内容を確認する

長文で関係代名詞節を読み取りたい

長文では、先行詞と関係代名詞節の範囲を見つける力が必要です。修飾関係を読み取る練習につなげると、読解でも使いやすくなります。

関係代名詞節を長文で読む練習を確認する

主格の関係代名詞についてよくある質問

関係代名詞は英語で何といいますか

関係代名詞は、英語で relative pronoun といいます。

関係代名詞のwhoは「誰」と訳しますか

関係代名詞の who 自体を「誰」とは訳しません。who から始まる節全体を、直前の先行詞にかけて訳します。

主格と目的格はどう見分けますか

主格では関係代名詞自身が主語になるため、後ろに別の主語を置きません。目的格では、関係代名詞の後ろに主語と動詞が続きます。

先行詞はどうやって見つけますか

2文で同じ人やものを表す名詞と代名詞を探します。名詞を残し、代名詞を関係代名詞に変えます。

主格の関係代名詞の後ろには何が続きますか

別の主語は置かず、動詞や助動詞などが続きます。who liveswho can swimwhich is などの形になります。

【クイズ】関係代名詞(主格)チェック問題(10問)

1. 主格の関係代名詞について正しい説明はどれですか。

A. 関係代名詞の後ろには必ず名詞が続く
B. 関係代名詞自身が後ろの節の主語になる
C. 関係代名詞は必ず「誰」と訳す
D. 主格の関係代名詞は省略できる

正解を見る

正解:B

2. 先行詞として最も適切な説明はどれですか。

A. 文の最後にある動詞
B. 関係代名詞節が説明する名詞や名詞のまとまり
C. 関係代名詞の直後にある動詞
D. 文の中で最も長い語

正解を見る

正解:B

3. 空欄に入る語を選びなさい。

The boy (  ) plays tennis is Mike.

A. which
B. who
C. whose
D. where

正解を見る

正解:B

4. 次の2文を関係代名詞を使って1文にしなさい。

Look at the boy.
He is running there.

正解を見る

解答例:Look at the boy who is running there.
who の代わりに that も使えます。

5. このLessonの2文結合問題では、次の文のどの部分を先行詞として残しますか。

Mike is the boy.
He lives next door.

A. Mike
B. the boy
C. He
D. next door

正解を見る

正解:B
the boy を残し、Hewho に変えます。

6. 空欄に入る語を選びなさい。

A dictionary is a book (  ) explains the meaning of the words.

A. who
B. which
C. whose
D. when

正解を見る

正解:B
基本文では that も使えます。

7. 誤りを直しなさい。

The boy who play tennis is Mike.

正解を見る

正解:The boy who plays tennis is Mike.
先行詞の The boy が単数なので、動詞は plays になります。

8. 次の文からwhoを省略できますか。

I know a boy who does not like soccer.

正解を見る

省略できません。whodoes not like の主語として働いています。

9. 次の日本語を英語にしなさい。

そこで歌っている少女は私の妹です。

解答例を見る

解答例:The girl who is singing there is my sister.
who の代わりに that も使えます。

10. 次の日本語を英語にしなさい。

机の上にある本は私のものです。

解答例を見る

解答例:The book which is on the desk is mine.
which の代わりに that も使えます。

クイズの後に次へ進む場合

答えを確認したら、次に学ぶ内容や練習したい内容に合わせて進めます。

次の学習と講座の案内

主格の関係代名詞を理解した後は、目的格・所有格へ進むだけでなく、2文結合、並べ替え、長文読解、英作文の中で使えるかを見ていくことが大切です。

まず確認したい関連ページ

NEW TREASURE STAGE2の次のLessonを確認したい場合は、主格の次に学ぶ目的格・所有格も含めて、Lesson一覧で流れを整理できます。

NEW TREASURE STAGE2|中2英文法 総括+Lesson一覧で続きを確認する

  • 目的格の関係代名詞
  • 目的格の関係代名詞を省略できる場合
  • 所有格 whose
  • 関係代名詞節を含む英文の読み取り
  • 関係代名詞を使った英作文

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