関係代名詞thatを使う時|whichとの違いと先行詞の見方【STAGE2 Lesson10-3】
高校受験 英語
学年・時期別
高校受験英語は、時期ごとに優先する学習を変える
高校受験の英語は、単語・文法・長文・リスニングを同時に増やすだけでは、何から進めるべきか分かりにくくなります。中1〜中2では学校内容を使って語彙と文法を固め、中3夏までに中1〜中2内容を確認し、夏以降は長文・リスニング・英作文・過去問へ移る流れが大切です。
このページでは、高校受験に向けて英語をどの時期に何から進めるかを、学年別・時期別に整理します。定期テスト対策を優先する時期、受験用の長文へ移る時期、過去問を始める時期を確認したい中学生・保護者向けの内容です。
高校受験英語の時期別早見表
英語は、学年や時期によって優先する内容が変わります。早い時期から過去問ばかり解くよりも、先に語彙・文法・教科書本文を固めておく方が、長文やリスニングに移ったときに伸びやすくなります。
特に中3になると、模試、定期テスト、学校行事、部活、志望校対策が重なりやすくなります。今の学年で何を済ませておくべきかを早めに確認しておくと、夏以降の受験対策へ移りやすくなります。
| 時期 | 優先する内容 | 確認したい状態 |
|---|---|---|
| 中1〜中2 | 単語、英文法、教科書本文、定期テスト対策 | 学校内容を使って、英文の意味と語順を説明できる |
| 中3夏まで | 中1〜中2内容の総点検、文法の抜け、短めの長文 | 基本文法を長文中でも使える |
| 中3夏以降 | 長文、リスニング、英作文、過去問 | 志望校の出題形式に合わせて演習できる |
| 受験直前期 | 過去問の直し、語彙確認、頻出文法、時間配分 | 取れる問題を安定して得点できる |
最初に押さえる3つの原則
英語は、少し勉強しただけですぐ点数が大きく上がる教科ではありません。だからこそ、教材を増やすよりも、同じ内容を自分で使える状態までくり返すことが重要です。高校受験英語では、文法・語彙・読解・リスニングがつながっているため、どこかが弱いと次の学習も重くなります。
長文が読めない原因は、長文演習の不足だけとは限りません。単語が曖昧、文法を文の中で使えない、音読しても意味を追えていないなど、前の段階に原因があることも多くあります。
1日ごとの気分に左右されないよう、週の中で「語彙」「文法」「長文」「音声」を分けて回します。週末に復習日を置くと、抜けを確認しやすくなります。
まとめて復習しようとすると、後回しになりやすくなります。少量でもよいので、前日の単語・文法・長文の直しをこまめに確認します。
見て分かった、読んで分かった、だけでは得点につながりません。小テスト、音読、和訳、英作文など、必ず自分で答える形で確認します。
計画が続きにくいときのよくある原因
- 教材が多すぎて、毎回何をやるか選ぶところから始まっている
- 長文だけ、単語だけなど、学習内容の偏りが大きい
- 復習日がなく、新しい範囲だけが増えていく
- 答え合わせだけで終わり、間違えた理由を確認していない
中学1〜2年生:基礎固めを優先
中学1〜2年生は、英単語・英文法などの基礎をしっかり身につける時期です。ここが曖昧なまま中3内容や受験用の長文に入ると、読めない原因がどこにあるのか分かりにくくなります。
まずは学校の定期テストで実力をチェックしながら、教科書本文、文法問題、単語テストをくり返します。受験勉強をするための前段階として、教科書の内容はきっちり理解しておきましょう。教科書レベルが固まると、受験用の問題集に移っても文の骨格が追いやすくなります。
この時期は、難しい入試問題に急いで進むよりも、学校で扱った英文を正確に読めるか、基本文法を説明できるか、単語を例文の中で使えるかを確認することが大切です。
- 語彙:毎日少量でよいので継続し、覚えた語を例文で確認する。
- 文法:用法を説明できる状態にし、間違えた問題は同じ種類の問題で確認する。
- 音声:教科書本文を音読し、読む→意味確認→もう一度読む流れで回す。
- 定期テスト:学校内容を得点源にし、受験勉強の土台にする。
| 学習内容 | 家庭での確認例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 単語 | 英語→日本語、日本語→英語、例文の中で確認する | 意味だけでなく、つづりと使い方まで見る |
| 文法 | 授業で扱った単元を問題演習で確認する | 答えを覚えるのではなく、なぜその形になるか説明する |
| 教科書本文 | 音読、和訳、重要表現の確認を行う | 読めるだけでなく、主語と動詞を確認する |
| 定期テスト | 返却後に間違えた問題を単元別に見直す | 点数だけで終わらせず、次の範囲につなげる |
中1〜2でつまずきやすいポイント
- 単語を見たことはあるが、書けない・意味が出ない
- 文法問題は解けるが、本文でその形が出ると読めない
- 音読が発音練習だけになり、意味を追えていない
- 定期テスト後に復習せず、同じ文法でまた間違える
中学3年生の夏まで:総点検と弱点補強
中学1〜2年のうちにしっかり基礎が固められていれば、焦らずに学習を進めることができます。夏までに基礎が定着しているかをチェックし、曖昧な箇所や不安な単元がある場合は、この時期までに確認しておきましょう。
理解できたつもりでも忘れてしまっていたり、解釈が誤っていたりする場合もあります。ここで一通りおさらいをしておくことで、夏以降の長文・リスニング・過去問対策に入りやすくなります。
特に、時制・助動詞・不定詞・動名詞・比較・受動態・関係代名詞などは、長文や英作文でもよく使います。文法問題として解けるだけでなく、英文の中で意味を取れるかまで確認しましょう。
- 中1〜2文法の抜け(時制/助動詞/不定詞/動名詞など)
- 語彙の不足(頻出語の意味・つづり・使い分け)
- 短文〜中程度の長文で内容一致が取れるか
- 和訳で主語・動詞・修飾関係を追えているか
- 間違えた問題は「語彙不足/文法不足/読み方」に分けて確認する
- できた回で終わらせず、翌週に同じ内容をもう一度確認する
- 長文は、答えの根拠が本文のどこにあるかを必ず見直す
- 英作文は短い文でよいので、文法を使って書く練習を入れる

速読・精読の力を育て、自校作成校の難解長文に対応する読解力を養成します。読めない原因を語彙・文法・構文・処理速度に分けて確認し、再現しやすい読み方へ落とし込みます。
夏までに長文が伸びにくいときのよくある原因
- 単語の意味を追うだけで、文の主語・動詞が取れていない
- 接続詞・指示語の処理が甘く、話のつながりが追えない
- 読みっぱなしで、根拠確認をしていない
- 文法の穴が長文中で表面化している
中学3年生の夏休み以降:長文・リスニング・過去問
基礎を固めたら、長文問題とリスニング対策に移ります。問題集などで長文に触れ、9月下旬〜10月ごろには過去問対策を始めたいところです。
志望校によって傾向と対策は異なります。過去問を解く場合は直近の問題から年数をさかのぼるようにして解いていきましょう。年代が変われば出題傾向も変わります。少なくとも5年分は解いておくようにしましょう。
過去問は、点数を見るだけで終わらせないことが大切です。読めなかった英文、聞き取れなかった音声、書けなかった英作文を分けて見直すことで、次に何を確認すべきかが分かりやすくなります。
- 長文:読む量を確保しつつ、毎回「根拠を取る練習」を入れる
- リスニング:音声に慣れるだけでなく、聞けない原因を確認する
- 過去問:解く→直す→同形式で再確認する流れを作る
- 英作文:よく使う表現を増やし、条件に合わせて書く練習を行う
- 間違いを「語彙」「文法」「読み方」「時間」のどれかに分類する
- 本文の根拠位置を確認し、なぜその選択肢になるかを説明する
- 同じ設問の種類を翌週にもう一度解き、再現できるか確認する
- リスニングや英作文も、得点できなかった理由を記録する
- 聞き取れない語が多い場合は、語彙の穴が原因になりやすい
- 単語は分かるのに文が落ちる場合は、処理速度や音声慣れを確認する
- 長く聞く前に、短い英文で音読と意味確認を重ねる
- 聞いた英文を見ながら、音と文字を結びつける

音読・ディクテーション・シャドーイングを通じて、都立入試リスニング対策を強化します。聞けない原因を感覚で終わらせず、音と意味の結びつきを作り、得点に直結する練習へ落とし込みます。
時期別の学習例
実際の学習では、部活、学校行事、定期テスト、模試の予定によって使える時間が変わります。以下は一例として、時期ごとの学習配分を考えるための目安です。
毎日すべての分野を同じ量だけ行う必要はありません。語彙は少量で続け、文法は単元ごとに確認し、長文と音声は週の中で回数を確保するように考えると続けやすくなります。
| 時期 | 語彙 | 文法 | 長文 | 音声・リスニング |
|---|---|---|---|---|
| 中1〜中2 | 教科書単語を毎週確認 | 定期テスト範囲を中心に復習 | 教科書本文を正確に読む | 本文音読で音と意味を結びつける |
| 中3春〜夏前 | 中1〜中2単語の抜けを確認 | 受験頻出単元を確認 | 短めの長文で根拠を探す | 短い英文で聞く練習を入れる |
| 中3夏以降 | 長文中の語彙を増やす | 過去問で出た単元を戻って確認 | 入試長文・過去問を進める | 入試形式の音声に慣れる |
| 受験直前期 | 頻出語を確認 | 間違えやすい単元を見直す | 過去問の直しを中心に行う | 聞き慣れた音源を使って確認する |
よくある質問
Q. 中1・中2のうちから過去問を解く必要はありますか?
基本的には、教科書内容、単語、文法、定期テスト対策を優先します。過去問は入試形式を知る目的で軽く見る程度ならよいですが、解き込みは中3夏以降で十分です。
Q. 単語と文法のどちらを先にやるべきですか?
どちらも必要です。長文が読めない場合は、単語不足だけでなく文法不足も原因になります。単語は毎日少量、文法は単元ごとに問題演習と復習を入れる形が進めやすいです。
Q. 長文読解はいつから始めればよいですか?
中1〜中2では教科書本文を正確に読むことが長文の土台になります。中3春〜夏前には短めの長文を使って、根拠を探す練習を始めると、夏以降の入試長文に入りやすくなります。
Q. リスニングは何をすればよいですか?
まずは短い英文で、音声を聞く、文字を確認する、意味を追いながら音読する流れを作ります。聞き流しだけでは得点につながりにくいため、聞けなかった語や文を確認することが大切です。
Q. 過去問は何年分解けばよいですか?
志望校にもよりますが、少なくとも5年分は解いておきたいところです。直近の問題から始め、出題形式、時間配分、長文の長さ、英作文やリスニングの傾向を確認します。
Q. 中3夏までに英語が苦手な場合は何から戻るべきですか?
まずは中1〜中2の文法と教科書レベルの単語を確認します。長文問題だけを増やすより、短い英文で主語・動詞・修飾関係を取り、意味を説明できる状態に戻る方が進めやすくなります。
まとめ:基礎→確認→演習で伸ばす
まずはとにかく基礎を固めましょう。どの教科でも言えることですが、基礎部分がしっかりしていないと、その上に何も積み上げていくことができません。基礎ができていれば、できている部分から戻って学習しなおすことができますから、中学3年生になるまでに分からないことは極力減らしておきましょう。
継続してコツコツと学習することで英語力を定着させることができます。勉強したからといってすぐには成果が出ない教科でもありますので、焦らずに学習を進めていきましょう。できたつもりを減らし、出力で確認しながら回せると、同じ時間でも伸び方が変わります。
- 中1〜2:語彙・文法・教科書本文を固める
- 中3夏まで:中1〜2の抜けを確認し、長文の読み方を作る
- 中3夏以降:長文・リスニング・過去問・英作文を本格的に進める
- 受験直前:過去問の直しと弱点補強を繰り返す


