it to構文と動詞+人+to|for人の位置と語順を解説版【STAGE2 Lesson11-1ニュートレジャーの道案内】
It is + 形容詞 + for + 人 + to + 動詞の原形は、「人が~することは…だ」や「人にとって~するのは…だ」と表す構文です。
it is for 人 to構文の基本
It is + 形容詞 + for + 人 + to + 動詞の原形
for 人は、後ろのto不定詞の動作をする人を表します。
It is important for us to follow the rules.
私たちが規則を守ることは大切です。
このページでは、It is 形容詞 for 人 to ~の語順、意味、訳し方、例文、よくある間違いを整理します。後半では、関連するwant 人 to ~との違いも確認します。
動画では、NEW TREASURE STAGE2 Lesson11-1で扱うto不定詞の語順を例文とともに解説しています。
it is for 人 to構文とは
for 人はto不定詞の「意味上の主語」
It is 形容詞 for 人 to ~では、形容詞の後ろ、to不定詞の前にfor 人を置きます。
- It is difficult for my sister to carry this box.
妹にとって、この箱を運ぶのは難しいです。
この文でcarry this boxの動作をするのはmy sisterです。このように、to不定詞の動作をする人を文法用語で意味上の主語と呼びます。
文頭のIt:形式的な主語
文の実際の内容:to carry this box
carryする人:my sister
「人が」と「人にとって」のどちらで訳すか
文法関係を確認するときは、「人が~することは…だ」と考えられます。一方、自然な日本語では「人にとって~するのは…だ」と訳すことも多くあります。
- It is difficult for him to answer this question.
文法関係を示す訳:彼がこの質問に答えることは難しいです。
自然な訳:彼にとって、この質問に答えるのは難しいです。
どちらの訳でも、himがanswerの動作をする人である点は変わりません。
it to構文とfor 人 to構文の違い

動作をする人を示さないit to構文
It is 形容詞 to 不定詞は、「~することは…だ」と表す形です。文頭のitは具体的な物を指すのではなく、後ろのto不定詞の内容を受けています。
- It is difficult to get up early every morning.
毎朝早く起きることは難しいです。 - It will be a lot of fun to ride the roller coaster.
ジェットコースターに乗ることはとても楽しいでしょう。
訳すときは、後ろのto不定詞を先に「~することは」と考えると自然です。
補足:a lot of funは「とても楽しいこと」という意味で使われています。
for 人を加えると動作をする人が明確になる
| 英文 | 意味 | 違い |
|---|---|---|
| It is easy to read this book. | この本を読むことは簡単です。 | 誰が読むのかは示していない。 |
| It is easy for me to read this book. | 私にとって、この本を読むのは簡単です。 | 読む人がmeだと示している。 |
for meを加えることで、「誰が読むのか」または「誰にとって簡単なのか」が明確になります。
forの後ろに置く代名詞
me・him・her・us・themを使う
forは前置詞です。そのため、後ろに代名詞を置く場合は、I・he・she・we・theyではなく目的格を使います。
| 主格 | forの後ろで使う形 | 組み合わせ |
|---|---|---|
| I | me | for me |
| you | you | for you |
| he | him | for him |
| she | her | for her |
| we | us | for us |
| they | them | for them |
× It is useful for they to review the lesson.
○ It is useful for them to review the lesson.
理由:前置詞forの後ろでは、theyではなく目的格のthemを使います。
it is for 人 toの例文
肯定文
- It is useful for students to review the lesson.
生徒にとって、その授業を復習することは有益です。 - It is important for him to keep his promise.
彼が約束を守ることは大切です。 - It is necessary for her to practice every day.
彼女が毎日練習することは必要です。
否定文
- It is not easy for him to answer the question.
彼にとって、その質問に答えるのは簡単ではありません。 - It isn’t necessary for you to write the book report.
あなたがその読書レポートを書く必要はありません。
否定文では、be動詞の後ろにnotを置きます。for 人 to ~の語順は変わりません。
疑問文
- Is it possible for you to finish it today?
あなたが今日それを終えることは可能ですか。 - Is it possible for you to come tomorrow?
あなたが明日来ることは可能ですか。
疑問文ではbe動詞を文頭に移します。for 人は、形容詞とto不定詞の間に置いたままです。
過去形
- It was easy for them to find the station.
彼らにとって、駅を見つけるのは簡単でした。 - It was difficult for us to finish the work.
私たちにとって、その仕事を終えるのは難しかったです。
過去のことを表す場合は、isをwasに変えます。
it is for 人 toでよくある語順の間違い
for 人を文末に置く
「あなたが英語を勉強する必要がある」と言いたい場合
△ It is necessary to study English for you.
○ It is necessary for you to study English.
理由:for youはto studyの動作をする人を表すため、to不定詞の直前に置きます。
It is necessary to study English for you.という並びは、文脈によっては「あなたのために英語を勉強する必要がある」という意味に読まれることがあります。そのため、「あなたが英語を勉強する必要がある」という意図には適していません。
人を入れずにforを置く
× It is difficult for get up early.
○ It is difficult to get up early.
理由:forの後ろには人や名詞が必要です。動作をする人を示さない場合はforを置きません。
forの後ろに主格を置く
× It is difficult for he to answer this question.
○ It is difficult for him to answer this question.
理由:前置詞forの後ろでは、heではなく目的格のhimを使います。
it is for 人 to構文の確認表
| 確認項目 | 要点 | 例 |
|---|---|---|
| 基本語順 | It is+形容詞+for+人+to+動詞の原形 | It is important for us to follow the rules. |
| for 人の役割 | to不定詞の動作をする人を示す。 | for him to answer |
| 日本語訳 | 「人が~することは…だ」「人にとって~するのは…だ」 | 彼にとって答えるのは難しい。 |
| 代名詞 | forの後ろでは目的格を使う。 | me・him・her・us・them |
| 位置 | for 人は形容詞の後ろ、to不定詞の直前に置く。 | necessary for you to study |
it is for 人 to構文のFAQ
it is for 人 to構文とは何ですか。
「人が~することは…だ」と表す構文です。基本語順はIt is+形容詞+for+人+to+動詞の原形です。
for 人はどこに置きますか。
形容詞の後ろ、to不定詞の直前に置きます。
for 人は「人のために」という意味ではないのですか。
この構文では、主にto不定詞の動作をする人を示します。
for Iやfor heは使えますか。
使いません。前置詞forの後ろでは、meやhimなどの目的格を使います。
It is easy toとIt is easy for me toの違いは何ですか。
後者は、動作をする人がmeであることを明確にしています。
want 人 toとfor 人 toは同じですか。
同じではありません。どちらもto不定詞の動作をする人を示せますが、文の形と意味が異なります。
want 人 toとfor 人 toの違い

want to ~は「~したい」、want 人 to ~は「人に~してほしい」という意味です。
| 英文 | 意味 | 動作をする人 |
|---|---|---|
| I want to clean the room. | 私はその部屋を掃除したいです。 | I |
| I want you to clean the room. | 私はあなたにその部屋を掃除してほしいです。 | you |
× I want to you clean the room.
○ I want you to clean the room.
理由:「人に~してほしい」は、want+人+to不定詞の順にします。
tell・ask・adviseも同じ語順
- tell 人 to ~:人に~するよう言う
- ask 人 to ~:人に~するよう頼む
- advise 人 to ~:人に~するよう忠告する
- My mother told me to share the cake with my brother.
母は私に、そのケーキを弟と分けるように言いました。 - My mother advised me to see the dentist.
母は私に、歯医者へ行くよう忠告しました。 - She asked him to go shopping for her.
彼女は彼に、自分のために買い物へ行くよう頼みました。
Lesson11-1クイズ
問題1
It is difficult to get up early every morning. のitは何を受けていますか。
正解:B
文頭のitは、後ろのto不定詞の内容を受けています。
問題2
「あなたがその読書レポートを書く必要はありません。」に合う英文を選びなさい。
正解:B
for youはto writeの直前に置きます。
問題3
「私はあなたにリビングルームを掃除してほしい。」に合う英文を選びなさい。
正解:B
want+人+to不定詞の順です。
問題4
I want you to clean the living room. のyouは何をする人ですか。
正解:B
youがto cleanの動作をする人です。
問題5
My mother advised me to see the dentist. の意味として近いものを選びなさい。
正解:A
advise 人 to ~は「人に~するよう忠告する」という意味です。
問題6
正しい英文を選びなさい。
正解:C
tell+人+to不定詞の順です。
まとめ
It is + 形容詞 + for + 人 + to + 動詞の原形では、for 人がto不定詞の動作をする人を表します。
- 「人が~することは…だ」「人にとって~するのは…だ」と訳す。
- for 人は形容詞の後ろ、to不定詞の直前に置く。
- forの後ろでは、me・him・her・us・themなどの目的格を使う。
- 動作をする人を示さない場合は、It is 形容詞 to ~の形を使う。
NEW TREASURE STAGE2の文法事項やLesson一覧をまとめて確認したい方は、NEW TREASURE STAGE2|中2英文法 総括+Lesson一覧もあわせてご覧ください。


