it to構文と動詞+人+to|for人の位置と語順を解説版【STAGE2 Lesson11-1ニュートレジャーの道案内】
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it to構文では、文頭のitを「それ」と訳さず、後ろのto不定詞を主語として読むことがあります。さらに、for人はto不定詞の直前に置き、want you toのように動詞とtoの間に人が入ります。ここでは、語順ミスと訳し方を整理します。
すぐ確認:間違えやすい3点
- It is 形容詞 to ~ の it は、「それ」と訳さず、to不定詞以下を主語として訳すことがある。
- It is 形容詞 for 人 to ~ では、for 人 は to不定詞の直前 に置く。
- want you to ~ / tell me to ~ のように、動詞 + 人 + to不定詞 の順にする。× want to you にはしない。
it to構文の訳し方と基本

It is 形容詞 (for 人) to 不定詞 は、中2でよく出る重要な形です。
たとえば、It is difficult to get up early every morning. では、もともと to get up early every morning が主語になる内容です。ただ、英語では長い主語を文頭に置くのを避けることが多いため、to不定詞のかたまりを後ろに回し、文頭に形式上の主語 it を置く形になります。
it は「それ」とは訳さない
この it は、何か具体的な物を指す「それ」ではありません。to不定詞以下の内容を受ける形式主語です。
そのため、It is difficult to get up early every morning. は、「それは難しい」ではなく、「毎朝早く起きることは難しい」と訳します。文頭に it があったら、まず右側に to不定詞 がないかを見る習慣をつけることが大切です。
訳すときは to不定詞を先に読む
it to構文では、意味の中心は後ろの to不定詞にあります。したがって、訳すときは to不定詞部分を先に 読むと自然です。
たとえば、It will be a lot of fun to ride the roller coaster. なら、to ride the roller coaster を先に取って、「ジェットコースターに乗ることはとても楽しいだろう」と考えます。
なお、fun は本来名詞なので、書き言葉では a lot of fun の形が基本です。
for 人 は to不定詞の意味上の主語
It isn’t necessary for you to write the book report. では、for you が「書くのは誰か」を表しています。このように、to不定詞の動作をする人を表す語を、意味上の主語と呼びます。
ここで大事なのは位置です。for 人 は必ず to不定詞の直前に置きます。
- ○ It isn’t necessary for you to write the book report.
- × It isn’t necessary to write the book report for you.
for you を後ろへずらすと、英作文では誤りとされやすいので注意してください。
動詞+人+to不定詞の語順
次は、動詞 + 人 + to不定詞 の形です。ここでは、want you to や tell me to のように、動詞のあとに人、そのあとに to不定詞 が続きます。

語順は want you to の順
I want you to clean the living room. は、「私はあなたにリビングルームを掃除してほしい」という意味です。
この形でよくあるミスは、× want to you としてしまうことです。want to ~ を知っているぶん、つい to を先に置きたくなりますが、この単元では want + 人 + to不定詞 なので、人は to の前です。
- ○ want you to clean
- × want to you clean
このときの you も、to clean の動作をする人なので、意味上の主語になっています。
tell / advise / ask も同じ語順
この語順は want だけではありません。tell / advise / ask などでも同じです。
- tell 人 to ~:人に~するよう言う
- advise 人 to ~:人に~するよう忠告する
- ask 人 to ~:人に~するよう頼む
たとえば、
- My mother told me to share the cake with my brother.
- My mother advised me to see the dentist.
- She asked him to go shopping for her.
のように使います。
ここでも語順は共通です。
- ○ tell me to ~
- × tell to me ~
it to構文との共通点
It is 形容詞 for 人 to ~ と 動詞 + 人 + to不定詞 は、形は違っても、どちらも to不定詞の動作をする人が to不定詞の直前に置かれる という点で共通しています。
- for you to write
- want you to write
どちらも、you が to write の動作主です。この位置感覚を押さえると、語順ミスがかなり減ります。
Lesson11 セクション1まとめ
| 項目 | 要点 |
|---|---|
| it to構文 | It is 形容詞 (for 人) to 不定詞 の形。文頭の it は形式主語で、「それ」とは訳さないことがある。 |
| 訳し方 | 後ろの to不定詞 を先に読んで、「~することは…だ」と考える。 |
| for 人 | to不定詞の意味上の主語を表し、to不定詞の直前 に置く。 |
| 動詞+人+to | want you to / tell me to / advise me to / ask him to のように、動詞 + 人 + to不定詞 の順にする。 |
| よくあるミス | × want to you、× tell to me、× to write … for you に注意する。 |
Lesson11 セクション1クイズ
| No. | 問題 | 選択肢 | 解答 |
|---|---|---|---|
| 1 | It is difficult to get up early every morning. の it は何を指すか。 | A. それ B. to get up early every morning の内容 C. every morning D. 不特定の人 |
|
| 2 | 「書評を書くことはあなたにとって必要ではありません。」に合う英文を選びなさい。 | A. It isn’t necessary to write the book report for you. B. It isn’t necessary for you to write the book report. C. For you it isn’t necessary to write the book report. D. It for you isn’t necessary to write the book report. |
|
| 3 | 「私はあなたにリビングルームを掃除してほしい。」に合う英文を選びなさい。 | A. I want to you clean the living room. B. I want you clean to the living room. C. I want you to clean the living room. D. I want to clean you the living room. |
|
| 4 | I want you to clean the living room. の you の役割として正しいものを選びなさい。 | A. 文全体の主語 B. clean の意味上の主語 C. 前置詞の目的語 D. 補語 |
|
| 5 | My mother advised me to see the dentist. の意味として最も近いものを選びなさい。 | A. 母は私を歯医者に紹介した。 B. 母は私に歯医者へ行くよう忠告した。 C. 母は歯医者に私のことを尋ねた。 D. 母は歯医者へ行くなと命じた。 |
|
| 6 | 次のうち文法的に正しいものを選びなさい。 | A. She told to me study harder. B. She told me to study harder. C. She told me study to harder. D. She to told me study harder. |
まとめ
この単元では、it to構文 と 動詞 + 人 + to不定詞 の2つを、語順で整理して覚えるのが大切です。
- It is 形容詞 (for 人) to ~ では、it を「それ」と決めつけず、後ろの to不定詞を見る。
- for 人 は、to不定詞の動作をする人を表し、to不定詞の直前に置く。
- want you to / tell me to / advise me to / ask him to のように、動詞 + 人 + to不定詞 の順にする。
特に英作文では、× want to you、× tell to me、× to write … for you のような語順ミスが出やすいので、to不定詞の直前に人を置くという感覚を定着させてください。
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