STAGE2 Lesson11-2不定詞の発展的用法 (it~to…)【ニュートレジャーの道案内】

セクション1に引き続きまして、今度は「to 不定詞」の応用表現として、「疑問詞 + to不定詞」という形を学習していきます。

疑問詞と言いますと、”What”とか”Which”とか”Where”とかとにかく種類がいっぱいありますので、一つずつ個別に見ていくのではなくて、まずは全体としてどういう意味になって文の中のどのような位置に置かれているか、という事に注目して見ていきましょう。

まずこちら、「疑問詞 + to 不定詞」はそのままの形です。これで疑問詞の意味「どこで」とか「何を」という意味に付け加えて、「何々したら良いか」とか、「何々すべきか」というような意味になります。

基本的に、この「疑問詞 + to 不定詞」というのは、全体で名詞扱いします。名詞扱いするという事はどういう事かというと、2語以上の塊なので名詞句と言います。

名詞というのは文型の単元で学習したように、主語になれるS、それから目的語は動詞のあとにこれる、そしてC補語です。be動詞のあとに置いて主語=補語という関係が成り立ちます。

基本的には、中学校のうちに習う形というのは動詞のあとに置く目的語の形で出る事が非常に多いです。ですので、実際にNew Treasureに出ている例文でもちらのように動詞のあとに置いて目的語として使うという事が例文として多くなっています。

例文を見てみます。

“We discussed”、”discussed”は「議論する」

“where to go on our vacation”これで一つの塊としてみます。

“where”という疑問詞があって、そのあとに”to go on our vacation”「我々の休暇でどこに行くか」というような形になっています。そうすると、動詞のあとにある訳ですから目的語です。なので、これは訳す時に「何々を」と訳します。

そうすると、「私たちは休暇中にどこへ行くかについて議論しました。」というような意味になっています。

注意点として“discussed”という動詞はそのあとに前置詞を取りませんので、どうしても「休暇中にどこへ行くかについて議論をした」だと、「なんとかについて」なので”about”がいるんじゃないかというふうに見えてしまいますが、実際に”about”は要りません。

“discus”のあとにそのまま直接名詞、あるいはこのような名詞句を置く事が出来ます。

次です。”Have you decided”「もう決めましたか?」という動詞がありまして、その動詞のあとに”when to start tomorrow?”「疑問詞 + to 不定詞」という形になっています。

“when”はもちろん「いつ」あるいは「何時」ですから、「あなたは明日いつ出発するか決めましたか?」というような意味になっています。

次です。”I don’t know”「私は知りません」、また”know”という動詞の直後に”how to pronounce this word”となっています。

“how”「どのように」、”pronounce”は「発音する」という意味になりますから、「どのようにこの単語を発音したらいいか知りません」」というような意味になっています。

“how to”は一部特殊なと言いますか、特徴的な訳がありまして、当然今まで「どこへ行くべきか」「いつ出発するべきか」と同じように、「どのように何々すべきか」で全然問題ないですが、”how to”に関しては「どのようにすべきか」「どのようにしたらいいか」という事は、それは「この単語を発音する方法」と訳す場合があります。

つまり「私はこの単語の発音方法を知りません。」というような意味になります。

このように、動詞のあとに「疑問詞 + to 不定詞」と置いてあげると「何々すべきかをなんとかだ」と訳せますので、「ask 人 to」とか「want 人 to」といった形よりもとっつきやすいかと思います。こちらも当然文の並べ順として、”to”のあと”when”とか入れてしまうと×になってしまうので、これがスラスラ書けるように是非問題集等で練習して下さい。