STAGE2 Lesson12-2疑問文/仮定法(付加疑問)【ニュートレジャーの道案内】
セクション2では付加疑問というような形を学んでいきます。そこまで難しくありませんので、ルールさえ身に付けてしまえば大した事はない単元です。
まずはネーミングからです。付加というのは付、付けると、加、加える、で付け加えるですから、通常の英文に最後に付け加える形で疑問文のようなものを置いて、それで相手への念押しとか確認を表します。訳すと「何々ですよね」とか「何々だよね」というようなものになります。
作り方は非常に単純でして、元の文を疑問文にして肯定否定を逆にします。
“This is a great restaurant,”「ここはいいレストランだね」と言って一旦文があって、そのあとに”,”を置きます。
“,”を置かないとどこまでが塊か分からないので”,”を置きまして、元の部分が”This is”とありますから、こちらを疑問文にすると当然”is this”となります。
ここでは元が肯定文ですので、肯定否定を逆にします。ですので”isn’t”となっています。
“This”というのは一回出てきてしまっていますから代名詞に代えるという一手間はいりますが、基本的には”This is”を疑問文にすると”is this”となります。そして、”is”の肯定否定を逆にするので”isn’t”となり最後に”This”を代名詞に直します。これで完成です。
こうすると、”This is a great restaurant, isn’t it?”という形で、「ここはいいレストランですよね?」というふうに、相手に対して念押しだったり同意を求めるような表現になっています。
ですので、同様に”Jim ate a whole pizza,”「ジムはピザを一枚丸々食べてしまった」という文がありまして、今度は”Jim ate”と一般動詞の過去形になっていますから、疑問文にする際はもちろん”did he”という訳です。
そして肯定否定を逆にしますので、”didn’t he”という形になります。
確認すると、“Jim ate”一般動詞の過去形だから元々疑問文にするには”did he”にします。肯定否定を逆にするので”didn’t”です。”Jim”一回出てきたので代名詞に代えます。
こういった形で「ジムはピザを丸々一枚食べちゃったんだよね?」というような言い方になります。
それでは次に元が肯定文ではなくて否定文の場合に関して見ていきましょう。
“You haven’t met my cousin,”「君は私のいとこに会った事がない」というのを確認する際に、「会った事ないよね?」というために、今度は”haven’t met”現在完了になっていますから、じゃあ現在完了だからもちろん”have you”と聞く訳です。
そうしますと、元否定文でしたので肯定否定を逆にしますから、今度は”not”を取って”have you”となります。”you”はもう代名詞なので、そのまま残すしかありませんからそのまま”have you”という形で言います。
そして、次です。
“Bob doesn’t like tomatoes,”「ボブはトマトが好きではない」で、今度は”Bob doesn’t”と三単元の”s”が付いているので””doesを使っていますから、そうすると”does”だから”does”で疑問文にします。元が否定文なので肯定否定を逆にして”does”です。そして、”Bob”を代名詞に代えて”he”とします。
こういった形で付加疑問文というものを作っていきます。なので、繰り返しですがルールとしては元の文をまず疑問文にします。肯定否定を逆にします。代名詞であればそこで終了で、元が代名詞ではなく固有名詞とか普通名詞の場合は代名詞に直します。この手順で付加疑問は作って下さい。
それでは付加疑問文の中でも特に注意すべきもの、やや特殊なものについて見ていこうと思います。特殊と言いましても、最初はそこまででもないです。
まずは「There is 構文」の場合はどうなるのかという事について見ていきます。
“There are a lot of people today, “「今日は人がたくさんいる」「人が多い」という文になっています。
「There is 構文」というのも基本的にbe動詞を使った文ですから、疑問文にする際はbe動詞を前に出す訳です。
そうすると、”There are”を疑問文にすると”Are there”となりまして、肯定否定を逆にしますから”aren’t there”となります。
注意点としましてはここが“there”になっているという事に注意して下さい。
つまり「人々がたくさんいる」なので、”aren’t they”と書いてしまう人がたまにいますが、そうではなくて、「there is 構文」を疑問文にしたら、”is there”とか、”are there”となりますので、ここは”people”に引きずられて”they”にするのではなく、そのまま素直に”are there”だからもうここは”there”でいいんだ、と認識するというのが大事です。
次に”Let’s”の場合どうするのかです。
例えば、”Let’s go to the beach after lunch,”「昼食のあとでビーチへ行きましょう」「行きましょうよね?」というような形でお誘いする時です。
“Let’s”を疑問文にするというのは普通使わない訳ですが、ただ”Let’s”というのは書き換えとして”shall we”という形で書き換える事が出来ました。
我々は今まで”shalln’t”というような否定の形というのは習っていなかった訳ですから、そうすると”Let’s”の場合というのは、そのままこれを疑問文で書き換えて、”shall we”だけでいいよね、となっています。なので、このように”Let’s”で言われた時は、付加疑問としては”shall we”で答えるというような形になります。
そして、”Pass me a cold drink,”「冷たい飲み物を渡してよ。」「頂戴よ」という時に、今度は命令文になっています。
命令文というのも疑問文でなんか言えるっけ?と言った時に、例えばこれ”Will you pass me a cold drink? “「ちょっと渡してくれない?」という形で命令というのとはちょっと違いますが、「何々してくれない?」というぐらいで”Will you”という言い方がありました。
この場合も、命令文であればもう”Will you? “というのでほぼこれで完成しますので、そうすると”Let’s”と、それから命令文の文の場合は付加疑問で肯定否定を逆にするというのはないんだと思って下さい。
このように、元の文を疑問文にして肯定否定を逆にする。これが不可疑問文の基本的なルールです。
例外として、“Let’s”の場合は”Shall we”、命令文の場合は”Will you”、この点だけ注意してしっかり練習して頂ければと思います。