STAGE2 Lesson2-1 接続詞2 助動詞(条件のif)【ニュートレジャーの道案内】
それでは Lesson2 セクション1 を進めていきましょう。
この単元では、主に 従位接続詞――つまり “and” “but” “or” “so” “for” 以外の接続詞を扱います。
それぞれの使い方と注意点を詳しく説明していきますので、しっかり押さえてください。

それでは早速見ていきましょう。
最初に出てくるのは、こちらの”if”という単語になります。
これは、「もし何々なら」という意味合いになりますので、訳自体はそんなに難しくないと思います。
このような形で塊を作っています。
この”if”というのは接続詞になっていまして、接続詞のあとは必ず主語+動詞という形になります。
今回はこの接続詞+主語、動詞です。
接という名前が付いていますが、この接続詞が作る接、これを文の先頭にもってきています。
これを文の先頭にもってくる時は、こちらに”,”を付けるというルールがありますから、文頭に「もし何々なら」をもってくる時は、ここの”,”を忘れないようにしましょう。
これを訳すと、「もしあなたが赤と青を混ぜたら、あなたは紫を得られますよ。」という意味になっています。
要するに、赤と青を混ぜたら紫になりますよね、というような事を言っています。
このように、「if + 主語 + 動詞」の塊を作る事によって、「もし何々なら」という意味を表す事が出来ます。

2文目です。
このように、“if”の塊を文の後ろにもっていくという事も出来ます。
意味は変わりませんので、これは”if you don’t like it”「もしあなたがそれを気に入らなかったら」、”You can change the color”「色を変える事が出来ますよ」という意味になっています。
そうすると、”and”とか”but”とか”or”と違うのは、これまでに学習した等位接続詞というのは、必ず左から右に訳すという順番が決まっていましたが、この従位接続詞の”if”に関しては、この”if you don’t like it”接続詞の塊、接からこちらのメインの主語、動詞の動詞を修飾します。
「もし赤と青を混ぜたら、あなたは紫をゲット出来ますよ。」とか、こちらで言うと、「もしあなたがそれを気に入らなかったら、その色を変える事が出来ますよ。」というふうに左とか右という方法ではなく、あくまでこの接続詞の塊の中から外、メインの方を修飾させるといった順番、これを強く意識して下さい。

また、次の文です。
これはかなり複雑なルールになっていますが、こういったルールというのはきちんと覚える必要がありますから、はしょらずにしっかり1個ずつ見ていきましょう。
どういうルールかというと、最初は”Let’s meet at the bus stop”、「バス停で会いましょう」となっています。
ここに”if it rains”、「もし雨が降ったら」と書いてあります。
そうすると、本当は「「もし雨が降ったら」というのは今の話ではなくて未来の話になる訳ですから、本来であればここは”it it will rain”という形になるはずです。
ところが一つルールがありまして、時ですとか、今回でいうと条件、この条件を表すこの塊、もちろんこれは「雨が降ったらバス停で合いましょう」を修飾していますので、時ですとか条件を表す動詞を修飾する塊なので副詞接となります。
この”if it rains”を副詞接と言います。
この副詞接というのが時間を表していたりとか、「もし何々なら」という条件を表している場合は、未来の事であっても現在形で書くというルールがあります。
なので、こういったルールがあるので、ここは”if it will rain”ではなくて”if it rains”というふうに、三人称単数現在形で”s”を付けるというルールがあります。
中学校2年生のうちは、ここに”if”があったら現在形にするといったルールでもなんとか対処は出来ますが、学習が進んでいくと間接疑問文という単元が出てきます。
その際は、”if”であったとしても”will”を使う事が出来るというような文が登場してきますので、今のうちに時や条件を表す副詞接、動詞を修飾する塊の中では未来の事も現在形で表す、こういったルールを是非注意して下さい。
それでは次です。今度は理由ですとか譲歩です。
譲歩というのは「何々だけれども」といった意味を表す接続詞を見ていきます。

まずはこちらです。
“The bus was late”、「バスは遅れました」その後に、このような形でこれは「ビコーズ」eと読みます。
“because the roads was busy. “「道が混んでいた」、”busy”は「忙しい」という意味ですが、「道が忙しい」という事は、「道が混んでいた」、「車が多かった」という事です。
そうすると、さっきのルールから言うと、こちらの”because”というのが理由を表す接続詞になっています。
接続詞のあとは主語があって、動詞があって、これで一つの塊になります。
この塊の中がメインの動詞を修飾しますので、そうすると、「そのバスは道が混んでいたから遅れました。」というふうに、左から読んでいくのではなくて右から訳していきましょう。
このように、塊の中から外に向けて訳します。
これは先ほどの”if”と同じです。
もちろん、この文、”because”の塊を前に出す事も出来ます。
その場合は、”because the roads was busy”で、”,”カンマを打ってから”the bus was late”という形になります。

次です。
“because”は、このように一文の中に主語、動詞と主語、動詞という形だけではなくて、会話の中での受け答えにも使う事が出来ます。
例えば、これを見て頂くと、”Why did you buy a new bike? “「どうして新しい自転車を買ったんですか?」という文があり、その答えとして、”Because I want to go to school by bike. “、”want to”は「何々したい」です。
そうすると、「私は学校まで自転車で行きたいからです。」というふうに、基本的に”because”というのは「何々だから」とか「何々なので」、というような形で答えます。
“Why”で聞かれた場合は、答える際にもう”Because”で書き始めてしまって、接続詞ですから必ず主語、動詞をセットで書いていきましょう。

最後です。
こちらは、「ゾウ」と読みます。
「何々だけれども」という意味になっています。
これも接続詞ですから、次が主語と動詞です。
“it’s”は”it is”の省略です。
そうすると、こういった塊になっていまして、接続詞の塊が文の先頭にきていますから、当然ここには”,”が入っています。
すると、「晴れているんだけれども」”it’s very cold”「とても寒い」という文になっています。
意味としては、”but”に似てはいますがこれはちょっと注意が必要でして、この場合であれば「晴れているけれどとても寒い」と非常に分かりやすくなっていますが、これが後ろにくると間違いというのが出やすいです。
つまり、今これが「晴れている」、”it’s sunny”だとします。
そうすると、これは「晴れているんだけれどもとても寒い」というふうに「AだけどB」という形になっていますが、これが逆になるつまり”It’s very cold, though it’s sunny. “という形になります。
この際、どうしても”though”を見ると「けれども」と訳すので「BだけれどもA」と訳しがちです。
ところが、この塊があってこの塊の中の「何々だけれども」がメインの文を修飾する訳ですから、
最初のうちは接続詞”because”とか”though”が出てきたら、一旦括弧で括ってあげて、その括弧の中から外へ訳すという形で是非意識してみて下さい。
それではセクション1については以上となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| このセクションのテーマ |
|
| 従位接続詞とは |
|
| if の基本 |
|
| if と時制(未来のことでも現在形) |
|
| because の用法 |
|
| because の会話での使い方 |
|
| though の用法 |
|
| 訳し方のコツ(かっこで塊を意識) |
|
| No. | 問題 |
|---|---|
| 1 |
次のうち、本文で扱っている「従位接続詞」にあてはまるものはどれ? A. and B. but C. if D. or |
| 2 |
「もしあなたが赤と青を混ぜたら、紫になります。」に対応する if の形として正しいものはどれ? A. if mix you red and blue B. if you mix red and blue C. if you will mix red and blue D. if mixing you red and blue |
| 3 |
if節を文頭に置くときのルールとして正しいものはどれ? A. 文頭では if は使えない B. 文頭の if 節のあとにはコンマ(,)を打つ C. 文頭の if 節のあとには必ず and を入れる D. 文頭では if の代わりに when を使う |
| 4 |
「バスは遅れました。道が混んでいたからです。」のように理由を表す接続詞はどれ? A. if B. because C. though D. so |
| 5 |
「Because the road was busy, the bus was late.」の訳として最も本文の説明に近いものはどれ? A. バスは遅れたが、道は混んでいた。 B. 道は混んでいたので、そのバスは遅れました。 C. そのバスは遅れたけれど、道は混んでいた。 D. 道は混んでいたが、バスは遅れなかった。 |
| 6 |
「どうして新しい自転車を買ったのですか?」という質問に、本文の説明通りに答えるときの文頭として正しいものはどれ? A. Why I bought… B. Because I bought… C. Because I want to go to school by bike. D. So I want to go to school by bike. |
| 7 |
「晴れているけれど、とても寒い。」という意味に最も近い英文はどれ? A. Because it’s sunny, it’s very cold. B. If it’s sunny, it’s very cold. C. Though it’s sunny, it’s very cold. D. So it’s sunny, it’s very cold. |
| 8 |
次の文の訳し方として本文の説明に合っているものはどれ? It’s very cold, though it’s sunny. A. AだけれどB(「とても寒いけれど、晴れている」)と読む B. BだけれどA(「晴れているけれど、とても寒い」)と読む C. 左から順番に訳すだけでよい D. though は訳さなくてよい |
| 9 |
本文の説明にしたがうと、「if it rains」の形について正しいものはどれ? A. 未来のことなので必ず will を付けるべき B. 時・条件を表す副詞節なので、未来でも現在形 rains を使う C. 三単現の s は不要なので rain にするべき D. if のあとには動詞だけを置くので主語はいらない |
| 10 |
従位接続詞(if / because / though など)の訳し方のコツとして本文の説明に最も近いものはどれ? A. とにかく左から右に順番に訳す。 B. 接続詞の直後だけ訳し、残りは意味をとらない。 C. 接続詞の塊をかっこで囲んで、その中から外へ向かって訳すイメージを持つ。 D. 接続詞はすべて「そして」と訳せばよい。 |
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