Stage2 Lesson4-2目的と原因の見分け方と訳し方【ニュートレジャーの道案内】
Stage2 Lesson4-2|to不定詞の目的と原因の見分け方・訳し方
to不定詞の副詞的用法で迷いやすいのが、目的「〜するために」と原因「〜して」の見分けです。まずは、次の2つを押さえれば判断しやすくなります。
- 動詞にかかる → 目的「〜するために」
- glad / sad / happy など感情を表す形容詞にかかる → 原因「〜して」
たとえば、to catch the first train が「起きた」という動作の目的なら「始発電車に乗るために」、to hear the news が glad の理由なら「そのニュースを聞いて」と考えます。to〜だけを見るのではなく、何を説明しているかを見るのがポイントです。
このページでは、この見分け方を例文で確認したあと、glad to hear の訳し方、Why に対する because とto不定詞の違い、名詞的用法との区別まで整理します。答えだけ確認したい場合は上の2つを押さえ、迷う例だけ読み進めてもかまいません。
目的と原因は何を見れば分かる?最初の判断ルール
副詞的用法とは、to不定詞が動詞や形容詞などを説明する使い方です。Stage2 Lesson4-2では、次の2パターンを区別しましょう。
- 動詞を説明する → 「何のためにその動作をするのか」を表す目的
- 感情を表す形容詞を説明する → 「なぜその感情になったのか」を表す原因
たとえば、He practices hard to be a good pianist. では、to be a good pianist は「練習する」目的です。一方、We are glad to hear the news. では、to hear the news は「うれしい」と感じた原因です。
つまり、to不定詞を見つけたら、いきなり日本語訳を決めるのではなく、「このto〜は動詞と感情の形容詞のどちらを説明している?」と考えると見分けやすくなります。
例文で確認
I got up early to catch the first train.
→ 「起きた」目的なので「始発電車に乗るために」
I was sad to read the letter from her.
→ 「悲しかった」原因なので「彼女からの手紙を読んで」
動画で確認したい場合は、下の解説も合わせて見てください。文章で確認したい場合は、そのまま次の比較表へ進めます。
目的「〜するために」と原因「〜して」を例文で比較
目的と原因の違いは、似た形の英文を並べると分かりやすくなります。英文のto〜だけでなく、「to不定詞が何を説明しているか」に注目してください。
右側にも内容があります。スマートフォンでは、表を横にスクロールして確認できます。
| 英文 | to不定詞が説明するもの | 訳し方 |
|---|---|---|
| He practices hard to be a good pianist. | practices という動詞 | 良いピアニストになるために練習する |
| We are glad to hear the news. | glad という感情の形容詞 | そのニュースを聞いてうれしい |
| I got up early to catch the first train. | got up という動詞 | 始発電車に乗るために早く起きた |
| I was sad to read the letter from her. | sad という感情の形容詞 | 彼女からの手紙を読んで悲しかった |
上の4文を見ると、同じ「to+動詞の原形」でも、動詞にかかれば目的、感情の形容詞にかかれば原因になっていることが分かります。
次の画像でも、to不定詞の副詞的用法の考え方を確認できます。画像を見るときも、to〜が前のどの語を説明しているかに注目してください。

動詞にかかるto不定詞はなぜ「〜するために」になる?
to不定詞が動詞を修飾する場合は、その動作を「何のためにするのか」という目的を表します。このときは、「〜するために」と訳すのが基本です。
たとえば、He practices hard to be a good pianist. では、practices「練習する」という動詞があります。to be a good pianist は、その練習をする目的を説明しています。
- He practices hard. = 彼は一生懸命練習する
- to be a good pianist = 良いピアニストになるために
したがって全体では、「彼は良いピアニストになるために一生懸命練習する」となります。
目的を表すto不定詞は、文末に置かれることが多いです。ただし、To be a good pianist, he practices hard. のように文頭に出すこともできます。そのため、位置だけで決めるのではなく、前の動作について「何のために?」と考えて答えになるかを確認しましょう。
Whyの答えはbecauseだけ?to不定詞を使う場合との違い
Why 〜 ? と聞かれたとき、いつもbecauseだけで答えるわけではありません。何を答えるかによって使い分けます。
- 原因・理由を答える → because
- 何のためにするのかという目的を答える → to不定詞
たとえば、Why do you study English? と聞かれ、「何のために英語を勉強するのか」を答えるなら、
To communicate with people all over the world.
のように、to不定詞から答えることができます。意味は「世界中の人々とコミュニケーションをとるためです」です。
Whyを見たら機械的にbecauseを選ぶのではなく、原因を答えるのか、目的を答えるのかを考えることがポイントです。

glad to hearはなぜ「聞くためにうれしい」ではなく「聞いてうれしい」?
to不定詞がglad / sad / happy など感情を表す形容詞を説明する場合は、その感情になった原因を表します。
たとえば、We are glad to hear the news. では、glad が「うれしい」という感情を表す形容詞です。to hear the news は、何のためにうれしいのかではなく、何がきっかけでうれしくなったのかを説明しています。
そのため、「私たちはそのニュースを聞いてうれしい」と訳します。「聞くためにうれしい」とすると、to不定詞が目的を表すような訳になってしまいます。
同じように、I was sad to read the letter from her. では、sad が感情を表す形容詞で、to read the letter from her が悲しくなった原因です。したがって、「私は彼女からの手紙を読んで悲しかった」となります。
- to〜が何を説明しているかを見る
- 動詞の「何のために?」に答えるなら目的「〜するために」
- glad / sad / happy などの「なぜその気持ち?」に答えるなら原因「〜して」
「文末にあるから目的」と位置だけで決めず、意味のつながりまで確認すると間違いにくくなります。
名詞的用法「〜すること」と副詞的用法はどう見分ける?
to不定詞には、副詞的用法だけでなく名詞的用法もあります。名詞的用法は、主語・目的語・補語の位置に入り、「〜すること」と訳すのが基本です。
一方、このページで扱っている副詞的用法は、動詞や形容詞を説明します。目的なら「〜するために」、感情の原因なら「〜して」と読むのが基本です。
- 「〜すること」として文の主語・目的語・補語になる → 名詞的用法
- 「何のために?」と動詞を説明する → 副詞的用法の目的
- 「なぜその気持ち?」と感情の形容詞を説明する → 副詞的用法の原因
「〜すること」と訳して文の一部として成り立つかを確認し、そうでなければ動詞や形容詞を説明していないかを見ると整理しやすくなります。
このページでは「目的」と「原因」を中心に確認しました。次に何を学ぶか迷った場合は、今の目的に合わせて進めると復習しやすくなります。
- NEW TREASURE STAGE2の前後の文法も確認したい:NEW TREASURE STAGE2|中2英文法 総括+Lesson一覧
- 例文だけでなく文法問題でも見分ける練習をしたい:この下の「高校英文法パターンドリル」の案内を確認
- 今回の内容が身についたか確かめたい:ページ後半の10問クイズへ
中学文法の基本を確認したあと、例文だけでなく文法問題の中でもto不定詞の用法を見分ける練習を進めたい場合は、【高校英文法パターンドリル】も確認できます。to不定詞のような文法項目を、例文と演習で確認する講座です。
to不定詞の目的・原因をテスト前にまとめて確認
ここまでの内容を、テストや和訳問題で使いやすい形にまとめます。
- to〜が動詞を説明 → 目的「〜するために」
例:I went to the library to study. - to〜が感情の形容詞を説明 → 原因「〜して」
例:We are glad to hear the news. - 「〜すること」として主語・目的語・補語になる → 名詞的用法
Why 〜 ? に答える場合も、原因・理由なら because、目的なら to不定詞という違いを確認しておきましょう。
よくある質問
to不定詞は、いつも「〜するために」と訳せばよいですか。
いつも「〜するために」と訳すわけではありません。動詞にかかって目的を表す場合は「〜するために」と訳しますが、感情を表す形容詞にかかる場合は「〜して」と訳すことが多いです。to〜が何を説明しているかを確認しましょう。
glad to hear はなぜ「聞くためにうれしい」ではないのですか。
glad は感情を表す形容詞です。to hear the news は、その感情になった原因を表しているため、「そのニュースを聞いてうれしい」と訳します。
Why の答えは because だけではないのですか。
原因や理由を答えるときは because を使います。一方で、「何のためにするのか」という目的を答えるときは、To communicate with people all over the world. のようにto不定詞で答えることがあります。
Lesson4 セクション2 副詞的用法 クイズ(10問)
最後に、目的と原因を自分で見分けられるか確認しましょう。10問すべてに取り組んでもよいですし、時間がない場合は気になる問題だけでもかまいません。それぞれA〜Dから最も適切なものを選び、「正解を見る」ボタンで確認できます。
1.副詞的用法の不定詞が「修飾するもの」として正しいものはどれですか。
A. 名詞だけ
B. 名詞以外(動詞・形容詞など)
C. 代名詞だけ
D. 接続詞だけ
2.「He practices hard to be a good pianist.」の to be a good pianist の意味として最も近いものはどれですか。
A. 良いピアニストであること
B. 良いピアニストになるために
C. 良いピアニストであるべきだ
D. 良いピアニストだったので
3.次のうち、「目的」を表す副詞的用法のto不定詞を使った文として最も適切なのはどれですか。
A. I like to music.
B. I have a book to read.
C. I got up early to catch the first train.
D. I am happy to the news.
4.「Why do you study English?」という質問に、部分的にto不定詞だけで答える場合として最もふさわしいものはどれですか。
A. Because I like English.
B. I study English to be a teacher.
C. To be a good pianist.
D. To communicate with people all over the world.
5.「We are glad to hear the news.」に最も自然な日本語訳はどれですか。
A. 私たちはそのニュースを聞くことがうれしい。
B. 私たちはそのニュースを聞いてうれしい。
C. 私たちはそのニュースを聞くためにうれしい。
D. 私たちはそのニュースを聞くべきでうれしい。
6.感情を表す形容詞の直後のto不定詞の働きとして最も適切なのはどれですか。
A. その感情を説明するための別の文
B. その感情の原因(〜して)を表す
C. その感情の対象(〜すること)を表す
D. その感情の時間(〜する時)を表す
7.次の文の下線部の用法として正しいものはどれですか。
I was sad to hear the story.
A. 名詞的用法(〜すること)
B. 形容詞的用法(名詞を修飾)
C. 副詞的用法(目的:〜するために)
D. 副詞的用法(原因:〜して)
8.副詞的用法(目的)のto不定詞について、文中での典型的な位置として正しいものはどれですか。
A. 必ず主語の前
B. 必ず動詞の直前
C. 多くの場合、文末に置く
D. 必ず名詞の直後
9.名詞的用法と副詞的用法の違いに関する説明として最も適切なのはどれですか。
A. 名詞的用法は「〜するために」、副詞的用法は「〜すること」。
B. 名詞的用法は名詞を修飾し、副詞的用法は名詞として使う。
C. 名詞的用法は主語・目的語などになり、副詞的用法は動詞や形容詞を修飾する。
D. 名詞的用法も副詞的用法もどちらも名詞を修飾する。
10.副詞的用法(目的)のto不定詞を使った文として最も適切なものはどれですか。
A. I have a lot of homework to do.
B. I went to the library to study.
C. I am busy to study English.
D. I was surprised to the news.
今回の「目的」と「原因」が見分けられるようになったら、前後のLessonやto不定詞の他の用法も合わせて確認すると、用法を整理しやすくなります。NEW TREASURE STAGE2|中2英文法 総括+Lesson一覧から、次に学習する項目を選べます。
to不定詞の用法を覚えたあとに必要になるのは、実際の英文の中で意味を判断する練習です。次の課題に合わせて確認してください。
- 入試問題や英作文まで練習したい:都立高校入試 英語・英作文対策講座
- 長文の中で文法を正確に読み取りたい:読解強化講座


