動名詞とto不定詞の目的語|意味が変わる動詞もやさしく解説版【STAGE2 Lesson5-2ニュートレジャーの道案内】
動名詞とto不定詞の目的語|意味が変わる動詞もやさしく解説版
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動名詞とto不定詞は、どちらも「〜すること」と訳せるため混ざりやすい単元です。want to do は正しいのに enjoy doing になり、remember や stop では意味まで変わるため、丸暗記だけでは区別しにくくなります。このページでは、その判断の軸を整理します。
なお、どちらでもよい場合も存在します。
例えば like という単語があります。「私は英語を話すことが好きです。」は、I like to speak English. でも I like speaking English. でも成り立ちます。ところが、動詞によってはこの動詞のあとには to不定詞しか置けない、この動詞のあとには動名詞しか置けない、といった形で、動詞によって次にどういう形がくるかが決まっています。
すべてをこの場で紹介すると膨大になるので、ここでは大まかな原則を先に押さえます。その原則に一つずつの単語を当てはめながら、理解して覚えていきましょう。
先に結論
- まだしていないこと → to不定詞
- すでにしていること・したこと → 動名詞
- remember / forget / stop などは、to不定詞か動名詞かで意味が変わる
- 前置詞のあとには必ず動名詞がくる
それではまず、不定詞を取る動詞から見ていきます。ここでは「まだしていないこと」が手がかりになります。

I want to eat fried noodles. の場合、I という主語があり、want という動詞があり、そのあとに to eat 以下が目的語になっています。want to は「〜したい」でした。
ここでポイントなのは、「カップラーメンを食べたい」と思っている時点では、まだ食べていないということです。want の時点では、その動作はまだ実行されていません。
このように、その動詞の時点でまだしていないことに関しては、to不定詞を使うことが多いです。
多いというのは、100%絶対そうという意味ではありません。 ただ、現段階で学ぶ動詞に関しては、基本的には「まだやっていないこと」→ to不定詞と考えると整理しやすくなります。
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下の文も同様です。He decided to be a novelist. の decide は「決心する」「決断する」といった意味です。novelist は「小説家」です。
「彼は小説家になることを決心した。」という文では、決心した時点ではまだ小説家ではありません。将来そうなろうと決めただけで、まだ実現していないので to不定詞を使います。これも「まだしていないこと」だからです。
教科書によっては wish「望む」や hope「望む」も出てきますが、これらも「まだ起きていないこと」を望むので to不定詞を取りやすい動詞です。
繰り返しになりますが、100%すべての動詞に当てはまるわけではありません。まずは関連付けられる動詞について、「まだしていないから to不定詞なんだな」と理解しておきましょう。
動名詞を取る動詞の考え方
次に、目的語に動名詞だけを取るものです。先ほどの to不定詞が「まだしていないこと」なら、その反対として、動名詞は「すでにしていること」「過去にしたこと」が手がかりになります。

My father enjoyed watching rugby games on TV. では、enjoyed は「楽しんだ」です。楽しむためには、その行為を実際にしている必要があります。つまり、楽しんでいる時点でラグビーの試合を見ています。
だから enjoy のあとには to ではなく、watching のような動名詞がきます。enjoy to は使いません。
また、She finished cleaning her room. の finish も同じです。「終える」ということは、その時点ですでにその行為をしていたということです。だから finish のあとも ing になります。
このように、ing は、すでにその場で行っていること・行ったことを表す動詞と結びつきやすいと考えると整理しやすくなります。give up なども、今やっていることをやめるという意味なので同じ理屈で理解できます。
to不定詞と動名詞で意味が変わる動詞

三つ目は、目的語に to不定詞と動名詞の両方を取れるけれども、形によって意味が変わる動詞です。
Tom doesn’t remember meeting Mary. の meeting は動名詞なので、「すでにしたこと」です。したがってこの文は、「トムはメアリーに会ったことを覚えていない。」という意味になります。
一方、Remember to meet me in the cafeteria. の to meet は to不定詞なので、「これからすること」です。つまり、「食堂で私に会うことを忘れないで。」という意味になります。
このように、remember や forget のあとに ing がくれば「〜したこと」、to不定詞がくれば「〜すること」として訳し分けます。
さらに、stop も注意が必要です。stop は to不定詞か動名詞かで、stop 自体の意味の取り方が変わります。
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Jim stopped talking with Mary. の talking は動名詞です。これは「メアリーと話すことをやめた」という意味になります。stop の直後に「何をやめたのか」という目的語がきているので、ここでは stop は他動詞です。
一方、Jim stopped to talk with Mary. は stop のあとが to不定詞になっています。この場合、「話すことをやめる」ではなく、「話すために立ち止まる」という意味になります。
つまり、stop V-ing は「〜するのをやめる」、stop to V は「〜するために立ち止まる」です。同じ stop でも意味が変わるので注意しましょう。
前置詞のあとには動名詞
最後に、前置詞のあとは必ず動名詞になるというルールを使った表現を見ていきます。

一つ目は be good at です。Mike is good at folding paper cranes. なら、「マイクは折り紙で鶴を折るのが得意だ。」という意味になります。at は前置詞なので、そのあとは folding のように ing です。
二つ目は be tired of です。be tired of staying home every day. なら、「毎日家にいることにうんざりしている」です。ここでも of は前置詞なので、stay ではなく staying になります。
三つ目が特に間違いやすい look forward to です。I am looking forward to seeing you soon. は「あなたにもうすぐ会えるのを楽しみにしています。」です。
ここで注意したいのは、to が不定詞ではなく前置詞だという点です。だから look forward to see ではなく、look forward to seeing になります。覚えるときは look forward to ing までを一まとまりで覚えておくとミスが減ります。
最後は Would you mind opening the window? です。mind は「気にする」「嫌がる」という意味なので、Would you mind ing … ? はとても丁寧な依頼表現になります。
ここでは答え方も大事です。「窓を開けていただけませんか」に対して「いいですよ」と言いたいとき、日本語感覚で Yes と答えたくなりますが、それだと「はい、嫌です」という方向に聞こえます。したがって、No, not at all. のように否定で答えるのが自然です。
このように、動名詞とto不定詞の区別には、原則だけでなく、意味が変わる動詞や前置詞のルールも関わってきます。見ただけで終わりにせず、必ず手を動かして文で書き、定着させていきましょう。
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Lesson5 セクション2 まとめ(動名詞と不定詞の目的語)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| セクションの概要 |
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| ① 不定詞(to V)を取る動詞 |
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| ② 動名詞(V-ing)を取る動詞 |
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| ③ 不定詞/動名詞で意味が変わる動詞 |
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| ④ 前置詞+動名詞 の慣用表現 |
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Lesson5 セクション2 確認クイズ(10問)
| No. | 問題 | 選択肢(A〜D) | 解答 |
|---|---|---|---|
| 1 | 動詞のあとに「まだしていない・これからすること」を目的語として置くときに、基本的によく使われる形はどれ? | A. 動名詞(V-ing) B. 不定詞(to V) C. 過去形(V-ed) D. 受動態(be + V-ed) |
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| 2 | 次の文の( )に最も適切な形を入れなさい。 He decided ( ) abroad in the future. |
A. studying B. to study C. studied D. studyed |
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| 3 | 「お父さんはテレビでサッカーの試合を見ることを楽しんだ。」に最も近い英文として正しいものはどれ? | A. My father enjoyed to watch soccer games on TV. B. My father enjoyed watched soccer games on TV. C. My father enjoyed watching soccer games on TV. D. My father enjoyed watch soccer games on TV. |
|
| 4 | 次の文の意味として最も近い日本語はどれ? I remember meeting Mary in Kyoto. |
A. 私はメアリーに会うことを覚えている。 B. 私はメアリーに会うのを忘れていた。 C. 私はメアリーに会ったことを覚えている。 D. 私はメアリーに会うつもりだ。 |
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| 5 | 「ジムはメアリーと話すのをやめた。」を表す英文として正しいものはどれ? | A. Jim stopped talking with Mary. B. Jim stopped to talking with Mary. C. Jim stopped to talk with Mary. D. Jim stopped talked with Mary. |
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| 6 | 原則として不定詞(to V)だけを目的語に取る組み合わせとして最も適切なものはどれ? | A. want, decide B. enjoy, finish C. give up, stop D. be good at, be tired of |
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| 7 | 次の文の( )に入る最も適切な語はどれ? Mike is good at ( ) paper cranes. |
A. fold B. folding C. to fold D. folded |
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| 8 | 「あなたに会えるのを楽しみにしています。」を表す文の( )に入る語として正しいものはどれ? I am looking forward to ( ) you soon. |
A. see B. seeing C. to see D. to seeing |
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| 9 | Would you mind opening the window? への「いいですよ」という自然な返事はどれ? | A. Yes, I do. B. Yes, I mind. C. No, not at all. D. No, I don’t like. |
|
| 10 | 前置詞+動名詞の組み合わせとして正しいものはどれ? | A. be tired from to study B. be tired of studying C. look forward to see you D. be good at to swim |


