現在完了の経験用法|ever・neverとbeen / goneの違い【STAGE2 Lesson7-2 ニュートレジャーの道案内】

beenとgoneの違い|have been toとhave gone toの使い分け

have been toは「ある場所へ行ったことがある」という訪問経験を表します。一方、have gone toは「ある場所へ行き、基準となる場所にまだ戻っていない」という現在の状態を表します。

ここでいう「基準となる場所」とは、話し手がいる場所や、家・教室など出発した場所のことです。

goneはgoの過去分詞、beenはbe動詞の過去分詞です。ただし、「行ったことがある」と言うときは、通常have been toを一まとまりの表現として使います。

表現 意味 現在の状況 用法 例文
have been to ~へ行ったことがある その場所を訪れた経験を表す。現在そこにいるという意味ではない 経験 She has been to Paris three times.
彼女はパリへ3回行ったことがあります。
have gone to ~へ行ってしまった 話し手がいる場所や出発した場所にまだ戻っていない 結果・現在の状態 She has gone to Paris.
彼女はパリへ行っていて、今ここにはいません。

最初に覚えるポイント

  • 行ったことがある:have been to
  • 行ってしまい、まだ戻っていない:have gone to
  • 過去の特定の時点に行った:went to

次の動画では、現在完了の経験用法、ever / never、回数表現、have been toとhave gone toの違いを順に説明しています。動画を見なくても、本文だけで要点を確認できます。

NEW TREASURE STAGE2の文法事項・Lesson一覧の全体像は、NEW TREASURE STAGE2|中2英文法 総括+Lesson一覧で確認できます。

have been toは「行ったことがある」

have been to+場所は、その場所を訪れた経験を表します。現在その場所にいることや、そこへ行ったまま戻っていないことを表す形ではありません。

She has been to Paris three times.

彼女はパリへ3回行ったことがあります。

パリを訪れた経験が3回あることを表します。

中学英語で訪問経験を表す場合は、「行く」という日本語だけを見てgoneを選ぶのではなく、have been toを使うと覚えましょう。

have gone toは「行ってしまって戻っていない」

have gone to+場所は、その場所へ行った結果、話し手がいる場所や出発した場所にまだ戻っていない状態を表します。

She has gone to Paris.

彼女はパリへ行っています。

彼女は今、話し手のいる場所にはいません。パリへ向かっている途中か、パリに滞在していると考えられます。

中学英語では、have gone toを単なる訪問経験ではなく、行った結果が現在の不在につながっている表現として区別します。

現在の居場所を例文で比較

例文 意味 現在の状況
Ken has been to the library many times. ケンはその図書館へ何度も行ったことがあります。 図書館を訪れた経験を表している。現在図書館にいるという意味ではない。
Ken has gone to the library, so he is not here now. ケンは図書館へ行ってしまったので、今ここにはいません。 ケンは話し手がいる場所にまだ戻っていない。

'have been to'は『行ったことがある』、'have gone to'は『行ってしまった』。現在の状況を示す違いを図で解説

have been toとhave gone toでは、どちらも場所への移動に関係しますが、伝えている内容が異なります。訪問経験を伝えるのか、現在戻っていない状態を伝えるのかを考えて選びましょう。

goneとbeenは何の過去分詞か

goneはgoの過去分詞

goは、次のように不規則変化します。

go-went-gone

原形-過去形-過去分詞

  • go:原形
  • went:過去形
  • gone:過去分詞

goneはgoの過去分詞です。「行った結果、まだ戻っていない」という意味は、goneという単語だけで決まるのではなく、have gone to+場所という文全体の形と文脈から生じます。

He went to the library yesterday.は「彼は昨日図書館へ行きました」という過去の出来事です。He has gone to the library.は「彼は図書館へ行っていて、今ここにはいません」という現在の状態まで含みます。

beenはbe動詞の過去分詞

be動詞は、次のように変化します。

be-was / were-been

原形-過去形-過去分詞

beenはbe動詞の過去分詞です。ただし、場所への訪問経験を表すときは、have been to+場所を一まとまりとして理解すると使いやすくなります。

Have you ever been to Kyoto?

今までに京都へ行ったことがありますか。

be動詞を単独で「行く」と覚えるのではなく、have been toが「ある場所を訪れた経験」を表す形だと理解しましょう。

現在完了の経験用法

現在完了の経験用法は、今までに何かをした経験があるか、何回したことがあるかを表します。基本の形は、ほかの現在完了と同じです。

have / has+過去分詞

今までに~したことがある/ない

現在完了の用法は、形だけでは判断できない場合があります。before、ever、never、once、twice、three timesなど、文中の語句と文脈を見て意味を判断します。

現在完了形: 'have + 過去分詞'。経験用法の特徴的な副詞語句として'before'や'twice'を使用

beforeは「以前に」という経験の目印

I have seen the movie before.

私は以前、その映画を見たことがあります。

beforeは「以前に」「前に」という意味です。過去の特定の日を示すのではなく、今までの経験として述べています。

My parents have visited Hawaii twice.

私の両親はハワイを2回訪れたことがあります。

twiceが回数を表しているため、ハワイを訪れた経験について述べていると分かります。

everとneverの使い方

everは、疑問文で「今までに」という意味を表します。

Have you ever traveled by plane?

今までに飛行機で旅行したことがありますか。

空所補充で「【 】you ever traveled by plane?」と問われた場合は、主語がyouなのでHaveを入れます。

neverは「今まで一度も~ない」という意味です。意味としてnot everに近い表現ですが、neverという単語の成り立ちを「notのn」と考える必要はありません。

I have never traveled by plane.

私は今まで一度も飛行機で旅行したことがありません。

I have not traveled by plane.も文脈によって経験を表せます。neverは必須ではなく、今まで一度も経験がないことを明確に示しやすい語です。

疑問文での'ever': 『今までに何々したことがありますか?』と尋ねる表現

once・twice・three timesの使い方

経験した回数は、次のように表します。

回数 英語 例文
1回 once I have been there once.
私はそこへ1回行ったことがあります。
2回 twice I have been there twice.
私はそこへ2回行ったことがあります。
3回以上 three times、four timesなど She has visited Kyoto three times.
彼女は京都を3回訪れたことがあります。

1回と2回にはonce、twiceという特別な形を使います。3回以上は、three times、four timesのように「数+times」で表します。

How many timesとHow oftenの違い

どちらも回数や頻度に関係しますが、尋ねている内容は完全には同じではありません。

表現 尋ねる内容 答え方の例
How many times 具体的な回数 Twice. / Three times.
How often どのくらいの頻度か Once a year. / Every summer.

How many times have you been to Hawaii?

ハワイへ何回行ったことがありますか。

Four times.

4回です。

How often have you been to Hawaii?

これまで、どのくらいの頻度でハワイへ行ったことがありますか。

About once a year.

だいたい年に1回です。

How many timesは数としての回数を尋ねます。How oftenは、once a yearやevery summerなどを含む頻度を尋ねます。

なお、これまでの経験ではなく、現在の習慣として「どのくらいの頻度でハワイへ行きますか」と尋ねる場合は、How often do you go to Hawaii?と現在形を使うこともあります。

have been toと過去形went toの違い

have been toは、時期を特定せずに今までの経験を表します。went toは、過去の特定の時点に起きた出来事を表します。

例文 意味 注目する点
I have been to Kyoto. 私は京都へ行ったことがあります。 いつ行ったかではなく、訪問経験があることを伝える。
I went to Kyoto last year. 私は昨年京都へ行きました。 last yearという過去の時点が示されている。

last year、yesterday、in 2024など、過去の特定の時点を表す語句がある場合は、通常は過去形を使います。

修正前:I have been to Hawaii last year.

修正後:I went to Hawaii last year.

last yearがあるため、現在完了ではなく過去形を使います。

thereを使うときにtoを付けない理由

場所を繰り返さずに答えるときは、thereを使えます。

Have you ever been to Hawaii?
今までにハワイへ行ったことがありますか。

Yes, I have. I have been there twice.
はい、あります。そこへ2回行ったことがあります。

there自体に「そこへ」「そこに」という意味が含まれています。そのため、to thereとはせず、been thereとします。

修正前:I have been to there.

修正後:I have been there.

beenとgoneで判断しにくい表現

次の表では、中学英語で訪問経験を表す場合の基本的な書き換えを確認します。文脈によって成立する表現もありますが、学校文法の問題では、訪問経験と現在の状態を区別して答えることが大切です。

確認する文 中学英語での基本表現 説明
I have been to there. I have been there. thereに「そこへ」という意味が含まれるため、通常はtoを付けない。
I have gone to Hawaii three times. I have been to Hawaii three times. 文脈によって元の文が使われる場合もありますが、中学英語でハワイへの訪問経験を表す場合はhave been toを使います。
I have been to Hawaii last year. I went to Hawaii last year. last yearという過去の時点があるため、過去形を使います。
Have you ever gone to Kyoto? Have you ever been to Kyoto? 元の文も文脈によって使われる場合がありますが、通常の「京都を訪れた経験がありますか」という意味ではhave been toが自然です。

Lesson7 セクション2|現在完了の経験用法まとめ

ポイント 説明
beenとgone
  • beenはbe動詞の過去分詞。
  • goneはgoの過去分詞。
  • 中学英語では、訪問経験はhave been to、行ってまだ戻っていない状態はhave gone toで表す。
基本形と意味
  • 現在完了の形はhave / has+過去分詞。
  • 経験用法では「~したことがある」「~したことがない」という意味を表す。
経験を示す語句
  • beforeは「以前に」。
  • once、twice、three timesなどは経験した回数を表す。
  • 回数を表す語句があると、経験用法だと判断しやすい。
everとnever
  • Have you ever+過去分詞?で「今までに~したことがありますか」。
  • have never+過去分詞で「今まで一度も~したことがない」。
  • neverは必須ではなく、一度もないことを明確に示しやすい語。
回数と頻度
  • How many timesは具体的な回数を尋ねる。
  • How oftenはどのくらいの頻度かを尋ねる。
過去形との違い
  • have been toは、時期を特定しない訪問経験。
  • went toは、昨日や昨年など過去の特定の出来事。
thereの使い方
  • I have been there.のように使う。
  • thereに「そこへ」という意味が含まれるため、toは付けない。

beenとgoneに関するFAQ

goneはgoの過去分詞ですか。

はい。goはgo-went-goneと変化します。wentが過去形、goneが過去分詞です。

beenは何の過去分詞ですか。

beenはbe動詞の過去分詞です。be動詞はbe-was / were-beenと変化します。

なぜ「行ったことがある」にgoneではなくbeenを使うのですか。

中学英語では、have been toを、ある場所を訪れた経験を表す基本の形として学びます。「行く」という日本語だけでgoneを選ばず、have been toを一まとまりで覚えましょう。

have gone toは「行ったことがある」という意味では使えませんか。

文脈によってさまざまな使われ方がありますが、中学英語では、have gone toは、ある場所へ行った結果として話し手がいる場所や出発した場所にまだ戻っていない状態を表す形として学びます。訪問経験を表す基本表現にはhave been toを使います。

Have you ever been to ~? にはどう答えますか。

Yes, I have.またはNo, I haven’t.と答えられます。回数を加える場合は、I have been there twice.などとします。

have been toとwent toは何が違いますか。

have been toは時期を特定しない訪問経験を表します。went toは、yesterdayやlast yearなど、過去の特定の時点に起きた出来事を表します。

I have been to there.は間違いですか。

通常はtoを付けません。there自体に「そこへ」という意味が含まれるため、I have been there.とします。

have been inとhave been toは同じですか。

同じではありません。have been toは訪問経験を表します。have been inは、ある場所にいる期間や滞在を表す場合があります。たとえば、She has been in Paris for three days.は「彼女は3日間パリにいます」という意味になります。

Lesson7 セクション2|確認クイズ10問

been、gone、went、ever、never、回数表現の使い分けを確認しましょう。「解答を見る」を押すと、答えと理由が表示されます。

問題 選択肢・解答欄 解答
1. goneは何の過去分詞ですか。 A. be
B. go
C. get
D. come
解答を見る
正解:B
goはgo-went-goneと変化するため、goneはgoの過去分詞です。
2. 中学英語の経験用法として、「彼女はパリへ3回行ったことがあります」に最も適切な英文はどれですか。 A. She has gone to Paris three times.
B. She has been to Paris three times.
C. She went to Paris three times last year.
D. She has been in Paris for three years.
解答を見る
正解:B
中学英語で、時期を特定しない訪問経験と回数を表す場合はhave been toを使います。Aも文脈によって使われる場合がありますが、この問題が尋ねている通常の経験用法ではBを選びます。
3. 「Ken has gone to the library.」が表す状況として、中学英語で学ぶ基本的な意味はどれですか。 A. ケンは図書館へ行った経験がある。
B. ケンは図書館へ行き、今ここにはいない。
C. ケンは昨日図書館へ行った。
D. ケンはこれから図書館へ行く。
解答を見る
正解:B
中学英語では、have gone toは、行った結果として話し手がいる場所や出発した場所にまだ戻っていない状態を表す形として学びます。
4. 通常の訪問経験として「今までに京都へ行ったことがありますか」を表す中学英語はどれですか。 A. Did you go to Kyoto last year?
B. Have you ever gone to Kyoto?
C. Have you ever been to Kyoto?
D. How many times did you go to Kyoto yesterday?
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正解:C
通常の訪問経験を尋ねる中学英語では、Have you ever been to ~?を使います。Bも文脈によって使われる場合がありますが、この日本語の意味にはCが自然です。
5. 「今まで一度も飛行機で旅行したことがない」に最も適切な英文はどれですか。 A. I have never traveled by plane.
B. I never traveled by plane now.
C. I have ever traveled by plane.
D. I am not traveled by plane.
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正解:A
have never+過去分詞で「今まで一度も~したことがない」を表します。
6. 1回、2回、3回を表す正しい組み合わせはどれですか。 A. one、two、three
B. first、second、third
C. once、twice、three times
D. one time、twice、third times
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正解:C
1回はonce、2回はtwice、3回以上は数+timesで表します。
7. 「私は昨年京都へ行きました」に最も適切な英文はどれですか。 A. I have been to Kyoto last year.
B. I went to Kyoto last year.
C. I have gone to Kyoto last year.
D. I am going to Kyoto last year.
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正解:B
last yearは過去の特定の時点を表すため、現在完了ではなく過去形wentを使います。
8. 「I have been to there.」を中学英語の基本に従って正しく直してください。 英文を頭の中で修正してから、解答を確認してください。
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正解:I have been there.
thereに「そこへ」という意味が含まれるため、toは付けません。
9. How many timesとHow oftenの違いとして正しいものはどれですか。 A. どちらも必ず同じ答えになる。
B. How many timesは回数、How oftenは頻度を尋ねる。
C. How oftenは場所を尋ねる。
D. How many timesは過去形でしか使えない。
解答を見る
正解:B
How many timesは具体的な回数、How oftenはonce a yearなどを含む頻度を尋ねます。
10. 「彼は図書館へ行っていて、今ここにはいません」を英訳してください。 主語をHeとして英文を作ってください。
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解答例:He has gone to the library, so he is not here now.
行った結果として今ここにいないため、has gone toを使います。

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