stage2_Lesson1-2 接続詞1/感嘆文(時の接続詞)【ニュートレジャーの道案内】
それでは Lesson1 セクション2 を進めていきましょう。
先ほどのセクション(セクション1)では 等位接続詞 を扱いました。
今回登場するのは 従位接続詞 で、前回の等位接続詞とは 使い方が少し異なります。使い方にはいくつか細かなルールがありますので、そこを中心に確認していきましょう。

まずはこの”When”です。
これは「何々の時」という意味になっていまして、疑問文ではありませんから「いつ」という意味ではありません。
「なんとかの時」という意味になっています。
これが、この”my sister was born,”「私のお姉さん」あるいは「妹が生まれた」という文と、
「私は5歳だった」という文を繋いでいます。
要するに、「妹が生まれた時私は5歳でした。」というような意味にしたい訳ですが、ここで大事なのはまずこの従位接続詞というものの使い方で、必ずここで接続詞があったら次にまず主語がきます。
そして次に「生まれた」動詞がきます。
このように、今回登場する接続詞というのは必ず文と文を繋ぐ役割をしています。
という事は、この接続詞のこの塊の中に必ず主語、動詞が一組必要になります。
訳す時ですが、基本的にこの接続詞がくっついている節、従位接続詞が含まれている塊なので、
従位節なんていう名前が付きますが、この従位節の方がこちらのメインの文を修飾するというような順番で訳します。
ですので、これを例えば「私が5歳の時に妹が生まれた。」と訳すのではなく、
「妹が生まれた時、私は5歳だった。」という順番で訳す必要があります。
位置ですが、今回はたまたまこの接続詞+主語、動詞という塊が文頭にあった訳ですが、これは文の中に置く事も出来ます。
その場合こういう形になります。

“I was very happy”
「私はとても嬉しかったです」
という文と、”when I met my new sister”「新しい妹に会った時」という形で文と文を繋いでいて、今度は”when”がこの文の中にあります。
これを一つの塊として見た時に、ルールは先ほどと同じです。
先ほどはこの従位節の方がメインの文を修飾しました。
今回も接続詞+主語+動詞、これを含む塊の方がメインの部分を修飾します。
等位接続詞と違いまして、左から右とか右から左と覚えるのではなく、
接続詞+主語、動詞の塊の方から他のメインの文の方へ訳す、この順番が非常に大事です。
なので、日本語的に左から読んでしまうと、この二つ目の文というのは「私がとても嬉しかった時、新しい妹に会いました。」みたいな形で左から訳してしまう人がたまにいるんですが、そうではなくて接続詞を含む塊の方からそうではないメインの文の方に向かって訳す、これが大事です。
また、この接続詞+主語、動詞の塊が文頭にきた際はここに“,”を入れる必要があります。
ところがこちら、文の真ん中にある場合はここに”,”がないです。
なので、細かい所ではありますが、接続詞の塊を文頭に出す場合は”,”を忘れずに、という事を意識しておきましょう。
したがいましてこの場合、三つ目の文です。

“After I finished dinner,”これで一つの塊を作っています。
こういった形です。
そうするとこの塊があった時に、この接続詞+主語、動詞を含む塊の方がそうではないメインの方、主節の方を修飾しますから、そうすると「私がディナーを終えたあと」、つまり「夕飯を食べ終えたあとで彼女に電話しました。」となります。
このように時を表す接続詞に関しては、”After”「あと」というのは分かると思いますが、どっちがどっちのあとなのかという所を確認しないと事実関係がズレてしまい、結果文章を読んでも意味がズレてしまうという事があります。
なので、接続詞+主語、動詞の塊が出てきたら一旦括弧で括ってあげて、
その括弧の中から外へ修飾させるんだな、というのを意識して読んでいきましょう。
したがいまして、最後もこちらが”before I went to the party.”これで一つの塊になっています。
そうすると、接続詞+主語、動詞の塊、”before “は「何々の前に」という意味になっています。
そうすると、この塊の方からこちらのメインの文を修飾させる訳ですから、そうすると
「私はパーティへ行く前に花を何本か買いました。」というような意味になる訳です。
このように、時を表わす接続詞はまずその接続詞とその意味を覚えるという事が一つ。
それから意味を踏まえた上で文の先頭にくる時は”,”を置いてこの塊の中からメインの文へ修飾させる。
文の途中に接続詞+主語、動詞の塊を置く時は”,”を入れずにこの接続詞+主語、動詞の塊からメインの方へ訳していく。
こういった点に注意して学習を進めていって下さい。
それではセクション2に関しては以上となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| このセクションのテーマ |
|
| 従位接続詞とは |
|
| when の意味と注意点 |
|
| 位置とカンマのルール |
|
| 「塊の中から外へ」訳す感覚 |
|
| after の使い方 |
|
| before の使い方 |
|
| 従位接続詞全体のポイント |
|
| No. | 問題 |
|---|---|
| 1 |
このセクションで扱っている接続詞のグループとして正しいものはどれ? A. 等位接続詞(and / but / or など) B. 従位接続詞(when / after / before など) C. 関係代名詞(who / which など) D. 助動詞(can / will など) |
| 2 |
本文の説明に沿うと、従位接続詞のあとに必ず来るものの組み合わせはどれ? A. 名詞+名詞 B. 形容詞+名詞 C. 主語+動詞 D. 動詞+副詞 |
| 3 |
本文中の when の意味として正しいものはどれ? A. いつ(疑問) B. 〜のとき C. 〜まで D. 〜なので |
| 4 |
次の文の訳し方として本文の考え方に最も近いものはどれ? When my sister was born, I was five years old. A. 私が5歳だったとき、妹が生まれました。 B. 私は5歳でした、妹が生まれたら。 C. 妹が生まれたとき、私は5歳でした。 D. 私は妹が生まれたとき5歳になります。 |
| 5 |
本文によると、従位接続詞+主語+動詞の「塊」が果たす役割として正しいものはどれ? A. 名詞を説明する(形容詞の働き) B. 動詞を修飾し、メインの文を説明する C. 文の主語になる D. 文の目的語になる |
| 6 |
When / After / Before の塊を文頭に置いたときのルールとして正しいものはどれ? A. 文頭に来たときは必ずピリオドで終える。 B. 文頭に来たときはカンマ「,」を置く。 C. 文頭に来たときは疑問文の語順にする。 D. 文頭に来たときは主語を省略する。 |
| 7 |
次の文について、本文の説明と合う訳し方はどれ? I was very happy when I met my new sister. A. 私がとても嬉しかったとき、新しい妹に会いました。 B. 新しい妹に会ったとき、私はとても嬉しかった。 C. 新しい妹に会う前に、私はとても嬉しかった。 D. 私は嬉しかったとき、新しい妹に会いました。 |
| 8 |
After I finished dinner, I called her. の文構造について正しい説明はどれ? A. 「After I finished dinner」がメイン文、「I called her」が従位節。 B. 二つの文が and で並んでいる等位接続。 C. 「After I finished dinner」が従位節で、「I called her」がメインの文。 D. After は副詞なので、この文には接続詞がない。 |
| 9 |
I bought some flowers before I went to the party. の意味として本文に沿うものはどれ? A. パーティーに行ったあとで花を買った。 B. 花を買ったあとでパーティーに行くつもりだ。 C. パーティーへ行く前に花をいくつか買った。 D. 花を買う前にパーティーへ行った。 |
| 10 |
従位接続詞の訳し方について、本文の方針に最も近い説明はどれ? A. 常に左から右へそのまま訳す。 B. 接続詞の後ろの動詞だけ先に訳す。 C. 接続詞+主語+動詞の塊をカッコでくくって、その中から外へ向かって訳す。 D. メインの文だけ訳し、従位節は訳さない。 |
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