助動詞の推量と義務|mustshouldmaymighthad better総整理保存版【ニュートレジャーの道案内】
助動詞は、文脈から意味を見分けます
NEW TREASURE STAGE3 Lesson2-1では、must、should、may、mightなどの助動詞を、日本語訳だけで覚えるのではなく、文全体の流れから判断することが大切です。
特に迷いやすいのは、mustを「〜しなければならない」という義務で読むのか、「〜に違いない」という推量で読むのか、またshouldを「〜すべきだ」という助言で読むのか、「〜のはずだ」という推量で読むのかという点です。
このページでは、まずmustとshouldの見分け方を中心に整理し、その後でmay、might、ought to、had betterも含めて、例文・表・クイズで助動詞の使い分けを確認します。
このページの最重要ポイント
- mustの推量は「〜に違いない」です。目の前の状況や知っている事実を根拠に、強く判断するときに使います。
- mustの義務は「〜しなければならない」です。相手に行動を求めている場合は義務として読みます。
- mustの後ろには動詞の原形が来ます。must be、must know、must finishのように使い、must to doやmustsにはしません。
- must notは基本的に「〜してはいけない」という禁止です。「〜ではないに違いない」と訳したいときはcannotを使うのが基本です。
- shouldは、助言なら「〜すべきだ」、予定や根拠からの予想なら「〜のはずだ」と文脈で判断します。
- shouldの後ろにも動詞の原形が来ます。should see、should be、should not worryのように使います。
知りたい内容から確認する
- mustの推量を知りたい人は、「mustの推量は何?義務との違いを先に確認」を確認しましょう。
- mustの後ろの形を知りたい人は、「mustの後ろに来る形」を確認しましょう。
- must notが推量か知りたい人は、「must notは推量?禁止?cannotとの違い」を確認しましょう。
- shouldの意味を知りたい人は、「shouldとは?助言・推量・後ろの形をまとめて確認」を確認しましょう。
- ought toとの違いを知りたい人は、「ought toとmust・shouldの違い」を確認しましょう。
must・shouldの見分け方を先に整理
NEW TREASURE STAGE3 Lesson2-1で特に迷いやすいのは、mustとshouldを「義務・助言」と読むのか、「推量」と読むのかという点です。まずは、検索されやすい意味の違いを先に整理しておきましょう。
| 表現 | 主な意味 | 例文 | 見分け方 |
|---|---|---|---|
| must | 義務「〜しなければならない」 | You must finish your homework. | 相手に行動を求めている。 |
| must | 推量「〜に違いない」 | She must be tired. | 様子や状況を根拠に強く判断している。 |
| should | 助言「〜すべきだ」 | You should see a doctor. | 人に行動を勧めている。 |
| should | 推量「〜のはずだ」 | The train should arrive soon. | 予定や通常の流れから予想している。 |
| must not | 禁止「〜してはいけない」 | You must not go there. | 相手の行動を禁止している。 |
| cannot | 否定の推量「〜のはずがない」 | He cannot be there. | その可能性はないと強く判断している。 |
最初の判断ポイント
相手に行動を求めていれば義務・助言、状況を見て判断していれば推量です。mustは根拠のある強い判断、shouldは予定や通常の流れからの見込みとして考えると整理しやすくなります。shouldは「義務」と呼ばれることもありますが、mustほど強い義務ではなく、相手への助言として考えると分かりやすくなります。
mustの推量は何?義務との違いを先に確認
mustの推量は、目の前の状況や知っている事実を根拠に、話し手が「きっとそうだ」と強く判断するときに使います。日本語では、基本的に「〜に違いない」と訳します。
一方で、相手に何かをするよう求めている場合のmustは、「〜しなければならない」という義務になります。同じmustでも、英文の形だけでなく、文全体の流れを見ることが大切です。
| 見るポイント | 義務のmust | 推量のmust |
|---|---|---|
| 意味 | 〜しなければならない | 〜に違いない |
| 文の働き | 相手に行動を求める | 状況から判断する |
| 例文 | You must be careful. | You must be joking. |
| 訳 | 注意しなければなりません。 | 冗談を言っているに違いありません。 |
You must be careful. は、相手に注意することを求めているため、義務・必要性として読みます。一方、You must be joking. は、相手の発言や状況を見て「冗談を言っているに違いない」と判断しているため、推量として読みます。
同じmust beの形でも、相手への要求なのか、すでにそうだと判断しているのかで意味が変わります。形だけで決めず、前後の文脈を確認しましょう。
must beだけで判断しない
must beの形でも、義務になることも推量になることもあります。You must be quiet.なら相手に静かにすることを求めているため義務、You must be tired.なら相手の様子から判断しているため推量です。
must beとmust doの推量例文
推量のmustは、must beだけでなく、must knowのように一般動詞と一緒にも使えます。
| 形 | 例文 | 訳 | ポイント |
|---|---|---|---|
| must be + 形容詞 | She must be sick because she looks pale. | 彼女は顔色が悪いので、具合が悪いに違いありません。 | 様子を根拠に状態を判断している。 |
| must be + 名詞 | He must be a teacher. He explains everything clearly. | 彼は先生に違いありません。すべてを分かりやすく説明しています。 | 説明の仕方を根拠に立場を判断している。 |
| must be + 場所 | This must be the right bus. | これは正しいバスに違いありません。 | 表示や状況から判断している。 |
| must + 一般動詞 | He must know the answer. | 彼は答えを知っているに違いありません。 | 一般動詞でも推量になる。 |
must have 過去分詞との違い
must beやmust knowは、現在・未来寄りの状況について「〜に違いない」と判断する形です。一方、must have 過去分詞は、過去の出来事について「〜したに違いない」と判断する形です。
このページでの扱い
このページでは、Lesson2-1の理解を優先し、must be、must know、should arriveなどの現在・未来寄りの推量を中心に整理します。must have 過去分詞、should have 過去分詞は、過去の推量・後悔の表現として別に整理すると理解しやすくなります。
mustの後ろに来る形
mustの後ろには動詞の原形が来ます。must to doのようにtoを入れたり、主語が三人称単数だからといってmustsにしたりしません。
結論:must + 動詞の原形
must be、must know、must finish、must not enterのように使います。be動詞も一般動詞も、mustの後ろでは原形にします。
| 形 | 例 | 注意点 |
|---|---|---|
| must be | He must be tired. | be動詞の原形を使う。 |
| must know | He must know the answer. | 一般動詞も原形にする。 |
| must finish | You must finish your homework. | mustの後ろにtoは入れない。 |
| must not enter | You must not enter this room. | 否定はmust not + 動詞の原形。 |
mustの後ろにtoは入れない
must to doは誤りです。mustの直後には、to不定詞ではなく動詞の原形を置きます。
× You must to finish it.
○ You must finish it.
三単現でもmustsにしない
主語がheやsheでも、mustにsはつけません。後ろの一般動詞にも三単現のsはつけず、原形にします。
× He musts know the answer.
× She must knows the answer.
○ He must know the answer.
○ She must know the answer.
must beのbeも原形
must beのbeも動詞の原形です。主語に合わせてisやareに変えないように注意します。
× He must is tired.
○ He must be tired.
must notは推量?禁止?cannotとの違い
must notとcannotは、どちらも否定の形に見えるため混同しやすい表現です。ただし、学習の基本では役割が違います。must notは「〜してはいけない」という禁止、cannotは「〜のはずがない」という否定の推量として整理します。
must notは基本的に禁止
must notを見て、すぐに「〜ではないに違いない」と訳さないようにしましょう。否定の推量を表したい場合は、基本的にcannotを使います。
| 表現 | 意味 | 例文 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| must not | 〜してはいけない | You must not go there. | 相手の行動を禁止している。 |
| cannot | 〜のはずがない | He cannot be there. | その可能性はないと判断している。 |
must not beとcannot beを比べる
must not beは「〜であってはいけない」という禁止・必要性として読むことがあります。一方、cannot beは、根拠をもとに「〜であるはずがない」と判断する否定の推量で使われます。
| 例文 | 訳 | 判断 |
|---|---|---|
| You must not be late. | 遅れてはいけません。 | 相手に遅刻しないことを求めているため、禁止。 |
| He left home early. He cannot be late. | 彼は早く家を出ました。彼が遅れているはずがありません。 | 早く出たという根拠から、遅れている可能性を否定している。 |
| He is always on time. He cannot be late. | 彼はいつも時間どおりです。彼が遅れているはずがありません。 | 普段の行動を根拠に、否定の推量をしている。 |
must notは基本的に禁止として読む
You must not use your phone here.
ここで携帯電話を使ってはいけません。
この文では、携帯電話を使うことを禁止しています。「使わないに違いない」という推量ではありません。
否定の推量にはcannotを使う
He cannot be at home.
彼が家にいるはずがありません。
This cannot be true.
これが本当であるはずがありません。
He cannot be serious.
彼が本気であるはずがありません。
ここまでのmustまとめ
- mustの推量は「〜に違いない」。状況や根拠から強く判断します。
- mustの義務は「〜しなければならない」。相手に行動を求めています。
- mustの後ろは動詞の原形。must be、must know、must finishの形で使います。
- must notは基本的に禁止。否定の推量はcannotで表します。
ここまでのmustの義務と推量、must notとcannotの違いを、動画でも確認できます。1本目の動画はmustを中心に、義務・推量・禁止・否定の推量を整理するための補足として見ると理解しやすくなります。
この動画で確認するポイント
- mustを「義務」と読む場合と「推量」と読む場合の違い。
- must + be + 形容詞でも、文脈によって意味が変わること。
- must notとcannotの違い。
shouldとは?助言・推量・後ろの形をまとめて確認
shouldは、「〜すべきだ」「〜した方がよい」という助言と、「〜のはずだ」という推量を表します。どちらの意味になるかは、文全体の流れから判断します。
shouldの基本
- 助言:You should call him.「彼に電話した方がよいです」
- 推量:He should be at home now.「彼は今、家にいるはずです」
- 後ろの形:should + 動詞の原形
- 否定:should not + 動詞の原形
- 疑問文:Should I …? で「私は〜すべきですか」と助言を求める
shouldの義務と呼ばれる文は、実際には助言として考える
You should see a doctor. のような文は、「医者に診てもらうべきだ」と訳せるため、検索では「shouldの義務」と調べられることがあります。ただし、mustのような強い義務というより、相手に行動を勧める助言として考えると整理しやすくなります。
助言を表すshould
You should see a doctor.
あなたは医者に診てもらうべきです。
You should call him.
彼に電話した方がよいです。
これらの文では、相手に何らかの行動を勧めています。
予定・見込みを表すshould
The train should arrive by noon.
その電車は正午までに到着するはずです。
電車に行動を勧めているのではありません。時刻表や通常の運行状況などを根拠に、到着を予想しています。
He should be at home now.
彼は今、家にいるはずです。
主語が人でも、必ず助言になるわけではありません。この文では、予定や普段の行動などを根拠にして「家にいるはずだ」と予想しています。
She should know the answer because she studied this unit.
彼女はこの単元を勉強したので、答えを知っているはずです。
should beも形だけで判断しない
should beも、文脈によって「〜であるべきだ」と読む場合と、「〜であるはずだ」と読む場合があります。must beと同じように、後ろの形だけで意味を決めないことが大切です。
| 例文 | 訳 | 判断理由 |
|---|---|---|
| You should be kind. | 親切であるべきです。 | 相手に望ましい態度を助言している。 |
| He should be at home now. | 彼は今、家にいるはずです。 | 予定や普段の行動から予想している。 |
| 意味 | 例文 | 見分け方 |
|---|---|---|
| 助言「〜すべきだ」 | You should see a doctor. | 人に行動を勧めている。 |
| 推量「〜のはずだ」 | The train should arrive by noon. | 予定や通常の進行から予想している。 |
主語が人なら助言、物なら推量と機械的に決めることはできません。誰かに行動を勧めているのか、根拠に基づいて状況を予想しているのかを、文全体から判断してください。
shouldの後ろに来る形と否定文
shouldの後ろには、動詞の原形が来ます。should to doやshouldsの形にはしません。助言を表す場合も、推量を表す場合も、後ろの動詞の形は同じです。
結論:should + 動詞の原形
should see、should arrive、should know、should not worryのように使います。
shouldの後ろに来る形
× You should to see a doctor.
○ You should see a doctor.
× She shoulds know the answer.
○ She should know the answer.
should notの意味
should notは、「〜すべきではない」「〜しない方がよい」という意味で使います。must notのような強い禁止とは限らず、相手への助言として使われることがあります。
You should not stay up late.
夜更かししない方がよいです。
You should not worry too much.
あまり心配しない方がよいです。
Should I…? の使い方
Should I …? は、「私は〜すべきですか」「〜した方がよいですか」と相手に助言を求めるときに使います。
Should I call him?
彼に電話すべきですか。
Should I wait here?
ここで待つべきですか。
mustとshouldの推量の違い
ここでは、検索でも特に迷いやすいmustとshouldの2語だけを比べます。どちらも推量を表すことがありますが、判断のしかたが違います。
mustは状況からの強い判断、shouldは予定や通常の流れからの見込みとして考えると整理しやすくなります。
| 表現 | 訳し方 | 根拠の違い | 例文 |
|---|---|---|---|
| must | 〜に違いない | 目の前の状況や強い根拠から判断する。 | The lights are on. He must be home. |
| should | 〜のはずだ | 予定、習慣、通常の成り行きから予想する。 | He usually comes home by six. He should be home now. |
同じ文型でmustとshouldを比べる
| 英文 | 訳 | ニュアンス |
|---|---|---|
| She must be tired. | 彼女は疲れているに違いありません。 | 顔色や様子などから強く判断している。 |
| She should be tired. | 彼女は疲れているはずです。 | 長時間活動したなどの状況から、普通はそうだと考えている。 |
| He must know the answer. | 彼は答えを知っているに違いありません。 | 発言や態度などを根拠に強く判断している。 |
| He should know the answer. | 彼は答えを知っているはずです。 | 勉強した、担当しているなどの理由から予想している。 |
| This must be correct. | これは正しいに違いありません。 | 確認できる根拠から強く判断している。 |
| This should be correct. | これは正しいはずです。 | 確認した流れから、正しいだろうと考えている。 |
STAGE3全体の文法も確認したい方へ
Lesson2-1の助動詞だけでなく、NEW TREASURE STAGE3のほかの文法も続けて確認したい場合は、STAGE3|高校英文法の総まとめもあわせて確認してください。
may・mightの可能性と許可

may / might = 「〜かもしれない」
断定せず、可能性の一つとして述べるときに使います。mayには「〜してもよい」という許可の意味もあるため、文脈で見分けます。
mayもmightも「〜かもしれない」を表しますが、mightの方が少し控えめな可能性として聞こえることがあります。ただし、実際の強さは文脈によって変わるため、まずはmay / mightはどちらも可能性を表すと押さえましょう。
mayの許可と推量を見分ける
| 例文 | 意味 | 見分け方 |
|---|---|---|
| You may use this dictionary. | この辞書を使ってもよいです。 | 相手に許可を与えている。 |
| This answer may be correct. | この答えは正しいかもしれません。 | 正しい可能性を述べている。 |
| It might rain tomorrow. | 明日、雨が降るかもしれません。 | 現在・未来の可能性を表している。 |
mightは「〜かもしれない」
He might be busy.
彼は忙しいかもしれません。
might beは「〜であるかもしれない」と訳します。beの後ろに形容詞や名詞が続くと、状態や立場について可能性を述べる文になります。
mayとmightは確率の数字だけで機械的に分けない
学校文法では、mightはmayより控えめな可能性として説明されることがあります。ただし、実際の英文では、確率を数字で決めて機械的に分けるのではなく、文脈や話し手の自信、丁寧さを見て判断します。
テストで確認するポイント
- mayは「〜かもしれない」と「〜してもよい」の両方があるため、許可か可能性かを文脈で確認する。
- mightは「〜かもしれない」という控えめな可能性として使われることがある。
- 空所補充では、前後の文、話し手の自信、相手への丁寧さを確認する。
may・mightのまとめ
mayは許可「〜してもよい」と可能性「〜かもしれない」の両方で使われます。mightは、現在や未来について「〜かもしれない」と控えめに述べるときに使われることがあります。
must・should・may・mightの推量の違い
ここでは、must、should、may、mightの4語をまとめて比べます。前の見出しではmustとshouldだけを比べましたが、この見出しではmayとmightも含めて、推量全体の違いを整理します。
| 助動詞 | 例文 | 意味 | 話し手の考え方 |
|---|---|---|---|
| must | He must be home now. | 彼は今、家にいるに違いありません。 | 状況から強く判断している。 |
| should | He should be home now. | 彼は今、家にいるはずです。 | 予定や通常の成り行きから予想している。 |
| may | He may be home now. | 彼は今、家にいるかもしれません。 | 可能性の一つとして述べている。 |
| might | He might be home now. | 彼は今、家にいるかもしれません。 | 控えめな可能性として述べていることがある。 |
mustは強い判断、shouldは予定や根拠に基づく見込み、may / mightは可能性を表します。ただし、この順番が常に一定の確率を表すわけではありません。実際の確信の強さは、文脈や話し手の態度によって変わります。
助動詞の推量の強さを動画で確認するときは、各助動詞が示す話し手の判断の強さに注目してください。2本目の動画は、must・should・may・mightの推量の違いを整理するための補足として見ると理解しやすくなります。本文だけでも要点は確認できますが、動画では例文の読み方を補足できます。
この動画で確認するポイント
- must、should、may、mightの推量の違い。
- 「に違いない」「はずだ」「かもしれない」の訳し分け。
- 確信の強さを、単語だけでなく根拠から判断すること。
ought toとmust・shouldの違い
ought toはshouldに近く、助言や妥当な予想を表します。mustは、それよりも強い必要性や強い判断を表しやすい助動詞です。
ought toの推量はshouldに近い
ought toは「〜すべきだ」だけでなく、「〜のはずだ」という推量でも使われます。mustほど強く断定するのではなく、予定や通常の流れから「当然そうなるはずだ」と考える表現として整理しましょう。
ought toはshouldに近いが、mustほど強くない
学校文法や入試の英文では、ought toはshouldに近い表現として扱われることがあります。ただし、mustほど強い命令や必要性ではなく、「そうするのが望ましい」「当然そうなるはずだ」というニュアンスで理解すると整理しやすくなります。
ought toの後ろに来る形
ought toの後ろには、動詞の原形が来ます。ought to check、ought to arriveのように使い、ought checkのようにtoを抜かさないように注意します。
× You ought check it.
○ You ought to check it.
must・should・ought toの推量を比べる
推量として比べる場合は、mustには強い根拠、shouldやought toには予定や通常の流れがあると考えると分かりやすくなります。
| 例文 | 訳 | ニュアンス |
|---|---|---|
| The lights are on. He must be home. | 電気がついています。彼は家にいるに違いありません。 | 目に見える根拠から強く判断している。 |
| He usually comes home by six. He should be home now. | 彼はふだん6時までに帰宅します。今は家にいるはずです。 | 普段の行動から予想している。 |
| He ought to be home by now. | 彼は今ごろ家にいるはずです。 | shouldに近く、当然そうなっているはずだと考えている。 |
ought toの推量は「〜のはずだ」
ought toは、推量ではshouldに近く、「予定や通常の流れから考えて〜のはずだ」と読むことがあります。mustほど強い判断ではなく、妥当な予想として考えると分かりやすくなります。
The bus ought to arrive soon.
そのバスはもうすぐ到着するはずです。
She ought to be at school by now.
彼女は今ごろ学校にいるはずです。
This answer ought to be correct.
この答えは正しいはずです。
否定形のought not toは英文で見かけることがありますが、このページではLesson2-1での基本理解を優先し、ought toの肯定文を中心に整理します。
had betterの意味とshouldとの違い
had betterは「〜した方がいい」と訳されますが、軽い提案ではなく、望ましくない結果を避けるための強めの忠告として使われることがあります。
had betterが強い忠告になる理由
The doctor said to me, “You had better stop smoking.”
医者は私に「あなたはたばこをやめた方がいい」と言いました。
医者が患者に言っているため、単なる軽い提案ではなく、健康上の問題を避けるための強い忠告です。
You had better leave now, or you will miss the last train.
今出発した方がいいです。そうしなければ、最終電車に乗り遅れます。
この文では、最終電車に乗り遅れるという望ましくない結果を避けるため、すぐに出発するよう強く忠告しています。
| 表現 | 例文 | ニュアンス |
|---|---|---|
| should | You should leave now. | 今出発した方がよいという助言。 |
| had better | You had better leave now. | 遅れるなどの悪い結果を避けるための強めの忠告。 |
had better notの形
had betterの否定は、had better not + 動詞の原形です。「〜しない方がいい」と訳します。
You had better not be late.
遅刻しない方がいいです。
| 例文 | 訳 | 違い |
|---|---|---|
| You should not touch that wire. | その電線に触れない方がよいです。 | 一般的な助言。 |
| You had better not touch that wire. | その電線に触れない方がいいです。 | 危険など望ましくない結果を避けるための強めの忠告。 |
助動詞の後ろに来る形まとめ
Lesson2-1で扱う助動詞は、後ろに来る形もあわせて確認しておくと、空所補充や並べ替え問題で迷いにくくなります。基本は、助動詞の後ろには動詞の原形が来るという点です。
| 表現 | 後ろの形 | 例 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| must | 動詞の原形 | must be / must know | must to do、mustsにしない。 |
| should | 動詞の原形 | should see / should arrive | should to do、shouldsにしない。 |
| may | 動詞の原形 | may rain / may be | 許可でも推量でも後ろは原形。 |
| might | 動詞の原形 | might be / might know | 現在・未来の可能性にも使う。 |
| had better | 動詞の原形 | had better leave | 否定はhad better not + 動詞の原形。 |
| ought to | 動詞の原形 | ought to check / ought to arrive | ought checkのようにtoを抜かさない。 |
問題で助動詞を選ぶポイント
空所補充や和訳問題では、助動詞の日本語訳だけでなく、前後の文脈を見て選ぶことが大切です。次のように、文が何をしているのかを確認しましょう。
| 見たいこと | 使いやすい助動詞 | 例 |
|---|---|---|
| 強い義務・必要性 | must | You must finish it today. |
| 強い推量 | must | She must be tired. |
| 助言 | should / ought to | You should check it. |
| 予定からの見込み | should / ought to | The bus should arrive soon. |
| 可能性 | may / might | It might rain tomorrow. |
| 強めの忠告 | had better | You had better leave now. |
テストでの見分け方:訳す前に見るポイント
助動詞の問題では、先に日本語訳を当てはめるより、文が何を表しているのかを確認すると判断しやすくなります。
| 英文 | 見るポイント | 判定 | 訳 |
|---|---|---|---|
| You must be careful. | 相手に注意するよう求めている。 | 義務・必要性 | 注意しなければなりません。 |
| You must be joking. | 発言内容から話し手が判断している。 | 推量 | 冗談を言っているに違いありません。 |
| You must not be late. | 遅刻をしてはいけないと伝えている。 | 禁止 | 遅れてはいけません。 |
| He cannot be late. | 遅れている可能性を否定している。 | 否定の推量 | 彼が遅れているはずがありません。 |
| He should be at home now. | 予定や普段の行動から予想している。 | 推量 | 彼は今、家にいるはずです。 |
和訳で間違えやすい例文
助動詞は、日本語訳だけを暗記していると誤訳しやすくなります。特に、must be、must not、cannot、should、had better notは、文脈を見て訳を決めましょう。
| 例文 | 自然な訳 | 注意点 |
|---|---|---|
| You must be quiet. | 静かにしていなければなりません。 | 相手に静かにすることを求めているので義務。 |
| You must be tired. | あなたは疲れているに違いありません。 | 様子や状況から判断しているので推量。 |
| He cannot be serious. | 彼が本気であるはずがありません。 | cannotは否定の推量を表すことがある。 |
| The train should arrive soon. | その電車はもうすぐ到着するはずです。 | 電車に助言しているのではなく、予定から予想している。 |
| You had better not be late. | 遅刻しない方がいいです。 | 否定はhad better not + 動詞の原形。 |
確認クイズ
ここまで学んだ内容を、短いクイズで確認しましょう。答えを見る前に、義務・助言・推量・禁止のどれに当たるかを考えてみてください。
このクイズで確認すること
- mustが義務か推量かを判定する。
- must notとcannotを訳し分ける。
- shouldを助言か推量かで判断する。
- mayとmightの可能性を読む。
Q1. The lights are on. He must be home. のmustは義務ですか、推量ですか?
推量です。電気がついているという根拠から、「彼は家にいるに違いない」と判断しています。
Q2. You must finish your homework. のmustは義務ですか、推量ですか?
義務です。相手に宿題を終えるよう求めているため、「宿題を終えなければなりません」と訳します。
Q3. He cannot be serious. はどう訳しますか?
「彼が本気であるはずがありません」と訳します。cannotは否定の推量を表すことがあります。
Q4. The train should arrive soon. のshouldは「すべきだ」ですか、「はずだ」ですか?
「はずだ」です。電車に助言しているのではなく、予定や通常の流れから到着を予想しています。
Q5. You should not stay up late. はどう訳しますか?
「夜更かししない方がよいです」と訳します。should notは、相手への助言として使われることがあります。
Q6. It might rain tomorrow. は過去の話ですか?
過去の話ではありません。mightは形としてはmayの過去形として学ぶことがありますが、現在や未来の可能性を表す文でも使われます。
Q7. You ought check it. は正しいですか?
誤りです。正しくは You ought to check it. です。ought toの後ろには動詞の原形が来ます。
Q8. You must be careful. のmustは義務ですか、推量ですか?
義務・必要性です。相手に注意することを求めているため、「注意しなければなりません」と訳します。
Q9. He should be at home now. のshouldは助言ですか、推量ですか?
推量です。相手に行動を勧めているのではなく、予定や普段の行動などから「家にいるはずだ」と予想しています。
Q10. You must not be late. はどう訳しますか?
「遅れてはいけません」と訳します。must not beは、ここでは否定の推量ではなく禁止として読まれます。
よくある質問
mustの推量はどう訳しますか?
mustの推量は、基本的に「〜に違いない」と訳します。目の前の状況や知っている事実を根拠に、話し手が強く判断しているときに使います。
mustの義務と推量はどう見分けますか?
相手に行動を求めている場合は「〜しなければならない」という義務、状況から判断している場合は「〜に違いない」という推量です。You must finish your homework.は義務、You must be tired.は推量です。
mustの後ろは何が来ますか?
mustの後ろには動詞の原形が来ます。must be、must know、must finishのように使い、must to doやmustsにはしません。
mustの後ろにbeが来ると必ず推量ですか?
必ず推量になるわけではありません。You must be quiet.は相手に静かにすることを求めているため義務、You must be tired.は相手の様子から判断しているため推量です。後ろの形だけでなく、文全体を見て判断します。
must notは推量ですか?
この単元の基本整理では、must notは「〜してはいけない」という禁止として読みます。「〜ではないに違いない」と否定の推量を表したい場合は、cannotを使うのが基本です。
must not beはどう訳しますか?
must not beは、文脈によって「〜であってはいけない」と禁止・必要性として読むことがあります。たとえば、You must not be late.は「遅れてはいけません」です。否定の推量なら、基本的にcannot beを使います。
cannotはいつ「〜のはずがない」と訳しますか?
状況や根拠から、その可能性はないと判断している場合に「〜のはずがない」と訳します。たとえば、He left home early. He cannot be late.は「彼は早く家を出ました。彼が遅れているはずがありません」と訳せます。
should beはどう訳しますか?
should beは、文脈によって「〜であるべきだ」とも「〜であるはずだ」とも訳せます。You should be kind.は「親切であるべきです」、He should be at home now.は「彼は今、家にいるはずです」と訳せます。形だけでなく、助言なのか推量なのかを文全体から判断しましょう。
shouldの義務とは何ですか?
shouldは「義務」と呼ばれることもありますが、mustほど強い義務ではありません。学習上は、「〜すべきだ」「〜した方がよい」という相手への助言として考えると分かりやすくなります。
shouldの後ろは何が来ますか?
shouldの後ろには動詞の原形が来ます。should see、should arrive、should knowのように使い、should to doやshouldsにはしません。
should notはどう訳しますか?
should notは「〜すべきではない」「〜しない方がよい」と訳します。must notのような強い禁止とは限らず、相手への助言として使われることがあります。
Should I…? はどう使いますか?
Should I …? は、「私は〜すべきですか」「〜した方がよいですか」と相手に助言を求めるときに使います。Should I call him? は「彼に電話すべきですか」という意味です。
shouldとmustの推量は何が違いますか?
mustは、状況から「きっとそうだ」と強く判断するときに使います。shouldは、予定や通常の流れから「そうなるはずだ」と見込むときに使います。
mustとshouldはどちらが確信が強いですか?
推量では、mustの方が強い判断になりやすいです。shouldは、予定や通常の流れに基づく見込みとして使われます。ただし、確信の強さを数字で機械的に分けるのではなく、前後の文脈を見て判断しましょう。
ought toは推量で使えますか?
使えます。ought toは、推量では「〜のはずだ」と訳せることがあります。意味はshouldに近く、mustほど強い判断ではありません。He ought to be home by now.は「彼は今ごろ家にいるはずです」と訳せます。
ought toとmustは何が違いますか?
ought toはshouldに近く、「〜すべきだ」「〜のはずだ」を表します。mustは、それよりも強い必要性や強い判断を表しやすい表現です。
ought toの後ろは何が来ますか?
ought toの後ろには動詞の原形が来ます。ought to check、ought to arriveのように使います。ought checkのようにtoを抜かさないように注意しましょう。
mightの意味は何ですか?
mightは「〜かもしれない」という可能性を表します。mayより控えめな可能性として説明されることがありますが、実際の強さは文脈によって変わります。
mayとmightはどちらを選べばよいですか?
どちらも可能性を表します。mightの方が控えめに聞こえることがありますが、テストでは前後の文、話し手の自信、丁寧さを見て判断しましょう。
had betterとshouldはどちらが強いですか?
had betterは、望ましくない結果を避けるための強めの忠告として使われることがあります。shouldは、一般的な助言として使われることが多いです。たとえば、You should not touch that wire.よりも、You had better not touch that wire.の方が危険を避けるための強い忠告として伝わりやすくなります。
mustとhave toは同じですか?
義務を表すmustとhave toは、近い意味で使われることがあります。ただし、このページではmustの義務と推量を中心に扱っています。mustには「〜に違いない」という推量の意味もあるため、文脈で判断しましょう。
復習するときの3つの確認
Lesson2-1の助動詞を復習するときは、次の3つを確認しましょう。
- 助動詞の後ろの形を確認する。must、should、may、mightの後ろは動詞の原形です。
- 義務・助言・推量を文脈で分ける。相手に行動を求めているのか、状況から判断しているのかを確認します。
- 否定の形に注意する。must notは基本的に禁止、cannotは否定の推量になることがあります。
まとめ
助動詞は、単語だけで意味を決めるのではなく、文全体の流れから判断します。mustは義務と推量、shouldは助言と推量、mayは許可と可能性を持つため、前後の文脈を丁寧に読むことが大切です。
STAGE3の学習を続けたい方へ
NEW TREASURE STAGE3の文法を続けて確認したい方は、以下のページもあわせて確認してください。
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