英作文を書く前に身に着けるべき2つの力

英作文を書く前の準備

「英作文を書こうとしても、英語がなかなか出てこない」「何から対策すればよいのか分からない」という人は、いきなり長い英文を書く練習を始める前に、まず英作文の土台を確認してみましょう。

英作文を書くために特に重要なのが、「自分で使える語彙」と「英文を組み立てるための文法」です。

単語をたくさん知っていても、自分が伝えたい内容を英語にできなければ文章は作れません。また、単語を並べることができても、文法が不安定だと、自分の意図とは違う英文になってしまうことがあります。

この記事では、英作文を書く前に確認しておきたい「語彙力」と「文法理解」について、どのような状態を目指せばよいのかを整理します。

高校受験の英作文について、時間配分や典型表現なども含めて全体的な進め方を確認したい場合は、英作文のコツ(全体像はこちら)もあわせてご覧ください。

英作文を書く前に確認したい2つの力

英作文では、自分が伝えたい内容を考え、それを英語の文章にする必要があります。そのとき土台になるのが、語彙と文法です。

確認したい力 英作文での役割 確認するポイント
語彙力 伝えたい内容を英語で表現する 基本的な単語を日本語から英語にできるか
文法理解 単語を正しい英文として組み立てる 語順・時制・主語と動詞などを意識して文を作れるか

どちらか一方だけを勉強すればよいわけではありません。語彙と文法の両方を使える状態にしておくことで、実際に英作文を書く練習へ進みやすくなります。

英作文に必要な語彙力を高める

単語を知らなければ、伝えたいことを英文にできない

英作文を書くには、単語を知っていることが不可欠です。

たとえば、「私は放課後に図書館へ行きます」と書きたいとします。このとき、「図書館」を表す library という単語が出てこなければ、伝えたい内容が決まっていても英文を書く手が止まってしまいます。

このように、日本語では書きたい内容が思い浮かんでいるのに、その内容を表す英単語が出てこないことは、英作文でつまずく原因のひとつです。

そのため、英作文が苦手な場合は、英文を書く練習だけを繰り返すのではなく、まず自分が使える単語を少しずつ増やしていくことも大切です。

単語カードや単語帳を使用して、毎日少しずつ単語を覚えていきましょう。

「意味を知っている」から「自分で使える」へ

ただし、単語を単に暗記するだけでなく、その単語がどの文脈で使われるのか、どのようなニュアンスを持つのかを理解することが重要です。

英語を見て日本語の意味が分かるだけでは、英作文でその単語をすぐに使えるとは限りません。

英作文を意識して単語を勉強する場合は、次のような練習も取り入れてみましょう。

  • 英語を見て日本語の意味を確認する
  • 日本語を見て英単語を思い出す
  • 覚えた単語を使って短い英文を作ってみる
  • どのような場面で使う単語なのかを例文と一緒に確認する

特に、日本語から英語へ変換する練習は、実際に英作文を書くときの練習につながります。

最初から難しい単語ばかりを覚えようとする必要はありません。まずは、自分が実際に使用する可能性が高い基本的な語彙を重点的に学び、必要なときに自分で使える状態を目指しましょう。

英文を組み立てるための文法を理解する

単語だけでは正確な英文にならない

英作文を書くためには、文法の理解も欠かせません。

単語を知っていても、それをどのような順番で並べればよいのか分からなければ、正確な英文を作ることは難しくなります。

たとえば、「私はテニスをします」であれば I play tennis. と書けても、「私は昨日テニスをしました」と書く場合には、過去のことなので I played tennis. のように時制を考える必要があります。

このように英作文では、必要な単語を思い出すだけでなく、その場面に合った文法を自分で選びながら英文を組み立てます。

英作文を書くときには、たとえば次のような点を自分で判断する必要があります。

  • 主語と動詞をどのように置くか
  • 現在・過去など、どの時制を使うか
  • 肯定文・否定文・疑問文をどのように作るか
  • 単語をどのような語順で並べるか

英文法の教科書などを利用しながら、まずは基本的な文法ルールを確認しましょう。

文法は暗記するだけでなく「使えるか」を確認する

文法を暗記するだけではなく、なぜそのルールが存在するのか、どのように使われるのかを理解することが大切です。

文法問題では正解できても、自分で英文を作ろうとすると語順や時制に迷うのであれば、知識を英作文で使う練習がまだ必要かもしれません。

学習した文法を使って短い英文を作ったり、その英文がなぜその形になるのかを説明したりすることで、文法の理解を深めることができます。

他の人にも説明できるくらいまで理解できれば、英作文を書くときにも文法を意識しやすくなるでしょう。

英作文を書く練習に進む前のチェックポイント

英作文が苦手だからといって、必ずしも「書く練習の量」だけが不足しているとは限りません。まず、次の項目を確認してみましょう。

  • 基本的な単語を日本語から英語にできる
  • 覚えた単語を使って短い英文を作れる
  • 主語と動詞を意識して英文を組み立てられる
  • 基本的な語順を理解している
  • 現在・過去などの時制を意識できる

これらで何度も手が止まる場合は、いきなり長い英作文に挑戦するより、単語や基本文法の確認と短い英文作りを組み合わせる方が取り組みやすくなります。

一方、基本的な単語や文法を使って短い英文を作れるのであれば、実際の英作文問題や例文を使った練習へ進んでみましょう。

語彙と文法を確認したら、例文を使って英作文につなげる

語彙と文法は、覚えるだけではなく、実際の英文の中で使うことで英作文につながっていきます。

そこで役立つ方法のひとつが、基本的な例文を覚え、その形を利用して自分の伝えたい内容を英文にしてみることです。

たとえば、覚えた例文の一部を別の単語に置き換えて英文を作ることで、語彙と文法を同時に使う練習ができます。

例文を英作文にどう生かすかについては、例文を暗記して英作文を書くベースをつくろうで詳しく紹介しています。語彙と文法の基礎を確認できた人は、次の練習として参考にしてください。

英作文を自分だけで直すのが難しい場合

単語や文法を確認して実際に英文を書き始めると、次に出てきやすいのが「自分の英文が正しいのか分からない」「どこを直せばよいのか判断できない」という悩みです。

自分で英文を書くだけでは、文法や表現の間違いに気づきにくいこともあります。そのような場合は、自分だけで考え続けるのではなく、書いた英文について指導を受けながら学習を進める方法もあります。

当塾では、受験英語に特化した授業を提供しており、個別指導を行っています。

また、オンラインでの授業も行っており、通学の必要がないため、全国どこからでも学習が可能です。受験英語の学習について指導を受けたい方は、開講講座の詳細をご確認ください。

英作文を書く前の準備についてよくある質問

英作文が苦手でも、すぐに書く練習を始めてよいですか?

書く練習を始めること自体はできます。ただし、基本的な単語が出てこない、主語と動詞を使って短い英文を作ることが難しいという場合は、語彙や文法の確認も並行して行うと取り組みやすくなります。

英作文のためには難しい単語をたくさん覚える必要がありますか?

まず意識したいのは、難しい単語を増やすことだけではなく、基本的な語彙を自分で使えるようにすることです。日本語から英語を思い出したり、覚えた単語で短い英文を作ったりして、実際に使える語彙を増やしていきましょう。

文法が苦手な場合は、何から確認すればよいですか?

まずは、主語と動詞、基本的な語順、時制など、英文を組み立てるための基本事項から確認してみましょう。文法問題の答えを覚えるだけではなく、その文法を使って自分で短い英文を作れるかどうかも確認することが大切です。

例文を暗記することは英作文の勉強になりますか?

例文を覚え、その形を利用して別の英文を作る方法は、語彙や文法を実際の英作文につなげる練習のひとつです。例文をそのまま覚えるだけで終わらず、単語を置き換えるなどして自分で英文を作ってみましょう。

まとめ

英作文を書く前に確認しておきたい大きな土台が、語彙力と文法の理解です。

語彙については、単語の意味を知っているだけではなく、日本語から英語を思い出し、自分の英文の中で使えることを目指しましょう。文法についても、ルールを暗記するだけではなく、語順や時制を考えながら自分で短い英文を作れるか確認することが大切です。

「単語が出てこない」「英文の組み立て方が分からない」という段階であれば、まず語彙と文法の基礎を確認します。短い英文を作れるようになってきたら、例文や実際の英作文問題を使った練習へ進んでいきましょう。

次に何を学ぶか迷っている場合は、今の課題に合うページから確認してください。

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