STAGE2 Lesson7-4 現在完了(現在完了の進行形)【ニュートレジャーの道案内】

それではLesson7セクション4を見ていきましょう。
前回までで現在完了形というものの基本的な形は学習しました。
今回のセクションでは、現在完了で且つ進行形、現在完了進行形といったものを見ていきます。
ちょっと言葉だけ聞くと難しそうになるんですが、一種の継続用法だと思って下さい。

こちらの訳を見てみますと、「ずっと何々している」と書かれています。
これは前回のセクション3、現在完了の継続用法と訳としては大体同じです。
ただ、前回見たセクション3の継続用法というのは、主にある状態が続いているといった様子を表していました。
この現在完了進行形というのは、ある動作をずーっと行っているというような意味合いなんです。
ですので、今回出てくる“make”とか“surf”とかあるいは“wait”、これらは全部動作を表わす動詞となります。
この動作を表わすとか状態を表すというのは後半のパートで説明しますので、そちらがよく分からないという方はそちらを見て下さい。
動作を表わす動詞と状態を表わす動詞では大体区別出来ているという方はそのまま聞いていきましょう。
まず形からです。
こちら”have”があります。
現在完了ですから、まずここの部分で”have been”「have + 過去分詞」で現在完了を作っています。
今度はこちらの後半で、ここが「be動詞 + ing」になっていますから、ここの部分で進行形を作っているんです。
なので、現在完了進行形と言われたら基本的な形は「have been ing」といった形になります。
これで、「ずーっとこの動作を続けている」という意味になります。

これで言いますと、”I have been making a poster”「私はずーっとポスター書いています」、”since this morning”「今朝から」となります。
先ほど言ったように継続用法に近いですから、継続用法で使っていた”since”とか”for”という単語はそのまま使う事が出来ます。
そうしますとこちらで「今朝からずーっとポスターを作っているんですよ。」というような意味が出来ます。
また、こちら”Ken has been surfing the internet for an hour.”、ここでも「have been ing」という形になっていまして、”surfing the internet”「ネットサーフィンしている」というような意味になっています。
要するに、「ケンは」”for an hour”「1時間ずっとインターネットをやっています」、まあ「ネットを見ています」というような意味になっています。
このように、「have been ing」という形が作れれば、一旦このセクションというのは完了になります。

答え方に関して見ていくと、”How long”こちらは疑問文があって「どれぐらいの間」”have you been waiting for her”「彼女を待っているんですか」となっていまして、その答え方として”For about forty minutes.”「40分ですよ。」となります。
ここでもちろん”I have been waiting”と書いてもいいですが、ちょっと重複する単語が多くなっちゃいますので、この程度に留めておいて良いかと思います。

そしてこちらが先ほど言った動作を表わす動詞と状態を表わす動詞です。
動作と状態というのは何なんだという所ですが、動作というのは基本的にはその瞬間にやるとか、あるいは自分の意志で止められるというような、いわゆる一般的な動作を表わしています。
逆にこの状態というのは、基本的には一定期間続くような様子とか状態を表します。
例えばですが、be動詞です。
“I am a student.”
「私は生徒です。」
その生徒であるという状態というのは一定期間続く訳ですから、これは“I am a student.”のbe動詞は状態動詞と言う事が出来ます。
逆に先ほど出てきた”make”というのは、「作る」といったら自分の意志で止めたりとかその瞬間に行う事なので、動作動詞と言います。
実はこれは中学校1年生の進行形の際、現在進行形の際に学習している事です。
進行形というのは、基本的に動作動詞でしか作る事が出来ません。
状態動詞で使う事は出来ませんので、そうするとこちらのように”We have been knowing”と書きました。
こちらの”know”は「知る」ではなくて「知っている」です。
「知っている」というのはもちろん一定期間続きます。
例えば、「私はあなたの名前を知っています。と言ったら、それは瞬間的なものではなくて一定期間記憶というものが続く訳ですから、これは状態動詞になります。
そうすると、状態動詞というのは進行形にする事が出来ません。
したがってこの文、”have been knowing”というのはこれは×です、となります。
ここが違う訳です。
なので、状態動詞に関しては基本的に現在完了の継続用法をそのまま使って、「have + 過去分詞」があって、あとは期間を表わす語句を入れます。
このような形で書いていって下さい。
現在完了進行形はちょっと特殊というか、あまり他の単元に登場したりする事は少ないですから、一旦「have been ing」という形を覚えておいて、これはどうやら動作を表わす動詞、進行形に出来る動詞しか使えないんだなという認識で進めていって下さい。
それではセクション4に関しては以上となります。