STAGE2 Lesson8-1 名詞(可算名詞と不可算名詞)【ニュートレジャーの道案内】

Lesson8 セクション1では、可算名詞と不可算名詞を学習します。

バターは英語では基本的に不可算名詞として扱います。日本語では「バターを2つ」と言えそうに感じても、英語では two butters ではなく、two pounds of buttera piece of butter のように、量や容器を表す語を使って数えます。

可算名詞と不可算名詞の違いは、単に「目に見えるかどうか」ではありません。英語では、一定の形をもつものは数えやすく、形が決まりにくいもの・材料や液体のように量でとらえるものは不可算名詞になりやすいと考えます。

このページでは、butterがなぜ不可算名詞になるのかを入口に、可算名詞と不可算名詞の見分け方、不可算名詞に a や複数形の s を付けない理由、homework・money・advice・paper の扱い、さらに a cup of teatwo glasses of wine のような数え方まで例文で確認します。

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可算名詞と不可算名詞の基本

まず、名詞は大きく可算名詞不可算名詞に分けられます。

可算の「可」は可能、「算」は数えるという意味です。つまり、可算名詞は数えることができる名詞です。

英語では、可算名詞か不可算名詞かを考えるときに、一定の形があるかどうかが大切になります。

たとえば、book「本」は表紙があり、ページがあり、おおよその形が決まっています。eraser「消しゴム」や banana「バナナ」も、だいたい思い浮かべる形が決まっています。

このように、形をイメージしやすく、一つ、二つと数えられる名詞には、a / an を付けたり、複数形の s を付けたりします。

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不可算名詞は「数」ではなく「量」で考える

一方で、不可算名詞は数えられない名詞です。

基準の一つは、一定の形がないことです。

たとえば、water「水」はコップに入ればコップの形になり、床にこぼれれば広がります。特定の形をもっていません。

homework「宿題」も、物体として一つの形があるわけではありません。money「お金」も、お札・硬貨・電子上の金額など、形が一つに決まりません。

このような名詞は、英語では数そのものではなく、として考えます。

可算名詞の種類

普通名詞

可算名詞の代表が、普通名詞です。

ここでいう普通名詞とは、同じ種類のものが世界に複数存在している名詞のことです。

  • book(本)
  • desk(机)
  • smartphone(スマホ)
  • banana(バナナ)

これらは一つ、二つと数えられるので、a booktwo books のように表します。

集合名詞

もう一つ、集合名詞があります。

集合名詞は、複数の人や物が集まって一つのグループを作っている名詞です。

  • family(家族)
  • class(クラス)
  • audience(観客)

family は、家族の中に複数の人がいますが、家族という一つのグループとしてとらえることができます。class も、生徒が複数集まった一つのクラスです。

集合名詞の単数扱いと複数扱い

集合名詞では、グループ全体を見るのか、メンバー一人ひとりを見るのかで、動詞の扱いが変わることがあります。

グループ全体として見る場合

My family is large.
→ 私の家族は大家族です。

この文では、family を「私の家族」という一つのグループとして見ています。そのため、be動詞は is になります。

There were over ten families in the shop.
→ そのお店には10家族以上の人たちがいました。

この文では、家族というグループが10以上あると考えるので、families と複数形になります。

メンバー一人ひとりを見る場合

My family are all at home.
→ 私の家族はみんな家にいます。

この場合は、family という単語は単数形ですが、その中のメンバー一人ひとりを思い浮かべています。そのため、are を使うことがあります。

集合名詞は、グループ全体を見るのか、メンバーを見るのかを意識しましょう。

不可算名詞の種類

不可算名詞には、物質名詞・抽象名詞・固有名詞などがあります。ここでは特に、物質名詞と抽象名詞を確認します。

物質名詞

物質名詞は、入れ物や状態によって形が変わるものです。

  • water(水)
  • milk(牛乳)
  • air(空気)
  • paper(紙)
  • butter(バター)

water は一定の形をもちません。milk も液体なので、容器によって形が変わります。air も特定の形をもちません。

paper は日本語では「紙1枚」と数えられそうですが、英語では材料としての paper は不可算名詞です。1枚、2枚と言いたい場合は a sheet of paper のように表します。

butter も同じです。かたまりでも、溶けても、パンに塗られていても butter です。形が一つに決まらないため、基本的に不可算名詞として扱います。

money も不可算名詞

money「お金」も不可算名詞です。

お札や硬貨は数えられますが、money という語そのものは「お金」という概念を表します。英語では one moneytwo moneys とは言いません。

抽象名詞

抽象名詞は、形のない概念を表す名詞です。

  • advice(助言)
  • news(ニュース)
  • music(音楽)

advice は、日本語では「2つのアドバイス」と言えそうに感じます。しかし、英語では advice という物体があるわけではないため、基本的に不可算名詞として扱います。

そのため、advices のように s を付けません。

  • ○ some advice
  • × some advices

some + 不可算名詞

My mother gave me some good advice.
→ 母は私によい助言をいくつかしてくれました。

some は「いくつかの」と訳すこともあれば、「いくらかの」と訳すこともあります。

不可算名詞は数というより量で考えるため、some advice のように使えます。

ただし、some が付いていても、advice は不可算名詞です。そのため、some advices とはしません。

不可算名詞を数える方法

不可算名詞はそのままでは数えませんが、実際には「水を1杯」「牛乳を1本」「バターを2ポンド」のように量を表したい場面があります。

その場合は、容器・単位・量を表す語を使います。

a bottle of milk

I bought a bottle of milk.
→ 私は牛乳を1本買いました。

milk は液体なので不可算名詞です。two milks とはせず、bottle などの容器を使って数えます。

  • a bottle of milk
  • two bottles of milk

複数形の s は、milk ではなく bottle の方に付きます。

two pounds of butter

I bought two pounds of butter.
→ 私はバターを2ポンド買いました。

butter は不可算名詞なので、two butters とはしません。

量を表す pound を使い、2ポンドなら two pounds of butter とします。

不可算名詞を数えるときは、容器・単位の方に s を付け、不可算名詞自体には s を付けません。

a cup of tea / two glasses of wine

飲み物を数えるときも、容器を使います。

  • a cup of tea:紅茶1杯
  • two cups of tea:紅茶2杯
  • a glass of wine:ワイン1杯
  • two glasses of wine:ワイン2杯

tea や wine 自体は不可算名詞です。複数形にするのは cup や glass の方です。

可算名詞と不可算名詞の学習ポイント

可算名詞と不可算名詞は、一つずつ覚える必要もありますが、まずは考え方をつかむことが大切です。

  • 一定の形をもつものは可算名詞になりやすい
  • 液体・気体・材料は不可算名詞になりやすい
  • 考えや情報など形のないものは不可算名詞になりやすい
  • 不可算名詞を数えるときは、容器や単位を使う
  • s を付けるのは、不可算名詞ではなく容器・単位の方

最終的には、たくさんの例文や問題に触れながら、少しずつ覚えていきましょう。

Lesson8 セクション1 名詞の区別まとめ

項目 内容
名詞の大きな区別
  • 可算名詞:数えられる名詞(book, desk, banana など)
  • 不可算名詞:数えられない名詞(water, homework, money など)
  • 可算か不可算かは「一定の形をもつかどうか」で考えると分かりやすい
可算名詞の種類
  • 普通名詞:同じ種類のものが世界に複数ある名詞(book, desk, smartphone など)
  • 集合名詞:複数の人・物の集まりを1つのグループとして表す名詞(family, class, audience など)
  • 可算名詞は a / an-s をつけて数えられる
集合名詞の単数・複数
  • グループ全体として見れば単数扱い:My family is large.
  • メンバー一人ひとりに意識を向けると複数扱い:My family are all at home.
  • 「グループか」「メンバーか」の視点で is / are を選ぶ
物質名詞(不可算)
  • 物質名詞:入れ物や状態で形が変わるもの
    • 液体:water, milk など
    • 気体:air など
    • 材料:paper, butter など
  • 直接「two waters」「two butters」のように数えない
抽象名詞(不可算)
  • 抽象名詞:形のない概念を表す名詞
    • 例:advice, news, music など
  • 形がないので「two advices」のように -s をつけない
不可算名詞の数え方
  • 量・容器で数える
    • a bottle of milk / two bottles of milk
    • a cup of tea / two cups of tea
    • two pounds of butter
    • two glasses of wine
  • -s をつけるのは「容器・単位」側であり、milk / tea / butter / wine 自体にはつけない
  • 量をぼんやり言うときは some + 不可算名詞:some water, some advice など

確認クイズ(10問)

No. 問題(A~D から1つ選びなさい) 正解
1 可算名詞と不可算名詞の主な違いとして最も適切なのはどれか。
A. 発音しやすいかどうか
B. 一定の形をもつかどうか
C. 長い単語かどうか
D. 人を表すか物を表すか

2 次のうち、可算名詞として数えられるものはどれか。
A. water
B. homework
C. money
D. banana

3 次のうち、物質名詞(不可算名詞)として扱われるものはどれか。
A. desk
B. paper
C. smartphone
D. banana

4 抽象名詞(不可算名詞)の例として最も適切なのはどれか。
A. desk
B. music
C. banana
D. glass

5 次のうち、集合名詞にあたるものはどれか。
A. book
B. family
C. banana
D. homework

6 My family are all at home. のように are を使っているときの family のとらえ方として正しいものはどれか。
A. 家族というグループ全体を一つとして見ている
B. 家族のメンバー一人ひとりに注目している
C. 家族は不可算名詞として見ている
D. family は常に単数扱いなので誤りである

7 「母は私にいくつかの助言をしてくれた。」を最も自然に英訳しているものはどれか。
A. My mother gave me some advices.
B. My mother gave me some advice.
C. My mother gave me advices.
D. My mother gave me an advice.

8 「バターを2ポンド買った。」を表すとき、正しい形はどれか。
A. I bought two butters.
B. I bought two pounds of butter.
C. I bought two pound of butters.
D. I bought butters two pounds.

9 「私たちは紅茶を1杯注文した。」を最も自然に表しているものはどれか。
A. We ordered a tea.
B. We ordered one tea cup.
C. We ordered a cup of tea.
D. We ordered tea one cup.

10 「彼らはワインを2杯注文した。」の形として適切なのはどれか。
A. They ordered two wines.
B. They ordered two glass of wine.
C. They ordered two glasses of wine.
D. They ordered two wines of glass.