STAGE3 Lesson3-2不定詞を使った表現(to V原+前置詞)【ニュートレジャーの道案内】


Lesson3セクション2では、不定詞の形容詞的用法について学びます。

不定詞の形容詞的用法とは?

不定詞の形容詞的用法は、名詞を修飾する働きをします。名詞の後ろに置かれた不定詞が、その名詞の内容をさらに具体的に説明します。

新たなポイントについて
不定詞の形容詞的用法では、不定詞内の動詞の前に前置詞が来る場合があります。このとき、前置詞をそのまま残すことが大切です。

【例文】

“Would you give me something hot to drink?”

この文では “to drink” が “something” を修飾しています。動詞 “drink” の前に前置詞が付いている点が特徴です。

【解説】

“Can you lend me something to write with?”

ここでは “to write with” が “something” を修飾しています。”write” の前の前置詞 “with” を残した形になっています。

前置詞の取り扱いに注意
不定詞の中に名詞を戻すときは、もとの前置詞を残す必要があります。例えば「sit on a bench」という場合、名詞 “bench” を不定詞の中に戻すとき、”on” をそのまま残します。

このように、不定詞の形容詞的用法では、前置詞を正しく扱うことが重要です。


後半の学習内容

後半では、「自動詞 + to 不定詞」という形の表現に焦点を当てます。これは半分熟語のようなものです。

“came to” の用法

まず最初に挙げられるのが、「came to 原形」あるいは「get to 原形」という形式です。”came”は元々「来る」という意味ですが、「came to 動詞の原形」となると、「何々するようになる」という変化を表わします。

例えば、Micheal came to realize the importance of teamwork. では、realizeは「気付く」という意味で使用されています。「マイケルはチームワークの重要さについて実感するようになりました」と訳されます。ここで「came to」は「何々にするようになる」という意味を持ちます。

“seem to” と “appear to” の用法

同様に、”seem”や”appear”の後に「to 不定詞」が続く形式もあります。これらは両方とも「なんとかに見える」という意味を持ちます。

例えば、George seems to like the novel by the writer. では、”seem to”が使われています。「ジョージはその作家による小説が好きなように見える」という意味です。

このように、”came to”や”seem to”に関しては、熟語として捉えれば難しいものではありません。しかし、前半の形容詞的用法と同様にしっかりと学習しておくことが重要です。

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不定詞の形容詞的用法まとめ

項目 説明
不定詞の形容詞的用法とは 名詞を修飾し、具体的な意味を付け加える
前置詞の取り扱い 不定詞内の動詞の前にある前置詞は保持される
例文1 Would you give me something hot to drink? (何か温かい飲み物をくれませんか?)
例文2 Can you lend me something to write with? (何か書くものを貸してくれますか?)
came to の用法 「came to + 動詞の原形」で「~するようになる」
seem to / appear to の用法 「~のように見える」という意味

クイズ

問題 選択肢 正解
1. 不定詞の形容詞的用法の役割は? A. 動詞を修飾する
B. 形容詞を修飾する
C. 名詞を修飾する
D. 副詞を修飾する
2. 「He came to understand the problem.」の意味は? A. 彼は問題を理解するようになった
B. 彼は問題を理解していない
C. 彼は問題を理解しない
D. 彼は問題を解決した