STAGE3 Lesson3-2不定詞を使った表現(to V原+前置詞)【ニュートレジャーの道案内】

前置詞の to と不定詞の to は、形が同じなので混ざりやすい単元です。

特に、something to write witha bench to sit on のように、不定詞の後ろに withon が残る形で間違いが出やすくなります。

また、came to realize は「実感するようになった」、seem toappear to は「〜のように見える」という意味になり、単語ごとの直訳だけでは読み取りにくい表現です。

このページで確認する内容

  • to drinkto write with の違い
  • something to write withwith を残す理由
  • a bench to sit onon を残す理由
  • came to + 動詞の原形 の意味
  • seem to / appear to の訳し方

STAGE3の英文法(時制・助動詞・不定詞など)の全体像は、STAGE3|高校英文法の総まとめで確認できます。

不定詞の形容詞的用法とは?

不定詞の形容詞的用法は、名詞を後ろから説明する働きです。

名詞のあとに to + 動詞の原形 を置き、「〜するための」「〜すべき」「〜する」という意味で名詞を説明します。

例文

Would you give me something hot to drink?

何か温かい飲み物をくれませんか。

この文では、to drinksomething hot を説明しています。

something hot は「何か温かいもの」、to drink は「飲むための」という意味を加えています。

to write with で with を残す理由

次の文を見てください。

Can you lend me something to write with?

何か書くものを貸してくれますか。

この文では、to write withsomething を説明しています。

ここで大切なのは、write with something という関係です。「何かを使って書く」という意味なので、with が必要です。

  • something to write with
  • × something to write(「何を使って書くのか」が抜ける)

a bench to sit on で on を残す理由

同じ考え方で、sit on a benchon も残します。

a bench to sit on

座るためのベンチ

sit は「座る」という意味ですが、「ベンチに座る」と言うときは sit on a bench になります。

そのため、不定詞で名詞を説明するときも、on を消さずに a bench to sit on とします。

元の関係 不定詞の形 意味
drink something something to drink 飲むもの
write with something something to write with 書くために使うもの
sit on a bench a bench to sit on 座るためのベンチ

後半の学習内容

後半では、came toseem toappear to のように、動詞の後ろに不定詞が続く表現を確認します。

これらは、語のまとまりとして意味を覚えると読み取りやすくなります。

came to + 動詞の原形

came to + 動詞の原形 は、「〜するようになった」という意味を表します。

came はもともと「来た」という意味ですが、came to realize のようになると、「実感するようになった」「分かるようになった」という変化の意味になります。

Michael came to realize the importance of teamwork.

マイケルはチームワークの重要さを実感するようになりました。

ここでは、came to realize を「実感するようになった」と捉えます。

came to のあとには、動詞の原形が続きます。

seem to と appear to

seem to + 動詞の原形appear to + 動詞の原形 は、どちらも「〜するように見える」「〜らしい」という意味です。

George seems to like the novel by the writer.

ジョージはその作家の小説が好きなように見える。

seems to like は「好きなように見える」と訳します。

appear to be のように be が続く場合もあります。

  • He appears to be tired.(彼は疲れているように見える)
  • She seems to know the answer.(彼女は答えを知っているようだ)

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Lesson 3 セクション2:不定詞の形容詞的用法と自動詞 + to 不定詞

まとめ

ポイント 説明
不定詞の形容詞的用法
  • 名詞のあとに置かれて、その名詞の内容を具体的に説明する用法
  • 「~するための~」「~すべき~」のように訳されることが多い
  • 例:something to drink, something to write with
前置詞の扱い
  • 元の関係にあった前置詞は、不定詞にしても残す
  • 例:sit on a bench → a bench to sit on
  • 例:something to write with(with を消さない)
形容詞的用法の例文
  • Would you give me something hot to drink?
    何か温かい飲み物をくれませんか。
  • Can you lend me something to write with?
    何か書くものを貸してくれますか。
came to + 動詞の原形
  • came to + 動詞の原形=「~するようになる」
  • 変化のニュアンスを表す
  • 例:Michael came to realize the importance of teamwork.
    マイケルはチームワークの重要さを実感するようになった。
seem to / appear to
  • seem to + 動詞の原形 / appear to + 動詞の原形
  • どちらも「~のように見える」「~らしい」という意味
  • 例:George seems to like the novel by the writer.
    ジョージはその作家の小説が好きなように見える。
自動詞 + to 不定詞
  • came to / get to / seem to / appear to などは、まとまりとして意味を覚える
  • 文法的には「自動詞 + to 不定詞」だが、単独の動詞に近い感覚で理解するとよい
  • 前半の「不定詞の形容詞的用法」と分けて確認すると混乱しにくい

よくある質問

Q. something to write with の with はなぜ必要ですか?

もとの関係が write with something だからです。「何かを使って書く」という意味なので、with を残して something to write with とします。

Q. a bench to sit on の on は消せますか?

消せません。もとの関係は sit on a bench です。そのため、名詞を前に出して説明するときも on を残します。

Q. came to は「来た」と訳しますか?

came to + 動詞の原形 の場合は、「〜するようになった」と訳すことが多いです。例:came to realize は「実感するようになった」です。

クイズ(10問)

問題 選択肢 正解
1. 不定詞の形容詞的用法の主な役割はどれ? A. 動詞を修飾する
B. 形容詞を修飾する
C. 名詞を修飾する
D. 文全体を修飾する

2. 次のうち、不定詞の形容詞的用法を含む文はどれ? A. I want to study English.
B. I have something to drink.
C. He went to the park.
D. She seems happy.

3. 「Can you lend me something to write with?」について正しい説明はどれ? A. to write が主語を修飾している
B. to write with が something を修飾している
C. with は消してよい前置詞である
D. to write with 全体が副詞的用法である

4. 「sit on a bench」を使って「座るためのベンチ」と言いたい。正しい英語はどれ? A. a bench to sit
B. a bench to sit it
C. a bench to sit on
D. a bench on sit

5. 「He came to understand the problem.」の意味として最も近いものはどれ? A. 彼は問題を理解したところへ来た。
B. 彼は問題を理解しようとしているところだ。
C. 彼は問題を理解するようになった。
D. 彼は問題を理解しに来た。

6. 「~するようになる」という変化を表す表現として適切なのはどれ? A. came to + 動詞の原形
B. used to + 動詞の原形
C. must + 動詞の原形
D. has to + 動詞の原形

7. 「seem to + 動詞の原形」の基本的な意味はどれ? A. ~しなければならない
B. ~することをやめる
C. ~するように見える / ~らしい
D. ~するつもりだ

8. 「George seems to like the novel by the writer.」の訳として最も適切なのはどれ? A. ジョージはその作家の小説を好きだと言った。
B. ジョージはその作家の小説を読むことができる。
C. ジョージはその作家の小説が好きなように見える。
D. ジョージはその作家の小説をこれから読むつもりだ。

9. 次のうち、「自動詞 + to 不定詞」がまとまりとして働いているものはどれ? A. decided to go
B. wanted to study
C. came to understand
D. tried to help

10. 次の文の意味として正しいものはどれ?
He came to like soccer.
A. 彼はサッカーを好きだと言いに来た。
B. 彼はサッカーを好きになるようにした。
C. 彼はサッカーを好きなように見える。
D. 彼はサッカーが好きになるようになった。