英語を個別指導で学ぶのって意味あるの?(文法編)【ニュートレジャーの道案内】

現在完了や受動態を習っても、説明を聞いた直後だけ分かった気がして、問題になると使えない。英文法でよく起きる悩みです。

英文法は、単元名を覚えるだけではなく、文の形、意味、品詞、前後の単元とのつながりまで見ていく必要があります。そのため、集団授業や映像授業の説明が合わないと、理解が浅いまま先へ進んでしまうことがあります。

このページでは、中高生が英文法を個別指導で学び直す意味を、塾講師の教え方の観点から説明します。特に、説明の入口を変えること、原因になっている単元まで戻ることの2点を中心に見ていきます。

英文法を個別指導で学ぶ意味

  • 複数の角度から説明できる(自分に合う理解の入口を探せる)
  • つまずいた単元まで戻れる(原因を見つけて土台から学び直せる)

英文法だけでなく、受験英語全体の進め方や個別指導の考え方も含めて確認したい場合は、Re-Writeの全体像はこちらをご覧ください。

塾講師の英語文法の教え方|説明の入口と戻る範囲を決める

説明の入口を選ぶ(意味/形/品詞・役割)

英文法は、「意味」「形」「品詞・役割」など、複数の入口から説明できます。どこから入るかによって、理解のしやすさは大きく変わります。

たとえば、現在完了なら「過去から今までのつながり」という意味から入る方法もあれば、「have+過去分詞」という形から入る方法もあります。受動態なら、「される」という意味から入ることも、be動詞+過去分詞という形から入ることもできます。

原因単元まで戻る範囲を決める(中1・中2の土台)

現在の単元だけでなく、中1・中2の基礎まで視野に入れて戻る範囲を決めることが、個別指導では重要になります。

現在完了が分からない原因が過去分詞にある場合もあれば、そもそも一般動詞の過去形やbe動詞の文があいまいな場合もあります。受動態が分からない場合も、過去分詞だけでなく、主語と目的語の関係まで戻る必要があることがあります。

英文法が腑に落ちないときに起きていること

英文法には、日本語にない概念や、見た目が複雑な構造が多く含まれます。とくに現在完了・受動態・関係詞・分詞・仮定法などは、説明のされ方によって理解のしやすさが変わりやすい分野です。

「同じ文法事項でも、説明の仕方は複数通りある」

集団授業や映像授業では、多くの人に伝わりやすい“標準的な説明”が選ばれます。一方で、その説明が自分の理解の入口と合わないと、分からないまま授業が先に進みやすくなります。

現在完了・受動態・関係詞などは説明次第で理解が変わる

これらの単元は、最初の説明が合わないと、その後も苦手意識が残りやすくなります。

「現在完了=have+過去分詞」とだけ覚えても、なぜ現在と関係があるのかが分からなければ、訳し分けで困ります。受動態も「be動詞+過去分詞」とだけ覚えると、能動態との関係が見えにくくなります。

集団・映像は入口が合わないまま進みやすい

全員に合わせた説明になりやすいため、個々の理解との差が生まれやすくなります。

授業を聞いているときは分かったように感じても、問題を解くと手が動かない場合は、理解の入口が合っていない可能性があります。

個別指導 英語が効く理由1:説明の入口を切り替えて納得まで持っていける

集団・映像だと起きやすい「分かった人前提」の進行

集団・映像の形式では、全員が理解したかを一人ずつ確認して進めるのは難しく、「分からない点が残ったまま次へ」という状況が起きやすくなります。

  • この角度の説明では分からない
  • 別の角度なら分かる

というタイプの学習者にとって、理解の機会が不足しがちです。

個別指導なら「分かったか」を確認しながら説明を切り替えられる

個別指導は、生徒の理解度を見ながら進められます。ある説明で腑に落ちなければ、別の説明へ切り替え、納得できる入口に当たるまで調整できます。

「こっちからの説明が分からなければ、では別の角度から説明しよう」

たとえば、同じ内容でも次のように入口が変えられます。

  • 意味で理解する:状況・時間のイメージから入る
  • 形で理解する:構造・語順から入る
  • 品詞・役割で理解する:文の中での働きや修飾関係で考える

定着の進め方は、英文法の定着の進め方|1冊主義と反復でも整理しています。

苦手単元ほど説明の相性が重要になる

苦手単元ほど、同じ説明を何度も聞くだけでは変化が出にくいことがあります。

その場合は、「例文から入る」「図で考える」「日本語との違いから入る」「品詞で分ける」など、説明の入口を変えることが有効です。個別指導では、この切り替えをその場で行いやすくなります。

個別指導 英語が効く理由2:原因の単元まで戻って穴を埋められる

英語が苦手になるときは土台の穴が積み上がる

多くの場合、中1・中2の文法の理解不足が起点になっています。

「中1・中2が原因でだんだん分からなくなる」

たとえば、現在完了が分からない生徒の中には、過去分詞だけでなく、現在形・過去形・助動詞の理解があいまいな場合があります。関係代名詞で苦しむ場合も、主語・動詞・目的語の見分けが十分でないことがあります。

高校生ほど戻る判断が難しい

高校生になると、文法項目が増え、どこから分からなくなったのかを自分で判断しにくくなります。

「今やっている単元が分からない」と感じていても、本当の原因は前の学年の単元にあることがあります。自己判断だけでは、その原因を見落としやすくなります。

個別指導なら必要な地点まで戻ってやり直せる

原因が分かれば、そこから効率よく学び直せます。

「三単現からやり直そう」

一見遠回りに見えても、原因になっている単元まで戻ることで、その後の理解が早くなることがあります。

個別指導での進め方(例)

  1. 理解度を確認する
  2. 分かる単元と分からない単元の境目を探す
  3. 原因になっている単元を補強する
  4. 元の単元へ戻ってもう一度解く

個別指導の効果を上げるために最初に決めておくこと

どこから分からないかを判定してもらう

講師による客観的な判定が、効率を高めます。

「現在完了が苦手」と言っても、原因は過去分詞、時制、一般動詞、be動詞などさまざまです。自分では現在完了が苦手だと思っていても、実際には中1文法に戻ったほうがよい場合もあります。

説明の希望は遠慮なく出す

自分に合う説明を見つけることが、定着につながります。

「意味から説明してほしい」「形を先に見たい」「例文を増やしてほしい」など、理解しやすい説明の希望があれば、最初に伝えておくと授業の効果が上がりやすくなります。

伝えておくと効果が上がりやすい情報

  • 苦手分野
  • 学校や塾で使っている教材
  • 現在の進度
  • ミスしやすい問題形式
  • 説明で分かりにくかった経験

STAGE2総括|復習ポイント整理も参考になります。

まとめ:英文法の個別指導で得られる2つの利点

  • 説明の入口を合わせられる
  • 原因まで戻って補強できる

英文法は、単元名だけを覚えるのではなく、「なぜその形になるのか」「どこで分からなくなったのか」を確認することで理解が深まります。

個別指導では、生徒ごとに説明の入口を変えたり、必要な単元まで戻ったりしながら学習を進められます。文法で伸び悩んでいる場合は、今の単元だけでなく、その前にある土台まで確認することが重要です。

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