SVOCとは?例文で分かる第5文型【STAGE2 Lesson3-3ニュートレジャーの道案内】

SVOCとは、S(主語)・V(動詞)・O(目的語)・C(補語)の順に並ぶ第5文型です。Cが、Oの名前・役割・性質・状態などを説明します。

たとえば、They call me Beth.では、meがO、BethがCです。Bethはmeの呼び名を表しているため、OとCの間に「me=Beth」と考えられる関係があります。

SVOCの要点

  • S=Subject(主語)
  • V=Verb(動詞)
  • O=Object(目的語)
  • C=Complement(補語)
  • Cは、Oの名前・役割・性質・状態などを説明する。
  • 「OはCである」と考えられるか、動作の結果として「OがCになる」かを確認すると見分けやすい。

このページでは、NEW TREASURE STAGE2の学習内容に合わせて、Cに名詞や形容詞が入るSVOCの基本例を中心に説明します。

NEW TREASURE STAGE2|中2英文法 総括+Lesson一覧

動画ではSVOCの全体像を説明しています。本文では、SVOCの意味、例文、見分け方、よく使う動詞、SVOOとの違いを順番に確認できます。

SVOCとは?S・V・O・Cは何の略?

SVOCは、英語の文を構成する要素の頭文字を並べたものです。

※表は横にスクロールして確認できます。

記号 英語 日本語 文中での役割
S Subject 主語 「誰が・何が」に当たる語
V Verb 動詞 動作や状態を表す語
O Object 目的語 動作の対象となる語
C Complement 補語 Oの名前・役割・性質・状態などを説明する語

基本語順は、S+V+O+Cです。動詞に応じて、「SはOをCとVする」「SはOをCの状態にVする」などと考えます。

They call me Beth.をS・V・O・Cに分ける

※表は横にスクロールして確認できます。

英文の語 They call me Beth
文の要素 S V O C
役割 主語 動詞 目的語 補語C
(目的格補語)
意味 彼らは 呼ぶ 私を ベスと

Bethがmeの呼び名を説明しているため、この文はSVOCです。日本語では「彼らは私をベスと呼ぶ」と訳します。

SVOCの基本語順と訳し方

SVOCでは、CがOについての情報を補います。Cの前に「と」「に」「だと」などを入れると、日本語訳を考えやすくなります。

  • 私をベス呼ぶ
  • 犬をポチ名付ける
  • ベスをキャプテンする
  • その番組を退屈だと思う

「OとCがイコール」の意味

数学のように、OとCが完全に同じ意味になるということではありません。CがOの名前・役割・性質・状態を説明したり、動作後にOがどのような状態になったかを表したりします。

Cが名詞になる例

Cに名詞が入る場合は、Oの名前や役割を表すことが多くあります。

They call me Beth.

S:They / V:call / O:me / C:Beth

Bethはmeの呼び名を表します。

訳:彼らは私をベスと呼ぶ。

I named the dog Pochi.

S:I / V:named / O:the dog / C:Pochi

Pochiはthe dogに付けた名前です。

訳:私はその犬をポチと名付けた。

We made Beth the captain.

S:We / V:made / O:Beth / C:the captain

動作の結果、Bethがthe captainという役割になりました。

訳:私たちはベスをキャプテンにした。

Cが形容詞になる例

Cに形容詞が入る場合は、Oの性質や状態を説明します。

We found the TV program boring.

S:We / V:found / O:the TV program / C:boring

boringがthe TV programに対する評価を表します。

訳:私たちはそのテレビ番組を退屈だと思った。

The news made me happy.

S:The news / V:made / O:me / C:happy

知らせを受けた結果、meがhappyな状態になったことを表します。

訳:その知らせで私はうれしくなった。

Please keep the door open.

S:省略されたyou / V:keep / O:the door / C:open

the doorをopenな状態に保つことを表します。

訳:ドアを開けたままにしてください。

keep+O+形容詞は、Oをある状態に保つ表現です。学習範囲に応じて、発展例として確認してください。

SVOCの見分け方

SVOCかどうかは、動詞だけで決めるのではなく、動詞の後ろに置かれた語の関係から判断します。

  1. 主語Sと動詞Vを見つける
    誰が・何が、どのような動作をしているのかを確認します。
  2. 動詞の後ろから目的語Oを見つける
    動作の対象となる人や物を探します。
  3. Oの後ろの語がOを説明しているか確認する
    名前、役割、性質、状態などを表していれば、Cである可能性があります。
  4. OとCの意味上の関係を確認する
    「OはCである」と考えられるか、動作の結果として「OがCになる」と考えられるかを確認します。

OとCをbe動詞でつなぐときの注意点

They call me Beth.のmeとBethの関係は、I am Beth.と置き換えて確認できます。

meは動詞の目的語として使われる目的格です。確認のために主語へ直すときは、主格のIに変えます。

※表は横にスクロールして確認できます。

目的格 主格 確認の形
me I I am …
him he He is …
her she She is …
them they They are …

makeのように変化を表す場合は、最初からOがCだったとは限りません。We made Beth the captain.では、「動作の結果、Bethがthe captainになった」と考えます。

SVOCでよく使う動詞

第5文型で使われる動詞は、OとCの関係によって次のように整理できます。ただし、同じ動詞が常にSVOCになるわけではありません。

※表は横にスクロールして確認できます。

種類 動詞 基本的な意味
呼び名や名称 call、name OをCと呼ぶ・名付ける call me Beth
状態や役割の変化 make OをCの状態や役割にする make me happy
状態の維持 keep OをCの状態に保つ keep the door open
判断や評価 find OがCだと分かる・思う find the book useful

call・name

CにOの呼び名や名前が入ります。call+O+Cは「OをCと呼ぶ」、name+O+Cは「OをCと名付ける」という意味です。

make・keep

makeはOをCの状態や役割に変化させ、keepはOをCの状態に保ちます。変化と維持の違いに注意してください。

find

find+Oでは「Oを見つける」、find+O+Cでは「OがCだと分かる・思う」という意味になります。

同じ動詞でもSVOCにならない場合

動詞の名前だけでは文型を判断できません。動詞の後ろにある語の数と関係を確認します。

callの比較

SVO:I called him.
himを説明するCはなく、「私は彼に電話した」という意味です。

SVOC:I called him Tom.
Tomがhimの呼び名を説明し、「私は彼をトムと呼んだ」という意味です。

findの比較

SVO:I found my bag.
my bagまでで内容が成立し、「私は自分のかばんを見つけた」という意味です。

SVOC:I found the book useful.
usefulがthe bookに対する評価を表し、「私はその本が役に立つと思った」という意味です。

makeの比較

SVO:She made a cake.
a cakeがmakeの目的語で、「彼女はケーキを作った」という意味です。

SVOC:The news made me happy.
happyがmeの状態を説明し、「その知らせで私はうれしくなった」という意味です。

第4文型と第5文型を、Beth made the team chocolate cookies.とWe made Beth captain of our team.で比較した図

SVOOとSVOCの違い

SVOOとSVOCは、どちらも動詞の後ろに2つの要素が続きます。違いは、後ろの2つの要素の関係です。

  • SVOO:動詞の後ろに2つの目的語が続き、1つ目が受け取る人や相手、2つ目が渡す物や作る物などを表す。
  • SVOC:CがOの名前・役割・性質・状態などを説明する。

※表は横にスクロールして確認できます。

英文 後ろの2要素 関係 文型
She gave me a book. me / a book meは受け取る人、a bookは渡す物 SVOO
Beth made the team chocolate cookies. the team / chocolate cookies the teamは作ってあげる相手、chocolate cookiesは作った物 SVOO
We made Beth the captain. Beth / the captain 動作の結果、Bethがthe captainになった SVOC

動詞の後ろに名詞が2つ続いていても、すぐにSVOOと決めてはいけません。2つ目の語が1つ目の語を説明している場合は、SVOCです。

SVOOとの違いを詳しく確認する

第4文型の語順や目的語同士の関係を復習したい場合は、SVOOの解説を見るもあわせて確認してください。

Lesson3 セクション3(第5文型)まとめ

まとめ
  • SVOCは、S+V+O+Cの順に並ぶ第5文型。
  • Cは、Oの名前・役割・性質・状態や、動作後の結果を説明する。
  • このページで扱った基本例では、Cに名詞や形容詞が入る。
  • 「OはCである」または「OがCになる」と考えられるかを確認する。
  • 目的格を主語に直して確認するときは、meをIにするなど主格へ変える。
  • 動詞だけで決めず、動詞の後ろに置かれた語の関係から文型を判断する。

Lesson3 セクション3 クイズ(第5文型)

各問題の「正解と解説を見る」を開くと、答えと判断の根拠を確認できます。

問題1:SVOCは何の略ですか。

  1. Subject・Verb・Object・Complement
  2. Subject・Voice・Order・Clause
  3. Sentence・Verb・Object・Connection
  4. Subject・Verb・Order・Content
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正解:A

SはSubject、VはVerb、OはObject、CはComplementの略です。

問題2:They call me Beth.の正しい分け方はどれですか。

  1. S=They / V=call / O=me / C=Beth
  2. S=They / V=call / O=Beth / C=me
  3. S=They / V=call me / O=Beth / Cなし
  4. S=They / V=call / Oなし / C=me Beth
正解と解説を見る

正解:A

Bethがmeの呼び名を説明しているため、meがO、BethがCです。

問題3:We named the cat Momo.のCはどれですか。

  1. We
  2. named
  3. the cat
  4. Momo
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正解:D

Momoは、Oであるthe catに付けた名前を表しています。

問題4:I found my bag.とI found the book useful.の違いとして正しいものはどれですか。

  1. どちらもSVOである。
  2. どちらもSVOCである。
  3. 前者はSVO、後者はSVOCである。
  4. 前者はSVOC、後者はSVOである。
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正解:C

後者では、usefulがthe bookに対する評価を説明しています。

問題5:The news made me happy.のOとCはどれですか。

  1. O=The news / C=made
  2. O=me / C=happy
  3. O=happy / C=me
  4. O=made / C=me
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正解:B

happyが、知らせを受けたあとのmeの状態を説明しています。

問題6:次のうち、SVOCの文はどれですか。

  1. She gave me a book.
  2. I bought a new bike.
  3. We made Beth the captain.
  4. They live in Tokyo.
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正解:C

BethがO、the captainがCで、動作の結果としてBethがcaptainになったことを表します。

問題7:Beth made the team chocolate cookies.がSVOOになる理由はどれですか。

  1. the teamとchocolate cookiesが同じものだから。
  2. the teamとchocolate cookiesが同じものではないから。
  3. makeは必ずSVOOを作る動詞だから。
  4. Bethが複数形だから。
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正解:B

the teamは作ってあげる相手、chocolate cookiesは作った物です。2つは同じものではないためSVOOです。

問題8:They call me Beth.のmeをIに直して確認する理由は何ですか。

  1. meは複数形だから。
  2. Bethが動詞だから。
  3. meは目的格なので、主語にするときはIに直すから。
  4. callの後ろでは必ずIを使うから。
正解と解説を見る

正解:C

meは目的語として使う形です。確認文の主語にするときは、主格のIへ直します。

クイズ後に次の進み方を選ぶ

SVOCの問題で迷った場合は、SVCやSVOOとの違いに戻ると、補語と目的語の役割を整理しやすくなります。

SVOCでよくある質問

SVOCは何の略ですか。

Subject、Verb、Object、Complementの略で、主語・動詞・目的語・補語を表します。

SVOCのOとCには何が入りますか。

Oには動作の対象となる名詞や代名詞などが入ります。このページで扱った基本例では、CにOの名前・役割を表す名詞や、Oの性質・状態を表す形容詞が入ります。

OとCは完全に同じ意味ですか。

完全に同じ意味ではありません。CがOについての名前・役割・性質・状態や、動作後の結果を説明します。

SVOCとSVOOはどう見分けますか。

SVOOでは、動詞の後ろに2つの目的語が続き、1つ目が受け取る人や相手、2つ目が渡す物や作る物などを表します。2つ目の語が1つ目の語の名前・役割・性質・状態を説明している場合はSVOCです。

makeの後ろがSVOCになる場合とSVOOになる場合はどう違いますか。

OがCの役割や状態になる場合はSVOCです。makeの後ろに、作ってあげる相手と作った物という2つの目的語が続く場合はSVOOです。

文型を理解しても英文の中で判断しにくい場合

文型の基本から整理したい場合と、長文の中で文型を見抜けるようにしたい場合では、必要な練習が異なります。