英語の基本的な勉強方法

受験英語
学習の順番

英語は「順番」を決めると伸び始める

英語の力をつけたいけれど、そもそも何から手をつけたら良いのか分からないという場面を多く目にします。
ここで遠回りになりやすいのが、単語・文法・長文・リスニングを同時に始めて、どれも中途半端になるパターンです。
英語は積み上げ式なので、基礎固めを「やる順番」と「確認の仕方」まで決めておくと、同じ学習時間でも伸び方が変わります。
以下の順番で学習をすすめてみましょう。

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最初にズレるポイントは「何をゴールにするか」

英語学習の最初の悩みは、「単語を増やすべきか」「文法をやるべきか」「長文を読めば伸びるのか」など、
取り組みが散らかることから始まります。散らかると、達成感が出にくく、学習が続きません。
だから最初はゴールを小さく切って、反復できる形にします。

短期ゴール
単語と文法を「テストで取れる状態」にする
中期ゴール
長文で内容が追え、設問の根拠が拾える
長期ゴール
過去問で時間内に安定して得点できる

目標が決まると、次にやるべき順番が決まります。英語は語彙→文法→長文→リスニングの流れで土台が強くなります。
逆に、この順番が崩れると「長文を読んでも分からない」「聞いても意味が出ない」が起きやすくなります。
まずは土台を作り、そこから読解・リスニングへ広げていきましょう。

語彙力を身につける

まずは英単語を覚えましょう。英単語は一気に勉強をしても定着させることは難しいので、
繰り返し学習していく必要があります。
英単語の覚え方としてはいろいろな覚え方がありますが、英単語帳、単語カードなどを用いて覚えることをおすすめします。
ただひたすらに書いて覚えるという方法もありますが、書くだけではなかなか定着しません。

単語は1単語をじっくり時間をかけて覚えるよりかは、まとめて複数の単語を覚える(単語帳の場合は見開き1ページを一気に覚える)ようにして、
パッと単語を見てパッと答えるといったように、
単語を見て意味がすぐ思い浮かぶように暗記していきましょう。
「見たら分かる」の状態は、試験本番では遅くなります。出るまでの時間を短くする意識が大切です。

語彙暗記を「入試で使える形」にするコツ
  • 意味だけでなく、発音・アクセントもセットで覚える
  • 「知っている」語を増やすより、出せる語を増やす
  • 毎回、最後に小テストを挟む(確認の仕方を決めておく)
反復の回し方(例)
  • 1周目:意味をざっと付ける(止まらない)
  • 2周目:悩んだ語だけチェックを付けて回収
  • 3周目:チェック語だけを高速で再テスト
  • 翌日・1週間後:忘れた語を再テスト

このとき、声が出せる環境であれば声を出しながら暗記をすすめるとより効果的です。
目と手だけでなく、耳と口も使うと記憶は残りやすくなります。
単語帳を1冊・1周覚えて、きちんと覚えているかテストをします。
定着していない英単語があればそれをまた繰り返す…といったように覚えられるようになるまで反復学習していきましょう。
一度は覚えられた単語でも時間が経つと忘れてしまうこともあるので、定期的に見直しをして記憶を確実に定着させていきましょう。

単語を覚える中で、スペルと意味だけを覚えただけでは「覚えた」とは言えません。
例文が載っている単語帳を使っている場合は、記載されている例文も一緒に覚えると使い方を同時に学習することができるため、
英作文の学習にも役立てることができます。

英文法をマスターする

英単語が一通り定着してきたら英文法を学習していきましょう。
受験生は受験で必要となる文法を優先的に覚えていきます。
英文法の参考書と問題集をそれぞれ1冊準備し、それをやりこんでいくことをおすすめします。
参考書は「辞書」ではなく「ルールの地図」、問題集は「地図が使えるかを確かめるテスト」と考えると整理しやすいです。

まずは文法の参考書を用いてルールをしっかりと覚えます。
その後に問題集を解いて文法を理解できているかチェックをしていきます。
解けない・分からない問題がある場合は参考書に戻って学習しなおすということを定着させていきましょう。
「戻る」ことが負けではなく、いちばん早いです。

文法で失速しないための整理
  • 「ルールを読んだ」ではなく「問題で再現できる」までがセット
  • 間違えた問題は“なぜ”を1行でメモ(次の復習が速くなる)
  • 長文に入る前に、基本事項(時制・助動詞・不定詞/動名詞・関係詞など)を固める
文法が苦手な人に起こりやすいパターン
  • 説明は分かるが、設問形式になると選べない
  • 品詞や役割の判断が曖昧で、消去法が効かない
  • 復習が「同じページを読む」だけになり、弱点が残る
  • 解説を読んで納得して終わり、次に同じ形で落とす
チェック:文法が「使える」状態の目安
□ 代表問題を見た瞬間に「選ぶ理由」が言える
□ 同じミスを次の週に引きずらない
□ 長文でつまずいた文を「文法に戻って」直せる
□ 丸暗記ではなく、語順で説明できる

文法の理解が浅いまま進みやすい人は、高校生が英語の勉強に取り組む前にするべきことや、英語の授業の受け方完全ガイドもあわせて確認しておくと、学習の入口と復習の仕方が整理しやすくなります。

長文の読解力を高める

長文専用の問題集、受験生の場合は志望校の過去問を用いて学習をすすめましょう。
初めての長文を読むことに対して苦手意識がある場合は、毎日少しずつでも英文に触れて苦手意識をなくしていきましょう。
最初は「精読しよう」としすぎて止まりがちですが、まずは最後まで読み切る経験が必要です。

本文を読むスピードが遅いために最後まで解き進めることができないということも長文に慣れていけばなくなっていきます。
まずは集中して最後まで解き切り、分からない単語や熟語が出てきた場合はすぐに調べるようにしましょう。
本文の内容が理解できてしまえば設問で詰まることもありません。まずは長文に慣れていきましょう。

長文でやること(最初の流れ)
  • まず最後まで読み切る(止まりすぎない)
  • 設問の根拠を本文に戻して確認する
  • 未知語は「本文の理解に必要か」を見極めて調べる
  • 段落ごとに「何の話か」を日本語で一言にする
復習で伸ばすポイント
  • 読み間違えた文の構造を取り直す(SVOCなど)
  • 同じミスを繰り返す箇所を“文法・語彙”へ戻して補修
  • 時間がかかった原因(未知語/構文/集中切れ)を記録する
  • 根拠が取れなかった設問は「本文のどこで悩んだか」を残す
長文が伸びないときの切り分け
  • 単語:知らない語が多すぎて内容が取れない → 語彙の反復へ戻す
  • 文法:一文が追えずに詰まる → つまずいた文を文法へ戻して補修
  • 読み方:根拠が取れず、設問で悩む → 文章と設問の往復(根拠確認)を決めておく

英語に苦手意識があって長文に入る前の土台から見直したい場合は、英語ができない人向けの点数アップの考え方も参考になります。

リスニング

リスニングを鍛えるためには、まずは単語帳についているCDを聞いて単語の正しい発音を身につけましょう。
そしてリスニングCDを聞いて、文章を見ながらシャドーイングをしていきます。
文章を聞きながら自分でも発音していくことで五感を多く使い、正しい発音やアクセントを身につけることができます。
単語や長文読解の練習にもなりますので、同時に鍛えていきましょう。

リスニングの伸ばし方は「音読→聞き取り→再現」
  1. スクリプトを見て音読(意味が取れる状態を作る)
  2. 音声だけで聞く(聞こえない箇所を特定)
  3. シャドーイングで再現(取れる状態を決めておく)
聞こえるのに意味が出ないとき
  • 語彙不足:音と意味の結びつきが弱い
  • 文法不足:語順の処理が遅く、後半で置いていかれる
  • 対策:短文素材に戻し、意味が取れる速度まで上げる
  • 音の変化(つながり・弱化)で落ちる場合は、音読→再シャドーイング
チェック:リスニング練習が「効いている」サイン
  • 同じ音源を2回目に聞いたとき、聞こえる箇所が増える
  • シャドーイングで詰まる箇所が「毎回同じ」→原因を潰せる
  • 聞いた英文を短く言い換えたり、日本語で要約できる

学習計画の作り方(継続の仕組み)

英語はコツコツ積み上げる教科なので、最初から完璧な計画を作るより、
回せる量で決めておき、テストで微調整していく方が続きます。
重要なのは「やった気」ではなく、「できた」を増やすことです。
勉強時間が同じでも、確認(テスト)を挟むかどうかで成果は大きく変わります。

毎日(短時間)
  • 単語:高速反復(テスト形式)
  • 音読:短文でテンポを作る
  • 前日に間違えた語だけ回収
週に数回
  • 文法:参考書→問題集→戻る
  • 長文:1題→復習まで
  • つまずいた文を「文法ノート」に残す
週末(まとめ)
  • 単語テストで穴を特定
  • 今週の弱点(文法/語彙)を補修
  • 来週の「最優先」を1つ決める
分からない言葉に出会ったときはすぐに使い方や意味を調べてその都度疑問点を解消していきましょう。
「その場で解決」を積み上げるほど、長文でもリスニングでも失速しにくくなります。
ただし、調べすぎで止まりすぎる場合は「本文理解に必要な語だけ」を優先し、残りは単語学習へ回すのも有効です。

時期ごとに何を優先するか悩みやすい人は、高校受験対策!英語の時期別勉強スケジュールもあわせて見ると、今やるべきことの順番を決めやすくなります。

よくある質問

単語がどうしても覚えられない
「丁寧にやりすぎて回数が足りない」ことが多いです。1語に時間をかけすぎず、短時間で何周も回す形に変えてください。
さらに、最後に小テストを挟み「出せるか」を確認すると定着が速くなります。
文法が分かっているのに問題で落ちる
「説明の理解」と「選択の再現」が別になっている可能性があります。解いた直後に、なぜその選択になるかを1行で言えるかを確認してください。
言えない場合は、参考書に戻って“根拠”の言語化を作るのが近道です。
長文が遅くて時間が足りない
速度不足の原因は、語彙不足・文法不足・読み方が定まっていない、のどれかです。まずは「止まった文」を特定し、語彙か文法に戻って補修してください。
それでも遅い場合は、段落ごとに要点を一言にして進むなど、読み方を決めておくと改善しやすくなります。
リスニングは毎日どれくらいやればいい?
長時間よりも「音読→聞き取り→再現」を短時間で継続する方が効果が出やすいです。
まずは短文素材で、詰まる箇所を特定し、同じ箇所が詰まらなくなるまで回していきましょう。

まとめ

英語はコツコツと学習を進めていくことが大切です。急に上達することはありませんので、日々学習を積み重ねていく必要があります。
分からない言葉に出会ったときはすぐに使い方や意味を調べてその都度疑問点を解消していきましょう。
学習が不安定なときほど、やることを増やすより、順番・確認・復習を揃えることが効きます。

このページの要点
  • 最初は語彙を反復して、反射で出る状態を作る
  • 次に文法を「問題で再現できる」まで固める
  • 長文は読み切って復習で伸ばす(原因を記録)
  • リスニングは音読→聞き取り→再現で決めておく
  • 計画は「回せる量」で決めておき、テストで微調整する

英語学習の全体像を押さえたうえで、苦手でも点数を上げる方法時期別の勉強スケジュール取り組む前に整理したいこと英語の授業の受け方も順に確認すると、実際の学習へ落とし込みやすくなります。

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